- スルメは太る?
- 夜にアタリメやスルメを食べ過ぎるとカロリーが高い?
お酒を飲むときの定番のおつまみとしてスルメってありますよね。
あのスルメって食べると太るのか気にしたことありますか?
スルメって食べると太るの?
夜にアタリメやスルメを食べ過ぎるとカロリーが高いの?
このコラムではスルメって食べると太るのかや、夜にアタリメやスルメを食べ過ぎるとカロリーが高いのかについてご紹介していきたいと思います。
スルメは太る?
お酒を飲むときのおつまみの定番として、するめってよく食べますよね。
特にご自宅やお酒を飲むときにはよく出てくる、おつまみですよね。
また、お酒を飲まない方でも軽食として食べることがあります。
そんな何気なくお酒と一緒に食べているスルメって食べると太るのか気にしたことはありますか?
するめは普通に食べていれば太らない
結論からいってしまえば、スルメはお酒のおつまみなどに少量食べているぐらいならば太ることはありません。
むしろするめを食べることでダイエットする「するめダイエット」なるものが存在するぐらいです。

するめを食べようと思ったらよく噛まなくてはいけませんよね。
よく噛まずにご飯を食べることは可能でも、よく噛まずに食べることは不可能ですよね。
そのよく噛むというのがポイントなのです。
よく噛むことによって満腹中枢が刺激されて、満腹感を得やすくなります。
満腹感をちゃんと感じられるようになるので、食べ過ぎを抑制することができダイエットにもなるというわけです。
特に小腹が空いたなあと思った時の間食として、または食事の前にするめを少量食べておけば、他のものを食べ過ぎてしまうのを防ぐことができますよ!
するめに含まれる成分は?
するめにはどのような成分が含まれているかご存知ですか?
するめは高タンパク質食材
実はするめってタンパク質が非常に多く含まれています。

タンパク質が高い食材として、よく知られているのは鶏のささみですよね。
筋肉をつけるのが仕事であるボデイビルダーの方なんかはご家庭の冷蔵に鶏のささみのストックがあって毎日のようにプロテインと併用して食べているというイメージがありますよね。
そんな、鶏のささみよりも実はするめってタンパク質が多く、その量は100グラムあたりで鶏のささみの3倍もあるのです!
自分はアスリートじゃないし、タンパク質なんて重要じゃないって思ってしまってるかもしれません。
ですが、タンパク質ってアスリートでも運動も大してしない人にとっても大事な成分なのです。
タンパク質をとることで、筋肉がつくので基礎代謝がアップします。
基礎代謝が増えることによって同じカロリーだけ食事をしても、脂肪になりにくくなるのです。
ダイエットで食事を制限して、他の食事でタンパク質が不足していたとしても、するめを食べればタンパク質を補うこともできるのです。
するめの塩分は?
また、するめって塩分はどれぐらいあるのでしょうか?
しょっぱいので当然塩分は含まれており、どれぐらいあるのか気になりますよね。
するめの塩分は100グラムあたり3グラムぐらいです。
ただし、100グラムものするめを普通一度に食べませんよね。
ですから、するめの塩分については心配しなくて大丈夫でしょう。
するめにはタウリンが含まれる
タンパク質、塩分以外にもするめに「タウリン」と呼ばれる成分が大量に含まれています。
タウリンは人間の身体でも主に筋肉に多く含まれている成分です。
タウリンは身体のあらゆるところに存在しており、体内で大変重要な働きをしてくれるアミノ酸なのです。
タウリンには肝機能を高める作用があり、血中のコレステロールを減らしてくれます。
血中のコレステロール値が下がることによって、体内の中性脂肪も減らすことができるのでダイエット効果もあるのです。
また風邪予防、疲労回復といった効果もあります。
いいことずくしですよね!
タウリンは仮に摂取しすぎてしまっても、過剰な分は体外に排出されるようになっています。
するめの臭みの成分 トリメチルアミンオキシド
魚介類には独特の臭いがあります。
するめを含めた魚介類には「トリメチルアミンオキシド」という成分が含まれています。
これはするめが加熱されるなどすると、化学変化を起こして「トリメチルアミン」という物質に変化します。
この「トリメチルアミン」は量が多すぎると、するめの臭いとして出てきます。
餃子を食べ過ぎてニンニク臭くならないように心配するのと同様にするめのこの「トリメチルアミン」にも配慮が必要です。
夜にアタリメやスルメを食べ過ぎるとカロリーが高い?
それではするめってカロリーはどれぐらいあるのでしょうか?
するめのカロリーは100グラムあたり、約330キロカロリー程度のようです。
これだけでは、ピンときませんよね。
そこで、ご飯と比べてみると100グラムあたり、168キロカロリー程度です。
ですから、実はするめってご飯の倍以上のカロリーがあるのです。
でもだからといって、上でもご説明したようにするめってよく噛まないと食べることができません。
茶わん一杯のご飯を食べるような感覚でするめを同じぐらい食べたりする人なんていませんよね? 笑
そんなに食べたら満腹を感じる以前に顎がつかれてしまいますよね。
するめは1裂きあたりでいうと約6.6kカロリー程度になるというはよく言われています。
夜食しては定番はポテトチップスは一袋で大体60kカロリー程度です。
ですから5裂のするめを食べたとしても、まだポテトチップス一袋食べるよりもカロリーが低いという事になります。
夜食にポテトチップスをよく食べるという人はこのようにするめに置き換えればダイエットできますよね。
それに少量でも満腹感を得やすいのでダイエットしているときの夜食としても適しているといえるでしょう。
するめは消化は悪い
ただ、もちろんするめにも悪い点はあります。
するめは消化に悪いのです。
ですから、身体によいというだけでするめを食べ過ぎてしまうと、胃腸に負担がかかってしまいます。
するめは腹持ちが良いのですが、腹持ちが良いというのは悪く言えば消化が悪いという事なのです。
胃腸がうまく働いてくれないと、太りやすくなってしまいます。
これでは上でご紹介した「するめダイエット」どころではなくなってしまいますね!
するめにマヨネーズをかけるのはNG
するめはダイエットにも使われるぐらいですが、もちろん、どんな食べ方をしても大丈夫というわけではありません。
例えば、マヨネーズをたっぷりかけて食べるというのはもっての他です。
マヨネーズはおそろく高カロリーです。
マヨネーズはたったの10グラムで70キロカロリーもあります。
マヨネーズとするめって相性抜群なんですけどね。
誰がこの組み合わせ見つけ出したんだろう!
これ見つけた人天才じゃないのか!って思ってしまうぐらい一緒に食べると合いますよね。
ダイエットを意識しているならば、そこはぐっと我慢してするめだけで食べるようにしましょう。
するめ自体にももともと塩分が含まれていますので、そもそもマヨネーズによる味付けは本来必要ないのです!
ラーメンのスープなんかもそうですけど、美味しいものって大抵身体に悪いものなんですよね!
あたりめはどうなの?
するめのことはわかったけれどじゃあ「あたりめ」は?って思った方いるでしょうか?
何のことはありません。
あたりめとはするめと実は全く同じものを指しており、呼び方が違うだけの話なのです。
あたりめという名前がついたのには色々由来があります。
昔の商人は商売で損をすることを「する」と言っていました。
その「する」と「するめ」という言葉が似ていたため、縁起を気にして商売が当たるように「あたりめ」という名前が生まれたのだそうです。
するめを細かくちぎったものをあたりめ?と解釈している方もいらっしゃるかもしれませんが、その解釈は間違ています。
あたりめという別名がつけられたぐらいだから、するめという名前は縁起が悪いのか?と思われるかもしれません。
でも、するめ自体も縁起がよいものともされています。
するめは「寿留女」という漢字が割り当てられて、結納の品としても用いられています。
さきいかはどうなの?
それではするめ(あたりめ)と似たようなものとして、さきいかがありますよね。

それでは、さきいかはどうなのでしょうか?

さきいかはあたりめのようにするめの別名ではなくれっきとした別のものです。
さきいかというのは、スルメイカやヤリイカの内臓を取り出し、味付けをして焙煎したものです。
さきいかのカロリーは100グラムあたり、279キロカロリー程度です。
するめは先ほどもご紹介した通り、330キロカロリーですから、カロリーで見ればさきいかはするめよりも低いのです。
さきいかは糖質は非常に高い
ただ、注意してほしいのはさきいかはカロリーは低くても糖質は非常に高いのです。
するめの糖質は100グラム当たり、0.4グラム程度です。
それに対して、さきいかの糖質は17.3グラムもあるのです。
おなじいかなのにどうしてこのように違いがでるのでしょうか?
その答えは炭水化物にあります。
さきいかは炭水化物を多く含まれているため、このように糖質がするめの何倍もあるというわけです。
糖分を摂ろうと思ってさきいかを食べようとは思う方はいないでしょうが、特に糖質制限ダイエットをしている方や糖尿病の心配がある方にはさきいかはたくさん食べてはいけません。
ただ、さきいかもするめと同様にダイエットにおすすめの食材として紹介されている方もいらっしゃいます。
さきいかもするめと同様に食べようとするとよく噛まないといけません。
よく噛むことによって満腹感を得られるので、ほかのものを食べ過ぎるのを防いでくれるという意味でもするめと同じですね!

要はさきいかも少量であれば食べてよいのですね。
当然ですが、するめと同様にマヨネーズをたっぷりかけてさきいかを食べるのも当然おすすめできないということになります。
さきいかは塩分もするめより多め
また、多いのは糖質だけではありません。
さきいかは塩分も多めに含まれており、100グラムあたり6.9グラムも含まれています。
前半でご説明した通り、するめの塩分は100グラムあたり3グラム程度ですから、その倍以上ということになります。
ですが、さきいかもするめと同様にそんなにたくさん食べ過ぎてしまうということはあまりないですよね。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
するめってお酒のおつまみというイメージしかありませでした。
お酒のおつまみって身体にいいかどうかを気にして食べるという感覚ではないですよね。

しかしながら、するめって実は結構身体にいいものだったんですね!
お酒を飲まない方でもおすすめですね!
ただ、するめも食べ過ぎては身体に毒になります。
「酒は百薬の長」と言われているぐらいで、お酒も適量であれば身体にはとても良いものとされていますね。
これはするめにも当てはまるという事ですね!
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