- 毎回涙なしでは観られません
- 湊の成長が嬉しい
- 小児科外科のチームワークが素晴らしい
コミュニケーションに障害があるサヴァン症候群の医師・湊の成長と、病気と闘う子供たちの頑張りを描いてきた「グッドドクター」もいよいよ最終回です。
毎回涙しますが、でも観終わると心がほんわり温かくなるこのドラマ。
最終回にどんな展開が待っているのでしょうか?

最後にもいろいろ考えさせられますよ
グッドドクター・最終話、感想とネタバレ!
恩師司賀の容態は
電話を受けて湊は院長室に駆けつけると、司賀は血を吐き倒れていました。
司賀はステージ4の胃がんに侵されていました。
これまでずっと支えてきてくれた司賀の病状を知って、湊はショックが隠せません。
司賀が目を覚ますと、湊が付き添っていました。
「先生、どうして病気のこと教えてくれなかったんですか?大好きな司賀先生がいなくなったら、僕どうしていいかわかりません。」

湊は不安でいっぱいです
司賀は「私は大丈夫だから、湊は自分の仕事をしなさい」と諭します。
子供たちは今の湊と同じように不安な気持ちでいるんだよと。
病床でも湊に医者とはということを教えているようでした。
伊代ちゃんも緊急事態
姉がドナーとなって小腸移植を受ける伊代ちゃんでしたが、検査結果で重要な問題が出てきました。
伊代ちゃんは小腸だけでなく、肝硬変も患っていたのです。
しかも放置すれば肝不全になってしまうため、すぐにでも肝臓移植が必要な状態でした。
小腸はお姉さんがドナーになってくれますが、肝臓はどうしようもありません。
伊代ちゃんの容体は予断を許さない状態で、彼女を助けるには小腸と肝臓の同時移植以外に助ける方法はないと高山は告げます。
小腸と肝臓の同時移植は国内でも実施された例は少なく、手術の腕がいい高山ですら、やったことがありません。

伊代ちゃんピンチです
同時移植が認められない
高山は委員会で伊代ちゃんの肝臓・小腸の同時移植を認めてほしいと懇願しますが、認められません。
前例もなく、リスクも高いので、他の病院に転院させるように言われます。
新たに病院を引き継ぐ経営者が万が一を恐れて首を縦に振らないのです。
でも、伊代ちゃんには転院できるほどの体力は残っていません。

高山は悔しくてしょうがありません
理事長も何か考えている様子でした。
理事長の迷い
伊代ちゃんの同時移植について、理事長は悩んでいました。
経営のことを考えるとリスクを負いたくはありません。
しかし、子供の命がかかっているのに、見捨てるようなことをしてもいいものなのかと。
理事長は、司賀に意見を求めに行きます。
司賀は、医者と患者が信頼しあうことで成り立っている、病院とはそういうものだと力強く言いました。
理事長は、当事者の伊代のもとにも訪れます。
小さいころから何度も入退院を繰り返している伊代は、この病院は家と同じだと話し出しました。
看護師たちはお兄ちゃん、お姉ちゃんで、お医者さんはお父さん、お母さんみたいな感じ。
私はこの病院でなかったら、こんなに頑張れたかわからないともいいました。

理事長は何を思ったのでしょう
少女が緊急救命に運ばれる
伊代ちゃんの肝臓のドナーがなかなか見つからないその時、川でおぼれた少女が緊急救命に運ばれてきました。
少女の状態はほぼ脳死状態で、回復の見込みはありませんでした。
ただ、少女の両親がまだ目を覚ますと信じていたので、夏美や間宮は「脳死です」と伝えることを躊躇していました。
しかし、このまま何もしない時間を過ごすのは死を目前にしているとはいえ、少女の為でないと考えた夏美は、思い切って両親に「もう助からない」と告げるのでした。
脳死の少女にできること
少女が脳死状態であることを両親に宣告し、そのあとに、残された時間の中で少女にできることを提案します。
その中には延命措置や、ほかの患者への臓器提供などが含まれていました。
しかし事実を受け入れられない母親は、夏美の提案を聞き入れることはできません。
そのうえ、夏美を信用できないと感じたのか、担当医師の変更を要求してきました。

移植を強要したわけじゃないのにね
湊が夏美を助ける
少女の治療のことで悩んでいる夏美を見て湊は何とかしたいと思っていました。
少女の担当医を湊が引き継ぐことなり、湊は病室を訪れ、両親に丁寧に挨拶します。
そしてベッドに横たわる少女に向かって「美咲ちゃん、初めまして」と深々とお辞儀をしたのでした。
さらに「どこか痛いところはありますか?」と少女に語りかけます。
もう何の反応も示さない少女に対しても、湊は他の子供に接するのと変わらない接し方をします。

この様子にきっと視聴者は涙したことでしょう
湊の姿に心を動かされた少女の両親は、少女のドナー登録を決断するのでした。
夏美は湊に、自分ができなかったことをしてくれてありがとうとお礼を言います。
湊は「ぼくはずっと瀬戸先生に助けてもらいました。だからいつか僕が瀬戸先生の役に立ちたいと思っていました。」と夏美への感謝を表しました。
湊がみんなに支えられているだけでなく、湊も周りを支えられるようになったのですね。

二人でアイスを分け合うシーンが印象的
理事長の英断
伊代ちゃんのドナーが見つかったことで、再度高山は同時移植の許可を求めます。
しかし、やはり新しい経営者はノーの答え。
その時、理事長が立ち上がって、同時移植を認めると宣言します。
そんなことしたら融資は中止しますよという忠告にも、人の命を助けられるなら病院などつぶれてもいいとまで言いました。
理事長も医者の娘、経営より人の命の大事さがわかっているのです。
許可が出たことで、伊代ちゃんの移植が始まりました。
途中危険なところもありましたが、無事成功。

みんながほっとした場面でした。
医者になる決意の伊代ちゃん
少女の臓器を移植提供した両親のもとに手紙が届きます。
伊代ちゃんからのものです(もちろん名前はわからないようになっています)。
肝臓をもらって元気になれたこと、この喜びを忘れず、また自分のような子供が少しでも助かるように、将来は小児外科医を目指すと書いてありました。
湊の「子供をみんな大人にする」という願いは、伊代ちゃんも引き継がれたのです。
小児外科存続は?
小児外科医は日本に0.3%としかいないといわれています。
それは他の科に比べて、病院としての利益が少ないからなのでしょうか?
少子化と言われる日本ですが、だからといって子供の病気が少なくなっているわけではありません。
むしろいろんな要因で、子供の病状もより複雑になっているのではないでしょうか?
グッドドクターは子供の未来のために、ひいては日本の未来のために、小児外科の在り方が問われたドラマでもあります。
9話の振返り
ついに小児外科廃止
理事会が開かれ改革案は可決され、副院長の思惑通り小児外科と産婦人科の年内廃止が決定しました。
理事長は可決された後もこれでよかったのかと悩みますが、援助してくれる大手サポート会社から思ったより多くの資金援助が受けられ驚きます。
その担当者から廃止になる科のことは気にすることはないといわれます。
今改革しないともっと多くの職員を路頭に迷わすことになるのだからこれでよかったと言われ、うなずくしかありませんでした。

病院経営は難しいですね
恋する伊代ちゃんは移植が必要
伊代ちゃんは小腸に重大な病気があり、移植をしないと助からないようです。
それを聞いた伊代ちゃんの姉は自分がドナーになると言い出します。
そして、病状の説明は自分から妹の伊代ちゃんに説明したいと、湊たちに頼むのでした。
以前の湊だとすぐに患者の病状を話してしまい、家族からヒンシュクをかっていた湊ですが、他人のことを思いやることができるようになってきました。
そのことについて高山からも褒められます。

嬉しそうな湊
手術を拒む伊代ちゃん
姉が説明する前に、伊代は自分がまた手術が必要で、しかも姉がドナーになると知ってしまいます。
子供のころから何度も手術をしてお腹が傷だらけの伊代は湊に「何度私のお腹を切れば気が済むの!」と怒りをぶつけ、断固手術を拒否します。
どうしてよいかわからなくなった湊は、院長の司賀のもとに走っていき「わかりません」と教えを乞います。
司賀は担当医は湊だ。湊ならきっとできるよ。患者さんの思いを聞いてあげなさい、とアドバイスします。
湊はアドバイス通りに伊代ちゃん「いつも治療に一生懸命で、途中で投げ出したりしませんでした。どうして手術をしたくないんですか? 僕には本当のことを教えてください。」と伊代の本心を聞き出そうとします。
伊代は「先生、見たことあるでしょ、私のお腹の傷…」と切り出します。
姉妹の思いやり
子供のころから何回も手術している伊代のお腹には傷がいっぱいあります。
お姉ちゃんがドナーになったらお姉ちゃんのお腹にも傷が残る、お姉ちゃんにそんなことさせたくないと言います。
伊代と姉は両親を亡くし、二人きりの姉妹です。
姉が働いて伊代の面倒を見ています。
そんな姉の苦労を見てきた伊代は、これ以上お姉ちゃんに迷惑をかけてまで生きたくないとまで言います。
それをドアの陰で聴いていたお姉ちゃんは号泣してしまいます。

視聴者も号泣ですね
亮平の足は動かない
伊代の恋のお相手である亮平は、バスケの練習中の頭の強打により水頭症を発症しています。
脳内にたまった脳脊髄液を腹腔に流す必要があるのですが、亮平君は小さいときの腹膜炎の既往で腹腔にひどい癒着があり、手術ができない状態となっていました。
また、頭を強く打った時に腰髄も損傷してしまい、水頭症が治っても歩くことができないといわれました。
副院長の息子
副院長が珍しく小児外科に現れて、亮平の容体について聞いてきました。
実は亮平は副院長の息子だったのです。
突然、亮平の母が転院させたいと言ってきました。
副院長から小児外科が無くなると聞いて、違う病院で治療したいというのです。
転院をやめさせることができない夏美は、治療法だけでも探し出して渡したいと必死に勉強するのでした。

副院長、自分の息子だけ助かればいいのか!
亮平の緊急手術
亮平が転院するその日、急に容体が悪化し緊急手術となりました。
しかし、腹部の癒着が思った以上で、隋液を流す場所が見つかりません。
夏美は亮平のCT画像を思い出し、肝臓ならいけると指示をだし、何とか亮平を助けることができました。

お医者さんがすることに無駄なことはないのですね
諦めなければ夢は叶う
病院の中庭で亮平は、湊が作ってくれた簡易バスケットゴールに向けて練習をしています。
亮平は実は手術の前から自分の足がもう二度と動かないことを知っていました。
もう二度と大好きなバスケができないと自暴自棄になりかけましたが、車いすでもできることがあると、諦めずにバスケの練習をしているのでした。
亮平は湊に言いました。「こんな体になってもバスケやりたいなんて笑っちゃうよな」と。
湊も言います。「僕も人とは違うのでお医者さんになるのはムリだと言われました。でもあきらめずに続けていたらなることができました。」
だから僕は亮平君の好きなことを笑いません。たくさんたくさん応援します。

湊は湊で努力していたのですね
伊代も頑張り屋さん
小さいころは泣いてばかりいたけど、何度も手術を受けるたびに強くなっていった伊代。
手術後傷口が痛くても、歩行練習を休まないで続けていた、そんな伊代の姿をみてお姉ちゃんは励まされていたのです。
姉は伊代に優しく伝えます。「不幸になるために手術を受けるのではなくて、二人で幸せになるために受けるんだよ」と。

ホントに仲の良い姉妹です。
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まとめ
山﨑賢人が演じた小児外科の研修医・新堂湊は、発達障害の一種である「自閉症スペクトラム障害」で他人との意思疎通に困難を抱えながらも、子供たちや親と向き合っていく青年医師です。
その真っすぐで曇りのない眼差しが視聴者の涙を誘い、フジテレビのドラマでは久しぶりに視聴率2ケタを記録しました。
自閉症スペクトラム障害の人は体の動かし方が特徴的で、かつ『感情』と『表情』が一致しないことが多く、喜怒哀楽の表現をうまくできないといわれます。
山﨑賢人もドラマの中ではあまり表情の変化を出さずに、それでいて視聴者に感動を与える演技をしていました。
彼にとっては役者として一皮むけた重要な作品になったと言えるのではないでしょうか。
第1話と9話に湊が「ぼくは人と違います」と言うシーンがありました。
発達障害の人と仕事などをする場合、本人の自覚も必要ですが、周りの人の理解や協力が不可欠になります。
最近は「発達障害」という言葉も一般的に広まり認知されるようになってきました。
「グッドドクター」は単なる医療ドラマにとどまらず、発達障害について、小児外科の現状について視聴者に問いかける良いドラマだったと思います。

第二弾も期待したいですね
このドラマのオリジナル版である韓国版グッドドクターについて
は以下で紹介ししています。
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