- しめじは冷蔵庫でどれくらい日持ちする?
- しめじを長持ちさせる方法はある?
- カレーに入れて冷凍すれば、シメジも長持ちする?
きのこ類はスーパーでいつでも店頭に並んでいますよね。
きのこ類で様々な料理に使用される「しめじ」ですが、どれくらい日持ちするかご存知ですか?

他の野菜に比べて、しめじが傷んでいるかどうかは分かりづらいものです。
しめじはどれくらい日持ちをするのか目安を知り、美味しくしめじを食べましょう。
しめじの種類

炒め物や煮物、味噌汁など幅広いジャンルの料理に使える優秀な食材です。
しめじに限らず、きのこ類はカロリーも低く、食物繊維も豊富なのでダイエット中の食材でも人気です。
しめじと言えばきっとあの茶色いしめじをイメージされる方が多いのではないでしょうか。実は1種類ではないんですよね。

しめじは1つではなくいくつか種類があります。
一般的な茶色いしめじや真っ白いしめじを見たことがありますよね。
ぶなしめじ
スーパーでよく見かける代表的なしめじです。
- しめじの中でも栽培しやすく、日持ちもしやすいように改良されている
- クセがなく食べやすい
- 味噌汁、パスタ、炒め物など幅広く使える
- 価格も季節や地域を問わず年間通して安い
メジャーなぶなしめじの一般的な賞味期限の目安は、5~7日程度。
石づきを取らないで保存をすると賞味期限は若干長くなるでしょう。
直ぐに使う予定はなくても、安いし使い勝手がいいのでつい買ってしまいませんか?
ほんしめじ

ほんしめじは松茸のように栽培が難しいと言われています。
近年、量産の栽培に成功していて、徐々にスーパーなどでも見かけるようになりました。
- 肉厚で大きい
- 煮物に向いている
- 賞味期限が比較的長い
「大黒本しめじ」というブランド名で販売されています。
一般的にはまだまだ知名度が低いですが、希少価値も高い品種となっています。
賞味期限は常温であれば5~7日程度。冷蔵庫では7日程度持つといわれています。
ひらたけしめじ

ひらたけしめじはあまり店頭に出回っていない種類ですね。
昔はもっと流通していた品種なんだそうです。しめじと言えば“ひらたけしめじ”を指すことが多かったんだとか。
ひらたけしめじは、あくまでも「ひらたけ」です。
ひらたけはきのこ類のなかでも日持ちがしない種類。そのためにぶなしめじほどあまりスーパーなどでも流通していないのですね。
まいたけに似た食感でてんぷらにして食べても美味しいですよ。
ひらたけしめじの一般的な賞味期限の目安は、2~3日。
水分が多いので短期間で傷みが進行してしまうようです。
はたけしめじ

あまりご存知の方も少ないかもしれませんね。
あまり聞きなれないはたけしめじ。
名前の通りなんですが、道端や畑によく生えていたことでこの名前になったそうです。
- シャキシャキとした食感
- 軸が長くかさも大きめ
- あまり日持ちがしない
はたけしめじの一般的な賞味期限は、3日程度。
きのこ類のパックには賞味期限を記載はしなくてもよいそうで、レタスやキャベツなどのような葉物と比べて見た目でなかなか傷み具合を判断するのは難しいですよね。
しめじを長持ちさせる保存方法はある?

しめじに限らずきのこ類は水気が苦手です。
水分が付くと傷みやすくなってしまうので、保存する場合には基本的に水で洗わないこと。
そのまま保存をしましょう。
常温で保存をすると菌糸が発生したり、温度の変化に弱い面もあるので、基本的には冷蔵庫の野菜室での保存が良いです。
冷凍保存も可能で、長期保存をすることができます。
使いかけのしめじを保存

一度に使いきれない場合にも保存は可能です。
- 使いかけの場合は、石づきを取らずにラップに包むか、タッパーやジップが付いている袋に入れて野菜室で保存しましょう。
- 使いかけのしめじの賞味期限は3~4日程度
洗ってしまい水気が付いている場合は、キッチンペーパーなどでしっかり水気を取りましょう。
同じように冷蔵庫で保存しますが、期間は落ちます。
冷凍保存はできる?

冷凍保存も可能です。
冷凍をする場合にもしめじは洗わずに保存します。
- 石づきは切り落とし、小分けにしてフリーザーバッグに入れて冷凍します。
- 汚れが気になる場合にはキッチンペーパーなどで優しく拭きましょう。
使用する際には解凍せずにそのまま調理します。
冷凍する場合にも水で洗いません。風味が落ちてしまいますからね!
また冷凍することで旨みが凝縮されて美味しくなるというメリットもありますよ。
さらに長期保存するなら“干ししめじ”

干ししめじの作り方を紹介します。
- しめじは洗わずに石づきを切り落とします。
- バラバラにしてザルなどに重ならないよう並べます。
- 天日干しで3日程度乾燥させるだけ。
- 保存は密閉できるタッパーや袋などの容器に、乾燥剤と一緒に入れて常温保存するか、冷蔵保存します。
カラカラに乾いたら干ししめじの出来上がり。
フリーザーバッグに入れて冷凍保存もおすすめです。さらに旨みが凝縮されますよ。
使い方は干ししいたけと同じです。
水でもどして使用しますが、戻し汁にも旨みが出ているので出汁として使用してください。
しめじが腐っているサインは?

きのこって腐っているか見た目では判断しづらい場合がありますよね。
- 酸っぱいニオイがする(異臭)
- ぬめりがある
- 変な汁が出ている
- べチャっとしている
どれか1つでも当てはまる場合には食べずに処分しましょう。
保存しておいて白いカビのようなものが発生することがありますが、これは菌糸といってしめじから出た菌です。
多少の菌糸は食べても問題はありませんが、風味は落ちている状態です。
味やニオイに違和感があるようでしたら、速やかに処分をしましょう。
新鮮なしめじを選ぶポイント
買って来たばかりのしめじを開けてみたらちょっと傷んでいた・・・なんてことはありますよね。
一般的に生産者からスーパーへ届いて、私たちが手にするまでには数日かかります。
もちろんどこの産地のしめじで、どこに届くかによって鮮度は異なりますよね。
日数が経てば経つほど鮮度は落ちてしまうものです。
生産者から直接買うことも難しいですしね。
ですから、スーパーで購入するときに少しでも鮮度の良いものを選びたいものです。
- カサが開きすぎず小ぶりのもの
- ハリと弾力がある
- 軸が太くて短い
- パックに水滴が付いていない
きのこ全体が柔らかくなっていたり、パックに水滴が付いていると鮮度が落ちている証拠です。
まとめ
幅広い料理に楽しめるしめじですが、そのまま保存をした場合の賞味期限は5日~7日程度でした。
しかし、冷凍や干ししめじといった保存方法は長期保存が可能ですし、旨みも凝縮されるためおすすめの方法です。

どんな保存方法であっても、しめじは“水気”に弱いということは覚えておきましょう。
冷凍しておけばいつでもカレーやお味噌汁などの具材に使用できて便利ですよね。
買って来てうっかりダメにしてしまった・・・という食材のムダが減るように、買ってきてすぐに使う予定がない場合は、長期保存の方法を活用してみてください。
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