- 赤ちゃんの離乳食ではメロンを食べさせても大丈夫?
- メロンの離乳食はいつから大丈夫?
- メロンでアレルギー症状は出る?
甘くてジューシーな果実のメロンは、大人も子どもも好きな方が多いですよね。
美味しいメロンがあったら、赤ちゃんにも食べさせたいですが、初めての離乳食ではいつから初めていいのか。アレルギーの心配はないかと気になるところです。

離乳食ではメロンをいつから食べさせてもよいのでしょうか。
今回はメロンと離乳食について話したいと思います。
最初に、皆さんご存知だと思いますが少しメロンについての基礎知識を話させてください。
メロンの離乳食は食べさせてもOK?アレルギーも心配

赤ちゃんの離乳食では初めて食べさせるものは色々気になりますよね。
まずは、メロンの基礎知識から理解していきましょう。日本でメロンが栄え始めたのは明治時代です。主に温室で栽培されています。
メロンの原産地は北アフリカや中近東地方と推定されていましたが、最近の研究によればインドが原産地だという事が裏付けられました。
紀元前5世紀頃にエジプトで作られた苦味の少ないメロンがありました。それが地中海を渡りヨーロッパにたどり着きました。
- ウリ科のつる性の一年草
- 葉は広卵形で浅く裂けている
- メロンの花色は黄色
- 実は熟すと淡緑色に
- 乾燥すると果皮に亀裂が生まれて白か黄色の網目をつくる
果肉は甘く、芳香があり美味しいですよね。メロンと言えばあの網目が特徴的ですよね。
昔のメロンは甘くなかった?

「好きな食べ物は?」と聞かれ「メロン」と答える人も多いと思います。
現在ではメロンはフルーツの代表的なものですが、当時はキュウリよりも少し甘いというくらいで、サラダや浅漬けに使用されていました。
甘いメロンに改良されるまで数世紀時間の努力が積み重ねられました。メロンがサラダってイメージつかないですよね(笑)
ルネサンスの頃に南フランスという地でカンタルー一種のような甘い品種が作られるようになりました。
このことをきっかけにメロンは野菜の仲間ではなくなったのです。
日本代表「夕張メロン」

日本で代表的なメロンと言えば夕張メロンですね。
メロンが夕張のように寒い地域で作られるのには理由があります。
日本で流通している高級メロンの元になったのはヨーロッパで品種が作出されたものです。
そのため熱帯性の種の多いウリ科植物には珍しいのですが、夏の高温多湿に耐えられないから夕張のような寒い地域で育てられているのです。
夕張メロンは値段が高くあまり食べる機会が多くありませんがとても美味しいですよね。また夕張メロンの関連のお菓子も大人気です。
このくらいがざっとしたメロンについての説明になります。
メロンはフルーツのイメージしかないと思います。そのため昔の人達の努力により今の甘いメロンが存在すると思うと、昔の人達に感謝しなくてはいけませんね。
メロンの離乳食はいつからOK?

メロンはとても美味しく子供にも食べさせてあげたいと思うのではないでしょうか?
しかし気になるのが、お子様が何歳からメロンを食べて良いのかという事ではないでしょうか?
これからメロンと離乳食について話したいと思います。
赤ちゃんが少し成長して多くの食べ物を食べられるようになると、これは大丈夫かな?とあまり考えずどんな食べ物でも与えてしまう人がいます。
赤ちゃんは何でも口にしてしまいます。そのため親がしっかりと判断する必要があります。
メロンは柔らかいし、水分も多く含んでいるため赤ちゃんでも食べやすそうですよね。
実際に赤ちゃんにとってもメロンは食べやすい食べ物なのです。
メロンは消化が良い

メロンは消化にも良いのです。
メロンはスイカやオレンジと同じく消化が早いとされています。
平均的な消化時間はどうなのでしょう。例えばリンゴは消化時間が1時間と言われています。バナナでは約2時間になります。
そしてメロンはリンゴやバナナよりも早い30分で消化できるのです。とても早いですね。
栄養面も◎

メロンの栄養面から見ても離乳食に向いています。
栄養面ではカロテンとカリウムを多く含んでいます。そのため筋肉の疲労を回復させ、身体の粘膜や、のどや肺などにも良いのです。
このようにメロンには多くの利点があるのです。赤ちゃんにとってもメリットばかりで、赤ちゃんにとって離乳食には向いていると言えるのです。
メロンの離乳食はいつから与えて良い?

メロンが赤ちゃんの離乳食にとって良い事は先程話しました。
では、いつから赤ちゃんに与えても大丈夫なのでしょうか。
メロンは一般的に生後5~6か月頃の離乳食期から
この時期をゴックン期ともいいます。
またどのようにして与えるのが良いかと言うところを今から話します。
メロンの食べさせ方

メロンの皮を剥いて中の種とその周辺の筋を綺麗に取り除きます。
そして包丁でひと口大に切ります。
メロンがとても硬い場合もあります。
その時はおろし金を使うのも良いでしょう。
補足ですがメロンは外皮よりも中の種に近い方が良く熟されていて柔らかく、甘みも強いです。
そのため赤ちゃんにメロンは与える時はここの部分を与えてあげましょう。
与える分量は?

メロンを赤ちゃんに与える場合に気になるのが分量です。
赤ちゃんには良くいっぱい食べる子もいます。
またメロンのように美味しい食べ物を赤ちゃんも沢山欲します。
始めてメロンを食べる赤ちゃんに関しては果肉も果汁もスプーン一杯分だけ与えましょう。
与えてみて大丈夫そうだったら徐々に次回から量を増やしてあげましょう。
赤ちゃんがメロンを食べるのを嫌がった場合は食べさせなくて大丈夫です。逆に赤ちゃんがどんどん食べてしまう場合には上げすぎに注意してください。
メロンを与えすぎると消化不良により下痢になってしまいます。
また赤ちゃんの食べる量が一日おきで変わる場合もあります。そんな時にはあまり重く考えず「こんな日もあるんだ」と受け止めましょう。
果汁に関しては一日に大さじ2~3杯くらいがよいです。もしも、メロンの原液が濃いいと思われた場合にはお湯で薄めてあげてください。
メロンによるアレルギーについて

食品の数だけアレルギーはあります。
そのためアレルギーには敏感に注意しましょう。
メロンはアレルギーの可能性で言うと低い食材になりますが注意しなくてはいけません。
そのためメロンについても気を付けてあげましょう。
一般的に赤ちゃんにとって初めて口にする食べ物を与えるのは平日の午前中が良いとされています。
なぜかと言うともしも赤ちゃんがアレルギー反応をした際にすぐに病院に行けるからです。
赤ちゃんがメロンを食べて様子がおかしいと思ったらすぐに病院で検査を受けさせてあげてください。
またメロンによって下痢や嘔吐を起こしてしまった場合にはメロンを食べさすのをやめましょう。
赤ちゃんにとって多くの食べ物が初めて口にする食べものです。そのため親はアレルギーが無いか、食べた後に何か変わった事はないかなど常に考えてあげましょう。
アレルギー反応が出たら他の果物も注意
もしも赤ちゃんにメロンでアレルギー反応が出た場合には他の果物にも注意しなくてはいけません。
メロンは先程も話しましたがウリ科です。そのため他のウリ科の食べ物にも気を付けましょう。
ウリ科の物には、リンゴや桃、オレンジ、キウイ、バナナなどがあります。これらの果物は非常にアレルギーになりやすい食べ物です。
またスーパーなどでもお手頃に買えるものです。そのため初めて赤ちゃんに与える場合には注意してください。
終わりに
赤ちゃんとメロン意外と奥がふかいですね。可愛い赤ちゃんの健康のためにも是非私がお伝えした注意点を守ってみてください。
これからの季節熱くなるのでメロンも美味しいですが最初が肝心なので、少し手間はかかりますが、赤ちゃんのために潰して、少量を食べさせてあげてください。
また最初に与える日は平日の午前中でお願いしますね(^^)/
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