- いったい誰が幸せになるのか?
- 最後は良かったか?がっかりか?
- 野島伸司の評判やいかに?
ラストに向けてもう登場人物の誰に感情移入して良いかわからない展開の「高嶺の花」です。
誰が誰のために何をやっているのかつかめなくなってきましたが、「高嶺の花」もいよいよ最終回。
果たしてラストはハッピーなのか、アンハッピーなのか?

最後まで観てね。
高嶺の花・最終回の感想とネタバレ!
いよいよ最終回です。
ハニトラにかからない直人
親友の千秋に頼んで、ももは直人をハニートラップにかけようとしていました。
そしてその一部始終をスマホで聴いていたのです。
魅力的な千秋にさすがの直人も堕ちると思っていたももでしたが…。
直人は千秋に「ドッキリでしょ」と言って信用しません。
千秋がももには黙っているからというのですが、自分は片時ももものことが忘れられない。
今も頭にいろんな顔のももの姿が浮かぶから無理だと言います。
そして唐突に、「分厚い茶碗と、薄いティーカップとどちらが壊れにくいと思いますかと問います。
千秋も(こっそり聞いていたももも)分厚い茶碗と答えますが、直人は薄いティーカップの方が壊れにくいというのです。
その理由は大切に扱うから。自分ももものことを大切に扱うから壊れないという意味のようです。

質問が唐突なうえに、答えもイマイチですね
破門のなな
ななは、龍一と一緒に生きると決めて、市松に決意を告げます。
市松は引き留めることもなく、ななを破門にします。
破門だと言った時の顔が優しい顔だったと、ななは思ったようですが…。

そうも見えなくはなかったですが
実の娘を破門した市松は、なんとその恋の相手の龍一とももの縁談を進めようとします。

いったいこのおやじは何を考えているのやら!
さすがの龍一もあきれたようです。
しかし、龍一はその後ななの前からも姿を消してしまいます。
千秋バラす
商店街のメンバーが集まるいつもの店で、千秋はももと親友であること、直人にハニトラをかけたことをバラしています。

なぜわざわざバラすかな?
さすがに直人も千秋とももがグルだったということまでは見抜けなかったようです。
しかし、ももがすべて聴いていたことを知って赤面します。
あの茶碗の話は、どう考えてもももに聞かせるために言っていたとしか思えませんがね。
千秋はすっかりイメージを変えて、みんなと和気あいあいやってましたが、ちょっと神経疑いますよね。

周りのみんなも怒っていいのでは?
ももが家元に
ななが波紋になったことでももが時期家元になることが決まりました。
市松はお家粗動を睨んで最初からももを家元にするつもりだったようですが、ならなぜあんなにもももを痛めつけたのでしょうか?
ももが失ったもう一人の自分を取り戻させるため?
ももの持つ華道の才能をもっと引き出させるため?
そうだとしても、もっと違うやり方があるのではないかと思います。

単なる市松の好き放題
ももの方も、自分の限界を感じて、さらに実の娘じゃないというショックでもう生け花などできないようなことを言っていたのに、あっさり家本をになることを受け入れるとは!
ただももが家元になるのに相当な覚悟をしたようです。
直人に別れを告げる
ももは正式に家元になることにしたと直人に告げ、「いままでありがとう」とこれまでのことを詫びつつ感謝の言葉を述べて、正式に別れようとしました。

今まで散々ひどい事しておいてさらに追い打ちを
家元になるにあたって、人に頼らない、自分一人で立てる人間になりたいと。
直人がそばにいると頼ってしまい、いつかは直人自体も倒してしまうからという理由でした。
いままでなら、別れの言葉を言われてもうろたえず、あっさり聞き流していた直人ですが、今回ばかりはジタバタして、あれこれ言い、ももを引き留めようとします。
ももの本気度を感じていて、ここで別れたら二度と会えないと思ったようです。

それでもももは直人を振り切ります
直人高嶺の花を取りに行く
ももに別れを告げられてもどうしても諦めきれない直人でした。
まだももにしてあげられることがあるのではないかと言います。

どこまでお人良しなの直人
そしていきなり、山奥に咲く「高嶺の花」を取りに行くと言い出します。
私は花
時期家元としてのお披露目の場で花を活けなければならないももは、悩んでいました。
子供のからのお手伝い金と銀の二人に意見を求めます。

かしまし娘の次女と三女です(若い人は知らないですよね)
亡くなった母はどんな花を活けていたのかと。
実は亡くなったももの母は、家元が嫉妬するほどの腕前だったようです。
しかし、家元を愛していたのと、家元からそれは月島流の生け花でないと言われて、結婚を機にすっぱり花は辞めたそうです。
ももが母には「もう一人の自分」が見えていたのか聞くと、お手伝いは「そんなもの最初からいません」ときっぱり言い切りました。
母がいつも言っていたのは「私はお花」だと。
「私はお花」が何を意味するのか考えていたもものところへ、直人がとってきた「高嶺の花」がエントランスに置かれていました。
それを見たももはあることに気づきます。
以前ななが言っていた「好きな人がいるほうが勇気が出る」の意味がももにも分かったのです。
その思いを極限までに昇華させることが、花を生けるのに一番大事なことだと。

私たちならできるとももとななは抱き合って喜びます
新流派へ
家元のお披露目の日、ももは新流派を立ち上げたいと申し出ます。
そして自分がいかに直人を愛しているか、直人が素晴らしい人かを話しながら花を活け始めます。
華道家として「もう一人の自分」に固執していた過去とも決別した瞬間でした。
ももは、これまでのストイックな姿から一転、花を愛でるような穏やかな笑顔と、慈しむような手つきで花を生けていきました。
「花は一番きれいな顔を太陽に向けている」といいながら。

これまでのモモとは全くの別人でした
確かに生けられた花は素晴らしい出来でした。
集まった師範、市松も含めて全員一致でももは新流派を立ち上げることを認められたのでした。
シレッと直人のもとへ
新流派を手に入れ、憑き物が落ちたように穏やかな顔になったももは、直人の留守中に、直人の店を花で埋め尽くし、シレッと家に上がりこんでいました。

それも、お手伝い金・銀つきで
そして当然のごとく、直人に「末永くよろしくお願いします」というのです。
あれだけ強引に別れを告げてから、日も経ってないのに、自分が新しい道を見つけたからと言って、あまりにも自分勝手ではないでしょうか?
でも、直人はももが好きなので、鼻の下を伸ばして嬉しそうです。
ハッピーエンドにしたかったのでしょうが、ちょっと強引な感じがします。

やはりももはお嬢様気質のままですね
宗太の役割とは?
物語の最後に、ももの自転車で日本一周をしていた宗太が帰ってきます。

いくぶんシュッとしたでしょうか?
宗太が自転車であちこち行っている間、直人は一歩的にメッセージを送って励ましており、その言葉で宗太が勇気づけられ成長したともいえますが、果たしてこの「高嶺の花」の中に組み込まなければいけない要素だったのでしょうか?
宗太の物語だけで、野島伸司が得意なストーリーができそうな気がしますが。
これまた最後取ってつけたようなハッピーな終わり方でした。
以上、やはり登場人物民がみんな自分本位だったという感想が否めません。
最後はハッピーエンドに終わりましたが、素直に「あー、良かった」と思えるものではなく、終わりよければすべてよしという感じで、無理やり持って行った感があります。

視聴者の皆さんのご意見はどうでしょうか?
一人だけ清涼感満載の兵馬は誰
あまりテレビで見かけないあの人は?
華道界の一大流派、京都神宮流の次期家元「兵馬さま」を演じているのは大貫勇輔(30)さんで、このドラマの中で異色の存在感を放っています。
長身180センチ、姿勢の良さも相まって、はかまを着た立ち姿が美しく、いつまでも観ていたいと思わせます。
主張しすぎない流行りの顔立ち、穏やかな語り口、凜としたいでたちで、異世界の御曹司を全身で体現しています。

なぜこんなにも立ち姿が美しいの?
実は大貫さんは俳優でありながら、もともとはダンサーなんです。
おじいさんは体操のオリンピック強化選手、母や伯母も元体操選手という、体操一家に生まれ育ちました。
本人は7歳からダンスを始め、17歳からプロダンサーとして活躍しています。
バレエ・ジャズ・コンテンポラリー・モダン・ストリート(ブレイク・ポップ・ハウス・ロッキング・ヒップホップ)、アクロバット等、幅広いジャンルをこなすというマルチなダンサーなのです。
2012年、ミュージカル「キャバレー」の再演で藤原紀香の相手役に抜てきされて俳優デビューしました。
2013年には世界的演出家、インバル・ピント氏に見いだされ、森山未来&満島ひかり出演のミュージカル「100万回生きたねこ」に出演しています。
またその年、世界的振付家マシュー・ボーン氏演出の舞台「DORIAN GRAY」のオーディションに臨み、見事主役の座を射止めたすごい人なのです。
ドラマでは、2015年1月期のフジテレビ系「セカンド・ラブ」に出演、、この時はダンサーという役どころでした。
このように舞台では活躍してきましたが、俳優として連ドラに出演するのはほぼ初めてのようです。

さすがは世界が認めた逸材
確かな存在感を放っています。
9話で龍一との「俎上」のシーンで、二人並んで星座で座っていましたが、その座った姿勢でさえ背中がピント伸びて、純潔の御曹司そのものを醸し出していました。

こいつやるなって感じでした
高嶺の花を見逃したらVOD
みんながみんな自分勝手な「高嶺の花」ですが、うっかり見逃した方もまだ観るチャンスあります。
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まとめ
芸術を愛する人の愛憎劇ともいえた「高嶺の花」が最終回を迎えました。
果たして視聴者に共感できる部分があったのでしょうか?
なぜこんな話になったのか疑問に残る作品であったように思えます。
石原さとみ主演で期待値の高かった「高嶺の花」でしたが、ライバル綾瀬はるか主演の「義母と娘-のブルース」には惨敗の結果となりました。
その要因は、脚本家、野島伸司の書くセリフの一つ一つが、今の時代にあってなかったのではという意見も多く見られます。
みなさんはどう思われたでしょうか?
一時期、一世を風靡した野島伸司ですが、時代遅れになってしまったのでしょうか?
個人的には、タイトルの「高嶺の花」の題字と派手な背景が、野島伸司の世界観とは真逆の気がして、最初から違和感満載でした。

哲学的なセリフ、嫌いではないですけどね