- ふくらはぎの痛みの原因とは?
- 片足が痛いのは病気か肩が原因?
年齢は足からくるとか、年を取ると身体の節々が痛くなるとかよくお年寄りの方から耳にしませんか?
それって具体的にどのようなことなのでしょうか?
ふくらはぎの痛みの原因って何?
片足が痛いのは病気か肩が原因なの?
このコラムでは、ふくらはぎの痛みの原因が何かや、片足が痛いのは病気か肩が原因なのかなどについてご証していきたいと思います。
ふくらはぎの痛みの原因とは?

ふくらはぎが痛くなる原因はどのようなものがあるでしょうか?
ふくらはぎが痛くなるというのは、筋肉が硬くなってしまっている状態です。
この状態を放置してしまうと、肉離れなどになってしまうのです。
疲労、水分不足
身体に疲れがたまっている状態だと、身体に余計なものが入っている状態です。
余計なものが体内にあることで、身体の中の循環が悪くなってしまい、足がつってしまうなどの症状が起こります。
また、水分や栄養が不足してる場合でも、足がつったりといった現象が起きてしまうこともあります。
身体のゆがみ
特に骨盤のゆがみです。骨盤が左右に歪んでしまった状態だと、バランスを崩して、座っているときもたっているときも血液の流れが悪くなって、遮断されてしまうこともあります。
運動不足
運動をしていないと、筋肉を使っていませんので血液の流れが悪くなってしまうのです。

お年寄りでもないのにこの症状になる人はお仕事でデスクワークをしている方がとても多いようです。
歩くことが少なくなっていることも原因になっているようです。
駅の近くに住んでいたりして、あまり歩かない人は歩くことが少なくなってしまうようです。
また、便利な都会に住んでいる人の方が田舎に住んでいる人よりも交通の便が良いので、歩く距離が短いって感じるかもしれません。

ところがそうでもないのです。
最近では、都会に住んでいる人より田舎暮らしに住んでいる人の方が歩かない傾向にあります。
どこに行くにも家の駐車場から目的地の駐車場まで車で移動してしまいます。
昔ならともかく、現代では田舎だからといってそこまで環境は変わりません。
ずっと都会に住んでいる方はぴんと来ないかもしれませんが、~村というところに住んでいるからといって、山へ芝刈りにもいかなければ、川で洗濯もしません 笑
片足が痛いのは病気か肩が原因?
またふくらはぎが痛いというのは病気である可能性があります。
それでは、ふくらはぎが痛くなるというのはどのような病気なのでしょうか?
脊柱管狭窄症になるとふくらはぎが痛くなる
脊柱管狭窄症は40代以降の中高年に多く見られる症状です。
脊柱管狭窄症になると、ふくらはぎの痛みやしびれ、ふくらはぎの筋肉が痙攣してつってしまう症状(こむら返り)などの症状が出てしまいます。
脊柱管は加齢とともに細くなっていってしまうので、年を取るほどこの症状が出やすくなってしまうのです。
「年齢は足から来る」とはいいますが、まさに加齢によって下半身が弱っていく症状の一つなのですね。
最近では特に70歳を過ぎてしまうと、二人に一人もの割合で脊柱管狭窄症になってしまう傾向にあるそうです。

ふくらはぎの痛みだけではなく、腰痛の原因でもあるようです。
50歳以上に腰痛持ちの人の割合が増えてしまうのも、この脊柱管狭窄症が大きな原因となっているようです。
これらの中でも半数以上の人がふくらはぎの痛みを訴えているそうです。
脊柱管狭窄症が増えている原因は?
脊柱管狭窄症ですが、近年特に増加する傾向にあります。
その理由はいくつかあります。

一つは高齢化が挙げられます。
もともと中高年に多く見られる病気ですので、長寿化によって老人が増えるとそれに比例して、脊柱管狭窄症になる人数も増えてしまうというわけです。

もう一つは運動不足です。
車や家電機器の進化、交通の便の発達により、産業用ロボットなどによる工場の自動化などによって、人間が運動する機会はどんどん失われています。
その影響でデスクワークのようにずっと座っている時間が増えてしまいました。
運動不足になると、筋肉や骨が鍛えられないばかりか肥満も進んでしまいますので、脊柱管狭窄症になりやすくなります。
脊柱管狭窄症の対策は?
脊柱管狭窄症になってしまうのは姿勢の悪さが大きな要因です。
ですから、姿勢を正すことや体操を行うことがその対策になります。
人間の身体の背骨は、人体を横から見ると緩やかなS字を描いています。
ですが、脊柱管狭窄症になってしまう人はこのS字の形が崩れてしまっているのです。
なぜ、このようにS字の形が崩れてしまうのかというと、前かがみの姿勢(猫背の姿勢)を摂り続けてしまうことにあるようです。
また座るときの姿勢以外にも、足や腕を組んだり、ハイヒールを履いていることも原因になるようです。
デスクワークが多い人には昇降机がおすすめ!
ですから、まず、デスクワークなどで普段座っている時間が長い方は、背筋をピンと伸ばして座る習慣をつけることが対策になります。
また、最近では健康を意識して、ボタンを押せば机の高さを変更でき、立った状態でも座った状態でもデスクワークができるような昇降机が売られています。
姿勢勢が悪くなることの対策にもなりますし、立った状態でデスクワークもできることで運動不足を解消できるのです。
特に最近、デスクワークの座りっぱなしの人は立ち仕事の人に比べて病気になりやすい、寿命が7年ほど短くなる!などの話題がテレビでも取り上げられました。
電動で、机の高さを変更できるので、もちろん普通のデスクよりもお値段も高めになります。
それでも、社員の健康を意識する会社が増えてきており、普通のデスクより高価であるにも関わらず、品切れになるほどよく売れているようです。
もしデスクワークが多い仕事をされているなら、昇降机を取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか?
実は私自身も、この昇降机はオフイスで使っています。

ただ、この昇降机を持っているというだけで満足して、その昇降機能を使わずに結局座りっぱなしという人も少なくないようです。
普通の机から昇降机に変更した直後はその珍しさから何回か使ってみるけれど、しばらくすると飽きてしまい、結局座りっぱなしになってしまうのです。
せっかく会社などで昇降机を導入するのであれば、それをしっかり利用するという啓蒙活動も必要ですね。
閉塞性動脈硬化症もふくらはぎの痛みの原因になる
ふくらはぎが痛くなる病気は脊柱管狭窄症ばかりではありません。
閉塞性動脈硬化症になってしまうとこれもふくらはぎの痛みの原因になります。
閉塞性動脈硬化症というのは名前からもわかるように足の病気ではなく、血液の病気です。

動脈硬化というのは、血管が細くなってしまったり、詰まってしまったりするために血流が正常に行われなくなってしまう症状のことを言います。
脊柱管狭窄症と同じく、この閉塞性動脈硬化症も中高年に特に多い病気です。
歩いていると、ももやふくらはぎが痛くなり、しばらく休むと治まるのですが、また歩くと再びももやふくらはぎが痛くなるといった症状が現れます。
この閉塞性動脈硬化症のやっかいなところは、痛くなるのは足だけど、血液の病気だという点です。
足が痛いのだから、足が原因だろうと思ってしまうと足に湿布をしたりマッサージをしてしまいますよね。

そんなことをしても血液が悪いのですから、効果はありません。
歩いているとふくらはぎやももが痛くなるというのはかなり動脈硬化が進んでしまった場合の症状です。
この段階にまで、進んでいるにも関わらずに特に処置せずに放置ししまうと、おそろしいことに足が壊死してしまう可能性だってあるのです。
壊死してしまったらその足はもう使い物にならなくなってしまいますので、切り取るしかなくなってしまいます。
ですので、このような症状を感じたらすぐに病院で診断を受けましょう!
もっと初期の段階では、足に冷えを感じるようになります。
血液が詰まってしまっていて、血流が悪くなってしまうので、それによって足が温まりにくくなってしまうのです。
閉塞性動脈硬化症の対策は?
では閉塞性動脈硬化症にならないようにするにはどうしたよいでしょうか?
運動をする
特に激しい運動をする必要はありません。
普段歩いてない人は、歩く時間を作るようにするだけでも良いのです。
歩くというだけならば、特に運動が好きでない方でも、あまり体力のない高齢者でも安全に行えますよね。
また、何の道具もいらないので、お金もかかりませんし、わざわざ有料のジムなどに行かなくてもできるでしょう。
例えば、平日会社への往復で歩いてる時間が短い人は休日にウオーキングをするのもいいでしょう。
だからといって、足が痛みを感じるところまで歩いてしまっては逆効果です。
禁煙する

喫煙も閉塞性動脈硬化症を引き起こす原因になります。
煙草に含まれるニコチンは肺がんなどの原因になる有害物質であることは有名ですが、さらに血管を収縮させてしまうというデメリットもあります。
高血圧や動脈硬化の原因になりますので、なるべく禁煙しましょう。
足を冷やさないようにする
足を冷やさないようにすることも対策になります。
足が冷えることによって、血液は収縮し、血液の循環が悪くなってしまいます。
冬は厚手の靴下をはく、電気毛布などを活用するなどして足を冷やさないように努めましょう。
冬に寝るときは電気毛布もいいですが、湯たんぽも経済的だしいいですよね。
直接湯たんぽが肌に触れないように、湯たんぽはタオルなどで包んだ状態で使用しましょう。
水分をしっかりとる
水分をしっかり摂取することも重要です。
水分が足りないと血液が濃くなりすぎてしまいます。

濃すぎる血液だと血流が悪くなってしまうのです。
特に高齢者は若い人に比べて脱水症状を起こしやすいので意識して水分を摂ることが重要です。
体内の水分の割合というのは年齢とともに下がっていきます。
小さい子供だと水分は体内の70~80%も占めています。
それが大人になると、60%程度まで低下します。
そして、高齢者ともなると50%まで下がってしまうのです。
水分は摂りすぎても身体に悪い
ですが、水分は摂りすぎてしまうのもまた身体に良くありません。
人間の身体は水分が足りなければ、尿の量が減り、多すぎれば尿の量が増えるというように体内の水分を調整しています。
だから、摂りすぎても尿で排出されるから問題ない、というわけでもないのです。
水分を摂取しぎてしまうと、肝臓が尿を作りだす能力の限界を超えてしまうのです。

この状態を「水中毒」と言います。
その名の通り、何の毒もない水も摂りすぎてしまうことで、身体の毒になってしまうということです。
この水中毒になってしまうことによって、体内のナトリウムやカリウムといった電解質の量のバランスが崩れてしまいうのです。
その結果、痙攣をおこしてしまったり、気を失ってしまうという現象が起こります。
一日2000ml以上の水分を摂っているのはこの水中毒になってしまうので、摂りすぎにも注意しましょう。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
人間誰しも年を取りますので、今は関係ないと思っていてもあなたも将来身体の節々の痛みに悩まされているかもしれません。
是非、正しい知識を身に着けて健康寿命を延ばせるようにしたいですよね。。
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