• 山菜は栄養たっぷり!
  • 春と秋におすすめな山菜の栄養成分を徹底比較

山菜には、美容や健康に必須の栄養素がたくさん含まれています。

苦い山菜もありますが、毒素を排出させ、便秘解消などの効果やビタミンなども豊富に含まれています。

アク抜きや下処理は面倒に感じることもありますが、ぜひとも食べる価値のある食べ物であると言えます。

 

ここでは、春と秋におすすめな山菜の栄養成分を徹底比較してみました。

 

山菜の苦味は毒素排出効果がある?

山菜はアクが強く、苦味や渋みのあるものが多いと言われていますが、その苦味には冬の間に溜まった身体の毒素を排出させる効果があると言われているのです。

 

昔から山菜はアク抜きをして塩漬けにしたり干して食べられてきたと言われています。

 

食料不足であった昔は、アク抜きしたり塩漬けにしたり乾燥させるなど、様々な工夫をして食べてきました。

 

現代まで山菜が季節の食べ物としてその姿を見せることは、昔からの底力を感じますね。

 

春と秋におすすめな山菜の栄養成分を比較!

山菜の王様「たらの芽」

タラの芽は「山菜の王様」と呼ばれるほど多くの方が口にする山菜のひとつです。

 

食べ方

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若芽の株のトゲを取り除き、水洗いします。

もともとアクの少ない山菜であることから、熱湯でさっとゆでて、煮物や和え物として食べたり、天ぷらにするととても美味しくいただくことができます。

 

栄養や効能

タラの芽には、たんぱく質やミネラル、ビタミンEの他、食物繊維が豊富に含まれており、健康志向の方にオススメです。

 

苦味成分であるエラノサイドが含まれており、それは身体の中の糖の吸収とインスリンの上昇を抑制させる効果を発揮してくれます。そして、ダイエット効果も抜群なのだとか♪

 

お酒好きな方であれば、タラの芽の天ぷらをお伴にすると、アルコールの吸収を抑制させたり整腸作用もある為、お酒とともにいただくと良いでしょう。

 

βカロチンも多く含まれていることから、風邪や花粉症を予防する効果が期待できます

 

その他、ビタミンKが非常に多く含まれており、止血効果や骨やや歯を形成する効果がある為、妊婦さんや高齢者の方にも必須の栄養素が含まれているのです。

 

また、妊娠中の女性には、造血効果に加え、先天性異常の予防となる葉酸も豊富に含まれています。葉酸には、DNAやたんぱく質を合成し、細胞の生成にも大きく関わる為、妊活中の方にもオススメです。

 

タラの芽には、銅の含有量が多いとしても知られています。銅は体内の酵素の材料ともなるミネラルの一種です。美しい黒髪を維持し、白髪予防にも効果があると言われています。

 

タラの芽に含まれるビタミンEは、冷え性やあかぎれ、しもやけといったことを予防したり改善するため、血行促進させる効果があります。

 

さらに、細胞の老化防止のためにも、抗酸化作用があると言われています。タラの芽は注目したい山菜のひとつです。

 

食物繊維もたっぷりと含まれていることから、体内で水分を含むことで膨れあがり、満腹感が得やすくなるという効果があることから、タラの芽を食べることでダイエットが可能となるほどです。

 

食物繊維は、腸のぜん動を促し、身体の中から老廃物を排出され、血糖値の上昇を抑えるといった効果も発揮するのです。

 

美容効果の高い「ぜんまい」

ぜんまいは、石焼ビピンパにもよくのっている、あの茶色い山菜です。ぜんまいは日本人にとって最もポピュラーな山菜であると言えます。

 

食べ方

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ぜんまいは、アクが強い為、重曹を使用したアク抜きを行ってから調理しましょう。

通常、和え物やお浸し、煮物として使用しても良いでしょう。

 

ぜんまいはその食感が好きだという方も多く、どんな調理法を行っても美味しくいただくことができます。

 

栄養や効能

ぜんまいには、ビタミンCやβカロチン、カリウム、葉酸、食物繊維といった健康体へと導くことができる栄養素が豊富に含まれています。

 

また、風邪予防にも効果的で、何よりも女性のお肌を美肌に保つ効果や便秘解消効果があると言われている為、とてもオススメです。

 

食物繊維には、体内の不要物と共に毒素を排出する作用があり、デトックス効果やガン予防にも効果的です。

 

また、ぜんまいを食べることで肥満や生活習慣病を予防することができるとして注目されています。

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それだけではありません。

 

ぜんまいにはビタミンB群のひとつである葉酸も含まれています。葉酸は妊娠中の女性にとっても必要な栄養素のひとつとして注目されています。

 

赤血球を正常に作り出し、貧血を予防したりすることもできることから、様々な年代の方が摂取すべき必要な栄養素であると言えます。

 

そして、ぜんまいにはパントテン酸やビタミンB1が含まれていて、肌荒れやニキビを予防したり、脂質やたんぱく質を分解させ、燃焼させる働きがあります。

 

疲労回復や集中力をアップさせる効果が期待できます。他にもビタミンAが豊富に含まれていて、これは細菌やウィルス感染を防ぐ効果があると言われています。

 

毎日の健康のためにも、普段の食事にぜんまいを取り入れてみると良いでしょう。

 

栄養価が高い「ふきのとう」

ふきのとうは、日本全国の山に自生している山菜です。

 

食べ方

ふきのとうは、塩や重曹を入れたお湯で茹で、アク抜きをしてください。

 

細かく刻み、味噌で和えるとご飯にぴったりです。また、天ぷらも苦味がなく美味しくいただけます

 

栄養・効能

ふきのとうはビタミンCを豊富にふくんでおり、美肌効果を発揮すると言われています。他にもカリウムやリン、鉄や食物繊維を豊富に含み、健康体を作る効果があります。

 

ふきのとうにはビタミンCやビタミンEが豊富に含まれており、これらには抗酸化作用があることから、老化防止に作用し、アンチェイジング効果を期待することができます。

 

そして、血行促進させることで冷え性の改善や血液中のコレステロール値を下げる効果があると言われています。女性にとっては嬉しい、更年期障害の予防や自律神経失調症の予防効果もあります。

 

同じビタミンでも、ふきのとうにはビタミンKも多く含んでいる為、カルシウムが骨に沈着することを促し、骨粗しょう症を予防してくれます。

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カリウムは、むくみを改善させ、筋肉収縮を正常化させる効果を期待することができます。

さらには、ふきのとうには銅もたっぷりと含まれていることで、造血作用を促し、貧血予防などの効果があると言われているのです。

 

ふきのとうを食べると食物繊維をたっぷり摂取することができる為、ダイエットにも効果的です。生活習慣病による糖尿病の予防にもつながることから、積極的に摂取するようにしましょう。

 

ビタミンCが豊富なミズ

ミズは、日当たりがあまり良いとは言えず、水辺の近くのじめじめとしたところに多く自生している山菜です。

 

沖縄以外の日本の各地に分布していて、とてもメジャーな山菜です。

 

食べ方

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みずは茎がとても美味しく、皮をむいてから調理をしてください。

葉とひげ根を取り、皮をむいたら、塩茹でし、冷水にさらして3cm程の長さに切ったら、みじん切りにしたショウガと塩でもみ合わせて即席漬けとして食べるととても美味しいです。

 

その他、揚げたり天ぷらにしても美味しくいただけます。

 

栄養や効能

ミズは、他の野菜と比較してもビタミンCが多く含まれている山菜で、風邪予防やがん予防の効果があります。

 

また、ビタミンCにより、抗酸化作用や解毒作用があるそうで、ムチンを含んでいることから、胃腸を守る効果も期待することができるそうです。

 

身体の細胞を活性化させ、細胞の老化を防止し、美肌を保ちアンチェイジング効果を発揮すると言われています。

 

まとめ

いかがでしたか?春と秋におすすめな山菜の栄養成分を比較してみました。

どれもその季節がきたら必ず食べたい栄養たっぷりの山菜ですね。

健康にも良い山菜を積極的に摂取するようにしましょう!