• サガリの部位は肉のどこ?
  • 焼肉でのハラミとサガリの部位の違いは?

いよいよ夏真っ盛り!バーベキューしたくなる季節ではないでしょうか。

焼肉で定番のハラミや、最近人気のサガリについて調べてみました。

バーベキューへお出かけ前にぜひご覧ください。

 

サガリの部位は肉のどこ?

 

夏の定番イベントと言えば、野外での焼肉やバーベキュー。

 

特に、太陽の下で、食べる焼肉はとても美味しいものですよね。

 

キャラ

もちろん、ビールも欠かせないところですが。

 

焼肉の中で特に人気なのは、カルビ、タン、ハラミなどですが、最近では、サガリが注目されています。

 

特に女性には、低カロリーでヘルシーなところがウケているようです。

 

ここでは、そのサガリを中心に、焼肉などでお馴染みのいろいろな部位についてもまとめてみます。

 

気になるサガリ

 

ひとくちに「肉」と言っても、実はいろいろ細かく分けられています。

 

あまり詳しくない人でも、ロースとかヒレあたりはご存知の方も多いでしょう。

 

こちらは焼肉というよりは、とんかつやステーキなどの料理に使われることが多いものです。

 

最近、焼肉で新しく人気が出てきたのは、大変希少なサガリという部位。

 

サガリは、ハラミと似ていて、一緒に考えられていることも多いのですが、実は少し違っています。

 

サガリのほうがハラミよりも霜降りが少なく、あっさりとしていて、柔らかい食感です。

 

まだ知らない人は、ぜひチェックしておきましょう。

 

さらに、他にも美味しい部位がいっぱいあるので、簡単にまとめていきます。

 

よく耳にするところから、希少価値の高いものまで、なかなかユニークな名称がついています。

 

サガリとは

 

まずは気になるサガリについてですが、牛の横隔膜にあたります。

 

横隔膜は背骨側と肋骨側に分かれていて、サガリは肋骨側の横隔膜からぶら下がって肺を支えているところからその名称になったようです。

 

また、この呼び名は、地方によって違いがあり、主に九州や北海道で多く使われています。

 

ハラミと同じ?

 

関東などでは、同じ横隔膜のハラミと一緒に呼んでいるところも多くあります。

 

横隔膜は、膜という文字がついていますが、実際は筋肉です。

 

横隔膜は、背中側のほうと、ぶら下がっている肋骨側のほうと二つに分けられます。

 

この背中側のほうが主にハラミと言われる部分で、ぶら下がっているほうをサガリと呼んでいるようです。

 

どちらも横隔膜を構成しているので、まとめてハラミと呼んでいるところが多いのかもしれません。

 

肉と同じようですが、扱いはホルモンと同じ扱いをしているようで、適度な脂肪があり柔らかい部位です。

 

さらなる希少部位

 

そのハラミ自体も希少部位の一つですが、さらにサガリはそのハラミの中の一部位ですので、さらに希少な部位であると言えるでしょう。

 

その味はハラミより、若干霜降りが少なく、あっさりとしていて、柔らかく食べやすいのが特徴です。

 

その他いろいろな部位について

 

牛肉は、他にも美味しいところがいっぱいあります。

 

面白い呼び名もありますので、簡単に覚えておくと、焼肉屋さんへ行ったときに別の楽しみ方ができそうですね。

 

ここで、サガリの他のいろいろな肉の部位についても簡単にまとめておきます。

 

ヒレ

 

これはよく耳にする部位ですね。

 

お腹の真ん中あたりに位置し、最も柔らかい部分ですが、牛全体の3%くらいしかなく、希少部位の一つです。

 

脂肪が少なくあっさりしているので、幅広い世代に人気の肉です。

 

ステーキ、カツ、しゃぶしゃぶなど、なんでもおいしくいただけます。

 

リブロース

 

ロースの中でも、中心部分にあり、肉厚で、味も香りも濃厚です。

 

霜降りの量が多ければ多いほど、高級品です。

 

肩ロース

 

リブロースより首寄りのほうにあります。

 

肉質も良く、霜降りの具合もちょうどいい感じで、人気があります。

 

サーロイン

 

ステーキと言えば、コレで決まりというくらいに知名度が高い肉の一つです。

 

リブロースの隣あたりにあります。

 

柔らかく甘みがあり、サーという称号が付けられたくらいの美味しいお肉です。

 

ランプ

 

サーロインの隣で、腰からおしりにかけての肉です。

 

赤身の肉で脂肪が少なく、風味があり、柔らかいのが特徴です。

 

より上質な部分はユッケなどに使われています。

 

イチボ

 

おしりの先のわずかしかとれない希少部位です。

 

霜降りと赤身が合わさった通好みの味わいです。

 

弾力があり、いかにも肉を食べているという満足感が得られるほどの味と食感です。

 

イチボの中にもほんのわずかしか取れない部位があり、ここの部分はさらにとても上質な肉です。

 

マエバラ

 

首の下あたりのお肉で、やや硬めなので、スライスして一般的な焼肉などに使われています。

 

ナカバラ、ソトバラ、バラヤマ

 

マエバラに続く、お腹の中心のお肉です。

 

マエバラとともに、いわゆるカルビのお肉です。

 

霜降り部分は少なく、脂身と赤身がバランスよく、美味しい人気のお肉です。

 

どちらかというと、ソトバラのほうが、香りがよく、ジューシー。

 

バラヤマは、肋骨の間の肉で、二層になっている肉が独特の食感です。

 

どこもジューシーでおいしく、焼肉には欠かせない肉です。

 

みんながおいしくいただくには、ちょうどいい肉です。

 

ウデ

 

ほぼ赤身の肉で、あっさりしています。

 

薄切りにして、すき焼き用として使われます。

 

内モモ

 

脂身が苦手な人向きで、ほぼ赤身で柔らかい肉です。

 

ローストビーフなどがおすすめです。

 

外モモ

 

硬めの赤身中心の肉なので、シチューやカレーなどの煮込み料理に最適です。

 

煮込むほどによい肉の出汁がでて、肉本来の味と食感が楽しめます。

 

スネ

 

運動量が多いため、脂肪がほとんどなく、腱や筋ばかりですが、よく煮込むと柔らかく旨みがでます。

 

独特の旨味は、ぜひ一度味わってほしいものです。

 

スジ

 

おでんには欠かせない肉です。

 

煮込めば煮込むほど、旨みが出てとても美味しいところです。

 

タン

 

いわゆる舌の部分です。

 

特に舌の付け根の部分は、霜降り状態で柔らかく、鮮度がよければ刺身としても食べられるほどです。

 

じっくり煮込むとさらに柔らかくなり、シチューにしても美味しい部位です。

 

ざぶとん

 

肩ロースの中の一部で、1キロほどしか取れない希少部位です。

 

霜降りもキレイに入っていて、柔らかく、刺身などの生食のほか、特上カルビとしても使われています。

 

カブリ

 

ロースの中央部分にかぶっている肉で、希少部位になります。

 

きめ細かい霜降りで、とても柔らかい食感です。

 

三角バラ

 

肩から腕にかかる希少部位で、美しい霜降りが入っています。

 

とても柔らかく、大トロのような味わいです。

 

ハラミ

 

サガリと密接な関係がある横隔膜の筋肉の部位で、霜降りの柔らかい部位です。

 

焼肉に欠かせない人気の部位です。

 

カイノミ

 

ナカバラの一部で、ヒレの近くにあり、とても柔らかく上品な味わいがあります。

 

貝のような形をしていて、一頭につき、左右一対しかとれない希少部位です。

 

テール

 

しっぽの部分です。

 

硬いので、スープにするととても美味しくなります。

 

コラーゲンが豊富にあり、美肌効果も抜群です。

 

みすじ

 

幻と言われるほどの希少なウデ肉の部位です。

 

木の葉のような形をしていて、香りもよく、霜降りの濃厚な味わいが楽しめます。

 

希少部位サガリ

 

簡単ですが、サガリや牛肉のいろいろな部位を紹介しました。

 

牛肉は、部位によってそれぞれ味も香りも食感も違います。

 

部位に合わせて、それぞれの特徴を生かした料理を作ってみるのも楽しいでしょう。

 

定番料理でも、肉の部位によっては、また違った味や食感に気付くかもしれません。

 

特にサガリは、牛一頭につき約1キロしかとれない希少なハラミの中の一部分で、さらに希少な部位です。

 

キャラ

機会があれば、ぜひ口にしてみたいものですね。

 

焼肉でのハラミとサガリの部位の違いは?

 

ハラミとサガリは、同じ横隔膜でも部位に違いがありました。

 

焼肉で食べる場合、よりおいしく食べるにはどうしたらいいのでしょうか。

 

同じ横隔膜ですが、厳密には少し違いのある部位の特徴を生かしてハラミとサガリの焼肉での食べ方についてまとめてみましょう。

 

内臓として

 

焼肉屋では、肉というよりも、内臓として出されていますが、ハラミもサガリもはっきりわかるほどの違いはないようです。

 

見た目もどちらも赤身の肉のような感じで、ほとんど変わりません。

 

内臓独特の臭みがほとんど無いので、食べやすいでしょう。

 

ハラミの特徴

 

横隔膜の中でも背中のほうにある薄い部分です。

 

脂が多く、旨みがあり、どちらかというと少し濃いめの味です。

 

サガリの特徴

 

ハラミに対して肋骨側にある分厚い部分です。

 

脂は少なめで、その分、若干あっさりしています。

 

ハラミとサガリの違いについて、味覚に敏感な人は、気づくかもしれませんが、はっきりとはわかりにくいかもしれません。

 

カロリーについて

 

気になるカロリーについては、ロースなどの部位と比べると、どちらも低カロリーで、ヘルシーな部位です。

 

さらに、サガリのほうがハラミよりも若干低カロリーです。

 

キャラ

女性も遠慮なく食べられそうですね。

 

栄養的には

 

サガリもハラミも栄養的にはそれほど違いはありません。

 

ビタミンEやビタミンB群であるビオチン、カリウム、リンなどが含まれていて、バランスのいい食品の一つです。

 

特に抗酸化作用のあるビタミンEが含まれているというのは、酸化や老化に効果的でとても大切な栄養素ですね。

 

お得感のある部位

 

焼肉としては、希少部位にもかかわらず、どちらかというと低価格で提供されています。

 

しかも、肉質も柔らかで、脂身が少なくヘルシーとなれば、満足感もいっぱいですよね。

 

気兼ねなくいっぱい食べられて、なんとなく得した気分になります。

 

焼肉屋さんで食べる場合

 

焼肉屋さんでは、お店によって、とくにサガリというメニューが存在していない場合も多くあります。

 

サガリを食べたい場合、ハラミだけのメニューしか無い場合は、注文するときに直接聞いてみるのもいいでしょう。

 

お店によっては、そもそも区別していない場合も多くあります。

 

また、どちらかというと、ハラミのほうが一般的で、多くの店でありますので、サガリは扱っていないお店もあるかもしれません。

 

その場合、一つの判断材料として、もしもメニューに、上ハラミや並ハラミというのがあれば、ほとんどのお店では、上ハラミはハラミで、並ハラミというのがサガリのようです。

 

また、もう一つの判断材料としては、価格の違いにあります。

 

ほとんどのお店では、サガリのほうが、低価格の可能性が高いです。

 

ハラミとサガリが別メニューとしてあった場合は、一度くらいは食べ比べてみるのも楽しいですね。

 

家庭で食べる場合

 

焼肉屋さんで食べる本格的な焼肉ももちろん美味しいですが、たまに家でゆっくり食べるのも楽しいものです。

 

ハラミとサガリを食べる際の切り方のコツやおすすめの食べ方などをご紹介します。

 

購入について

 

スーパーではなかなか見掛けないサガリ。

 

やはり専門の肉屋さんでの購入がおすすめです。

 

特に内臓肉は新鮮なほうが安全で美味しいですし、サガリだけでない他の部位もまとめて購入できて便利です。

 

ぜひ、お得なブロックでの購入をおすすめします。

 

もしも適当な肉屋さんが見つからない場合は、ネットや通販でも買えますので、チェックしてみましょう。

 

ハラミの切り方

 

ハラミの肉そのものは、薄く細長い形をしています。

 

外側についている余分な脂や、スジ、皮をきれいに取り除きます。

 

肉の繊維に垂直に包丁を入れ、繊維を切るようにします。

 

厚さは3ミリから5ミリくらいがベストです。

 

包丁は左側でも右側からでもかまいませんが、ひし形になるように切ると、お皿に盛りつけたとき、よりおいしそうな、キレイな見た目になり、食欲をそそります。

 

サガリの切り方

 

サガリは分厚くて、丸い形をしています。

 

ハラミと同じように、余分な脂やスジ、皮を取り除きます。

 

ハラミよりも大きな白いスジがあるので、しっかり取り除きましょう。

 

同じように肉の繊維を断つように、肉を切っていきます。

 

おすすめの味付け

 

焼肉屋さんでは、もちろん、そのお店独自のタレなどでいただくのがベストです。

 

お店によって、いろいろな味があるので、食べ歩くのはとても楽しいですよね。

 

家庭で食べる場合も、数種類用意して、食べ比べてみましょう。

 

思わぬ発見がありそうです。

 

ここでは特におススメの食べ方をご紹介します。

 

素材の味をそのまま

 

まずは、サガリやハラミ本来の味をなるべくそのまま生かした塩コショウでいただいてみましょう。

 

サガリやハラミ独特の食べ応えを感じられるでしょう。

 

市販のタレでいただく

 

市販のお好きなタレでいただきましょう。

 

個人によって、好みもあるでしょうが、新たなおいしさを発見することができるかもしれません。

 

間違いのない味なので、食欲も湧きそうですね。

 

自家製のタレを作ってみる

 

お好きな材料や香辛料を使って、ブレンドしてみてもいいでしょう。

 

酒、醤油、白ゴマ

 

酒と醤油は大さじ2、白ゴマは好きなだけというシンプルなタレです。

 

酒、甘口醤油、ニンニクみじん切り

 

酒は大さじ2、甘口醤油は大さじ1、ニンニクみじん切りは好きなだけ。

 

甘辛な感じが食欲をそそります。

 

ローズソルト、コショウ

 

どちらもお好みの量で大丈夫です。

 

塩の種類もいっぱいありますが、岩塩がおすすめです。

 

ゴマ油、塩

 

これも好きな量でブレンドしてみてください。

 

塩の種類はもちろん、ゴマ油の種類もたくさんありますので、いろいろ試してみるのも楽しいでしょう。

 

ポン酢、大根おろし、刻みネギ、唐辛子

 

冷蔵庫に少しずつ残ったもので作れそうですね。

 

さっぱりといただきたいときにはおすすめです。

 

味噌ダレ

 

混ぜるだけの簡単味噌ダレを最後にご紹介します。

 

材料さえ揃えれば、短時間で簡単にできます。

 

多めに作り置きしておくと、大変便利です。

 

酒とみりんは大さじ2、醤油大さじ3、味噌大さじ6、砂糖小さじ5、ゴマ油小さじ1、チューブに入ったニンニク大さじ1、100%リンゴジュース大さじ5、一味唐辛子小さじ1、味の素少々を全部混ぜます。

 

混ぜたら、弱火で煮立たせて、冷まします。

 

約10人分のタレになります。

 

今夜は焼肉パーティ!?

 

さて、サガリとハラミの微妙な部位の違いや特徴、食べ方などいろいろまとめてみましたが、いかがでしたか?

 

焼肉大好きな人も、肉は太りそうで敬遠気味だった人も、サガリならいっぱい食べられそうです。

 

しかも、低価格で低カロリーは、多くの女性の憧れの食材と言ってもいいでしょう。

 

栄養のバランスもいいようですし、肉質も柔らかいとなれば、老若男女問わず、最近人気になっているのも納得ですね。

 

そして、これを読み終える頃には、きっと頭の中が焼肉だらけでしょう。

 

いろいろウンチクを語るよりも、百聞は一味!に如かずと言ったところでしょうか。

 

今夜の献立はぜひ焼肉にしてみませんか。

 

サガリをたくさん味わって楽しい焼肉パーティにしましょう。