- 「サボテン」の名前にはどんな由来があるの?
- サボテンにはどんな花言葉がある?
一言にサボテンと言っても、色んなタイプがあります。
サボテンを好きな方にとっては花言葉もとても興味が湧きます。
水を毎日あげなくても育つサボテンには、どんな花言葉があるのでしょうか。
ここでは、サボテンの名前の由来や、花言葉についてご紹介したいと思います。
サボテンの由来は?

まず、サボテンは英語でなんと表現するのでしょうか。
これは、16世紀後半にポルトガル人によって持ちこまれ、かつては石鹸として使用されていたそうです。
それがシャボンと表され、シャボテン、そして「石鹸体(サボンティ)」に由来していると言われています。
サボテンとは
- 学名:Cynara cardunculus Cactaceae
- 和名:サボテン
- 科・属:サボテン科
- 原産地:アメリカ大陸
- 花:赤色、ピンク色、紫色、白色、黄色、オレンジ色
- 分類:多年草で、樹木のように大きな品種も存在する
サボテンは、多肉植物です。
現在は、多肉植物を観賞用として栽培する方も多く、その栽培方法は様々です。
サボテンは約200~2500種類と非常に種類も多く、乾燥地に原生しています。
温度差に敏感なサボテンもあれば、温帯や寒冷地、熱帯などといった様々な気候に順応して育つ種も多く存在します。
サボテンは15世紀末にアメリカ大陸発見以降に誕生したと言われています。
実際にサボテンが日本には行ってきたのは江戸時代だそうです。
多岐にわたる品種

現在では、100円ショップにもサボテンが販売されています。
サボテンは、そのトゲや線毛を楽しめる品種もあれば、綺麗な花を咲かせることで観賞用として楽しむ品種もあるなど、多岐に及びます。
また、サボテンは砂漠といった乾燥地に生息しているというイメージを強く持っている方も多いと思います。
しかし、サボテンは多種多様であることや、大きさも数センチといった小さいものから、正解最大の20mもの大きさを誇るサボテンもあります。
色や形も様々で、トゲがない、また、食用とできる、その他、薬としても使用されるものもあります。
サボテンは水やりをしなくても良いといった誤ったイメージを持つ方も多く、実際には水やりも必要であり、多肉の部分だけを楽しむのではなく、美しい花も咲かせるサボテンもあるのです。
また、サボテンにはトゲがありますが、多肉植物にはトゲはありません。
サボテンの種類はどんなものがある?

代表的なサボテンの種類をご紹介します。
神仙玉(シンセンギョク)
刺の色が赤色で、とても希少価値の高いサボテンです。
日の出丸(ヒノデマル)
サボテン本体の幅が広く、とても巨大な刺を持っています。
見た目にも迫力があるので、観賞用としても最適です。
金鯱(キンシャチ)
日光をよく好んで、刺の色が金色をしているのが特徴です。
キンシャチは現在において絶滅危惧種であると言われています。
黒王丸(コクオウマル)
成長過程においては、球形に成長しますが、少しずつ円筒に成長します。
刺の色が黒色であることから、サボテン本体との色のコントラストを楽しむことができます。
曛竜玉(クンリュウギョク)
寒い季節であるにも関わらず、綺麗な花を咲かせます。
花の色がピンク色でとてもキレイです。
岩牡丹(イワボタン)
白い花が咲くサボテンです。
瓦を何層も積み重ねたように見えることから、とても個性的なサボテンとして趣きもあります。
牡丹玉(ボタンギョク)
牡丹玉は、パラグアイに自生しています。
球形をしていて8cm位の大きさに成長します。本体は横しま模様が入っています。
象牙丸(ゾウゲマル)
サボテンの中でも、寒暖の差が生じてもとても強く生きるサボテンです。
紫紅色をしていて、見た目にもとても美しい花を咲かせ、観賞用としてもおすすめです。
銀粧玉(ギンショウギョク)
刺は雪のように真っ白で、反面、真っ赤な鮮やかなる花を咲かせるサボテンです。
布袋丸(ホテイマル)
ボリビア原産で、大きな白い花を咲かせ、インパクトがあります。
白星(シラボシ)
刺の中心の色は黄色で、刺はなぜかふわふわとしている不思議なサボテンに見えます。
メキシコのコアウィラ州に広く自生しているサボテンです。
精巧丸 (セイコウマル)
成長すると大きさが5~6cmになり、刺はワラジムシの形をしていてとても独特なサボテンです。
メキシコのサンルイスポトシ州に広く自生しているサボテンです。
紫太陽(ムラサキタイヨウ)
刺の色が赤紫色で、美しい色合いに見え、とても幻想的な珍しいサボテンです。
紫雲丸(シウンマル)
大きさが2~4cmと小さめのサボテンです。
刺は黄色で、親株の周りに子株が付いて群生しています。
瑠璃兜錦(ルリカブトニシキ)
斑の入り方や色は十人十色です。
このサボテンは、全体的に綺麗な斑が入っていて、すごく綺麗なサボテンであることが知られています。
世界の図(セカイノズ)
サボテン本体は緑色をしていますが、ところどころに黄色の紋様があることから、それが世界地図のように見えることでこの名前が付けられてそうです。
成長するとほとんど刺がなくなっていくと言われています。
サボテンの花言葉は?

サボテンの花言葉には多くの意味が込められています。
- 偉大
- 温かい心
- 温情
- 枯れない愛
- 燃えるような愛
- 秘めた情熱
- 忍耐
- 内気な乙女心
といったような、サボテンにはこのような花言葉があります。
サボテンは乾燥地の厳しい環境下においても育つ植物で、とても美しい花を咲かせるサボテンもあれば、とても可愛らしい花を咲かせるサボテンもあります。
その昔、1600年代頃に、トルコにおいては、男性が女性にプロポーズをする際に、女性に向けてサボテンを贈っていました。
その為、贈る相手に心のこもった花言葉を持つようになったのです。
もちろん、サボテンは、その花言葉の意味の通り、恋人同士でお互いが贈り合うことも素敵なことであるといった認識があります。
それは現代においてもなお、続く習慣となっているようです。
その為、会社の上司や先輩といった目上の方に向けたプレゼントとしてもおすすめです。
一方で、「内気な乙女心」という花言葉については、サボテンが花を咲かせる為には一定条件が必要となり、なかなか花が咲かないということから由来しているそうです。
現在、サボテンが販売されている植物店や雑貨店をのぞくと、とても可愛いサボテンや、インテリアとしても重宝できるスタイリッシュなデザインを持つサボテンなどもあります。
自分の好みに合わせてサボテンを楽しむことができることが分かります。相手に贈るのももちろん、自身のサボテンとしてもぜひ購入してみたいものですね。
サボテンの育て方は?

サボテンを上手に育てるためには、毎日の水やりは不要であると言われています。
また、室内で育てるサボテンが多く、お部屋に小さなサボテンでもあると、ふと心癒される瞬間もあるかもしれません。
何でもそうですが、愛情を持って育て、話をしない相手に話かけることで、すくすくと育つといった説もあります(笑)
本当か嘘かは別として、お部屋にひとつサボテンを飾り、楽しみながら育ててみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?サボテンの名前の由来や花言葉について解説していきました。
意外とみんな知らない、サボテンにも備わっている花言葉があることが分かりましたね。
サボテンの花言葉には、「枯れない愛」「燃える心」「偉大」といった意味があることが分かりました。
このような花言葉を持つサボテンは、異性に対してプロポーズで贈ったり、上司や先輩にプレゼントで贈ったりする時に使用することができるそうです。
最近では、とても可愛らしいサボテンもあり、種類も様々であることから、サボテンの栽培を楽しみながら、あなた自身の観賞用としてお部屋に置いてみるのも良いかもしれませんね!
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