- 肩に痛みが突然&一瞬でた?
- 10代・20代・30代別の原因と対策
肩に突然の痛みが生じたことがある方は、何も中高年だけではありません。
最近では、10代や20代、そして働き盛りの30代の方にもそのような症状を感じる方が増えています。
ここでは、肩に突然痛みが生じた10代・20代・30代別に、その原因と対策についてご紹介したいと思います。
10代の肩こりの原因と対策は?
「肩こり」というフレーズを使って症状を訴えるのは、どうも日本人特有の表現のようで、そもそも「肩こり」などといった言葉は存在しないそうです。
しかし、近年では、10代という若い方の中でも、「肩こり」を思わせる症状を訴える方増えています。
実際には、10代の方のうち、約15%の方が「普段から肩こりを感じている」「時々肩の痛みを感じる」「ごく稀に感じることがある」と回答しています。
10代という若さの方でも、肩こりが生じているという事実にとても驚きますね。
肩こりとは、中高年代の方が感じるものだとばかり思っていたので、この結果には多くの方が衝撃を受けたのではないでしょうか。
ここでは、10代の方に起こる肩こりの原因と対策についてご紹介します。
10代の方で最近肩に違和感を覚えるという方はぜひ参考にしてみてください。
10代の方の肩こりの原因は?
近年では、スマホやタブレットなどといった電子機器が普及し、誰もが精密機器を扱えるような時代となりました。
その為、10代という若い方でも、スマホ画面を長時間見ていたり、タブレットを常に使用している、長時間同じ姿勢で過ごしているなどといった要因により、肩こりが10代という若い世代の方にみ見られるようになっているようです。
これは当然と言えば当然な話なのかもしれません。
近年、私立中学校や私立高校においては、ひとり1台のipadを所有し、それを使用した授業が展開されているのです。
その為、何時間と同じ姿勢で過ごす為、どうしても肩こりが生じてしまう恐れがあります。
また、10代という若い方でも、中高年と同様に運動不足の方が目立ち、それによりストレス発散することができず、それらが仇となり、肩こりとして生じてしまうという可能性もあるのです。
それだけではありません。肩こりが生じるのは、日本人の体型が要因となっているとも言われているのです。
日本人はなで肩である方が多い為、日本人特有の身体の動作、そして毎日の生活スタイルが肩こりを生じさせる大きな原因となっているとも言われています。
日本独特の作法が肩こりを引き起こす!?
日本人は、外国人とは違って、お箸を使用して食事をします。
また、日本独特の畳の生活を行う為、和室で正座をしたり、あぐらを組んだりすることも肩こりを引き起こす要因として挙げられます。
その他にも、礼儀作法として、お辞儀を行う機会が多い、また、相手の話を聞く際に相槌をうつ時にうなずく、首を振るなどといった細かな動作も肩こりを引き起こしてしまいます。
そして、決定的となることとしては、着物を着用した和装スタイルをする際は、特に着なれない着物を着用することで、いつも以上に肩に力が入り、それが肩こりにつながってしまうということもあります。
外国人については、日本人特有の動きのようなお辞儀の習慣や着物を着用するなどといったことが比較的少ないために、あまり肩こりといった症状は感じないと言われています。
信憑性のある原因がある!
私たち人間の頭の重さが肩こりに関係していることをご存知ですか?
私たち人間の頭の重さは、平均して約4kgあると言われています。そして、その4kgもの重さの頭を、首筋の筋肉が支えています。
これは見えない疲労感でもありますが、首筋の筋肉は頭をしっかりと支えようと余計に力が加わってしまっているのです。
また、人間が進化し、四足歩行から二足歩行となってからは、肩こりが切っても切れない厄介な存在となって根付いてしまいました。
一方で、欧米人は日本人よりも骨格がしっかりと発達している為、日本人のような肩こりを訴えるようなことはありません。
男性と女性では、特に女性の方が肩こりを感じている方が多いようです。
10代の方の肩こりの対策は?
10代にしてすでに肩こりを感じている方は、そのまま放置しておくことでその症状は悪化の一途をたどります。
その代表的な症状としては、頭痛やめまい、吐き気や集中力低下です。
10代の子供には、人生の中でも受験という大きなイベントがある為、肩こりが原因で勉強するための集中力が欠けてしまうと大事です。
ここからは、10代の方の肩こりに必須の対策法をご紹介します。
10代の方の肩こりの対策
30秒で効果抜群の肩こり体操
首や肩のこりを解消するストレッチ法
1分で肩こりを解消する方法
肩甲骨の周りのストレッチを行う方法
20代の肩こりの原因と対策は?
20代だからといって肩こりが起こらないという方は今や少なくなっていることをご存知ですか?
しかも、肩こりは日本人独特の症状を表現したものであり、実際には20代でも三十肩になる方も存在します。
これは、腕を上にあげることができないなどといったような症状が現れ、特に30歳前後を迎える20代の方によく起こると言われています。
この20代でも起こると言われている三十肩について、その原因や症状、また対策についてご紹介します。
20代の方で最近肩に違和感を覚えるという方はぜひ参考にしてみてください。
20代の方の肩こりの原因は?
実に、20代ともなれば、大学卒業後、学生から社会人となり、ガラリと環境が変わることを誰もが経験することでしょう。
この時、自分ではあまり感じていない、また人から見てもあまり気付かれにくいなどといったような、身体には相当のストレスがかかっていいます。
この直接的な原因はストレスからくる肩こりであると考えられています。
ストレスを感じると、血行不良を引き起こしたり、日々のデスクワークにより同じ姿勢で長時間いるため、冷え性になったりすると肩こりの原因となってしまいます。
身体からのサインに気付かず、また明日も頑張ろう!などと気持ちだけ先走ってしまうと、結果的に身体の新陳代謝が下がり、血行不良を起こし、余計に肩こりを悪化させてしまいます。
20代の方の肩こりの対策は?
20代という若さの方でも肩こりは簡単に起こってしまう為、もしも自身の肩が痛いなどといったような肩こりの症状を感じた場合。
まずは以下のような対処を行なってください。
- 安静に過ごす
- 鎮痛剤を服用する
- 患部に湿布を使用する
- 氷などで冷やす
一方で、痛みが和らいだ場合は適度に運動するようにしましょう。
この際、有効な運動としては、以下のようなものが挙げられます。
- 無理のないストレッチを行う
- 温浴方法を行う
三十肩の治し方は、肩の痛みの程度やどれほどの動作が可能かなど、その症状に合わせて行わなければなりません。
また、20代で肩こりを生じさせないよう予防する方法のひとつに、日ごろから肩の周りを意識し、決まってストレッチを行うようにしてください。
そして、食品からの糖分の過剰摂取は避け、バランスがとれた食生活を送ることで三十肩を予防することができます。
他にも、女性はカバンを持って歩きますよね。そのカバンは、肩から下げることがないようにしましょう。
そして、ハイヒールといった高さの高い靴を履くことは避けてください。
これを無理して履いてしまうことで、身体の歪みを生じさせてしまい、それが肩こりにつながる可能性は十分にあります。
30代の肩こりの原因と対策は?
30代の方は、そろそろ中高年の域が目前となっている方もいることでしょう。
肩の痛みを感じるのは、ベットから起き上がる瞬間に起こる方が多いと言われています。
すでに、この年代になると、肩の痛みが生じた場合に「四十肩」を想像される方も少なくありません。
とは言え、まだ30代なのに、こんな早くに肩こりの症状が出てくるとはあなた自身も驚きですよね。
ここでは、30代という比較的若いとされる世代に起こる肩こりの原因や対策についてご紹介します。
30代の方で最近肩に違和感を覚えるという方はぜひ参考にしてみてください。
30代の方の肩こりの原因は?
30代の方の肩こりの原因は、外傷などによって関節部分を強くぶつける。
また、普段使用しない肩の周りを故意に使用し、断裂が起こってしまったために痛みが生じる。
他にも、運動不足により筋力が低下したことで、関節が痛むために起こるなどが挙げられます。
近年では毎日スマホ操作を行い、長時間同じ画面を見続けるという姿勢が定着している為、急に身体を動かすことで炎症を起こし、痛みとして発生してしまうことがあります。
30代の方の肩こりの対策は?
30代の方の肩こりの対策としては、痛みの程度がどれほどの期間続くかを観察しましょう。
もしも痛みが2〜3日続くという場合は、整形外科を受診されることをおすすめします。
整形外科を受診することで、その肩こりの痛みが神経から起こるものか。
それとも何等かの炎症が起こった為、また破損が生じた為などといったように、確実に原因を突き止めることができます。
肩こりは基本の治療としては安静が最も大切です。
本来、人間の自然治癒力により、しばらく肩を休めてあげることで、徐々に回復傾向に転向することが多く、特に冷湿布などを使用して冷やすことで症状が和らぐ可能性も高くなります。
また、少し症状が治まったと思い、すぐに普段通りの生活を使用としてしまいがちです。
それを行うことで再び悪化の一途を辿る可能性がある為、ある程度の予防が大切です。
それには、無理のないストレッチを行う、また、筋トレを行うなどといったように、簡単なストレッチから始めるようにしましょう。
そして、継続することを心掛けることが最も重要です。少し意識して行うだけで、肩こりはずいぶんと楽になります。
オフィスで仕事を行う際も、同じ姿勢で長時間過ごす場合は特に、立ち上がって腕を回したり、肩の筋肉が固くなってしまわないよう、意識して行うことをおすすめします。
肩こりは、何度も癖になって起こるとは言えません。
その肩こりを予防するためにも、毎日のストレッチを欠かさず、無理のない生活を送ることで簡単に予防・対策をすることが可能です。
まとめ
いかがでしたか?肩に突然痛みが生じた10代・20代・30代別に、その原因と対策についてご紹介しました。
肩こりは、何も中高年の年代の方だけに起こるものではないということが分かりましたね。
とは言え、まさか10代にして肩こりを経験する方がいらっしゃるとは驚きました。それには時代の背景も考えさせられてしまいます。
実際には10代という若い年齢の方や、まだ20代という若さの方、そして、30代の方といったように、肩こりが生じる原因もそれぞれに異なる為、その症状に合った予防法や対策を講じることが大切です。
特に、毎日の手軽でかつ軽度な運動から取り入れることが大切です。
継続して行うことで、血行促進され、新陳代謝もアップする為、肩こりとは無縁の生活を送ることができる可能性が高くなります。
ぜひ、自分ができることから始めてみられませんか?
肩のセルフケア