• カーネーションという名前の由来とは?
  • なぜ母の日のギフトにカーネーションが人気?

母の日に贈られる代表的な花。カーネーション。

なにも気にせず呼んでいる名前ですが、名前に由来はあるのでしょうか?

カーネーションの名前の由来にはいろんな説があります。

 

コチラのブログ記事では、カーネーションという名前の由来や母の日ギフトとして人気な理由についてご紹介していきます。

カーネーションという名前の由来

肉の色から?

花が肉色をしていたからラテン語の“肉”(caroカロー) からきたという説。

 

冠を飾る花だったから?

シェークスピアの時代には花冠として使われたことから“戴冠式”(Coronationコロネーション)からきたという説。などが主に伝えられています。

 

肉からとは・・普通は想像つきませんが、当時の人は考えがスゴイですね。

 

なぜ母の日はカーネーション?

1905年5月9日に亡くなったミセス・ジャービスの追悼式で、娘のアンナが母の大好きだった白いカーネーションを祭壇に飾ったのが始まりとされています。

 

始まりは白いカーネーション?

アンナが追悼式の参加者に白いカーネーションを配ったことがキッカケとされています。

 

そして、アンナの提案で、母が生きている人は赤いカーネーションを、母を亡くした人は白いカーネーションを自分の胸につけるようになり、それがやがてお母さんへカーネーションが贈られるようになっていったと言われています。

 

ギフトに人気の理由とは?

カーネーションの花言葉

カーネーションの花言葉も関係しています。

 

赤いカーネーションには、「母への愛」や「母の愛」、「純粋な愛」「真実の愛」などの花言葉があります。

 

母への感謝とともに愛情を伝えるには最適な花なんですね。

 

お子さんでも買える値段

母の日を意識しだす年齢はまちまちかもしれないけれど、幼稚園・小学校低学年くらいから母の日には何かをプレゼントしたいなーと思うようになります。

 

毎月のおこづかいを少しずつ貯めていれば、カーネーション1本は余裕で買える。そんな値段の面でも人気ですよね。

 

母の日はアメリカが始まり

「5月の第2日曜日を母の日にする」と制定されたのが1914年のアメリカ・ウェストバージニア州でした。

 

日本での始まり

日本で初めて母の日のイベントが開かれたのは明治末期頃であり、当時教会で行われたイベントによって、人々の間に広まったと伝えられています。

 

そして、母の日がアメリカと同じ5月の第2日曜日になったのは戦後からだと言われています。

 

カーネーションという花について

そもそもカーネーションとは、どういうお花なんでしょうか?2000年も前から存在すると言われている歴史あるカーネーション。

 

キリストが十字架にかけられたとき、聖母マリアが流した涙の後から咲いた花がカーネーションだと言い伝えられていますね。

 

その他一説によると、イギリスに持ち込まれたのは紀元前55年とも伝えられています。

 

種類豊富

カーネーションの歴史は古く、17世紀ヨーロッパだけでも300種類以上の品種があったといわれています。今では数千以上あるそうです。

 

日本には江戸時代にオランダより輸入され、「オランダセキチク」とも呼ばれていました。

 

生花・鉢花としても世界的にポピュラー

 

生花・鉢花としても世界的にポピュラーで人気が高いです。

生花では、1本の茎に一輪咲きの「スタンダードタイプ」と、何本も茎が枝分かれし数輪咲きの「スプレータイプ」があります。

 

鉢植えでは、草丈がさほど高くならないポットカーネーションが人気です。

 

人気の品種

ベルマウス

ベルマウスは、シックな濃い赤色が特徴的で、より黒い「ブラックベルマウス」という品種もあります。

 

サラ

サラは、薄い優しいピンク色のフリルのような花を咲かせる品種です。母の日のカーネーションにもよく選ばれている大型のスタンダートタイプです。

 

スパークヴェルデ

ライトグリーンで尖った花弁が個性的な品種です。

 

コノハ

コノハは、発色のよい鮮やかなグリーンの花色が美しい品種です。緑色が「癒やし」という花言葉をもっています。

 

ポネ

ポネは、淡黄色にオレンジ色が特徴の品種です。株がまとまって咲きやすいので、鉢植えにピッタリです。

 

メレ

メレは、黄色のカーネーションです。美しく人気のある色なのですが、「嫉妬」という少しネガティブな花言葉をもっているの贈る時は気をつけましょう。

 

ネロ

ネロは、「複色」や「絞り色」と呼ばれる品種です。基本となる花弁の花色に中心から放射状に違う花色が入ったタイプの花です。

 

ムーンダスト

ムーンダストは、日本のサントリーフラワーズとオーストラリアの会社が共同で作った園芸品種です。

 

1997年から販売されており、今でも人気が高い品種です。花言葉は「永遠の幸福」です。

 

カーネーションの育て方

庭に直接植える時も、鉢で育てる時も、条件はほぼ同じです。

 

日当たりや風通しが良い場所を好みます。暑さ寒さには耐えれますが、長雨や湿気を嫌います。

 

夏は乾かし気味に、冬は寒い風には当てないように気を付けましょう。

 

鉢植えの方が初心者向き?

地植えは管理が大変なので、初めて育てる方は鉢植えからチャレンジしてみてください。植え替えは春か秋がオススメの時期です。

 

  1. 株を取り出す際は、土を落とさないように気を付けましょう。
  2. 株よりも一回り大きな鉢を用意し、鉢底石と土をいれます。
  3. 鉢の1/3ほど土を入れます。
  4. 苗を鉢の中心に置き、周りに土を入れていきます。
  5. 鉢の縁から下2〜3cmほどのところまで土を入れます。
  6. 水やりをして、日当たりと風通しのよい場所で管理します。

高温多湿の時期などは、鉢ごと家の中に避難させてあげればいいと思います。

 

水やりはつぼみに直接当たらないように

つぼみに水がかかると、腐って病気になりやすくなります。水をあげる時は土に注いでくださいね。

 

水を与えすぎても根腐れするので乾いたらあげるように注意して下さい

 

摘み取ることが大事

カーネーションの花がしぼんだら摘み取って下さい。花を放置してると腐って病気になる可能性があります

 

つぼみがたくさんある場合は、間引いてあげるとよりキレイなカーネーションの花が咲きますよ。ガーデニングしたことない方も、機会があれば是非チャレンジしてみてください。

 

世の中にはカーネーションと一言でいっても、生花以外にも色々なものがあります。

 

食べられるカーネーションがある??

『エディブルフラワー』といって食べることを目的に栽培された花があるんです!カーネーションもそのひとつに入ります。サラダやマリネに、また飲み物に浮かべたりと、食卓が華やかになりますね。

 

ただし、お花屋さんで売られているカーネーションは観賞用です。農薬などが使われているので食べないようにしてください

 

食用は『エディブルフラワー』もしくは『サラダカーネーション』という名で売られていますよ。

 

まるで本物?!

カーネーション型入浴剤はとても精巧に作られていて、まるで本物の生花と見間違うほどです。使うのはもったいないと思ってしまうほど。

 

器やガラスなどにいれてインテリアとして、芳香剤として使うのもありですね。

 

お墓参りも上品に

お線香の匂いが苦手って方もいらっしゃいますよね。そんな方にオススメなのが『カーネーションのお線香』です。

 

上品なカーネーションの香りがほのかに漂い、穏やかな空気に変わります。きっとご先祖様も気に入ってくれると思いますよ。

 

指先を華やかに

ネイルしたいけど時間がない・・そんな時は手軽にネイルシールで楽しんでみては?カーネーション柄が気分を盛り上げてくれますよ!

 

5月の誕生花はカーネーションです。母の日だけでなく、お誕生日の方へのプレゼントにも良いですね。

 

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