• しめじは生でも食べられる?
  • しめじの生焼けは下痢になることがある?

しめじはお味噌汁や炒め物など色んな料理に使えて便利な食材ですよね。

低カロリーで栄養も豊富だし、低価格なので本当に家庭の身近な食材です。

そんなしめじは、生で食べることができるのでしょうか。

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一般的には炒めたりなど加熱をして食べていますよね。

 

今回は、しめじに注目して、生で食べることができるのか、生焼けで食べるとどんな影響があるのかご紹介します。

しめじは生食OK?下痢などの中毒症状が起こる?

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炒めたり、蒸したりなど火を通して食べるのが当たり前な感じがしますよね。

しめじ好きとしては生で食べることができるのか気になるところです。

 

一般に売られているきのこの多くは、生で食べても大丈夫と言われるようですが、生で食べると中毒を起こす可能性もゼロではありません。

 

野生のきのこは生で食べるなんて以ての外です。

 

しめじの中でも特に生で食べてはいけないと言われているのが

 

「ニオウシメジ」 仁王しめじ

ホワイトマツタケのことです。

 

マッシュルームも生のままサラダに入れて出てくることも近年多いみたいですね。

 

生でも食べられるものもありますが、きのこ類に感じては新鮮な採れたてのものでないとダメです。

 

食べられたとしても採れてから2~3日程度です。

鮮度が落ちたものを生で食べてしまうと、中毒を起こす可能性は非常に高くなります。

 

きのこ自体の菌が自己発生し、白い菌が付着したものを生で食べるのは有害です。

 

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きのこの85%が水分なので、生の状態では傷みも早くなります。

 

一般的に販売されているしめじも、生産者から私たちの手元に来るまでやはり数日過ぎていますから、加熱調理をして食べることが必要だと考えられます。

 

加熱もしっかり行わず、生焼けの状態ですと中毒症状が起こる場合もあります。

 

中毒症状
  • 下痢
  • 腹痛
  • 嘔吐

 

このような症状が見られた場合は、病院で適切な診断を受けましょう。

 

自己判断ではなく、やはり専門医の指示に従うと安心ですよね。

 

しめじ・下痢など食中毒を回避するには?

しめじの選び方

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やはり栄養豊富で美味しいしめじを食べたいですよね。

ぶなしめじの選び方と保存方法についてチェックしておきましょう。

 

ぶなしめじの選び方
  • カサに張りと丸みがあるもの
  • カサが開きすぎていないもの
  • 軸がほどよく太く、しっかありと弾力があるもの
  • 一株にまとまっているもの
  • パックの内側に水滴がないもの

新鮮なしめじを選ぶためにチェックすべきポイントですから、このようなポイントにはぜひ注目して選びましょう。

 

逆に古くなったものは全体にハリがなく、柔らかかったりします。

 

自宅で冷蔵庫に入れて数日経っている場合は、ヌメリがないか、汁が出ていないか、酸っぱいニオイがしていないかなど確認してから使用しましょう。

 

保存方法
  • 水気を嫌うので濡れないようにする
  • 乾燥しないように袋に入れる
  • 野菜室に入れたら3,4日で使い切る
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冷凍保存をすることもできます。

水で洗わずに石づきを切り落とし、使いたい房の大きさにほぐして、フリーザーバッグなどに入れて冷凍します。

 

使用する際には使う分だけを取り出し、解凍せずに調理しましょう。

 

冷凍すると旨み成分が凝縮されるので、冷凍もおすすめです。

 

しめじの栄養成分

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せっかくよく食べる食材なら、どんな栄養が含まれているか知っておきたいですよね。

しめじの栄養
  • ビタミンD
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ナイアシン
  • 食物繊維

 

ビタミンDはカルシウムの吸収率を上げたり、日本人に不足しがちな必須アミノ酸の一種であるリジンも含まれます。

 

うまみの素となる成分ですね。

 

食物繊維も豊富ですが、その他にも葉酸、パントテン酸、カリウム、鉄などのミネラルも含まれます。

 

しめじの健康効果

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上記のような栄養成分が豊富に含まれているのですが、健康に効果があります。

  • 骨粗鬆症予防
  • 口内炎予防
  • 便秘解消
  • 腸内環境を整える
  • がん、動脈硬化の予防
  • 生活習慣病の予防
  • 疲労回復

さまざまな効果を期待することができる食材なのです。

 

また、美容、ダイエット効果でも注目されているんですよ!

 

食べ過ぎも悪影響がある

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栄養効果にも優れているしめじですが、食べすぎはNGです。

1日の摂取目安量は100g程度

しめじには食物繊維が含まれるので、過剰に食物繊維を摂りすぎてしまうと下痢や便秘などのトラブルを引き起こす可能性があります。

 

またビタミンDも過剰摂取すると骨からカルシウムが溶け出し、高カルシウム血症になり、食欲不振、下痢、嘔吐というような症状が出てしまうことがあります。

 

普段の食生活でビタミンDを過剰摂取する心配はありませんが、サプリメントなどを常用している方は注意が必要です。

 

どんな優秀な栄養が含まれる食材でも、適度な量で栄養バランスの整った食事をすることが大切なのですね。

 

せっかく効果、効能に期待ができる食材を食べるなら、効率的に食べたいですよね。

 

きのこの栄養を効率よく摂るには

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きのこ類は食べる際に水洗いをして調理すると旨み、栄養が損なわれていまいます。

また劣化も早くなるので軽く拭き取るか、使う直前に水でサッと流す程度が◎

 

ちなみに冷凍すると旨みが凝縮されますし、天日干しは栄養価をアップさせることができます。干ししめじを戻した水は出汁として使用することができます。

 

そのまま調理するだけでなく、冷凍や干ししめじも取り入れてみることをおすすめします。

 

しめじの美味しい食べ方

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ぶなしめじは加熱調理をした方が美味しく食べられます。

ぶなしめじの調理のポイント
  • 加熱調理をしてもプリプリ食感が損なわれにくい
  • 煮物などの煮込み料理に使用しても、食感は楽しむことができます。

 

どんな料理におすすめかというと、

 

  • 味噌汁などの汁物
  • 煮物
  • おひたし
  • 和え物
  • 炒め物
  • 肉巻き
  • てんぷらなど

このように見ると、メインのおかずにも副菜にもと幅広く使用できますよね。

 

しめじを炒めるときのポイント

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炒めるときにはちょっとしたポイントがあります。

十分に熱したフライパンに入れてしまうと、こげたりしないように触ったり、煽ったりしちゃいますよね。

 

ポイントは中火で、しめじがフライパンと接している部分がキツネ色になるまで必要以上触らずに我慢すること。

 

熱しきったフライパンに入れて触りすぎたりすると、しめじから水分が出すぎてしまいます。

 

油と一緒に摂取

しめじに豊富に含まれるビタミンDは、油と一緒に食べると吸収率を高めます。

 

炒め物の調理方法は最もおすすめなんです。

 

油というとカロリーが気になりますが、しめじは低カロリーですし、満腹感も得られやすいのでダイエットにも適している食材です。

 

しめじに関する豆知識

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「しめじ」といっても実は色々な種類があります。

家庭でもよく食べられる種類が、上記で紹介していた「ぶなしめじ」ですね。

 

「香りマツタケ、味シメジ」という有名な句がありますね。これは「本しめじ」のことを指しているんです。

 

ぶなしめじのことではありませんよ~。同じぶなしめじでも、天然と栽培では見た目も味も異なります。

 

ぶなしめじって本来は味が淡白で旨みももちろんありますが、多少の苦味もあったと言われています。

 

しかし、1970年に世界初のぶなしめじの人工栽培が成功。

 

現在のしめじ
  • クセがない
  • 食感が良い
  • 年中ほぼ一定した価格

 

ということが実現し販売されているのですね。

 

しめじの種類
  • 本しめじ
  • ぶなしめじ
  • ホワイトぶなしめじ
  • ひらたけ

このような種類があります。

 

本しめじはアカマツなどに生えるきのこ。カサの部分がふっくらとして全長は5~12cm。

 

希少価値が高かったのですが、栽培できるようになってからスーパーでも販売されるようになりました。

 

白いぶなしめじは、ぶなしめじを品種改良したもの。

 

色が白くてぶなしめじよりも更にクセがなく、つるんとした食感です。

 

ひらたけはカサの表面部分が灰色。

 

若いひらたけを「しめじ」という名前で販売されていることが多くあります。

 

まとめ

しめじなど食用のきのこは生で食べても良いとされていますが、それは採れてから2日程度の新鮮なものに限ります。

残念ながら市販されているしめじは、採れたてとは言えません。しめじを食べる際には加熱調理をする必要があります。

きのこ類は鮮度が落ちたもの、十分に加熱がされていないものは中毒症状を起こす可能性があります。

 

下痢、嘔吐などの症状は引き起こす可能性がありますので、ご自宅などで食べる場合には必ず加熱してから食べてくださいね。

 

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