- ウンベラータってどんな植物?
- 植え替えの仕方は?
ハート形の葉っぱが特徴的なウンベラータは人気の高い植物です。
育てやすく、インテリアプランツとしても重宝されます。
ウンベラータの手入れは簡単なのでしょうか?今回はウンベラータについてご紹介します。

葉っぱが落ちちゃうの
ウンベラータ葉が落ちる原因

枯れてないのに葉が落ちるの
ちゃんと管理していても葉が落ちることのあるウンベラータです。
寒さが苦手
ウンベラータは熱帯アフリカが原産だけあって暑さには強いのですが、寒さにはとても弱く、日本の冬を自力で越すことができません。
気温が5度を下回ると落葉するといわれています。寒暖差が激しいのも苦手です。
できるだけ10度以上の温度が保てる場所で管理しましょう。
乾燥が苦手
寒さが苦手ですから、冬は室内に置くことが多くなります。
ウンベラータに限らず、室内で管理する観葉植物にありがちなのがエアコンの風に当たって乾燥してしまうことです。
温度は一定に保たれていてもエアコンからの風が直接葉っぱにあたり、極度の乾燥状態になり、落葉してしまうこともあります。
また水やりとは別に、葉に直接水を吹きかけることも必要です。
水の噴霧は、葉に潤いをもたらし、乾燥を防いで落葉しないようにするだけでなく、ウンベラータ自体の美しさも引き出します。
日照不足または当たりすぎもNG
ウンベラータが落葉してしまう原因の一番として日照不足が考えられます。
多少の日陰ならかまいませんが、極端に日が当たらなかったり、数時間しか日が当たらない場所に置いておくと日照不足になります。
ただし置き場所が頻繁に変わったり、日の当たる時間が極端に増えると、ウンベラータが環境の変化についていけずに、それがストレスとなって落葉してしまう場合もあります。
1週間ごとに少しずつ日に当たる時間を増やしていき、徐々に環境になれるようにしましょう。
日が当たればいいからといって強い日差しを当てすぎても乾燥で葉が落ちるので、気を付けてくださいね。
生まれ変わる兆し
変色したり落ちたりする葉は、下の方にある古い葉っぱのことが多いのではないでしょうか。
ウンベラータは成長が早く、ぐんぐん上に伸びて新しい葉をつけていきます。
そのため古い葉っぱが、新しい葉と入れ替えに落葉していくのです。
ウンベラータの一番上に天芽と呼ばれる赤い蕾ができていたら、新しい葉の出てくる蕾なので、落葉しても心配ありませんよ。
ウンベラータの植え替え

夏・冬どっちがいいの?
ウンベラータは成長が早く、1年に20㎝近く伸びるので、購入したときのままにしておくと、鉢が小さくなりバランスが悪くなってきます。
鉢が小さいと根詰まりを起こし、枯れる原因にもなるので植え替えが必要です。
植え替え時期
ウンベラータの健康のために2~3年に1回は植え替えを行うといいでしょう。
時期は5月からが適期で、暑くなる7月中旬までには終わらせましょう。
この時期は生育期なので植え替えによる株のダメージも少なくて済みます。
植え替えに良い土
ウンベラータは室内で育てるので観葉植物専用の土がおススメです。
市販の観葉植物の土は水はけがよく軽いので使いやすいですよ。
植え替えの鉢の大きさ
植え替えには一回り大きい鉢を用意します。
どうせ成長するからと大きすぎるのもダメですし、小さいものは根腐れの原因となるので注意しましょう。
植え替えに用意するもの
必要な道具は次の通りです
- 鉢底アミ
:鉢底石や土が流れ出ないように鉢底の上に敷きます - 鉢底石
:水はけと通気性をよくするために鉢のそこに入れる石 - ハサミ
- 割りばし
:根にからまった土を落としたり、植え替えの土を安定させる - ビニール手袋
:白い樹液がてにつかないように
植え替え手順
鉢の底穴にアミを敷き、飢えから鉢底石を入れます。鉢底石は水洗いしておきましょう。
次に、土を鉢の3分1程度入れます。植え替える鉢からウンベラータを抜きます。
根元を避け、鉢の周りの土をスコップでザクザクと刺し、株を抜きやすくします。
ウンベラータの根元を持ちまっすぐ上に引き上げて鉢から抜きましょう。
根の周りの土をほぐしながら落とします。
土が固かったり根がぐるぐる巻きついていたら、割りばしでつついて落とし、根を良くほぐしておきましょう。

ここがポイント
土を落とすと根の状態がよくわかるので伸びすぎている根や、黒くなっている根はハサミで切っておきます。
十分に成長した太い根がぐるぐる巻いていたら、3分1は切っても大丈夫です。
根を整えたら一度鉢の中に入れ高さを確認します。高さを決めたら、片手で根元を持ったまま新しい土を入れていきます。
根元まで土を入れたら、根の間に土が入るよう割りばしでつつき、鉢を上下にゆすって土を安定させます。
鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水を入れ、植え替え終了です。植え替えてから根が成長するまで少し時間がかかります。
植え替えた後のポイントをまとめておきましょう。
- 2週間程度、直接日光に当てないようにする。
- 肥料は2~3週間後から与える。
- 水やりは土に乾き具合を確認しながら控えめに。
ウンベラータという観葉植物とは?

日本の植物?
- 学 名
:Ficus umbellate - 科・属
:クワ科・フィカス属(イチジク属) - 原産地
:熱帯アフリカ
ウンベラータはイチジク属に分類される観葉植物です。
ウンベラータは年間に20㎝も伸びる、成長の早い植物でもあります。
原産地である熱帯アフリカは気温や湿度の高いのでより成長が早く、5mにもなるウンベラータもあります。
成長が早いので育てる楽しみが持てて、管理するのも楽なので人気があります。
日本で育てる場合は、寒さに弱いこともあり、ウンベラータは鉢植えでの栽培が主になります。
ウンベラータの育て方

難しいのかな?
ユニークに曲がった幹とハート型の葉がキュートなウンベラータは、観葉植物の中でも人気です。
おしゃれなカフェなどで目して「ウンベラータを育ててみたい!」と思った方は多いのではないでしょうか。
ウランベータ初めて育てるのであれば、すでに鉢に植えてあるタイプから育てるのがおススメです。
ウランベータの鉢植えは1年中購入できるので始めるタイミングはいつでもOKです。
成長過程を楽しみたいのであれば、初夏から秋にかけて購入し準備するのが良いでしょう。
ウンベラータは気温18~30度でぐんと成長します。
日光を浴びたほうが良く育ちますが、日差しの強さや気温によっては傷むこともあるので、置き場所を都度移動させてください。
- 初夏~秋
午前中は日の当たる窓辺で管理がおススメ
真夏の西日は葉っぱが焼けてかれるので注意が必要です。 - 冬
できるだけ暖かい部屋に移動させておきます。
日中は日の当たる場所に、夜は窓際から話しておきます。
ウンベラータを元気に育てる秘訣は日々の手入れです。
水やりや肥料の与え方によっても、大きく育つか枯れるかが分かれますよ。
水やりのタイミング・量
4~10月:鉢の土の表面が乾いたら、鉢の底から水がしみ出すくらいたっぷりとあげます。
特に7~8月はすぐ水分が蒸発するので、毎日の水やりが必要です。
11~3月:土の表面が乾いて数日たってから、鉢底から水がしみ出るくらいたっぷりあげます。
水不足になると葉が下に向いてくるので、それを合図にするのもいいでしょう。

受け皿にたまった水は捨ててね。
肥料の与え方
ウンベラータは4~9月の間に追加で肥料を与えます。
購入した鉢植えに最初から肥料が混ざっている場合は特に必要ないです。
土の栄養分がなくなり成長スピードが落ちたと感じた場合は、2週間に1回液体肥料を追肥するといいです。
まとめ
ウンベラータは成長も早く比較的管理も楽で育てやすい植物です。
葉っぱもハート形でかわいく、部屋に置いておくとオシャレですよね。
落葉が気になるとの声もありますが、ご紹介した手順で植え替えすれば、どんどん大きくなり、楽しみもどんどん大きくなりますよ。

観葉植物デビューならウンベラータがおススメです。
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