- 丑の刻参りって何?
- 丑の刻参りを目撃してはいけないって本当?
- 丑の刻参りを目撃してしまった人はいる?
世界中に呪術は存在しているといわれますが、現代も残っている日本伝統の呪術が「丑の刻参り」です。
「丑の刻参りを目撃すると追いかけられる」などという話を聞いたことはありませんか?
そもそも丑の刻参りというものは、どのようなものなのでしょうか。
日本に伝わる呪術の1つ、丑の刻参りは面白半分で見に行ったりすべきものではないようです。
今回は、丑の刻参りについて簡単に説明していきます。また、恐怖の目撃談や動画も紹介していきますね!
日本伝統の呪術「丑の刻参り」

丑の刻参りは平安時代に生まれたものだと言われています。
江戸時代にその手法は確立されたとされ、最も有名な呪術で現代でも行う人が後を絶たないそうです。
現在の丑の刻参りの行われ方は、近年になって作られていたもののようです。
京都・宇治にとある公卿の娘が住んでおり、かなり妬みやすい性格だったそうです。
ある日、どうしても許せない女性が現れ、貴船神社の大明神に「どうか私を鬼に変えて、その女を殺させてください」と7日間貴船神社に籠もってお願いをしました。
そこで貴船神社の大明神が出した”21日間宇治川に浸ること”という条件で、鬼に変える約束がされ妬みを晴らす・・・ということから生まれたのが「丑の刻参り」。
この話が丑の刻参りの発祥とされています。発祥とされた時とは形を変えている丑の刻参り。
現代の丑の刻は午前1時~3時に当てはまる時間帯に白装束で現れ、神社のご神木にわら人形をあてがい、憎き相手への恨みの年を送りながら、五寸釘を打ち込んでいく。
この儀式を7日間続けると悲願が成就されるのだが、丑の刻参りをしている姿を人に見られたら効果がなくなるとされている。
近年では、効果どころか呪いの念が自分自身にも返ってきてしまうという説も唱えられているそうです。
京都の宇治の娘が身に着けていた衣服だったり、呪いをかける条件の7日間の刻参りを続けることは、娘が7日間籠もったこととリンクしていて現代でも言い伝えられる丑の刻参りの元になっているともとれます。
しかし、宇治の娘がしようとしたのは、「自分を鬼の姿にしてもらうこと」ですが、現代は「わら人形に五寸釘を打ち付けて、相手に呪いをかける」というものに形が変わってしまっていますね。
わら人形は、丑の刻参りが陰陽道に深く関係しているからなのだそうです。
現代の丑の刻参りは、発祥したとされる事例とはかなり異なっていますよね。
丑の刻参りを見てはいけない

丑の刻参りが行われる「丑の刻」。
この時間帯に万が一、神社や森の奥から釘を打ち付ける音が聞こえたらアナタはどうしますか?
見たいと思いませんよね・・・。怖くて逃げ出したくなるはず。決して興味本位で見に行こうとしてはいけません。
見てはいけない理由

丑の刻参りにはルールがあります。
なぜ見てはいけないのか。それには・・・
ルールの1つ「誰かに目撃されてはならない。もし見られたらその相手を殺さなければならない。」というものがあるから。
もちろんこのルールで殺されてしまうかもしれないからというだけではありません。
現代でも本気でこの呪術を信じ、実行している人が少なからずいるということ。

もしも相手が本気だとしたら?
見てしまったことを本気で謝り、逃げたとしても丑の刻参りをしていた本人にとって、「見られた=殺さなければならない相手」になってしまいます。
まさか・・・と思っても、本気で呪いをかけたい相手がいて行っていることですから、精神状態が正常ではないとも言えます。
人間って理性が吹っ飛ぶと怖いですよ。
地元にある縁切りで有名な神社の話ですが、街の中に有るんですよ。
右隣は小学校、左隣は交番、斜め前はコンビニ。
そんな立地条件なのに呪いの藁人形が見つかる、見つかる。
何年か前にはテレビで放送されました。
街中だからやりやすいかもしれないけどね。夜中に見ちゃったら気分よくないですよね。
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1146104567/
丑の刻参りという呪術が、子どもの遊び感覚で行われているのではなく、本気で人を呪おうとして行っているということ。
万が一という危険が伴う可能性もゼロではありません。
丑の刻参りの目撃談

丑の刻参りに遭遇し、追いかけられたという目撃談もあります。
怖い話
友達が夜中、自転車で帰っていたら、カーンカーンという音が
何の音だろう?と思い、音のする方を見ると丑の刻参りをする人が
向こうも気づき
「見たな!」と言って、追いかけてきたそうだ。
丑の刻参りを見られたら、見た人を殺さないといけないらしい
— 本間@小龍会公式 (@tuvhonma) July 27, 2017
なかなか定番の怖い話でありそうな丑の刻参りのお話ですが、実際に体験した本人にとっては恐怖でしかありませんよおね。
しかし、そんな時間、深夜ですよ?丑の刻参りが行われるような周辺を自転車でウロウロすること自体が危ないですよね。
以前、丑の刻参りの現場見た!マジ怖かった
— りはく (@rihakutk) June 28, 2016
誰でも丑の刻参りの現場は見たくありません・・・。
マジ怖かった・・・とつぶやいていますが、相当な怖さで逃げることに必死でしょうね。
腰が抜けてちゃんと逃げられなかったらどうしよう・・・とか考えてしまいます(汗)
ブログではこんな目撃談も・・・
こちらのブログでは、丑の刻参りを目撃してしまったときの体験談がリアルに掲載されています。
天体望遠鏡を持って、神社へ色学生の男の子3人で天体観測をしに行ったときに、丑の刻参りをしている若い女性を目撃したときの話です。
美人なお姉さんだったそうですが、結末にモヤっとした怖さがあります。
神社で肝試しをしようとしていたところ、1人の長い髪の女性がやってきて丑の刻参りをし始めるところを目撃。
そのリアルな描写、必死に逃げる様子、そしてその後まで体験談が書かれています。
興味がある方はリアルな目撃談を読んでみてください。
追いかけられる?!『丑の刻参り』動画5選

ここからは丑の刻参りに関する動画を紹介します。
1.TV番組でも紹介された心霊動画「丑の刻参り」
テレビ番組内で紹介されたものですが、確かに怖いです・・・。怖いのが苦手な方はご注意を。
ちなみに私はビビリなので、音を消して薄目で見ました(笑)
2.丑の刻参りを見に行こう
丑の刻参りを見に行こう!と見に行ったときの体験談がつづられています。
文字と背景でも怖さがかなり伝わってきます。
3.人間が怖い?丑の刻参り目撃談
たまたま仕事帰りに通った神社の奥から聞こえた音、そして人の姿など体験談がリアルに。
4.上司へ丑の刻参りで復讐
OLの女性が上司への復讐として「丑の刻参り」を行った話です。
5.貴船神社探索
丑の刻詣り発祥地である『貴船神社』を深夜に探索するという動画。わら人形を発見したとか・・・。
体験談や動画では興味本位で肝試しをしている方々もいれば、思わぬところで遭遇してしまっている方もいらっしゃいましたね。
肝試しというと夏の風物詩の1つかもしれませんが、面白半分で行くのはおすすめできません。
まとめ
日本の伝統的な呪術である「丑の刻参り」は、”人に見られてはいけない”というルールがあり、見られた相手を殺さなければならないと唱えられている説もあります。
そのために、この丑の刻参りを目撃してしまった人の「追いかけられた」などという恐怖の目撃談があがっているのでしょう。
自分には関係ないことと思っていても、人はいつ恨んだり恨まれたりするか分かりません。
また丑の刻参りを行うくらい人を恨む念を持っているということは、精神的にも追い詰められた状態になっていることでしょう。
丑の刻参りは行う人も目撃してしまう人も危ない目に合う可能性はゼロではないこと。
子どもの遊びではないということは、しっかりと覚えておきたいですね。
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