- ホルモンのタンパク質・脂質は?
- 焼肉での肉ホルモンとの違いとは?
ホルモンといえば、コラーゲンたっぷりで美容効果の高さで有名です。
しかし、ホルモンの栄養素はそれだけではありません。
ホルモンは低カロリーな上でに高タンパクで非常に栄養価が高いことがわかっています。
三大栄養素であるタンパク質・脂質を含んでいるので、美味しいだけじゃなくて栄養もあって魅力があります。
また、ホルモンは『内臓系』と呼ばれるものからタンやレバーなども含まれています。
一般的に想像される大腸・小腸の栄養価に関してご紹介していきます。
他の焼肉での肉との違いがあるのか?という点に関しても気になる人が多いかもしれません。
あらゆる視点からホルモンを見ていきましょう。
ホルモンにはタンパク質が豊富?
実は、ホルモンというのは牛で19種類、豚で16種類もあります。
一般的に想像されるホルモンは豚の小腸です。
脂がたっぷりとついていて、噛むたびに味が出てきてとっても美味しいですよね。
良いホルモン屋さんに行くと、甘味と旨味が濃縮されて、食べ応えを感じます。
ただ、小腸の場合は脂分が多く、食べ難いと感じる人もいます。
そんな人にとっては大腸が人気です。
脂分が少なくヘルシーなので、年齢関係なく食べることができます。
そんなホルモンですが、実際どのような栄養素があるのでしょうか。
「美容に良い」「健康に良い」と言われてはいますが、具体的に何の栄養素があるかまでを知っている人はあまりいません。
美容や疲労回復効果のある栄養素がたっぷり
ホルモンといえば低カロリー・高タンパクですが、小腸や大腸の場合は非常に脂質が高くある程度の脂質は人間にとって必要ですが、脂質の高いものを食べすぎると血中コレステロールを増やしてしまいます。
そのため、1人前や2人前程度の量であれば許容範囲ですが、好きだからと言ってあまりにも食べてしまうというのは避けてください。
ホルモンは、ミネラル・ビタミン・コラーゲンが豊富です。
これらの栄養素が体にどのような影響があるのかというと、まずは美容効果です。
コラーゲンやビタミンと言った肌に影響力のある栄養素がホルモンにはたくさん含れています。
コラーゲンというのは体を形成しているタンパク質の1つで、目や骨、皮膚や髪などの組織に含まれています。
体内のタンパク質の3割を占めていると考えられていて、体から切っても切り離せない存在です。
しかし、年齢を重ねていくたびにコラーゲンは減少していきます。
そのため、体内外から摂取する必要がありますが、なかなか摂れるものではありません。
そこでホルモンを食べて効率的にコラーゲンを摂取してください。
コラーゲンんがきちんと体内に入れば、肌にハリや弾力を復活させることができます。
肌の蘇りはしわやたるみを防ぐ効果が期待できます。
また、ミネラルも豊富で、免疫力が向上すると考えられています。
疲労回復にも効果的で万能な食べ物ですね。
栄養を取り入れやすい食べ方
実は、食べ物というのはただ食べていれば自然と栄養を吸収してくれるわけではありません。
ホルモンはよく、鍋や焼肉で食されることが多く、その場合は脂質が高くなる可能性があるので、その点にも考慮しなくてはいけません。
まず、脂質を摂りすぎないポイントはワカメスープやサラダ、焼き野菜など食物繊維と一緒に食べることです。
鍋の場合はたっぷりの野菜と一緒に煮込まれていることが多いので自然と摂取することができますが、焼肉の場合はポイントをおさえておくようにしてください。
例えば焼き野菜セットを頼むとかナムルを頼むなど少しずつでもいいので、野菜を食べるようにしてください。
この方法は栄養を取り入れやすくなるコツだとも考えられていて、野菜の栄養素も補いながらよりホルモンの栄養素が吸収されやすくなります。
また、ビタミンCを一緒に摂ると栄養の吸収をよくします。代表的なのはキャベツです。鍋の方が摂りやすいかもしれませんね。
焼肉でのホルモンと肉との違いは?
ホルモン焼きという言葉があるように、ホルモンは焼肉の中でも少し違う位置にいます。
そもそもホルモンは、カルビやサガリのような正肉以外の昔なら廃棄する部位のことを指すので、焼肉屋でも『変わり種』として扱われてきました。
現在では正肉と同様のラインに立っていますが、そもそもの位置付けが他の焼肉の肉とは違っていたので、ホルモンは別格のように扱われています。
また、焼肉屋で提供されるホルモンは小腸・大腸だけではなく、胃袋もよく食されます。
ホルモン焼きのポイント
世の中にはホルモン焼き専門店というものがあるくらいにホルモンは非常に人気の部位です。
そこで、美味しくホルモン焼きを食べるにはどのような工夫が必要なのか、ご紹介しようと思います。
簡単な方法は、まず皮側からしっかりと焼くことです。
ホルモンはとても脂が多い部位なので、最初は網の下に脂を落とすようにしてください。
そして、身が収縮して、皮側がキツネ色になってきたら、裏がえし、皮を焼いているうちに白く濁っていた脂身が透明になるまで焼くだけです。
ホルモンって、焼き加減がわからずに延々と焼いてしまいがちですが、実は焼きすぎはただ身を硬くして食べにくくさせるだけなのでおすすめできません。
基本的にホルモンはしっかりと火を通す必要がありますが、あまりにも焼きすぎるのは注意が必要です。
焼肉屋でホルモンが人気の理由
実は、サラリーマンや女性の間では焼肉屋でホルモンを注文されることが正肉よりも多いという傾向があります。
その理由は、ホルモンの安さと美味しさです。
もともとホルモンは捨てられていた部位なので、安価で仕入れることができます。
1人前300円程度で食べられることが多く、ホルモンはよく噛んで食べることになるので腹持ちも良いです。
また、やはり、その美味しさがクセになるという人も多く、最初は抵抗感がある人も徐々にその魅力にハマっていた…なんてことも。
正肉だとコストもかかり、そんなに量もなかったりするのでたくさん食べてしまいがちですが、ホルモンであればたくさん頼んでもコストがそんなにかかりません。
これは大きな魅力だと言えます。
太らない食べ方がある?
ホルモンは脂質がとても高いので、食べすぎると太ってしまうというイメージがあります。
確かに、必要以上の量を摂ってしまうと太ってしまいます。しかし、これはホルモンに限ったことでもありません。
そのため、食べ方のコツをよく理解して、太りにくい食べ方を実践するようにしてください。
これさえ知っておけば、ダイエット中に焼肉屋に行くことだって怖くありませんよ。
そもそも、焼肉は『焼く』のでしっかりと脂を網の下に落とすことができるので意外にヘルシーです。
ホルモンの栄養素と体内効果を意識する
体内にあると効果的な栄養素だったとしても他の栄養素と組み合わせなければ効果を発揮してくれない栄養素もあります。
例えば、ビタミンやミネラルの部分だと、ホルモンは多く含まれているイメージですが、不足しがちなビタミンというものもあります。
ビタミンは細分化されているので、それぞれで違います。
そのため、どうしてもホルモンだけじゃ補えない部分は出てきます。
その点を補足してくれるのが、野菜やご飯です。
栄養バランスの摂れた食事が最もダイエット効果のある食事だと思ってください。
ホルモンの食べ方
ホルモン自体は低カロリーと言われてはいますが、脂多めなので上手に食べる方法を知っておきましょう。
基本とも言える食べ方はホルモンと一緒にたくさんの野菜を摂ることです。
スープやサラダ、焼き野菜など焼肉屋には多くの野菜があるのでそれらを適度に食べながら栄養のバランスを整えます。
また、社会人だと仕事終わりに同僚と焼肉へ行く、なんてこともありがちですが、その際にビールをたっぷり飲みながら食べるということは避けましょう。
かなりのカロリーを摂取することになり、ホルモンのせいというよりもビールのせいで太ると言っても過言ではありません。
また、ホルモンは安いので多く頼みがちですが同じ部位を延々と食べ続けるとカロリーオーバーしやすいので、時々赤身の肉などを頼みながら食べると良いです。
ご飯と一緒に食べることで栄養バランスを整えることができますが、よくある締めのラーメンのは避けてください。
何か締めに食べたいという場合はスープにしましょう。
このように、ほんの少しの意識でダイエット中でも焼肉屋に行くことができるのはとても嬉しいことです。
ホルモンはとても栄養価が高い食べ物なので上手に摂取するようにしてください。
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