- ゴリラって本当に強いの?ゴリラの生態とは?
- 強さを比較!熊・チンパンジー・ライオンよりも強い?
- ゴリラは実は優しい?繊細すぎて大変?
動物園でも胸を叩いて、自信満々の姿を誇るゴリラですが実際にその強さはどのくらい強いのでしょうか。
また、熊・チンパンジー・ライオンよりもゴリラは強いものなのでしょうか。
今回は、そんなゴリラの強さや生態についてご紹介していきたいと思います。
ゴリラって本当に強いの?ゴリラの生態とは?
私たちにとって、ゴリラと言えば映画『キング コング』ではないでしょうか。
キング コングでは、人間が何人立ち向かっても到底敵わない圧倒的な存在感で、人々にとって恐怖の存在でありそれでいてどこか魅力的でした。
ゴリラは人間の祖先?
そんな、映画でもなぜか動物なのに感情移入してしまうのは、ゴリラが人間の祖先ではないかという説があるからです。
実際に、約1000万年前に人類とゴリラの共通の祖先が分かれて進化したことを裏付ける発見が、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』で発表されています。
さらに、エチオピアで見つかった化石が800万年前のゴリラの祖先のものである事もわかりました。
ゴリラはいつから知られている?
そんなゴリラの存在が、世界的に知られるようになったのは1846年頃と言われています。
それまで野生でしかなかったゴリラが、人間の手によって1855年のロンドンの動物園で始めて展示されたのです、

また、日本へは1954年に初来日しました。
ゴリラの大きさ
もちろん、実際に映画のようなあそこまで大きなゴリラはいません。
それでも、大迫力のゴリラはどのくらいの大きさなのでしょうか。
- 平均 体長:85~190cm 体重: 70~200kg
- オス 体長:130~190cm 体重:140~200kg
- メス 体長:85~100cm 体重70~100kg
このように、人間と同じかそれ以上の体格を持っている事がわかります。
もちろん、メスやオスである程度違いはありますが、基本的に大きく存在感がありますね。
さらに、ゴリラは霊長類の中でも最大級といわれ、生まれたての赤ちゃんでも1.8kgほどあるといわれています。

生まれた時から大迫力ですね。
ゴリラの身体の特徴
さらに、そんなゴリラの身体にはたくさんの特徴あります。
- 広い胸
- 太い首と手足
- 黒い体色
ゴリラは、胸を叩いているイメージも強いので胸が広く、さらに首や手足がとても太いです。
また、歩くときは足だけでなく両手を軽く握り、指の関節を地面につけて歩く『ナックルウォーキング』が特徴です。

四足歩行ですね。
また、体毛は基本的に黒色ですが13歳~15歳と、歳を重ねるごとに背中が真っ白に変化していきます。
ゴリラの性格
そんな、外見だけ見ると強く逞しいゴリラですが、その性格はどうでしょうか。
基本的に、ゴリラは繁殖期でなければ穏やかな性格として知られています。
ただ、その見た目と違いデリケートな部分が多いので飼育も難しく、ゴリラ自体も下痢などを起こしやすい繊細さがあります。

なんだか可愛いですね。
ドラミングで意思表示
また、ゴリラはデリケートだからこそ『ドラミング』をします。
後ろ足で立ち上がり手で胸をたたく動作。
敵が近づいてきた際、群れのリーダーがドラミングをし敵を追い払う。
ドラミングは、不要な戦いを避ける為だと言われている。
このように、基本的にドラミングはケンカの為ではなく、ケンカをしない為のもと言われています。
一方で、不満や嫌な思いをした時はオスだけでなく、メスや子供のゴリラでも胸を叩くことがあります。
その姿から、とても”強いのではないか”と思われるのかもしれませんね。
強さを比較!熊・チンパンジー・ライオンよりも強い?
では、ゴリラは熊・チンパンジー・ライオンよりも強いのでしょうか。それとも、ゴリラより強い動物もいるのでしょうか。

比較していきましょう。
大きさ
まずは、強さの象徴である身体の大きさを比較してみましょう。
- ゴリラ
:85~190cm 70~200kg - 熊
:90~ 150cm 80~150kg - チンパンジー
: 77~85cm 32~60kg - ライオン
:246~284cm 185~260kg
こうして比べてみると、ライオンは圧倒的に大きい事がわかりますね。
しかし、ゴリラも負けてはいません。
握力
続いて、握力を見ていきましょう。ゴリラの握力は、とてもすごいと言われています。
- ゴリラ:500kg
- 熊:150kg
- チンパンジー:300kg
- ライオン:0kg
ここでは、圧倒的にゴリラが優位です。
特に、ライオンなど四足歩行しかできない動物には、基本的に握力がないのでゴリラやチンパンジーなど人間と同じく手を使える動物は強いですね。
ちなみに、成人男性の平均握力が、47kgなのでゴリラの握力のすごさは一目瞭然ですね。
速さ
次に、動物が本気で100mを走った場合の速度を比較してみましょう。
- ゴリラ:10.5秒
- 熊:6.4秒
- チンパンジー:11.2秒
- ライオン:6.2秒
速さに置いては、四足歩行の動物には到底敵いませんよね。
だからこそ、”獲物を得る”という観点においてはゴリラやチンパンジーは弱いのかもしれません。
気性
では、気性についても比べてみましょう。
- ゴリラ:穏やか
- 熊:臆病
- チンパンジー:かなり荒い
- ライオン:かなり荒い
特に、ライオンのオスはこのように気性が荒く闘争心がなければ、逆に生き抜いていく事ができません。
また、クマに関するトラブルが日本は多いので気性が荒いと思いがちですが、熊は元々臆病な動物なのですね。
ただ子供や餌、寝ぐらなどを守る為に時に人を襲う事もあるのです。それに比べ、見た目は強そうなゴリラですが気性は穏やかなようです。
ゴリラは実は優しい?繊細すぎて大変?
このように、意外にもゴリラは穏やかで優しい事がわかりましたが、逆に繊細すぎて大変な場面も多いと言われています。
男女の関係も神経質
ゴリラは、発情や交尾の際に、その神経質さからオスがメスを攻撃してしまい、時に死に至る事も少なくないと言われています。
特に、ゴリラの世界ではメスがオスを選びますが、繊細なゴリラは感情が高ぶると攻撃的な一面もあるようです。
同性愛もある
また、ゴリラは恋愛においても繊細です。例えば、人間同様に性別関係なく恋愛をするという事も確認されています。これは、ゴリラが群れを作り行動する修正も原因の一つと言われています。
つまり、あぶれてしまったオス同士が寂しく互いに暖め合うシーンがよく見られるからです。
もちろん、繁殖に置いてはオスとメスで成立する事ではありますが、繁殖以外の恋愛感情がある事自体、繊細と言わずにはいられないですよね。
知性が高すぎストレスに
また、ゴリラはとても知能が高いため、もし争ってケガをするとわかる相手には、多少の怒りを我慢するところがあります。
そういった、強いスレスを感じるとゴリラは脇の下が臭くなってしまったり、人間と同じように下痢をしたりするのです。
ゴリラの血液は繊細なB型のみ
また、人間でもB型の人は見た目の違い繊細な人が多いですよね。
人間のB型は、自由で意思が強そうで快活に見える人も多いですが、実際は打たれ弱かったり寂しがり屋で繊細な人が多いです。
ゴリラは、そんなB型しかいません。つまり、ゴリラもB型しかいないとなれば、やはりB型独特の繊細さがあるのですね。
さいごに
いかがでしたか。今回は、ゴリラは本当に強いかどうかや、その他の動物との比較をしてみました。
こうしてみると、意外と見た目によらずゴリラは穏やかでおとなしい事が良くわかりましたね。
ウホウホと胸を叩く姿も、これからは少し見る目が変わってくるのではないでしょうか。
このように、動物の生態を知っていくと意外な発見も多く楽しいものです。ぜひ、参考にしてみてください。
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