• アキレス腱の痛みをテーピングで抑える方法!
  • 自分で簡単に固定できる

いよいよスポーツに最適な季節になってきました。

怪我しないように注意することも必要です。

ただし、もしもアキレス腱を傷めてしまった場合にテーピングで抑える方法や、固定する方法をまとめてみました。

アキレス腱の痛みをテーピングで抑える方法!

何をするにも気持ちのいい新緑の季節になってきました。

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特にスポーツで汗をかくのは、とても気持ちのいいものですね。

その際、よく傷めがちなのがアキレス腱。特に足を使うスポーツでは、ありがちな痛みです。

 

ここでは、アキレス腱の痛みをテーピングで抑える方法とともに、テーピングの目的や基本の巻き方などを紹介していきます。

 

触ると痛いアキレス腱のテーピング方法

まずはテープの端に1㎝くらいの切れ目を入れておきます。

 

かかとに近いアキレス腱の始まりの部分に切れ目を入れた部分を覆うように広げて貼ります。

 

そのテープの上端を引っ張りながら、ふくらはぎのほうに引き上げて貼ります。

 

ふくらはぎの下に届いたら、テープを二つに切り裂き、膝の横まで貼り付けます。

 

貼り終わったら、全体を剥がれないように軽く押さえましょう。

 

次に、別のテープをかかとの外側から貼り、アキレス腱の上を貼りながら斜め上に引っ張り、そのまま脛側に貼ります。

 

さらに、別のテープを今度はかかとの内側から、アキレス腱の上をクロスするように、脛側に貼ります。

 

伸ばすと感じる軽い痛みの場合のテーピング方法

アキレス腱に負担がかからないよう、うつぶせになって、かかとの裏から貼り出します。

 

引っ張りながら貼り、ふくらはぎのところで二つに裂き、それぞれを膝の左右のところまで貼ります。

 

アキレス腱のあたりを軽く押さえて剥がれないようにします。

 

次に、足の裏からかかとの内側へ斜めに引っ張りながら、脛のほうまで伸ばして貼ります。

 

さらに、同じように足の裏からかかとの外側へクロスしながら、アキレス腱の上を通って脛のほうまで貼ります。

 

さらに強い痛みがある場合のテーピング方法

テーピングを行う前に、アンダーラップのズレ防止のために粘着スプレーを使います。

 

アンダーラップは、しわやねじれがないように引っ張りながら、足の土踏まずのところからふくらはぎの中心部分まで巻きます。

 

アンカーとしてふくらはぎ部分に一周テープを巻きます。この時、テープの端を半分皮膚にかかるようにします。

 

さらに少し重ねて、足首のほうにもう一周巻きます。土踏まずのあたりに一周巻きます。

 

次に、アキレス腱を伸ばすと痛みが出る位置から少し戻した位置に、足首の角度を固定し、土踏まずのテープのところからまっすぐ伸ばしながら、かかとを通り、ふくらはぎのテープのところまで貼ります。

 

この時、皮膚に密着するように押さえて貼ります。

 

以上のテープを補強するために、足の裏からかかとの内側へテープを伸ばし、アキレス腱を通って足首のほうへ伸ばし、ふくらはぎの一番上の部分まで貼ります。

 

今度は、足の裏からかかとの外側へテープを伸ばし、アキレス腱の上をクロスするようにしながら、ふくらはぎの一番上の部分まで貼ります。

 

そして、これらのテープが剥がれないようにさらに補強します。

 

先にアンカーとして巻いた部分をなぞるように、ふくらはぎの部分に2本と足首に1本巻きます。

 

少し難しいように感じますが、手順を理解して正しいテーピングを覚えましょう。

 

特にマネージャーさんは覚えておいたほうが選手たちも安心してスポーツに集中できそうですね。

 

アキレス腱を補強するためのテーピング

アキレス腱には、ホースシューという補強する巻き方があります。

 

テープの真ん中をかかとの骨の部分に合わせて、アキレス腱を覆うように巻いていくものです。

 

一本ずつ巻きますが、この時、先に巻いたテープに少し重なるようにして3本巻きます。

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くるぶしを包むくらいの長さにして、覆うようにします。

 

アキレス腱について

アキレス腱とは、足首の後ろにあり、ふくらはぎの中央あたりからかかとにかけて、長さ約15㎝ほどの最も強く太い腱です。

 

歩くときはもちろん、走ったり、跳んだりするときに重要な役割を果たし、また大きな負荷が掛かります。

 

あまりにも大きな負荷が掛かりすぎると、時として炎症や断裂などの大きな怪我になるなど、注意が必要です。

 

また、一度傷めてしまうと治りにくいのも難点です。

 

なるべく怪我をしないようにするためには、事前にストレッチすることをお勧めします。

 

アキレス腱を傷める原因

アキレス腱を傷める原因としては、主にアキレス腱の使い過ぎによるものです。

 

急に激しい運動をしたり、準備運動が不十分だったりすると炎症が起こりやすくなります。

 

また、毎日のように長時間の立ち仕事や長距離を歩くなども、負荷が積み重なって痛みが起こりやすくなります。

 

足に合わない靴やハイヒールを履く習慣が多い女性も発症しやすいものです。

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もしも症状がある場合は、早めの対応が必要です。

 

自分で簡単に固定できる

前述の方法は、人にやってもらう方法でしたが、一人でも簡単に固定できる方法もあります。

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もちろん応急処置としても最適です。

また、もしもの時にも自分で簡単にできる方法を知っておいたほうが安心ですね。

 

自分で出来るテーピングの方法

まず、テープが剥がれにくくするために、乾いたタオルで足を拭きます。

 

かかとから両方の膝までを包むようにふくらはぎまで貼るので、足に合わせて大体のテープの長さを測って、切ります。

 

テープの真ん中あたりをかかとに貼り付け、左右片方ずつふくらはぎに向かって、軽く貼っていきます。

 

しわにならない程度に押さえながら、貼っていきます。

 

その後、テープが浮いている部分を皮膚になじませるように押さえます。

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アキレス腱を挟むように貼りましょう。

なお、テーピング用のテープは、いろいろな種類がありますが、自分で固定するには、手で簡単に切れるものを使ったほうがいいでしょう。

 

テーピングの目的

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スポーツにおけるテーピングの目的は、三つあります。

第一に、スポーツによってテーピングの部位は違いますが、よく使う部分を補強し怪我を予防することです。

 

第二に、一度痛めた部位が再発しないように予防するためのものです。

 

そして第三に、傷めてしまった場合の医療機関を受診するまでの応急処置として行います。

 

そして症状の悪化を防ぎ、痛みなどを抑えるためにも有効です。

 

テーピングの基本

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テーピングには、いくつかの基本の巻き方があります。

基本中の基本であるアンカーを始めとして、足首の捻挫を予防するスターアップ。

 

アキレス腱の補強を目的としたホースシュー、スターアップのズレ防止のためのサーキュラーなどです。

 

テーピングのちょっとしたコツ

四角いテープの角は、角を丸く切るとはがれにくくなります。

 

テープを持つ時は、人差し指、中指、薬指という3本の指で均等に引き出してから貼るようにしましょう。

 

しわやたるみなどがあると、テーピング効果が落ちる場合がありますので、注意が必要です。

 

皮膚の弱い人などかぶれやすい人は、テープの両端を少し浮かせ、押さえつけるようにはります。

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テープをはがす時は、体毛の流れに沿ってゆっくりはがすと痛みも軽減されます。

 

まとめ

今回は、アキレス腱の痛みに対するテーピング方法をまとめてみました。

 

テーピングは、応急処置としてはもちろん、他にもいろいろ役立つことがいっぱいあります。

 

日常生活において、ちょっとした怪我や痛みはつきものですが、テーピングを覚えることによって、予防することもできます。

 

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

アキレス腱のセルフケア