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  • 表千家と裏千家の違いは道具から作法まで?
  • 表千家と裏千家のどちらの流派がおすすめ?

ここ数年で海外からの観光客が一気に増え、国内外問わず空前の抹茶ブームが到来しているのはご存知でしょうか。

飲み物もそうですし、お菓子でも抹茶味のものが次から次へと新商品として登場していますよね。そんな抹茶の原点として茶道があります。

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茶道といえば表千家と裏千家という流派に分けることができます。

しかしこのふたつの宗派の違いについて明確に説明できる方は少ないのではないでしょうか。

 

ここでは表千家と裏千家の違いについて、更にはどちらの流派がおすすめかということについてご紹介していきます。

表千家と裏千家の違いとは?

茶道といえば「表千家」と「裏千家」というワードを思い浮かべる方も多いかと思います。

このふたつは流派が違うのですが、一口に「流派の違い」と言ってもその道具や作法に違いがあるのです。

そもそも「表千家」「裏千家」とはなんなのか

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このふたつは親戚同士にあたります。

侘茶の完成者として知られている千利休の孫である宗旦の子供らがそれぞれ独立して作り上げた宗派がこの「表千家」と「裏千家」です。また、表千家は本家筋、裏千家は分家筋ということになります

 

このふたつの他にもうひとつ「武者小路千家」という流派があり、これら三つを合わせて「三千家」と呼びます。茶道の流派の代表的なものとしてこの三つが挙げられますが、茶道の流派は実は100~500ほどあると言われているのです。

 

「表千家」と「裏千家」、文字だけ見ると表と裏で相反する言葉である点からなにか因縁のようなものがあるのではないかと考えてしまいますが、決してそのようなことはありません。

 

裏千家の宗家が表千家の宗家の裏側にあったということからこう呼ばれるようになったということのようです。

 

お茶の点て方

表千家と裏千家を比べた時に挙げられる一番の大きな違いといえば、お抹茶を点てるときに泡立たせるかどうかということです。

 

泡立てないのが表千家、泡立てるのが裏千家のお作法です。

 

泡立てない表千家のお抹茶は直接的に抹茶の味を感じることができ、対して泡立てる裏千家のお抹茶は泡立っている分まろやかな味わいであると言えます。

 

お抹茶を点てた後のお作法

点て終わったお抹茶をお客様にお出しするときに、器を回すお作法があるのはご存知かと思いますが、この回し方にもふたつの流派で違いがあります。

 

表千家では反時計回りに二周、裏千家では時計回りに回します

 

ちなみに、お客さん側もお抹茶を戴く際に器を回すお作法がありますがこれにはちゃんと意味があります。自分の元にお抹茶が運ばれてきた際には必ず器の正面が自分の方を向いて置かれています。

 

この器を回すことによって、器の一番位の高い場所である正面を避けて飲むことになります。これは、お茶を点ててくれた亭主への敬意を表すためのお作法なのです。

 

ふくさの違い

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次に表千家と裏千家の違いとして挙げられるのが、ふくさです。

ふくさとは、茶器を扱う際に使用する布のことで、主に絹で作られています。ふくさでまず違いに気付ける点といえば、色の違いです。

 

表千家で使われる基本のふくさは無地の朱色で「出ふくさ」と呼び、裏千家で使われるものは無地の赤色で「古ふくさ」と呼びます。

 

男性の使用するふくさは、表千家・裏千家共に無地の紫色となっています。また、古ふくさは茶器を拭いたり点てたお抹茶をお客様にお出しするときに使います。

 

しかし最近では出ふくさを裏千家でも使用することが増えているので、ふくさを見ただけでどちらの流派かということは一概には判断できなくなっていると言えるでしょう。

 

茶筅と菓子器にも違いがある

お抹茶を点てるうえで重要な道具の一つとして茶筅があります。これにも表千家と裏千家で違いがあります。

 

表千家では煤竹で作られたものを使用しますが、一方で裏千家では白竹で作られたものを使用します

 

また、お抹茶と一緒に出されるお茶菓子を入れる菓子器にも違いがあります。表千家では蓋付きの喰籠が使われるのに対して、裏千家では蓋のない鉢が使われています。

 

これらのお道具の特徴として、表千家ではシンプルなものが多く裏千家では現代的で華やかなものが多いということが挙げられるみたいです。

 

お点前の違い

亭主がお客様にお抹茶を点てる一連の動作を指す「お点前(てまえ)」にも流派によって違いがあります。

 

このお点前、簡単に流派によって異なると言い切るのは難しく、お点前をする上で必要な所作の基本となる「割稽古」というものですら二十種類ほどあると言われています。

 

それを踏まえたうえで表千家と裏千家のお点前の違いを述べるとすれば、表千家のお点前は「自然に流れるように」ということを意識するということ、裏千家のお点前は「メリハリのきいた」動きであるということが言えます。

 

またこのほかにも、茶室に入るときの一歩目は左右どちらの足からかであるとか、お客様から戻ってきた茶碗をお湯ですすぐときの方法であるとか、話し始めるとキリが無いくらいに細かく作法が決められているのです。

 

どちらがおすすめの流派なのか

ここまで、表千家と裏千家の違いを目に見える部分と見えない部分の両方の視点でご紹介しました。

ではいざ自分が茶道を習うことになったとき、どちらの流派で習うかというところで迷いますよね。

初めて茶道を習うとなったときにポイントとなる点をいくつか挙げていきます。

保守派と革新派?

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表千家は本家筋ということもあってか、伝統文化や格式を守り重んじているという保守的なイメージがあります。

一方裏千家は茶道の伝統を守りつつも、その道の発展のために新しいことに挑戦したり取り入れたりする革新派的な動きが見られるところが特徴として挙げられるかと思います。

 

例えば茶道といえば正座をしてするものであるという認識が一般的なところだと思いますが、裏千家では椅子に座ってすることもあるそうです。

 

ちなみに、国賓級のゲストが来てお茶を点てるとなったときメディアなどでよく耳にするのは裏千家の方だと思いますが、これにはわけがあります。

 

16代の千玄室さんの奥様が皇族ということで、皇族と婚姻関係にある裏千家にこのような依頼がくるのだと考えられます。

 

取得できる許状にも違いが

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表千家と裏千家では取得できる許状にも違いがあります。

表千家では一般のお弟子さんが取得できる許状は「盆点」というものまでとなっていますが、裏千家ではそれより上の許状を取得できるようになっています。

 

ですので、より上の許状を取得したい場合には裏千家の方に入門するほうがいいかと思います。

 

結局のところ、どちらがいいというのは無い

表千家にも裏千家にも特徴や良いところはあり、どちらが優れているということは一概には言えないと思います。

 

日本の伝統文化をこれからも守り続けていきたいという気持ちであれば表千家がおすすめです。

 

伝統文化の中にも新しい風を吹かせて若い人や海外の人にも親しんでもらいたいという考えがあるのであれば裏千家がおすすめではないかと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。さすが日本の伝統文化とだけあって、単に表千家と裏千家の違いといっても様々あってどれもちゃんと意味があり奥深いものでしたね。

 

このような奥の深い日本独自の伝統文化が、これからも国内外共に広まり維持され続けていくことを期待します。

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