- 台風はどうやって進路を予想しているの?
- 台風の進路を予想する方法がある?
- 米軍は気象庁よりも正確な予想をしているって本当?
今回は台風について話したいと思います。
台風が来るとき皆さんは前日のニュースなどで台風が自分の住んでいる地域に来るか来ないかを確認しているかと思います。
台風の進路をどのような方法で予想しているのかというのは興味深い事ですよね。

台風の進路予測はどのようにされるのでしょうか。
今回は、台風についてお話しながら、進路を予想する方法などについてご紹介します。
台風を予想する方法とは?
気象庁よりも米軍の予想が正確?
『台風』とは?
この低気圧の事を「熱帯低気圧」と呼びます。
瞬間風速というものを皆さん良く耳にすると思いますがこの瞬間最高風速が17.2m以上になったら台風となります。
台風の強さはどのようにして変わるのかというと、それは海水温度が関係しているのです。風と海は関係ないように見えますが、関係しているのです。
一番温度の高いところで台風の進路上にばっちりエネルギーの元となる、湿った温かい風を注がれる事で台風を大きくします。
沖縄あたりで台風が強い理由はここにあります。

台風は自分で移動することが出来ません。
それではどのように移動しているのかといいますと、地球全体の空気の流れで移動しているのです。
台風が北上する時は、自転と暖かい空気から冷たい空気へ流れることが重要なのです。
つまり空気の流れが強く影響しているのです。南は暖かく、北は寒いですね。この南から北へと言う流れ影響で台風は移動しているのです。
台風がまっすぐ進むということは滅多にないですね。
台風と気圧は深く関係しています。
台風が北上して高気圧にぶつかることで気圧の低い方へ移動します。先程も話しましたが、日本付近で太平洋上の高気圧が途切れるので北や東へと方向を変えます。
つまり太平洋高気圧によって台風が移動しているのです。
季節に影響して経路が異なる
初夏や晩秋は、太平洋・大陸・北からの高気圧が邪魔をして台風は北上できません。 そのためそのまま西へ拭けていってしまいます。
これが台湾・フィリピン方面へ抜けていく経路です。
夏から秋になると、太平洋高気圧が少し弱まるので、日本の南付近の会場を移動しながら北・北東へと進路を変える。
これが日本付近を通過する経路です。
秋から晩秋にかけては、太平洋高気圧が少し弱まります。 そのため、大陸や北からの高気圧が日本付近に来るので、日本から遥か離れた海上を移動するようになります。
これが日本の沖、遥か南から東へ移動する経路になります。そのため夏から秋に日本に台風が到来することがあるのです。
台風は太平洋高気圧に沿って移動しますが、一定の勢力が常に同じ場所にある訳ではありません。勢力が強くなることや弱くなることを通して変動していきます。

皆さんはジェットストリームという物をお聞きしたことがありますか?
ジェットストリームとは、「偏西風」のことです。
風が吹いている場所は一定ではなくて、場所を変えますね。
台風の進路を予想する方法
台風の進路を予想する方法
台風の進路の予想は先程までに申しましたが、まとめると台風は南から北へ移動させられる。

そのため予想しやすいですね。
進路の決定は、高気圧次第で特に太平洋高気圧が強く影響しています。
東へ向かうかどうかは太平洋高気圧とジェットストリームによって分かります。台風は気圧の低いところへ流れていきます。そのためどの地域の気圧が低いのかとみてみるのが良いです。
台風が来るときに良くテレビや新聞で「低気圧」「高気圧」という言葉が飛び交っていますね。

これは台風と気圧が大きく関係しているからです。
高気圧=山、低気圧=谷とします。台風が山にさえぎられて、谷へ向かうというイメージ。さらに気圧配置にも注目しましょう。
高気圧がどこにあるのか、季節によって強さが増す日本付近の気圧をこまめに確認するとよいです。
またシベリア高気圧は、秋が深まると北で勢力をまして日本に来る機会が増えます。台風は秋に多くやってくるとは言え、一年中通して発生します。
そのため台風についての知識を深める事は自分の身を守る面でもメリットがあると言えます。
米軍の方が気象庁より正確に予測できる?

地球温暖化の影響もあり最近では気象庁の予測が外れるということもあります。
気象庁と米軍どちらの予想の方が正しいのでしょうか。
そんな中で最近では気象庁の予測ではなく、米軍の予測を頼りにするという人も増えています。
日本国内における気象データは気象庁が発表していることからどうしても似通ってきます。
しかし米軍の予想は独自のデータとアルゴリズムから計算されています。そのため米軍の予想を見る事で、気象庁の予想が外れていないかチェックすることが出来ます。

米軍の気象予想は見やすくて良いと評判です。
- ラフな地図に台風がどう過ぎ去るのか、通っていくのかが円で表されている
- 見やすいかと言うと分かりにくく、見にくいところがある
- グーグルマップ上に進路の中心線が描かれている
- 暴風圏や風速なども表示されているため、台風が自宅の東か西どちらを通過するのかなどの詳細まで確認できる
しかしそうはいっても精度の問題であまり細かく見すぎることが良いかどうかは微妙なところです。
以前までは気象庁は3日先までの予想でした。その時米軍は5日先まで予想していました。
しかし現在は気象庁も同じく5日先まで予想しているため期間的に考えると両方とも便利です。また気象庁は1時間毎に更新をします。
こうなると気象庁の方が頻繁に台風の進路を確認する上では便利です。
【台風の予想について】
結果気象庁も米軍の予想もどちらも正しく人それぞれに見やすさは違いがあると思います。一番良いのは冷静に両方の予想を確かめるという事です。両方を見るのは面倒ですが一番確実です。
最近の技術の発達によりこれから新たな方法で台風の進路を確認できる日も近いかもしれません。
終わりに
皆さん最後まで読んでいただきありがとうございました。台風は急にきて、急にどこかへ行ってしまうというイメージだったかもしれません。
しかし今回話した通り多くの事柄と関連しているのです。
沖縄に以上に台風が来ることについて私は疑問を持っていましたが、皆さんの中にも疑問だった人はいたと思います。
沖縄は皆さんご存知の通り暖かくそのため海上の温度も上昇します。これらの影響から沖縄には台風が発生しやすいのです。

また米軍の台風の予想も面白いです。
日本の気象庁を頼るのも、米軍の予想を頼るのも自由です。どちらが正しいかと言うとはっきりはどちらかという事は言えません。
両方とも確認してみる事が一番確実で安心だと思います。自然の動きは予想しても違う動きをすることもあります。
そのためどんなに気象庁や米軍とはいえ予想が外れてしまうことはあります。
これから暖かくなるので、台風が日本にやって来る回数も増えると思います。台風は、大変に危険です。台風が来たらどのような行動をすると良いのか、台風が来る前に確認することも大切です。
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