- チョコレートは下痢の原因になる?
- チョコの食べすぎで下痢をするのはなぜ?
男女問わずチョコレートが好きな方は多いですよね。
毎日食べている!1日に何箱も食べてしまう!という方もいるかもしれません。
しかし、チョコレートを食べ過ぎると下痢をしてしまう・・・ということも少なくないようです。
チョコレートを食べ過ぎることで、なぜ下痢を引き起こしてしまうことになるのでしょうか。
今回は、チョコレートの食べ過ぎによる下痢についてまとめてみました。
チョコレートが下痢の原因になる?
チョコを食べ過ぎたりすると下痢になってしまう・・・。
この原因にはチョコに含まれる成分が関係しているようです。
チョコレートに含まれる、

これらの成分がお腹に影響を与えるのです。
それぞれを詳しくチェックしていきましょう。
脂肪分
多くの脂肪分が一気に胃腸に入ることで、腸の動きが活発になりすぎてしまうのです。
便の水分を十分に吸収しないまま、外に出そうとします。

すると下痢が起こってしまうということになります。
チョコレートが脂肪分の多いものだということはご存知ですよね。
チョコレートの重量の約3分の1が脂肪分になるのです!
それを食べすぎてしまうから、腸が活発になりすぎて下痢につながるというワケなのです。
糖分
甘くて美味しいチョコレートには、やはりたくさん糖分が含まれています。
このような作用があるため、たくさんチョコを食べると、糖分がたくさん身体に送りこまれます。身体は吸収が追いつきません。
消化しきれなかった糖分が水分を引き連れたまま大腸へ向かいます。
吸収されずに水分を持ったままの糖分が便として出る・・・というイメージ。
特に白砂糖の摂りすぎは、腸内の悪玉菌を増やす原因にもなるのです。
悪玉菌が増えて腸内環境のバランスが崩れると、お腹も壊しやすくなるということに。
カフェイン(テオブロミン)
カカオ70%、80%など高カカオチョコレートなども販売されていますよね。
高濃度カカオのチョコには、普通のミルクチョコレートの5倍くらいカカオが含まれているのです。
覚醒作用のあるカフェインやテオブロミンといった成分は、腸に刺激を与えます。
コーヒーや紅茶、お茶を飲みながらチョコレートを食べたりしますよね。

美味しいですからね!
しかし、飲み物でカフェインを摂り、さらにチョコレートを食べ過ぎてカフェインやテオブロミンを摂りすぎてしまうと、お腹にも影響が出ます。
カフェインアレルギー?
チョコレートには、量は少ないですがカフェインが含まれています。
高カカオチョコレートの場合は、けっこうなカフェインが含まれ、含有量はインスタントコーヒー1杯分くらいにもなるようです。
普段、コーヒーなどカフェインを含む飲み物を飲むと、下痢や腹痛を起こしてしまった経験がある方は、チョコレートでも同じ症状が現れる可能性があります。
カカオが逆効果に
カカオが多く含まれるチョコレートも下痢を招く原因となるので注意をしましょう。
- 冷え症の緩和
- むくみ解消
などの効果から、美容と健康に良いとされています。
しかし、交感神経の働きを活発にしたり、覚醒作用があるので、その影響で胃腸の調子が悪くなり、下痢を引き起こす場合があるのです。
また頭痛・吐き気なども引き起こすことがあるようなので、食べすぎには注意をしましょう。
人工甘味料
チョコを食べたいけど、太りたくない・・・。低カロリーがいい!

と考える女子もたくさんいますよね。
カロリーゼロのチョコレートなら罪悪感も少なく食べられる!まさに夢のよう・・・。
しかし、この甘さの素となる人口甘味料も下痢の原因に。
人口甘味料である
- キシリトール
- アスパルテーム
- アセスルファム
- ソルビトール
といった成分は特に腸で吸収されません。
先ほど説明した糖分と同じように、水分を持ったまま大腸へ運ばれ下痢につながってしまいます。
ニッケル
チョコレートにはニッケルが含まれます。

ニッケルは金属成分です。
食べ物の中でもニッケルが含まれる量が多いのがチョコレート。
ニッケルはアレルギー症例が世界的に見て多く、チョコレートを食べ過ぎたことでニッケルが身体にたくさん入り、下痢という症状でアレルギーが出ているという可能性もあるのです。
もし、チョコレートを食べると下痢を必ず起こす、身体に不調が起こるという場合は、チョコレートに含まれる成分に対して、アレルギーがあるかもしれません。
不調がある場合は、アレルギーの検査をしてみると良いでしょう。
チョコレートで下痢を起こしやすい人
チョコレートを毎日食べても下痢をしない人もいれば、そうでない人もいます。
どんな人がチョコレートの食べ過ぎで下痢を起こしやすいのでしょうか。
- 子ども
- 高齢者
- 腸が敏感な方
- 不規則な生活をしている方
小さいお子さんは、まだ胃腸の働きが未熟です。刺激の強いチョコレートの食べすぎは下痢になりやすいといえるでしょう。
高齢者の方は、加齢によって胃腸の働きが鈍ってきて、チョコレートが刺激物となってしまうことがあります。
腸が敏感な人は、チョコレートだけでなく脂っぽい食べ物全般的に食べ過ぎると胃腸の調子が悪くなると言えます。
不規則な生活をしている方は、胃腸の働きをつかさどる自律神経が乱れている可能性が高いでしょう。
そのため、チョコに含まれるカフェインなどの刺激となる成分が影響します。
このようにチョコレートの食べすぎで下痢になりやすい方がいます。
チョコレートで下痢になったり、不調が起こるという自覚がある方は、毎日食べる量を調節すると良いのではないでしょうか。
チョコレート、1日にどれくらい食べてOK?
ついつい食べ過ぎて下痢をしてしまうなら、食べる量を控えて美味しく健康的に食べたいですよね。
では、1日にどれくらいの量を食べてよいのでしょうか。
一般的なミルクチョコレートなら、1日25g以下が良いでしょう。
25gというと板チョコの半分ですね。
ミルクチョコレートで、板チョコ1枚食べた場合ですが、30代成人女性で考えると1日に摂取していい脂肪分の約1/3を摂ることになります。
もちろんチョコ意外にも食事をすることになりますから、脂肪分の摂りすぎになりやすくなってしまいますね。
高カカオチョコレートは美容と健康に良いと言われていますが、含まれるカカオの量が多いため、さらに脂肪分は高くなるので食べる量には特に注意をしましょう。
チョコをたくさん食べた上に、食事で揚げ物を食べた場合はどうでしょうか?

胃腸に負担をかけてしまうことになりますよね。
お子様や高齢者、胃腸の働きが鈍い方は、1日に食べるチョコレートの量はもっと少ないほうが良いでしょう。
まとめ
おやつの定番であるチョコレート。
コンビニにも種類豊富なチョコレートが並んでいるので、チョコ好きな方はつい買ってしまうのではないでしょうか。
しかし、甘くて美味しいチョコレートも食べ過ぎると下痢など体調不良を起こす原因となるのです。
チョコレートを食べ過ぎると下痢につながる可能性があることがわかりました。
チョコレートは甘くて美味しいですし、仕事の合間に一口食べても集中力がアップしたりするので悪い食べ物ではありません。
しかし、やはり何でも適量というものがありますから、食べすぎには注意しましょう。