- 柿のココがすごい!柿がもたらす健康効果とは?
- 柿を食べるならいつから?食べ過ぎは下痢や腹痛になる?
- 赤ちゃんの離乳食にオススメの柿の選び方
- 赤ちゃんにオススメの離乳食作り
柿は秋頃になると特に各ご家庭の食卓に並ぶ果物として知られています。
また、とても栄養価が高い果物であり、柿の葉にも殺菌力があるとも言われ、柿の葉寿司などにもよく利用されています。
そんな秋に美味しい柿ですが、ここでは、柿には健康効果が高く、良い果物として知られています。
ですが、その一方で、柿へのアレルギーや下痢への注意などが必要な場合もあります。
柿の健康効果や良い果物と言われている理由、また、離乳食で利用する際、赤ちゃんへに対するデメリット、そして離乳食にオススメの柿の選び方などをご紹介したいと思います。
柿のココがすごい!
柿がもたらす健康効果とは?
秋の味覚の一つでもあるおいしい柿ですが、柿にはとてもうれしい健康効果がたくさんあるといいます。
柿を食べることの健康効果とは?
柿を食べることで期待できる健康効果とはどのようなものがあるのでしょうか?
風邪をひかない

免疫力アップにつながるビタミンCを豊富に含んだ柿は、秋の風邪引きやウィルスなどの細菌をブロックしてくれる働きがあります。
柿には身体の粘膜を守る効果があり、体内に侵入してくるウィルスや細菌と戦う免疫物質を作る働きをしてくれます。
しかし、ビタミンCは身体の中に留まってはくれず、尿や汗から体外に排出されてしまう為、こまめに摂取する必要があります。

また、柿を食べることで、皮膚の乾燥を防ぐ効果があるβカロテンを豊富に含んでいます。
その為、ビタミンCと相乗効果を発揮し、風邪予防にも効果的です。
このようなことから、柿は赤ちゃんの離乳食に加え、風邪予防で強い身体作りに効果のある果物です。
便秘解消効果がある
柿には食物繊維がたっぷりと含まれていて、特に干し柿にすると、さらに食物繊維が多くなり、便の量を増やし、腸を刺激してくれます。

また、蠕動運動を促し、便秘効果を期待することができます。
とは言え、秋になると水分摂取量が極端に減ってしまう為、便秘気味となる赤ちゃんが増えます。
その為、柿を与えながらも、しっかりと水分摂取も行うようにしてください。
夏の日焼け肌を回復する効果

柿にはビタミンCが豊富に含まれており、ビタミンCには抗酸化作用がある為、日焼け肌を回復させる効果があります。
紫外線は目に見えない為、積極的にビタミンCを摂取するようにしましょう。
また、ビタミンCにはメラニン色素の沈着を防ぐ効果がある為、シミ、そばかすを作らないよう予防する効果もあります。
女性にとっては、特にうれしい果物だと言えますね。
柿を食べるならいつから?
食べ過ぎは下痢や腹痛になる?
甘くて美味しい柿もぜひわが子に食べさせたいと思うと思いますが、あげる時期や注意点などはあるのでしょうか?
体調不良を起こさないためにも、ぜひ知っておきたいですよね。
柿はいつ頃から食べても良いの?
赤ちゃんに書きを与えるというのは実際にはいつ頃から食べさせても良いものなのでしょうか?

柿は、離乳食後期から与えてあげると良いでしょう。
離乳食後期というと、だいたい生後9~11ヵ月頃ですね。
これは、柿には多くの栄養素を含み、風邪予防にも効果的ではあるものの、柿じたいを食べすぎることで身体を冷やしてしまったり、中には柿アレルギーが生じるお子さんもいらっしゃる為、離乳食後期からをおすすめします。
柿アレルギーとは?

柿アレルギーとは、柿を食べることで口腔アレルギー症候群を発症してしまう赤ちゃんがいるようです。
これは食後5分ほどで起こることが多く、急に口の中がかゆくなったり、イガイガ、ヒリヒリ感を感じるといった症状が現れます。
ひどい場合は蕁麻疹が出たり、嘔吐、下痢を起こす場合もあります。
離乳食で柿をあげるときに気をつけたいこと
離乳食後期になれば、柿をあげても大丈夫なのですが、あげるときには注意しなければならないことがあります。
鉄分が不足している時は食べないこと
柿にはタンニンが豊富に含まれており、身体に良い効果をもたらしてくれます。
しかし、タンニンが鉄分の吸収を阻害してしまう為、鉄分不足と医師から告げられているような場合は、赤ちゃんに柿を食べさせることは避けてください。
花粉症を持つ赤ちゃんには与えないこと
柿アレルギーの症状は、花粉症の症状と似たところがあります。
その為、花粉症を持つ赤ちゃんには、柿を与えることは避けた方が良いでしょう。
赤ちゃんが下痢をしたら?
ビタミンCがたっぷりと含まれている柿は、風邪予防にも効果的であること、また、ビタミンCは多く摂取する方が良いということから、柿を食べすぎてしまう方もいるかもしれません。

しかし、赤ちゃんが柿を食べすぎてしまうと、下痢を起こす可能性が高くなります。
また、柿は尿の量を増やす為、身体を冷やす食べ物として捉えられている為、適度な量を摂取するのが望ましいと言えます。
一口食べると甘くて美味しいために、赤ちゃんはたくさん欲しがることもあるでしょう。
それでも、少量を何度かに分けて食べさせてあげると良いですね。
柿を食べすぎると下痢や腹痛になる原因は?
柿にはタンニンが豊富に含まれています。

このタンニンは排便を起こさせるために腸の蠕動運動を抑制する働きを持ちます。
しかし、このタンニンについては、適量の柿を食べることについては便秘や下痢などが起こる心配はありません。
また、干し柿にして食べると食物繊維やビタミンなど、栄養価がより高くなることから、便秘解消に良い食べ物として知られています。
ですが、柿は1度に何個も食べることで、タンニンの効果で腸の働きが悪くなり、一気に便秘に陥ってしまうということがあるようです。
一方で、柿を食べて下痢になってしまうのも、便を柔らかくする水溶性食物繊維の一種であるペクチンが豊富に含まれているからです。
しかし、食べすぎることで便が柔らかくなり、下痢を起こしてしまいます。
下痢を起こすということは、それに伴い腹痛も起こしてしまうことになります。
このようなことから、柿を食べるときは食べ過ぎに注意する必要がありますね。

柿は1日に1個食べれば十分な量です。
そして、目安の量を食べることで、便秘解消に効果的で、かつ、美容効果を高めることを期待することができます。
このような効果も期待でき、また、甘くておいしいからという理由で、1度に何個も柿を食べすぎてしまうと、逆に便秘を引き起こしたり、下痢となったりするため、特に注意が必要です。
赤ちゃんの離乳食にオススメの柿の選び方とは

柿には甘柿や不完全甘柿、不完全渋柿や渋柿といった4種類の柿があります。
この中で、甘柿以外は加熱すれば渋みが戻ってしまう為、赤ちゃんの離乳食に使用する場合は、白い粉を吹いている甘柿を選ぶと良いです。
白い粉がついていることは、柿が完熟しているという証拠なので、栄養価も高いことが分かります。
甘柿の種類は?
- 次郎柿(じろうがき)
- 富有柿(ふゆうがき)
- 御所柿(ごしょがき)
- 早秋柿(そうしゅうがき)
- 伊豆柿(いずがき)
甘柿の種類は、この5つの種類があります。
甘柿はどのようにして見分ければいいの?
甘柿を選ぶ時は、全体が丸いものを選ぶと良いと言われています。

しかし、見た目で甘柿を判断するのは非常に難しいです。
特に、渋柿については、干し柿のような形をしている為、見分けやすいですが、他はだいたい同じような形をしています。
柿を切ってみると、黒い点々があることがあります。
この成分がタンニンなのですが、タンニンのある柿はとても甘いと言われています。
しかし、それでも食べてみないことには甘柿かどうかが分からないことの方が多く、判断に困るところです。
赤ちゃんにおすすめの離乳食作り
柿は加熱すると渋戻りしてしまいます。

その為、甘柿をせっかく購入しても、調理法次第で渋柿になってしまう可能性が高くなります。
離乳食で柿を使用する際は、牛乳やお肉などと一緒に加熱すると渋みが減ると言われています。
柿は加熱すべきか?冷凍保存できる?
赤ちゃんの離乳食に柿を使用しようと思っても、1度にあれだけの量の柿を与えるということはまずありません。
その為、離乳食に使用する際、残った柿はどのように保存すべきなのでしょうか?
果物でありながら加熱をすべきなのか、それとも、残った柿を冷凍保存できるのか疑問です。
離乳食であげるなら加熱して食べさせよう
離乳食に使用する食材については、まだ1歳未満の赤ちゃんは雑菌などに対して抵抗力が弱い為、加熱調理した食べ物を与えることが望ましいです。

ただし、柿などについては加熱の必要はありません。
その代わり、普段よりもしっかりと調理器具を殺菌してから調理を行ってください。
とは言え、加熱調理を行っても問題ありません。
冷凍保存して上手に使おう

離乳食に使用した柿が余った場合は、冷凍保存することができます。
製氷皿に入れて冷凍すると次に使用する時に一つずつ小分けにされているのでとても使いやすいと思います。
また、ジップロックなどに入れて保存するのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
柿は下痢の腹痛の原因となること、また食べすぎや赤ちゃんに与える際の注意点などについてご紹介しました。

柿は食べすぎると下痢や便秘を起こす可能性もある為、一度にたくさんの量を食べるということは避けるようにしてください。
甘い柿を見分けるのは少し難しいと言われていますが、切った時に黒い点々のあるタンニンが含まれているものは特に甘みがあると言われています。
赤ちゃんに与える柿はそのままでも良いですし、加熱調理しても良いです。
与えすぎには注意して、色々な食材を与えて食べる楽しみを経験させてあげてくださいね。