イタリアは皆さんも一度は訪れたいと思う観光地ですね。見どころ満載。建築物としての価値は世界遺産が沢山。
カトリック総本山ヴァチカンがローマにあり南イタリアはナポリを中心に魚介類が豊富。ナポリをみて死ねという諺までありますね。
イタリア人の懐に飛び込んで交流すれば多少言葉が通じなくても、イタリア人はだれでもウエルカムです。但し現在移民問題が起きているため難民に対してはシビアな面がありますが。。。
南イタリアのほうが庶民的ですが経済的には北イタリアのほうが裕福なため、生活格差がありますので、南イタリア人の中には、北イタリア人はインテリぶりやがって!などと思う人も居るのが現実です。
また北イタリアの人はデザインオフィス、工業デザインなどオフィスの職場が多い事などから収入面で安定していますので気持ちに余裕をもって暮らしています。
しかし、皆さんもご存じ、ヨーロッパは今、スペインなどを中心に失業率が20パーセント台と高いですよね。イタリアも同様です。
その一方で、イタリア人はお金が人生の全ての国ではありません。高収入が幸せと思う人は日本に比べてとても少ないのです。
毎日をどう美味しいものを食べて鮮やかな花を飾り、好きな家族との時間を大切に楽しく過ごすかにとても価値を置いて生活しています。
また若い人を中心にカトリック信者は減りつつも根強いカトリック教徒が住む国ですので、日曜日の教会にミサへ参列する敬虔な信者も年配からお年寄りを中心に根強く多いですね。
イタリア人女性の気質は?

では、いざイタリアに住む女性の方ってどんな方なのでしょうか。
まずイタリアの成り立ちには、古代ローマ帝国が大いなる脅威をもってヨーロッパ、ユーラシアを征服していた時期があります。
しかしその後、都市国家(それぞれの都市で発展していく形)ローマならローマ、ミラノならミラノ、ナポリならナポリと栄えていって、やがて今のイタリアができていきました。
こうした国の成り立ちから、イタリア一国としての団結心はサッカーなどのサポーターでないかぎり日本に比べて遥かに薄いのです。
そこから影響して各地の都市が独自性をもって文化を発展させてきたというプライドがそれぞれ有るため、女性はことファッションにかけて、またライフスタイルにかけて各地でのこだわりの違いを見る事が出来ます。
北イタリアにはインテリで経済的に自立した女性が多い
北イタリアの女性は日本のファッション雑誌にでてくるようなミラノマダムのようにブランドバッグや流行のファッションに身を固め、経済的にオフィスで働いていて自立している人が多いのです。
体型もなるべくスリムを維持することにお金をかけることをいとわないのです。
というより「食べることがこれ人生!」(ミーアモーレ マンジャーレ!)と謳歌するイタリア人の中でも食べる量を制限してまでファッションに似合う体型維持に努めている自分に誇りを感じています。(未婚、既婚問わず)
それでもワインは別ですけれどね。バール(立ち飲みカフェ)でワインやエスプレッソを昼間から味わうことは日常茶飯事。
オープンカフェでくつろいで友人と会話を楽しむのも女性は大好きです。異性の友人も大事にします。
イタリア人女性のライフスタイルは?
女性のライフスタイルは自営業の場合(個人でデザイナーとして帽子やバッグを製作販売している個人商店が発展している)はとにかくマイペースです。
以前はシェスタといわれ、昼寝の時間昼間12時から4時までお店を閉店にしていました。
しかし最近では、観光客のために開ける店が増えてきています。これは男性の個人商店の方にも言えるライフスタイルです。
企業で働く女性は最近ではかなり働き者が多い傾向になっています。時間も効率的に使い、てきぱきとこなすスタイルです。仕事はいい加減で適当というイメージからは程遠いのです。
ただ日本人ほど、例えば企画書の提出の完成度が高くありません。8割がた出来ていればあとで直せばいい、といった後回し的なところは日本人からは理解しがたいところではあります。
南イタリアはグルメでふくよかな女性が多い

南イタリアの女性は南に行けば行くほど、体型がふくよかになっていきます。
よくマンマの味などと日本のメディアでも言われますが、家庭料理で自分の料理を自慢しなければちょっと奥手すぎるわよと言われる位、それぞれの家庭の味があります。
やはりパスタ(100種類上)を使った料理が中心です。また性格も海に面してきているので女性も大らかで太っ腹になりますね。
イタリア全土でパスタは市販のものを使うほか、手作りでパスタ製造機がありますから各家庭でパスタから作るのも女性の仕事です。トマト(トモドーロ)+バジル+チーズ、これらを丸い生地の上に乗せたらマルガリータですね。
日本でもお馴染みですし、日本の方がピザやパスタの種類ははるかに多くなりましたね。しかしイタリアでは女性の作る母(マンマ)から教わった伝統的な料理を大切に引き継いで我が家の味にしています。
まとめとして、イタリア人女性は愛想がよく親切に接してくれます。海外滞在することになれば事は一変。
シビアに「郷に入ったら郷に従って」とばかりに日本人同士で固まってしまったりするのを毛嫌いします。堂々と「あなた、私達イタリア人ともっとコミュニケートとりなさい!」と言ってくるご婦人もいます。
イタリア人男性の気質は?

一言で、レディーファースト。これに尽きます。
いかに女性をエスコートしてあげるか、これは少年時代から鍛えられているのです。家庭の両親をみて教育されているのです。
たとえば、車に乗る時は、ドアを開けて女性を乗せてあげる。マンション(アパートメント)の入り口のドアの後方に女性がいれば、ドアを開けて待っていてあげる。
また小憎らしいくらい色使いがお洒落な出で立ちをした男性を街でよく見かけます。何故ここで少し差し色を効かせて洒落っ気を出せるのだ?!ブラーボ!と言わざるを得ません。
男性の場合は、年配、お年寄りになると赤のセーターを愛用する人が増えます。あれほど赤が似合う年配男性はイタリアがダントツですね。
男性のライフスタイルは?

またイタリア男性はチェスを楽しみます。
テーブル上だけでなく外の地面で大きなチェスを動かして楽しむお年寄りもいます。その風景はまるで絵のようです。トランプもしかり。昔ながらのゲームを楽しみます、ワインと共に。
仕事面では個人商店では前述したようにマイペースですが、企業で働くイタリア男性も家庭の時間を大切にしたいので、女性同様てきぱきとこなします。
そしてデザイン王国イタリアでもありますので、センスが問われる職業に就いた人は必死に切磋琢磨しなければなりません。
イタリア人の恋愛観は?
イタリア人は恋愛に積極的

恋愛はこと男性がとっても積極的です。
10代からアプローチの仕方を教わり、彼氏彼女がいないと恥ずかしいというお国柄でもあります。(実際に統計として彼氏彼女がいる方が多い訳ではないのですが)
イタリアにはお見合いといった制度もなく自由恋愛が普通です。女性も待っているだけではありません。
ただ若い人々には不安定なヨーロッパ経済の中で、ちゃんと勉強もして仕事に就かなくては、という混沌とした不安感があります。そのため、あけっぴろげに恋愛だけにのめりこめない現状があります。
それでもカップル成立すれば、もう街角でキス、キス、キス、ハグ、ハグ、目のやり場がありません。ローマのスペイン階段でのジェラートを食べる事は禁止されてもその階段でキスする事は禁止されてはいませんからねぇ。
結婚前提でなくとも両親への挨拶はマスト
恋人達は時期を見計らって、結婚を前提にしていなくてもお互いの両親に挨拶にもいきます。イタリア人は家族をとても大切にするのです。
イタリア人男性と結婚した歌手の宇多田ヒカルさんが結婚当初、同じことを言っていましたね。
イタリア人の性格の特徴は?
このようにイタリア人の性格は土地柄によって若干性格も違うのでお話するのが難しいのです。
中部イタリアはのんびりした人が多い
その中でも、中部イタリアではフランスの南プロヴァンスのような風土に似ているのでのどかでのんびり暮らしている人がいます。
愛情深くて食事が大好きな性格
イタリア全土で敢えて表現するのであれば愛嬌もありその日の生活を楽しむこと、日常を楽しむこと、食することを楽しむことを大切にしています。
キリスト教の影響で慎ましく生きる人々も多い
またキリスト教の信仰を大切にしている人もまだまだ多いのです。敬虔なクリスチャンは慎ましく質素な暮らしをしながらも日々感謝しながら暮らしています。
就職できずに犯罪者になる若者もいる
しかし仕事に就いている人と無職の人では性格もだんだん違ってきます。中々、求職しても仕事が見つからないとやけになり犯行に走る若者も増えています。
移民に対しても自分達の仕事すら無いのに、来られたら困るという閉鎖的な心情も持ってしまいます。これは理解できますよね。
また私達のような日本人が共に暮らすのであれば、古くからのしきたりを理解する姿勢が大切です。
何百年も前から建っている石のアパートメントでその古い伝統的な暮らしを誇りに思っているイタリア人を尊重して共存の道を図ることですね。