• お茶漬けは消化に悪い?
  • 雑炊やおかゆも消化に良い食べ物ではなかった?

食事や居酒屋の締めや、時間がないときに食べるお茶漬けって消化が悪いと言われていますよね。

ではお茶漬けが消化に悪いならばおかゆや雑炊はどうなのでしょうか?

 

お茶漬けって消化に悪いの?

 

雑炊やおかゆも消化に良い食べ物ではなかったの?

 

このコラムではお茶漬けは消化に悪いかや雑炊やおかゆも消化に良い食べ物ではなかったのかなどについてご紹介していきたいと思います。

 

お茶漬けは消化に悪い?

お茶漬けといえば、食事や居酒屋での締め、また夜食などについつい食べてしまいますよね。

 

アツアツのご飯に日本茶をかけて、梅干しなどを載せて食べるのが本来のお茶漬けなのですが、お茶漬けの素を使ったお茶漬けも美味しいですよね!

 

ご馳走とはいいませんが、私自身子供のころから、お茶漬けの素を使ったお茶漬けを食べるのはとても好きです。

 

また、赤川次郎さんの代表作ともいえる「三毛猫ホームズの推理」シリーズでも、主人公の片山義太郎刑事や、後輩の石津刑事が片山家でお茶漬けを食べるシーンがやたらとよく出てきますね。

 

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きっと作者の赤川次郎さん自身もお茶漬けが好きでよく食べているのではないでしょうか?

 

この「三毛猫ホームズの推理」シリーズは嵐の相葉君主演で実写ドラマにもなりましたね。

 

また、人気ドラマ「相棒」でも主演の水谷豊さんがお酒を飲んだ後にお茶漬けを食べるシーンもよく出てきますね。

 

お茶漬けは消化に悪い?

ちょっと話が脱線してしまいましたが、そんな日本人みんなが好きなお茶漬けって消化には良いのでしょうか?

 

結論から言えば、基本的に食べ方の問題ではありますがお茶漬けは消化に良いものではありません。

 

お茶漬けそのものの問題というより、お茶漬けの食べ方に問題があるようです。

 

お茶漬けってよく噛まないでほとんど流し込んで飲み込むように食べてしまいますよね。

 

逆によく噛んで食べさえすれば、お茶漬けだって消化されやすくなりますよ。

 

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でも、実際にはなかなか難しいのではないでしょうか?

 

お茶漬けの悪い点は他にもある

お茶漬けの悪い点は流し込んで噛まずに飲み込んでしまうために消化が悪いというだけではありません。

 

食事というのはよく噛むことで満腹中枢を刺激して、満腹を感じます。

 

でも、お茶漬けをよく噛まないでこのように飲み込んで食べてしまうとこの満腹中枢を刺激しないので、必要以上に食べ過ぎてしまうのです

 

満腹だから、ご飯はもう食べられないけどお茶漬けにすれば食べられるって思ってしまいますよね。

 

満腹を感じているときはご飯そのままはもちろんのことお茶漬けにして食べてしまうのは余計に身体には負担がかかってしまうということなのです。

 

美味しいもの、美味しい食べ方は身体に悪い

でもお茶漬けってあのさらさらと噛まずに流し込むように食べるから美味しいんですよね。

 

意識してよく噛んでお茶漬け食べるぐらいならば、普通にご飯食べた方がおいしくないですかね?

 

って思ってしまったのはきっと私だけではないですよね。

 

最近、だいぶ年配の方に言われてみて、確かにその通りだなって思ったことがあるので、ご紹介しましょう。

 

美味しいものってのは大抵身体に悪いものなんだ」そうです。

 

確かにそうなのです!

 

ラーメンのスープってすごく美味しいけど、ラーメンを食べ終わった後にスープを全部飲むのって塩分が多いのでとても身体に悪いですよね!

 

また、砂糖がたっぷり入ったケーキとかお饅頭だって身体によいとはいえません。

 

塩分にせよ、糖分にせよもともと食材に含まれている量だけで人間の身体に必要な量が含まれているものなのです。

 

イチゴのショートケーキだって、もともとイチゴの果糖が含まれている状態でさらに砂糖を加えて甘くしていますよね。

 

塩分の多すぎるものを食べれば高血圧になります。

 

糖分の多すぎるものを食べれば高血糖になります。

 

でも、それが正論と頭ではわかっていてもその通りにしてしまったら食事が楽しくなくなってしまいますので、徹底するのは難しいですよね。

 

雑炊やおかゆも消化に良い食べ物ではなかった?

お茶漬けはよく噛まないで食べてしまうことからあまり消化に良くないことはご紹介した通りです。

 

それでしたら、同じくご飯にたっぷり水を含ませたおかゆや雑炊はどうなのでしょうか?

 

特におかゆは風邪などで熱を出して寝込んで食欲がないときにとる食事の定番ですよね。

 

風邪などで寝込んだ時や下痢をしたときなどに、回復するまでおかゆを食べたという経験は日本人ならばだれでもあるのではないでしょうか?

 

また風邪などで体調を崩していなかったとしても、日本人にはおかゆを食べる習慣ってありますよね。

 

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そうです、それはズバリ1月7日に食べる7草がゆです。

 

年末やお正月に毎日おせち料理や雑煮やご馳走を食べてもたれた胃を休めるために1月7日にはあっさりした7草の入ったおかゆを食べるという習慣が日本にはありますね。

 

七草がゆに使われる七草は、身体に優しく胃腸にもとても優しいのです。

 

また、七草がゆは食べると一年間無病息災で過ごせるようになると言われており、とても縁起の良い食べ物でもあります。

 

そんなおかゆ、そして雑炊ってお茶漬けが体に悪いならば同様に消化に悪いのでしょうか?

 

でもおかゆでも病院の食事でも入院してる患者さんにも出しているぐらいなのに・・・って思ってしまいますよね。

 

結論からいえば、おかゆ、雑炊は消化にはとても良いです。

 

また、おかゆは消化が良い上に、暖かく身体が温まるので胃や腸が弱っているときに食べるのにもやはり最適なのです。

 

また、おかゆは消化がよいので水分を多く含んでいることから、下痢や嘔吐などによって失われてしまった水分を補うこともできるので一石二鳥なのです。

 

また、おかゆには食物繊維があまり含まれていません。

 

この食物繊維は身体には良い成分ではありますが、これが含まれていると消化がし辛くなってしまいます。

 

よって、食物繊維があまり含まれていないという意味でもおかゆはやはり消化にはよいのです。

 

消化が良いというのは食べたものが胃に留まっている時間が短いことを意味します。

 

よって病気などで弱っている胃にもとても優しいというわけです。

 

よく噛まなければおかゆも消化に悪い

ただおかゆや雑炊もよく噛まないで食べれば消化には悪いということになります。

 

結局は何を食べるのにせよ、よく噛んで食べるということが一番重要なわけです。

 

みなさん、小さいころから「20回は噛んで食べなさい!」と両親にも、学校の先生にも教わったのではないでしょうか?

 

いまさらながらその教えはやはり正しかったという事ですね!

 

ただ、おかゆはただでさえ柔らかくて喉にはいっていきやすいですよね。

 

病気で身体が弱って食べ物を咀嚼する体力もないときでもおかゆだけは食べられますよね。

 

それを20回も意識して噛んでから食べている人はなかなかいないですよね。

 

おかゆが消化が悪いと言われるのは現代人の食事の仕方の問題

おかゆは本来、とても消化に良いと言われる食べ物なのですが、それでも全く逆に「消化に悪いかも」と言われてしまうのは、すでにご説明したように食べ方の問題です。

 

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現代人は、特に日本人はとても忙しく、食事をゆっくり摂るのではなく、短時間でさっと食べるようなことをされる方は増えています。

 

そのためにおかゆもゆっくり食べる人よりもよく噛まずに流し込んでしまう人が増えてしまった結果。「おかゆは消化に悪い」というイメージを持たれてしまったのではないでしょうか?

 

おかゆを食べるならば梅干しも一緒に食べるとよい

特に病気の時などにおかゆを食べるときっておかゆと一緒に梅干しを食べることって多いですよね。

 

梅干しもおかゆと同様に身体には良いというイメージですが、実は胃が弱っているときなど、おかゆと一緒に梅干しを食べるというのは非常に良い組み合わせだったのです。

 

当たり前ですが、梅干しといえば、すっぱいですよね。

 

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このすっぱさから口の中で多くの唾液が分泌されます。

 

梅干しを食べたことがある人ならば、梅干しを目にしただけで口の中に唾液がたくさん出てきますよね。

 

この唾液が消化を良くするために大事な働きをするのです。

 

唾液にはご飯の成分であるデンプンを糖に分解してくれるアミラーゼという酵素が含まれています。

 

この唾液のアミラーゼという酵素が活躍してくれるので我々はご飯を消化できるのです。

 

昔の人はこの酵素のことまで知っていたわけではないと思いますが、梅干しと一緒におかゆを食べると消化が良いという事は経験上しっていてそうしてきたのかもしれませんね!

 

また梅干しにはこのように唾液を多く分泌させる以外にも食欲を増進させる働きもあります。

 

病気で弱って食欲不振のときにも、梅干しとおかゆという組み合わせで食べるのは食欲も増してさらに良いということですね!

 

おかゆはアンチエイジングに最適な食べ物?

最近流行りのアンチエイジングという言葉がありますね。

 

年を取ることは避けられないけれど、それに伴う老化現象を少しでも進行を遅らせるための活動のことです。

 

これは美容が気になる女性だけでなく、男性でも非常に関心が高いですよね。

 

そんな、「アンチエイジング」の方法としておかゆを食べるということが注目されていることはご存知でしたか?

 

食事を減らすことが一番のアンチエイジング

食事を減らすことが一番のアンチエイジングだというのは最近よく言われていますよね。

 

特に育ちざかりの子供ならばまだしも中年を過ぎてしまうと一日三食も食べるとそもそも大半の人は肥満になってしまうのです。

 

食事をして、その食べたものを消化するのって実は身体にとても負担がかかっているのです。

 

ですから一日三食を二食または、一食にしてしまうことは身体の負担も減り、アンチエイジングにもつながるというわけです。

 

ただ、もちろん一日三食食べるのが必ずしも悪いというわけではありません。

 

三食のトータルで一日に必要なカロリーを超えないように食べていれば肥満にはならないでしょう。

 

三食のうち一食をおかゆにしてもアンチエイジングになる

食事の量や回数を減らすのが一番のアンチエイジングになるとは言っても、急に一食減らすのはなかなか誰にでもできることではありません。

 

でも食事の回数を減らせないという人でも簡単に実践できる方法があります。

 

それがずばり、三食のうち一食の主食をごはんからおかゆに変えてしまうということです。

 

これだけでも胃腸を休ませてあげることになり、アンチエイジングに繋がるというわけです。

 

最近の炊飯器ってもとから水の量さえ調整すれば作れるおかゆを作るボタンってありますよね。

 

ですから、あの炊飯器の機能を使って一日一食をおかゆに変えてあげるだけでいいのです。

 

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今日からでもできるとっても簡単な方法ですよね!

 

まとめ

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?

 

私自身、お茶漬けが消化に悪いことも、おかゆや雑炊が消化に良いことも認識していましたが、今回調べてみてその知識が間違っていなかったことがわかり正直安心しました 笑

 

また、おかゆがダイエットになるというのもみなさん結構意外だったのではないでしょうか?

 

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