- 罪悪感のももと憎悪のなな、いよいよ俎上へ
- 市松の真の目的は
- 直人とももはもうくっつかないの?
結婚式の途中で元婚約者に手を引かれ出て行ったももを笑顔で見送った直人。
その直人の笑顔が心に刺さる種となり、思った通りの罪悪感を得ることができなかったもも。
そして母と恋人の不倫現場を目撃して心が壊れたなな。
誰も幸せになりそうもない展開になってきています。
8話ではいよいよ姉妹対決。結果はどちらに軍配が上がるのでしょうか。

きっと予想外の結果が…?
高嶺の花・8話の感想とネタバレ!
いよいよ「俎上」決戦!
最初から結果が決まっていた!?姉妹対決
月島流の時期家元を決める「俎上」が始まりました。
ななの母親ルリ子は自分の息のかかった師範を集め、ななに票が行くように仕向けます。
しかし、市松は俎上は非公開にし、出来上がった作品のみで評価するように言い伝えます。

どちらがふさわしいか神のみぞ知る
出来上がった作品は対照的な出来栄えでした。
票を持つ師範たちは、自分の票で決着がつくのを恐れて、交互に票を入れていきます。
そして最後に市松…。
視聴者が観てもどちらがどちらの花かわかる出来栄えでした。
ななが生けた花は、彼女思いを寄せていた龍一のテイストが混ざった、負のエネルギーの中に、龍一への未練が垣間見えたものになっていました。
ももをこき下ろす市松
結果はななに軍配が上がりました。
ななは自分が家元に選ばれながらも、姉の腿の作品の方が勝っていると感じていました。
市松はななはまだ未熟ながら、その成長をほめたたえます。
一方ももには、その作品は高慢であったと、そして「あらがえぬ衰退を見た」」とまで言って、ももをここまで言うかというくらいこき下ろすのでした。

これが市松の狙いだったのでしょうか
自分を見失うもも
ももはななに負け、市松にもひどい事を言われすっかり自信を無くし、自分自身を無くしてしまいました。
亡き母親の墓の前で、自分が精一杯してなかったことを悔い、泣いて「ごめんなさい」を繰り返します。
もう華道家としてやっていけないのではないかと思ったももは、どうしてよいかわからず泣き崩れるしかありませんでした。
周りが盛り上げる直人と千秋
ももがどん底まで落ち込む一方で、直人は図書館で知り合った千秋と、一緒に食事をするようになります。
幼馴染の仲間が、「高嶺の花」より「足元の豆」だよと言って、千秋と付き合うことを勧めます。
笑いながら話を聞いていた千秋ですが、自分を低く見られたことに気を悪くします。
「私好きって言ったっけ?」と直人に詰め寄ります。

もちろん冗談ですが…
女性はみんな芸術家
直人はももが何に苦しんでいるのかを少しでも知りたいと、図書館で華道に関する本を借りまくって勉強します。
生け花入門から華道の歴史まで、目にクマを作って調べるのです。
「芸術家の気持ちなんでわかりようがないでしょ」秋保という言葉に直人は「女性はみんな芸術家だよ」と返します。
怒ったり、すねたり、すぐ笑ったり、さっぱりわからない。

すべての女性は謎一杯の芸術家だと
もも、自分をとりもどしに
どうしようもなくなったももは自分を取り戻そうと、兵馬のところへ行き抱かれようとします。
ももを慰めるななにももは言います。
「私の愛は素敵なの、素敵だからえぐいのよ。だから男は受け止められない。報われる前に逃げられちゃう。それ見て私は淋しくて、悲しくて、この人も偽物だったかと絶望しちゃうの」と。
心から愛を求めながら、愛してもらえない悲しさがにじみ出ているセリフです。

女はみんな無条件に愛してほしいものなのですね
ももを奪還
姉のももの悲しみをしったななは、直人のもとにももを助けてほしいと頼みに行きます。
ななの必死の頼みに直人はももを取り戻しに兵馬のところへ向かいます。
それもなんと千秋の車で。
兵馬に直人の名前を聞かれ「愛してるか?」と聞かれ「はい」と返事をするももですが、それを粉々に消し去りたいと、兵馬に抱かれようとします。
直人が兵馬の部屋に着いたとき、兵馬はソファーでくつろいでいました。
ももは抱かる直前に気を失ってしまったのでした。
「もう一人の自分」の答えを見つけた直人
ももを抱きかかえたまま直人は兵馬に言います。
「もう一人の自分」は「子供のころの自分ではないですか」と問います。
だとしたら一度消えたら二度と現れないのではないかと。
人として健全な成長なんだからと。
一人ぼっちの子が人形を友達とするようなこと、大人になって一人ぼっちじゃなくなったらいなくなって当たり前だと兵馬に言い放ちます。
直人の答えはあたっていたようです
兵馬は驚いた顔で言います、「君は何者なのか?」と。
もう一人の自分が一人ぼっちだった子供のころの自分だとしたら、まだもう一人の自分が見えている兵馬はいまだに一人ぼっちということでしょうか。

兵馬も悲しい人生なのかも知れません
7話の振返り
7話を登場人物別に振返ってみましょう。
もも・罪悪感をつかみ損ねる?
結婚式の途中で元婚約者と逃げ出してきてしまったももですが、式場を出る瞬間にみた直人の笑顔が心をえぐります。
直人が悲しそうな顔をしていれば、すんなりと得られた罪悪感ですが、直人が笑ったことが小さな種となって胸に突き刺さります。
ななから直人が婚姻届を取り戻したと聞かされて、ももはますます自分のしたことに対してとんでもない間違いをしたのではないかと、何とも歯がゆい感情にさいなまれていきます。
直人のことなどすぐ忘れられると思っていたのに、あの笑顔が脳裏に焼き付いて離れません。
そんな中、京都の神宮流の時期家元兵馬と出会います。
会っていきなり「もう一人の自分は今見えないようですね」と言い当てられ、圧倒されてしまいます。
直人のことが種となって邪魔になっているならそれを取るために愛してない相手(兵馬)と寝ればいいんですといわれて、戸惑います。
もしかしたら、自分の中のにあるもも自身にも無意識の直人への「愛」が芽生えてきたのでしょうか?

家元になろうと必死のももですが、空回りしていて痛々しいですね。
直人・すべてを受容していた
なぜ笑ったのか聞かれた直人は『ゲインロス』を狙ったといいます。
ももの「罪悪感でスーパーな華道家」計画の仕上げに、最高に哀しい顔ではなく、微笑んでみせると、それが逆に鮮烈で、ももの心をざわつかせることになると考えていました。
ここにきてまた直人は哲学的な言葉を語るようになります。
モネとカエルに例えて、どんなにひどい事されても自分が良いと思っていればそれでいいんだ、他人は何も言えないと言い放ちます。
直人は心理学に関する本などをかなり読んでいて、とても頭がよく、ももに関する事情をいち早く理解していたといえます。
直人もまたももを忘れることができず、せめて笑ったことで自分を忘れないでほしいと思っていました。
ある日直人は図書館で同じ本を取ろうとした千秋に出会います。
彼女もまた心理学的知識が豊富なようです。
この二人はお互い惹かれあっていくのでしょうか?

ちょっとお似合いの二人です
なな・あまりのショックに壊れる
龍一の心を自分に向けたい一心で、家元を決める俎上に上がる決心をしたななです。
しかし、母ルリ子と隆一の不倫現場を目の当たりにしてしまい、血だらけになって納屋に籠ってしまい、ショックで心が壊れてしまいます。
父の市松が介抱してくれますが、その父に向かって「私は絶対許さない」と自分の思いをぶちまけます。
ただ清楚なだけだったななに大きな変化が生まれた瞬間です。
この憎しみを持ってななはどんな花を生けるようになるのでしょうか?
市松・すべては後継者選びの為の陰謀
次々起こるエピソード、そのすべては家元市松が画策して起こるように仕向けたことでした。
ももの最初の結婚を破局させたのも、直人を利用して罪悪感を手に入れ、ももが精神的飛躍を手に入れるように計画したもも市松です。
ルリ子が自分を裏切り龍一と不倫するのも織り込み済みでした。
そして実の娘ななの精神の崩壊をお膳立てしたのも市松なのです。
最初から市松と隆一はグルでした。

ひどい父親です
市松は自分の娘のななを家元にするために、龍一は自分を粗末にした神宮流を乗っ取るために、手を組んでいたのです。
しかし、疑問も残ります。
市松は神宮流の時期家元兵馬とももを合わせています。
神宮流も乗っ取るつもりなのでしょうか?

どこまでも信用できない市松です。
新しい登場人物
神宮流の時期家元兵馬、純潔の御曹司らしくスマートな立ち居振る舞いながら、鋭い観察眼も持っています。
華道界の裏側もすべてお見通しという感じですが、今後のももとのかかわり、そして月島流との関わりが面白そうです。
図書館で直人を知り合った千秋。

香里奈久々のドラマ出演ですね
直人と同じように心理学に詳しいようですが、直人とどのようにかかわっていくのでしょうか?
今後ももとの対面もありそうな予感です。
高嶺の花を見逃したらVOD
市松のたくらみが怖い「高嶺の花」ですが、うっかり見逃した方も安心してください。
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まとめ
- 姉妹対決の「俎上」、対照的な花を生ける二人
- 直人と千秋の新たな関係
- 市松の本当の狙いは
姉妹対決、師範たちの判定は3対3とイーブンに。
すべては家元・市松の手の中に。
もも・直人・なな・龍一・市松、渦巻く人間模様、果たしてどのような方向に進むのでしょうか?

暑い夏はまだまだ続きます。