• カワウソの名前や漢字の由来、
    意味とは?
  • カワウソの種類、
    どのくらいいるの?
  • 野生のカワウソは
    日本にいる?

動物園や水族館で会える、

子供たちにもとても人気の「カワウソ」、

ご存知でしょうか?

 

「見たことある!あの小さくて水に泳ぐ!」

そんな印象を持っている方も

多いかもしれませんね。

 

そんなカワウソですが、

漢字で書くと、

 

どのような漢字

となるのでしょうか?

 

ここでは、

カワウソを漢字表記すると

どのような漢字を書くのか、

 

また、

カワウソの漢字の由来や意味について

まとめてみました。

 

カワウソの名前や
漢字の由来、意味とは?

 

キャラ

カワウソは、漢字表記すると

「川獺」「獺」と書きます。

 

 

この「カワウソ」と名付けられた由来には

いくつかの諸説があると言われています。

 

カワウソの名前の由来は?

カワウソは初めは

「カワ」「ウソ」ではなく、

「カワ」「ヲソ」と呼ばれていたのです。

 

昔は、

キツネやたぬきが人間を化かし、

驚かす生き物として

多数の物語に登場していますよね。

 

そんな物語にちなんで、

川に住む恐ろしいものとして

 

「ヲソろしいもの」が
「カワヲシ」

と呼ばれるようになったそうです。

 

そして、

このカワウソの属名は「Lutra」といい、

 

これはラテン語に直すと「洗う」

という意味になるそう。

 

そして、

日本で言うアイヌ語では、

「ウィルンチロンヌブ」、

 

訳すと、

「水の獣」だと

言われていたのです。

 

カワウソを漢字で書くと
どう表記するの?

哺乳類の中に広範囲に生息し、人間にとって

何千年と前から身近な生き物として

知られているカワウソは、

 

漢字表記すると『獺』

と書きます。

 

他にも、

「川獺」とも書きます。

 

また、

他の漢字はそれぞれ「鼬」=「いたち」、

「貂」=「てん」。

 

そして、

イギリスに暮らすユーラシアカワウソたちは、

人間による環境破壊などにより

 

一時は絶滅寸前まで

追い込まれていました。

 

しかし、

その後、生息数が回復しつつあるようです。

 

有名な日本酒『獺祭』、
かわうそとの関係は?

日本でお馴染みの日本酒に

 

『獺祭(だっさい)』という

銘柄があることをご存知でしょうか?

 

芳醇な香りでとても口当たりがよく、

のど越しも良いとして

 

とても人気の日本酒です。

 

そんな獺祭の漢字表記を見てみると、

 

カワウソの祭り』

と表記されていますよね。

 

カワウソとなにか

 

関係があるのでしょうか?

 

獺祭を作る会社の所在地と関係があった?

獺祭(だっさい)を製造している会社は、

おそ越えという場所に立地しています。

 

 

その地名が付けられた由来は、

川上村に古いカワウソが住んでいて、

子供を化かし、村まで追い越ししてきたという理由から、

『獺越』と呼ばれるようになりました。

 

この話がもとになり、

『獺祭』と呼ばれるようになり

現在はその名前で親しまれています。

 

それにしても、

なぜ「祭り?」と思う方もいるでしょう。

 

カワウソは餌とする魚を捕って食べますが、

捕獲したからと言ってすぐには食べません。

 

まず、

捕獲したら一旦岸や岩場に持ち帰り

美味しそうに食べます。

 

この姿が

 

カワウソのお祭りのように見える

ということから、

そのように名付けられたそうです。

 

カワウソの種類、
どのくらいいるの?

https://www.youtube.com/watch?v=pqVbybW4eU4

 

日本では、

 

1970年代まで

野生の「ニホンカワウソ」が

生息していました。

 

しかし、

現在、

ニホンカワウソはすでに絶滅していることから、

野性のカワウソを日本で見ることはできません。

 

その他の種も、

日本には生息していないのです。

 

しかし、

日本から遠く海外においては、

まだ多くの野生カワウソが生息しています。

 

そんなカワウソですが、

イタチ科カワウソ亜科に属し、

その種も3種類に分かれています。

 

かわうその種類

残念ながら、

日本には野生のカワウソは

生息していません。

 

ですが、

 

動物園や水族館

飼育されているカワウソは

見ることはできます。

 

では、

そんな動物園や水族館にいるカワウソや

海外にいるカワウソなど、

 

カワウソの種類について

調べてみることにしましょう。

 

ツメナシカワウソ属

ツメナシカワウソ属に属するのは3種類です。

 

ツメナシカワウソ属に属する3種類
  • コツメカワウソ
  • ツメナシカワウソ
  • ザイールツメナシカワウソ

 

日本の動物園や家庭でペットとして

飼育されているカワウソは、

主に、

これらの種類のカワウソになります。

 

その名前の通り、

この3種類のカワウソは

 

爪がほとんどありません。

 

その中でも、

コツメカワウソと
ツメナシカワウソ
は、

 

生息する全種類のカワウソの中でも、

 

個体の大きさは最小

です。

 

また、

ザイールツメナシカワウソの生態は

現代においてもほとんど確認されていません。

 

カワウソ属

カワウソ属に属するカワウソは、

次の9種類のカワウソがいます。

 

それぞれの特徴と合わせて

見てみましょう。

 

カワウソ属のカワウソと特徴
  • カナダカワウソ:泳ぎがとても得意
  • ウミカワウソ:実はよくご存じのラッコ
  • スマトラカワウソ:1999年に初めて生態が確認
  • ユーラシアカワウソ:集団行動ではなく単独行動を行う
  • ノドブチカワウソ:のどの周りに白い斑点がある
  • ビロードカワウソ:カワウソの中で一番社会性のある
  • オナガカワウソ:生態がほとんど未確認、その名前の通り尾がとても長い
  • チリカワウソ:今はほとんど見ることができない
  • ニホンカワウソ:絶滅してしまった

 

カワウソ属のカワウソは、

比較的大きな体をしています。

 

オオカワウソ属

 

キャラ

オオカワウソ属に属するのは、

「オオカワウソ」のみとなります。

 

 

ほとんどのカワウソは夜行性ですが、

オオカワウソに限っては

昼行性という

とても珍しい種類です。

 

また、

 

大きな群れをなして行動する

特徴を持っていますが、

 

狩猟が簡単でその対象となりやすく、

現在では、

 

その数が激減している

と言われています。

 

野生のカワウソは
日本にいる?

先ほども少しお話しましたね。

 

野生のカワウソは、

1979年を最後に、

日本国内ではその姿を見ることはできていません。

 

人間の身勝手な行動により
絶滅。。。

2012年に絶滅種に指定され、

 

日本において野生カワウソとして生息していた

ニホンカワウソは、

すでに絶滅してしまいました。

 

 

キャラ

なぜ、

日本で野生のカワウソの姿が見られなくなったのか?

 

 

それは、

カワウソの毛を
衣類用として使用するため

 

手当たり次第、

カワウソを捕獲したことが原因ではないかと

言われています。

 

カワウソの毛はとても滑らかで保湿性が高く、

多くの人がカワウソの毛を商用として扱っていたのです。

 

その後、

あまりに捕獲されてしまったために、

野性のカワウソは、

 

1928年に捕獲禁止となりました。

 

しかし、

 

人間が住む便利な街作りを行ったために

生活環境を汚染し、森林伐採を行うなど、

カワウソが住む環境悪化が深刻化しました。

 

人間の身勝手な行動により、

 

絶滅に追いやられてしまったといっても

過言ではない

そう思うのは私だけでしょうか?

 

カワウソの目撃情報はある?

ニホンカワウソは、

現在すでに絶滅したと言われていますが、

実は、

2012年から2013年にかけ、

 

愛媛県でその目撃情報

が寄せられています。

 

それまで1年に1.2回程度の目撃情報が、

20件以上にも及びましたが、

真相は明らかになっていません。

 

それに、

カワウソと同じような姿をする野生動物はたくさんいるため、

 

野性のイタチやフェレットが野生化

したのではないか?という噂も流れました。

 

高知県で目撃情報が寄せられる!?

2016年、

高知県でキャンプを楽しむ方が

 

ニホンカワウソの姿を見た

という、目撃情報が寄せられました。

 

高知県は、

ニホンカワウソが最期まで生息していたのではないかと

言われている場所であることから、

多くのカメラ機材を持ち込み、

その姿を捕えようとチャレンジされましたが、

残念ながら、

 

その姿は現在も確認できていない

そうです。

 

う~ん。。。

残念!

 

カワウソはとても大食いの動物で、

多くの食べ物を食べるため、

 

川辺や山奥に獲物を取りにくることが

考えられています。

 

そのため、

実際には絶滅したと言われているニホンカワウソが、

未だ高知県に生息している可能性があるのかもしれません。

 

もしかしたら?

という期待もまだありますね!

 

まとめ

 

カワウソを漢字で書くとどのような表記になるか、

 

また、

カワウソの漢字の由来や意味についてまとめてみましたが、

いかがでしたか?

 

カワウソは昔、

人間を驚かす恐ろしい生き物だと言われていたようですが、

そこから川に住む恐ろしい生き物、

 

「川恐」「カワヲソ」「カワウソ」と変化

していったそうですね。

 

漢字では「獺」と書き、

 

獺祭という日本酒

カワウソの姿から付けられた名前です。

 

また、

現在日本において、

野生のカワウソの姿を見ることは難しいですが、

過去には日本にも野生のカワウソが生息していました。

 

カワウソが絶滅してしまったのには、

 

人間による乱獲が
大きな影響を与えていた

ことは、間違いありません。

 

それでも、

高知県での目撃情報など、

実際に野生のカワウソが、

 

もしかすると、

日本にも生息しているのかもしれないと

希望を持つ方も多いようです。

 

カワウソについてはコチラ!