• パキラが伸びすぎる?剪定って必要?
  • どんな時に剪定をするの?パキラのどこをどのように剪定するの?
  • 剪定したパキラを挿し木にして増やす方法とは?

パキラは観葉植物の中でもよく名前を聞き、観葉植物初心者の方でも簡単に育てやすい事から不動の人気がある品種です。

その育てやすさから、すくすく育って、育ち過ぎる事も。。。広いお庭があればいいですが、アパートやマンションなどの室内で育てたときには育ち過ぎるのは困ったものですよね。

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剪定をしたいけれど、切っていいのか?どこを切ったらいいのか?時期は?等疑問が出てきます。

今回は、実際に伸び過ぎたパキラの剪定方法と、パキラの生育形態をみて今後実際にどのように育てたら伸びすぎないのか?伸び過ぎた場合は、どのようにしたらいいのかをまとめました。

パキラが伸びすぎる?剪定って必要?

パキラは育てやすく、すくすくと育ってくれる観葉植物。観葉植物を枯らしちゃったという声を聴く一方で、葉が伸び過ぎちゃったという声も聞きます。

 

伸び過ぎて行くうちに、幹の形がきれいな姿勢から変形していく時もあります。

 

その様な時は剪定をする事により、幹の姿勢も整えながら、成長させる事が出来るので、パキラを育てるうえで剪定は欠かせない物です。

 

どんな時に剪定をするの?

 

パキラの剪定はこんな時にします。

  • 既に伸び過ぎているパキラの葉を剪定する。
  • 葉が茂ってきて葉が重なり合って風通しが悪くなってきた時。
  • これ以上生育をしないようにしたい時
  • バランスを整えたい時。
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耐暑性の高いパキラは、夏の間ぐんぐんと成長します。

新しい小枝が出来てそこに葉をたくさんつけてきて、小枝が出てきた部分にまた芽が伸びていきます。

そうすると全体のバランスを見て一方だけ葉が跳び出ているなど、バランスが崩れる事があります。幹が変形する場合はそんな時です。

 

全体のバランスを見て部分的に伸びているところをバッサリとカットします

 

育てている環境別・剪定をするタイミング

室内に置いているパキラの場合

夏の間ぐんぐんと成長するパキラは、夏に入る前に剪定をします。

 

枝を切り落としたところからまた新芽が出るので、新芽が出る前に整えるようにカットします。

 

卓上サイズのパキラの場合

室内に置いてある卓上サイズのパキラであれば、剪定の時期などいつでもかまいません。伸びてきて気になるようであればカットしてください。

ただし、パキラは耐寒性が低いので、冬の室内で窓辺にあるなどした場合は、温かい部屋に移動するか、成長期前の春になってから剪定をする等の工夫をしてください。

 

日陰で育てているパキラの場合

よく陽にあたって育ったパキラと比較をすると、幹が細くひょろひょろっとした姿で間延びしたように伸びていく事があります。

 

そんな時も、新芽が出たところからバッサリと剪定をします。

 

パキラを剪定する方法とは?

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初めての方であれば、カットした事でそのまま成長しなくなるのではないかと不安になる方もいるかと思います。

ですが、パキラは幹をすべてカットしても、また新芽が出てくるので安心して大丈夫です。

 

実際に幹を選定していきますが、具体的にどこを剪定するかというと、「生長点」という幹が枝分かれして節になっている部分をカットしていきます。

 

そして、しばらくすると新しい枝や芽は生長点から出てきます。

 

剪定したパキラを挿し木にして増やす方法

伸び過ぎてカットしたパキラは、挿し木をして増やす事も出来ます。茎の長さは10センチ位の物を観葉植物用の土に1/2位さしてたっぷりと水をあげます。

 

根付くまでの間は日当たりのいい場所においてあげましょう。およそ1カ月位で発根、発芽します。

 

剪定のまとめ

  • 伸び過ぎたパキラは剪定をする事で幹の形も整い、大きくなりすぎるのを防ぐ成長期の夏前に剪定をするのがおすすめ
  • 生長点をカットする。もし生長点をカットし場合でもしばらくすれば新しい芽は出る
  • カットしたパキラは挿し木をして増やす事も出来る

 育てやすいパキラは、その分生長しやすいので、剪定は必須になってきます。

 

既に伸び過ぎたパキラの剪定方法をまとめましたが、パキラのってどんな植物で、どのような生育をするのかを知る事で、今後パキラを育てていくにはどうしていったらいいのかがわかってきます。パキラについてまとめてみました。

 

パキラってどんな植物?

パキラとは、元々熱帯地方のアメリカに分布する熱帯性の樹木です。本来は、そのまま成長すると、樹高が7メートルから20メートルにまで伸びる高木です。

 

観葉植物としては10センチから2メートル位の物を観賞用として育てられているのが一般的です。

 

パキラはパルプ材等で使用するために台湾に輸出されていたようですが、日本では観葉植物にしようと30年ほど前輸入されるようになったと言われています。

 

パキラの特徴

葉は、楕円形で濃い緑色はしています。水分をたくさん含んだ葉は光沢があります。

 

熱帯地方で生息されていたため、耐寒性は弱く、夏の暑い耐暑性には強い性質があります。

 

日陰でも育てやすいので、観葉植物を始める初心者の方でもより入れやすい植物です。

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そもそも熱帯地方で生息されていたから、伸びやすい木でもあるんです。

 

パキラの育てかた

適した育てる場所

日光を好む植物ですが、耐陰性も強い植物でもあります。その為、日当たりが悪い場所でも育てる事が出来ます。

 

ただし、茎が細く間延びしたように上にひょろひょろと伸びていきます。枝葉も折れやすくなるので、出来るだけ天気がいい日は外に出して日光に当ててあげた方が株は育ってきます。

ベランダでも生育しますが、寒さには弱いので冬場は室内に入れてあげましょう。剪定をした後も、肌寒い季節5度以下位は室内に入れましょう。

 

水や肥料の上げ方

乾燥に強いパキラは、土が乾いたときにたっぷりの水を上げる程度で大丈夫です

 

年間通じて乾いたときに水を与えましょう。春から秋にかけての生育期には2カ月に1回程度肥料を与えてください。

 

その他注意する点

パキラは、日陰でも育てる事が出来、乾燥に強い等、とても育てやすい観葉植物ですが、置き場を移動する等、急に環境が変わると葉を傷める事があります。

 

あまり過度に神経質になる必要はありませんが、日光に当てる時は、徐々場所をずらしながら環境を変えていく等する事で、日光に慣れてきます。

 

翌年から剪定するときは毎年行うの?

パキラは高木なので、そのまま育てるとどんどん大きくなっていきます。

 

お部屋で育てる場合はインテリアとしてどれくらいの大きさで育てるかを見ながら剪定をしていきます。

 

毎年まめに剪定をする必要もなく、大きく育てたい場合は、そのまま育てても問題ありません。

 

育てる方の中には10年近く育てて初めて剪定をしたという方もいます。必要に応じてカットをしてください。

 

最後に

パキラの剪定は、生長点のところから伸び過ぎたところをカットするがポイント。

もし万が一カットしすぎても、また新芽が出てくるので、気長に水を与えながら成長を見守りましょう。

キャラ

筆者自身も初めて観葉植物を育てたのはパキラでした。

無精者だった筆者でもパキラは育てやすく、インテリアとマッチしたので、鉢をこだわってみたり、鉢カバーを見たりと部屋にパキラがあるとそれだけで空間が素敵な感じがしました。

 

伸び過ぎたパキラは挿し木に出来るので、デスクに置いたり、インテリアとして楽しみも増えます。是非試してみてください。

 

パキラ・観葉植物について