- キノコの賞味期限は?
- いつまで食べられる?
- ぬめりは大丈夫?
キノコの賞味期限って気にしたことありますか?キノコって腐らないイメージもあるのですが、どうでしょう。
キノコの種類によって賞味期限は違うのでしょうか?今回はキノコの賞味期限についてご紹介です。

キノコ自体も菌だよね?
キノコの賞味期限の表示がない理由

そういえば書いてないね
昔の八百屋さんであれば、キノコはパックなどされずにそのまま売られていました。
でも最近はほとんどのキノコはパックされています。
パックされているキノコですが、その袋などには賞味期限の表示はありません。
なぜなのでしょう。
キノコに賞味期限の表示がないのは、野菜や果物と同じ生鮮食品だからです。
賞味期限が義務付けられているもの・義務付けられていないものがある
食べ物には賞味期限の表示が義務づけられているものと、義務付けられていないものがあります。
加工食品や傷みの早いものには賞味期限の表示が義務付けられています。
基本的に野菜や果物には賞味期限の表示義務はないのですが、カット野菜やカットフルーツになると「惣菜」扱いとなり、賞味期限の表示義務が出てきます。
キノコにも賞味期限の表示義務はありませんが、賞味期限がかかれていないからといって、長期保存ができるとか、腐らないとかではありません。
キノコも基本は冷蔵保存が望ましいのですが、お店や取扱店によっては常温で放置したり、炎天下にさらされてしまうこともあります。

購入する際には新鮮なキノコかどうかの見極めが必要になります。
キノコの鮮度

どれくらいで傷んでくるの?
キノコが新鮮かどうかの見極めを一覧にしてみました。
収穫したキノコを冷蔵保存した場合の変化についての一覧です。
美味しく食べられる期間は、収穫から10日くらいまで。2週間経つとかなり傷んでくるでしょう。
ただスーパーに並んだ時点で何日か経っていますので、購入したらなるべく早く食べるに越したことはなさそうです。
キノコの種類・賞味期限

キノコによって違うの?
それではキノコによってどれくらいの賞味期限なのか見てみましょう。
しいたけ
キノコといえばしいたけを思い浮かべる人も多いのでは。
高いものはものすごく高いので、買った後ほったらかしにしてダメにしないよう気を付けないといけませんね。
しいたけの賞味期限は買ってきたそのままの状態だと2~3日程度となります。
しいたけを一つ一つキッチンペーパーなどで包んでポリ袋に入れて保存すると1週間程度まで伸びます。
しいたけは傷んでいるかどうか見分けづらいキノコですが、カサの表面が黒く変色している場合は食べられないと考えていいでしょう。
同じくカサの裏側のひだの部分が変色してしまっている場合もNGです。
ぶなしめじ
しめじは多くの種類がありますが、一番よく出回っているぶなしめじでの場合での賞味期限です。
ぶなしめじの賞味期限は、冷蔵保存で1週間から10日ほどです。
キノコの中では比較的保存のきく種類ですが、それでもやはり1週間以内に食べることをおススメします。
ぬるぬるしていたり、色の悪い汁が出てきたらNGと思ってください。
弾力がなくしなびてきたらやめておきましょう。
エノキ
お鍋によく入れるエノキ、使いやすいキノコですね。
しかし、エノキはしめじよりも少し保存期間が短くなります。
冷蔵保存でも3~4日ほどで食べきるのがベストです。
傷んでくると、カサの部分がぽろぽろと落ちてきます。
さらに傷むと茶色の変色したり、イヤな臭いが出てきて、ぬめってきます。
エノキは一回で使い切るようにした方がいいでしょう。
マイタケ
マイタケもよくスーパーで見かけるようになってきました。
マイタケから出る黒い液体はすごく体によく、血糖値を下げる働きがあるので、お味噌汁に入れて飲むと良いといわれています。
マイタケの賞味期限は、冷蔵保存で3~4日です。意外と短いですね。
マイタケも、見た目にハリや弾力が無くなってきたら危険信号です。
しんなりして水分が多くなったり、異臭が出てきたら食べずにおきましょう。
エリンギ
食感が楽しいエリンギ、いろんな料理に美味しくなじむキノコです。
エリンギは冷蔵保存で5~7日間ほどといわれます。
キノコの中ではちょっと長めです。
やはり傷んでくるとしなびて水分が多くなってきます。
変な臭いがしたりぬめりが出てきたらNGです。
白いカビのようなものがついていることがありますが、これはカビではなく菌糸といわれるもので、食べても大丈夫なものです。
なめこ
他のキノコと比べて独特の食感とぬめりが特徴のなめこです。
他のキノコと違ってしっかり袋詰めされているのでかなり長持ちするのではと思ってしまいますね。
でも、なめこは鮮度が命で、3日間ほどで腐ってしまうことがある食材です。
ビンに入っていたり、真空パックになったものでも1週間が限度です。
もちろん冷蔵庫での保存が必須です。
なめこは他のキノコとは反対に触ってぬめりが簡単に取れてしまったら傷んでいる証拠です。
真空パックの袋が膨張したり、袋の中に泡が出てきてもダメです。
キノコは保存状態や外気温、冷蔵庫の開閉の回数によって傷む早さが違ってきます。
冷凍保存や乾燥保存もできる食材ですが、おいしく食べるためには、買ってきてから2~3日のうちに食べることをおススメします。
食べない方がいいキノコの状態

食べて良い悪いの見極めは?
どんなキノコでも1週間ぐらいで食べてしまわないと、傷んでしまい味も悪くなってしまいます。
キノコが次のような状態になったら食べない方がいいと思ってよいでしょう。
- 水っぽくなる
- ぬめりがでてくる
- 汁が出てくる
- 異臭がする
- 酸っぱいにおいが出てくる
- 変色してくる
- 全体にしんなりして弾力がなくなる
- 一部が溶けたようになる
- 緑色など明らかにカビている
なめこは最初から水気がありぬめりがありってわかりづらいかもしれませんが、他のキノコ同様、色が変わったり変な臭いが出てきたら、もうかなり腐っていると思ってよいでしょう。
時々白いふあふあしたものがキノコについていることがありますが、この白いものの正体はカビではなく、気中菌糸といってキノコの一部ですから食べても大丈夫です。
ただ菌糸はキノコの栄養分として成長するので、白いものが出てきたらキノコは美味しくなくなってきているかもしれません。
まとめ
キノコは野菜や果物と同じ生鮮食品なので賞味期限は表示されません。
野菜や果物に比べて乾いた感じなので日持ちしそうな気がしますが、ほとんどのキノコは購入後1週間が賞味期限と考えてよいでしょう。
どんな食材でも新鮮なうちに食するのが一番ということですね。

賞味期限の表示に頼らず自分の目で見て判断するのが良いですね。
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