- 中学校の入学式に着物は?着物の準備は面倒?
- 着物もセミフォーマルならあり?洋装で入学式に出席すべき?
- 着物ならスケジュール確認をしっかりとすべき?
新中学生になるお子さんをお持ちの方が、色々と忙しくなる3月、4月。つい先日、小学校の卒業式が終わってホッとしたところですよね。
でも数週間後には、中学校の入学式が待っています。気になる中学校の入学式での母親のオススメコーディネートを確認しましょう!
卒業式でも悩みますが、中学校入学式の母親の服装マナーも悩みます。着物なの?スーツなの?

中学生になる子供の気持ちも考えましょう!
小学校から中学生になるお子さんの心は急成長中です。
親が考えているよりもずっと早く、今まさに思春期へと突入しはじめる頃です。
小学校の入学式では、母親の格好をそれほど重要に考えているお子さんはいないかもしれません。ですが、お子さんはもう中学生。
自分のことはもちろん、母親の格好が場違いだったり、浮いていたとしたら「恥ずかしい…」と感じるようになります。
後で帰宅後に子供から文句を言われる…なんて悲しい事になりたくありません。
中学校の入学式に着物はどう?

着物のイメージは?
着物だと目立ちすぎるかもしれないと心配する方がいらっしゃいます。
着物の柄や、着物の種類を間違っていたり、装いの仕方で目立ってしまう場合はもちろんNGです。
きちんとした場にふさわしい着物を着ているのであれば、その姿が悪い意味で目立つということはありません。
目立つとすれば、洋装の方よりも数が少ないからという理由だけでしょう。
どちらかといえば着物は着るだけで、洋装よりも上品に落ち着いて見えます。
お子さんに確認
中学生になるお子さんにも、入学式での装いについて確認をしておいた方が良いでしょう。
当日になって、急に他のものを準備することは不可能です。
着物で出席しようと考えていることを確認しておき、お子さんの意見も聞いてみましょう。
着物の準備は面倒?

着付けもヘアスタイルも時間がかかりそう
着物を普段、なかなか着る機会のない方であればあるほど、着物を着ることを面倒だと感じますよね。
しかし小学校の入学式と違うところは、中学生になったお子さんの準備を、親が手伝うことはほとんどありません。
お母さんは自分の着付けやヘアスタイルに使う時間も、小学校に比べると十分とれる筈です。
普段、着物を着ないお母さんにこそ、ステキな着物姿になれる絶好のシーンだと考えましょう。
既に着物をお持ちになっている方なら、尚更ですね。
長い間、タンスにしまってあった着物を出して、ぜひ袖を通してみませんか?
着物もセミフォーマルで

入学式にふさわしい着物を選びましょう
入学式というと、学校で行われる公の場での大切な式典です。
洋装で出席するのであれば、ワンピースや上品なブラウスなどのスーツ姿を多くみかけます。
これらはセミフォーマルでの装いですね。
着物姿でも同じように、セミフォーマルの着物を選ばなくてはいけません。
訪問着、付下げ、色無地から選ばれますと、場にふさわしい装いでしょう。
よく、小紋は着ることができないの?と聞かれますが、小紋は普段着やおしゃれ着としての扱いです。
入学式や卒業式での着用はやめておくほうが無難です。
ですが小紋の中にも例外はございます。
地域性や、紋つきか、紋なしか、柄の種類、お色、帯などで格を上げることも可能でしょう。
お手持ちの着物がふさわしいのかどうかご心配な方は、学校近くの呉服店などを訪ねてみてはいかがでしょうか。
地域性もきっとご存知でしょうし、適格なアドバイスをいただけるでしょう。
着物ならスケジュール確認をしっかりと

当日に慌てない為にシュミレーション
中学校の入学式を着物で出席することに決めたのであれば、スケジュールの確認とシュミレーションをしっかり行いましょう。
美容院などを利用するのであれば、時間に余裕を持って利用できるようにしましょう。
美容院の方にも、情報漏れや時間の勘違いなどが起こりませんよう、十分な確認をしておきましょう。
着物姿になると、自然と歩幅が小さくなります。
洋装よりもゆっくりとしか歩けませんので、学校までの移動時間も余裕を持ちましょう。
雨である可能性もあります。タクシーをお考えの方は1つ2つ、タクシー会社もリサーチしておきましょう。
着物姿の場合、アクセサリーやお化粧は派手になりすぎず、パールなどに留めておくと無難です。
地味すぎて華やかさが足りていない装いも困りますが、派手すぎる場合は、完全に浮いてしまうので気をつけましょうね。
入学式なので帰りに荷物が増えることも考えられます。
着物姿でも、折りたためるサブバッグなどお忘れのないよう準備しましょう。
洋装で入学式に出席したい

入学式は洋装で出席したい
そうお考えのお母さんは、やはり多いかもしれませんね。
同じ入学式ではありますが、小学校と中学校では色々とわかっておきたい事実や違いがあります。
お母さんの年齢
小学校の入学式では、お子さんは6歳。
20代後半から30代後半までのお母さんが大多数です。
中学校の入学式になると、お子さんは12歳。
中学校の入学式は、30代後半から40代のお母さんが多くなります。
選ぶ洋装にも変化アリ
セミフォーマルの装いでと考えましても、さまざまな洋装があります。
小学校の入学式にはワンピース、スーツが多いですが、この頃はセットアップで出席される方もいらっしゃいます。
中学校の入学式には、ワンピースやスカート丈の短いスーツを着用するお母さんはグンっと減ります。
カラーにも変化アリ
小学校の入学式では「ほとんどのお母さんが」と、表現しても良いほど、明るいカラーや淡いカラーを選ばれる方が多いです。
季節も春ですし、まだまだ年齢の若いお母さんたちは自然に華やかなカラーを選ぶのでしょう。
中学校の入学式では明るいカラーを選ばれているお母さんの数はかなり減ります。
中学校ではグレー系、ネイビー系、ブラック系が多く、淡いカラーの場合でも、白やピンクではなく、ベージュ系が主流です。
スカート丈に要注意
スーツを新調する予定がない方もいらっしゃるでしょう。
小学校の入学式のスーツもまだ入るし、もう一度着ようとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。
スタイルに変化がないのは本当にすばらしいですね!
しかしスカートの丈にはくれぐれも注意してください。
ひざ小僧が見える丈は、入学式という場では短すぎる印象です。
スーツのデザインは、余程目立っていない限り、それほど印象に残らないものです。
ですが「あの人のスカートの丈は短かった、脚を出してた」という印象はかなり残ります。
お母さんとして、きちんとしていない印象を持たれてしまうかもしれません。
反対に長すぎるスカートも野暮ったくなってしまいます。
歩いたり靴を履きかえる時も、ひざが丸見えにならない丈が良いですね。
小物でアレンジを効かせて
ブラックや、ネイビーなどちょっと暗いカラーのスーツを着用する場合は、小物でアレンジを効かせるのもステキです。
コサージュやスカーフを白など、明るいカラーで合わせてみましょう。
まだまだ肌寒い4月上旬なので、体育館は冷えます。
薄手の淡いカラーのショールを巻いても良いですね。
入学式の間はひざ掛けとして使え、寒さ対策にもなります。
まとめ
中学校の入学式でのお母さんの装いについて確認しました。

ポイントは小学校の入学式との違いを理解することね
小学校の入学式との違いをよく理解しておけば、着物でも洋装でもピッタリなコーディネイトが完成するでしょう。
中学校の入学式に保護者のドレスコードはありません。その地域性や学校の慣習、保護者のモラルの問題です。