• ダウン症の子供を持つ芸能人
  • 高齢出産で子供のダウン症を公表した有名人

芸能人の中でも、自身がダウン症の子供を持つことを公表した方がいます。

自身が出産した子供がダウン症であったことをメディアで赤裸々に伝えた番組が放送されたことがあります。

 

様々な反響を呼ぶこともあれば、避難されることもあったかもしれません。

 

それでも、元気に育つ我が子と楽しく暮らす様子はメディアを通じて紹介することには、大きな勇気も必要だったのではないでしょうか。

 

ここでは、ダウン症の子供を持つ芸能人について、またダウン症について様々なことを調べてみました。それらをご紹介したいと思います。

ダウン症の子供を持つことを公表した芸能人

自身の子供がダウン症であるということを公表している芸能人は少なく、実際にはもっとたくさんいらっしゃるのかもしれません。

 

しかし、現在自身の子供がダウン症であるということを公表されているのは、女優の奥山佳恵さん、元陸上選手の松野明美さん、テレビ朝日元社員の龍円愛梨さんです。

 

それぞれの方についてご紹介します。

 

女優の奥山佳恵さん

奥山佳恵さんは、映画やドラマ他、バラエティー番組でも活躍する女優です。

2001年に6歳年上のヘアメイクアーティストである稲葉功次郎さんと結婚され、翌年に長男の空良(そら)くんを出産されました。

この時奥山佳恵さんは27歳、稲葉功次郎さんは33歳です。

そして、2人目を授かられた際は奥山佳恵さんは37歳、稲葉功次郎さんは43歳でした。

そして、37歳で次男となる美良生(みらい)くんを出産されました。

 

その後、2013年に、自分のブログの中で、次男がダウン症であることを公表しています。

 

また、生後1ヵ月に心臓に3つの穴が開いていることが分かり、染色体検査を受けたところ、次男がダウン症であることが分かりました。

 

奥山佳恵さんは、自身の子育てを記録したいと、ブログに子供の成長を載せ、公表することを決めた方の一人です。

 

実際には、自分も一般の方のように、自分の子供の成長を日記風に記録に残したいという思いがあった中で、それでも自分自身が芸能人であるという肩書きがあるために迷った期間があったそうです。

 

しかし、長男に、弟がとてもゆっくりと成長するからとても可愛いという前向きな言葉が嬉しかったことをきっかけに、自身のブログで次男の成長をどんどん公表するようになったそうです。

 

メディアに出演した反響

実際には、美良生君の心臓に3つの穴が開いていることが分かり、その心臓の穴は、染色体異常で起こることが多く、ダウン症の可能性があることを医師に告げられたそうです。

心臓手術を受け、ダウン症の検査を受けると、やはりダウン症であることが確定したと言います。

 

その当時の心境を、奥山佳恵さんは、「これから向かう道の険しさを思った」「育てる自信がなかった」と、メディアを通じてその時の心境を書き綴ったとされる日記を公開されています。

 

また、奥山佳恵さんが一番辛かったのは、自分のお母さんに、孫がダウン症であるという真実を告げることだったそうです。

 

思い切って電話でそのことを告げる奥山佳恵さんを回想する場面が映し出されます。

 

「美良生くん、ダウン症だったの。ごめんね、私が悪いの」と、奥山佳恵さんは泣きながらお母さんに伝えたそうです。

しかし、実はお母さんは、検査結果が出る前に想像がついていたというのです。見た目で何となく、ダウン症ではないか・・・と。

だから、娘である奥山佳恵さんからの告白を受けても驚くことはなく、娘の心情の方が配だったそうです。

「ああそう。大丈夫よ、みんなで育てていきましょうね。ご飯はちゃんと食べてるの?」と奥山佳恵さんに明るく話すお母さんの姿に目が熱くなりましたね。

また、お兄ちゃんが学校で、ダウン症の弟がいることを友達が知ったらきっといじめられるのではないかとご夫婦で悩んだ末、お兄ちゃんに伝えると、お兄ちゃんは、

「うん、友達に言われたら、教えてあげるからいいよ。この子は、すごくかわいいんだよ。ゆっくり育つから、かわいい時期がずーっと続く子なんだよ。楽しいんだよ!ってお友達に言うからいいよ。」とお兄ちゃんは言ったそうです。

 

お兄ちゃんの頼もしい姿に素敵なご家族だと感じた瞬間です。

 

ハンディを抱えた子どもを育てることに対して、全く自信のなかった奥山佳恵さんですが、

「うちの子は、常に笑っているんです。本当に天使ですね。ゆっくり成長していく美良生を、思い切りかわいがって育てています。」

「もしも辛いことがある方がいらしたら、是非うちに遊びに来て、美良生を抱きしめて幸せになってほしいです」

「自分たちの生活を見ていただくことで、もし悩みや迷いのある人がいたら、少しでも理解につながれば、と思って」

とおっしゃっています。

 

元陸上選手の松野明美さん

松野明美さんは、2008年に次男がダウン症であることを公表されています。

妊娠中に心臓に欠陥があると診断されていながらも出産され、生後10日でダウン症であることを医師から告げられたそうです。

 

松野明美さんは、アスリート選手ながら、我が子がゆっくりとした成長となることを受け入れることができず、子供とどう向き合うか悩んだ時に「こじか園」での生活が松野明美さんの考えが変わるきっかけとなったそうです。

 

そして、障害があっても、堂々と前向きに生きて行くことができる社会であってほしいという思いがあって、松野明美さんは自身の子供がダウン症であることを公表されたそうです。

 

テレビ朝日元社員の龍円愛梨さん

龍円愛梨さんは、2013年に出産され、その後、2016年に自身の子供がダウン症であることを公表されています。

龍円愛梨さんは海外で出産され、その後、生後1ヵ月の頃に子供がダウン症であることが分かりました。

実際には高齢出産となる為、出産前に行う新型出生前診断を医師から勧められていたそうですが、自分に授かった命を守るという思いから、検査を行わずに出産されたそうです。

 

海外での出産は、日本とは異なり、1泊での入院の後、すぐに退院することになります。その為、生後1ヵ月までダウン症であることに気付かなかったのかもしれません。

 

龍円愛梨さんの旦那さんとなる方は外国人ですが、すでに破局しており結婚せぬままシングルマザーとして現在も子育てを行っておられます。

 

龍円愛梨さんもためらうことなく自身のブログにおいて子供の成長をつづっている方の一人です。

 

ダウン症とは何?

ダウン症とは

ダウン症候群と言い、イギリスの研究者であるダウン博士が名付けた先天性症候群とされ、世界において現在約1000人に1人の割合で生まれると言われている

 

ダウン症は、正常であれば23組46本あるとされる染色体の中で、21番目の染色体が1本増えたことが原因で染色体異常が起こり、ダウン症として出生します。

 

21番目の染色体異常となるものを「標準型21トリソミー」としていて、これがダウン症を引き起こす全体の95%を占めると言われているのです。

さらに、3本目の染色体が他の染色体に引っ付く転座型、21番目の染色体が3本ある、又は2本あるといったような混じった型であるモザイク型があります。

 

実際には、この染色体異常については、突然変異であることから、誰にでも起こり得ることだと考えられています。

 

また、ダウン症のある子どもについては、赤ちゃんの頃から胎内環境が良い状態でない場合は流産しやすい傾向にあり、実際にこの世に生まれてきたダウン症の子供は、とても高いハードルを乗り越え、強い生命力を持って生まれた子であると言えるのです。

 

ダウン症を持つ方の特徴としては、筋肉の緊張度が低いこと、そして、知的面での発達が遅れている傾向にあります。発達は通常よりもゆっくりと発達していく傾向にあります。

 

また、ダウン症である子供は心疾患を患うことも多いですが、現代医療は進み、療育や教育も進歩したことで、ほとんどぼダウン症の子供は、普通に日常生活を送ることができる上、学校生活も社会生活も支障がありません。

 

ダウン症の種類は3種類

ダウン症 有名人 高齢出産 公表

ダウン症は「標準型21トリソミー」「モザイク型」「転座型」の3種類に分類されます。

 

標準型21トリソミー

標準型21トリソミー型は、ダウン症全体に占める割合が全体の約95%となり、その子供の両親は全く問題のない正常な染色体を持っているものの、突然変異で染色体が1本増え、23本となることで起こります。

 

モザイク型

ダウン症全体に占める割合が全体の約1〜3%と低く、その子供の両親は全く問題の内政上な染色体を持っているものの、突然変異により21番目の染色体が2本と3本の細胞が混ざり合うことで起こると言われています。

モザイク型は、ダウン症全体数からすると、発生頻度は低いと考えられています。

 

横座型

横座型は、ダウン症全体に占める割合が全体の約5〜6%となり、染色体の21番目のうちの1本が他の染色体にくっついて起こるとされています。

 

両親の染色体は全く問題のない正常な染色体であっても、分離の際に染色体異常が起こる、又は、両親のいずれかが転座染色体を持つ場合は、遺伝によって起こる場合もあります。

 

ダウン症の原因は何?

ダウン症の原因は、遺伝子による突然変異が起こることで発生するとされている為、誰が悪いなどといったような偏見のような理由は何ひとつないとされているのです。

 

しかし、自身でも気づかずに、稀なケースで、両親のいずれかにダウン症になる素因を持った遺伝子を持っていた場合は、生まれてくる子供もダウン症である可能性が十分に考えられてしまうのです。

 

高齢出産するとダウン症の可能性は高くなるの?

女性にとって妊娠することは夢のようなことでもあり、とても神秘的なことなのです。

 

また、今や、不妊治療が盛んに行われている日本においては、やはり妊娠することじたいがとても難しいものであり、本当の奇跡が起こったとしか思えないほど貴重な経験でもあるのです。

 

しかし、出産するとなると、どんな女性であっても様々なリスクを抱えることになります。

 

例え妊娠しても無事に育つかは受精した受精卵によって決まります。流産を経験される方もいれば、胞状奇胎である可能性もあります。

また、安定期に入ったからといって一息つく間もなく、切迫流産となる方、早産となる方も少なくありません。

さらには、胎児の成長が止まり、死産となってしまうこともあるのです。

 

このように、妊娠中にもたくさんのトラブルに見舞われる女性も大勢いっしゃいます。

 

そして、無事に生まれてきてくれても、健康かどうか、また五体満足な状態であるかなど、女性にとっては数多くの不安を抱えたまま妊婦生活を送ることになるのです。

 

そのような中でも、やはり高齢出産ともなれば、さらに女性も不安に感じることが多くなるでしょう。

 

実際には、35歳を過ぎると高齢出産であると言われますが、実際には高齢女性が出産をする際は、様々なリスクを抱えることになるのです。

 

高齢出産の場合はダウン症となる可能性が高くなる?

高齢出産となる女性は、特にダウン症の子供が生まれるリスクが高くなると言われていますが、なぜそのようなリスクがあると言われているのでしょうか?

 

実際には、ダウン症となる原因は染色体異常が起こることで発生すると言われていますが、直接的な原因は未だ解明されていません。

 

しかし、現在、医療で言われていることとしては、体内の老化が原因によると言われているのです。

 

卵子の老化

皆さんもよくご存知の通り、男性が作る精子は、射精されるたびに、新しい元気な精子に作り替えられます。それは男性が何歳になろうと繰り返されます。

 

しかし、女性が持つ卵子については、その人が生まれた時からすでに出来上がっているのです。

 

新しく作り替えられることもなければ、出来上がったもの以上に増えることもありません。

 

つまり、女性が年齢を重ねれば重ねるほど、卵子の老化は進行していきます。

 

意外に知られていませんが、男性が高齢化しても、その高齢化により精子に異常が出るという考え方はなく、ダウン症にはほぼ関係がないとされているのです。

 

しかし、卵子の老化については、年齢を重ねるごとに正常な細胞分裂ができないため、染色体異常が起こりやすいとも言われているのです。

 

薬の服用がダウン症の出産につながるって本当?

先天性疾患を持って生まれる子供は、妊娠中にお母さんが薬を服用したことが原因となり、何らかの先天性疾患を持って生まれるということがあるようです。

 

実際にある話としては、お母さんが妊娠中にアルコール摂取していたために、赤ちゃんがアルコール中毒の状態で生まれてきたというケースがあります。

 

このようなことから、妊娠中の生活をいかに気を付けることが大切であるかが分かります。

 

薬の服用について

薬については、お母さんが妊娠中に服用したために、胎児が重篤な先天性異常をきたしたという例が実際に起こっています。

 

しかし、薬の服用により、ダウン症が発生してしまうというデータは未だありません。つまり、薬がダウン症の発症に関係しているとは考えらえないことが分かります。

 

ダウン症は、精子と卵子が受精した段階ですでにダウン症となるかどうかが決まります。

 

それほどに早い段階から染色体異常により、ダウン症が発症していることになるのです。

 

直接的に薬がダウン症に影響しているということは考えられませんが、通常、一般的には妊娠中の薬の服用は避けなければなりません。

 

もしも薬が必要であるという場合は、かかりつけの産婦人科で、妊娠中であっても処方してもらえる安全な薬を服用するようにしてください。

 

高齢出産がダウン症発生の確率を高めるって本当?

ダウン症は1000人に1人という割合で誕生すると言われています。

そして、実際に20代前半女性ではそのリスクが低く、やはり35歳以上となるとそのリスクがどんどん上がっていきます。

40歳になると100人に1人の割合でダウン症の子供を妊娠するという確率が上がると言われているのです。

 

しかし、それでもほとんどの赤ちゃんはとても健康体で生まれてきます。

 

また、良く耳にする、「初産の場合と経産婦の場合でのダウン症の発生リスクは初産の方が高い」などと聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

 

これは、単なるうわさにしかすぎず、実際のところはこのようなことについての関係性はないとされているのです。

 

それでも、一人目を出産した年齢を考慮すると、二人目の出産ともなれば、それよりも年齢を重ねていることになる為、そのリスクは上がっていることになります。

 

冒頭でもお伝えしたように、ダウン症の遺伝子を持つ両親の染色体を引き継いだ場合は、ダウン症として生まれてくる可能性は高くなります。

 

また、もしも1人目の出産の際にダウン症の子供であった方は、2人目もダウン症である可能性が高い為、医師から様々な検査を行うことを勧められる可能性があります。

 

高齢出産とは

高齢出産とは、35歳以上で初産を迎える方をそのように呼んでいます。

 

日本では、出生前診断や羊水検査を推奨することは義務づけられておらず、海外においては推奨する国もあるようです。

 

また、実際に遺伝子異常が分かった時点で、中絶を選択されています。

 

ダウン症の特徴

一般的にダウン症であると診断された場合、子供の知能や性格等について、どのような特徴を持ち併せているのかについてご紹介します。

 

ダウン症の子供の知能

  • 知的な考え、言動、行動、運動能力等において、通常よりも発達が遅れる傾向にある
  • 上手に手先を使用して動かすことが得意な子供が多い
  • 耳からの情報よりも、目で見た情報の方が自分に取り入れやすい傾向にある
  • 観察力が優れている為、模倣することが上手である

 

ダウン症の子供の性格

  • とても優しく思いやりがある
  • 人と接することが大好き
  • こだわりを持っている

 

ダウン症の子供の身体的特徴

  • 顔つきが丸く平べったい
  • 目が細長い切れ目である
  • 目と目の間隔が離れている
  • 顎が小さい
  • 後頭部が平らである
  • 鼻が低く、耳が小さい、また、まぶたが二重である

 

首の特徴

ダウン症の子供は胎児の頃に映るエコー写真において、首が太く短く、浮腫みが見られます。

 

手の特徴

ダウン症の子供の手の特徴は、手足の指が短く、指の関節が足りない子供や小指が短い子供が多いです。

 

筋肉の特徴・合併症を患う

新生児の頃に体重が増えなかったり、他の子供のように泣くことをしない、また、口が開いたままの子供が多い傾向にあります。

 

姿勢が悪く、運動能力の発達が他の子供と比較して遅いです。

 

また、先天性の心疾患や消火器官における疾患を患う子供が多く、合併症に注意が必要です。

 

ダウン症と判断できるのは?

現代医療は進歩していることから、実際に女性が妊娠した時に、お腹の中の胎児がダウン症であるかどうかについて検査を行うことができます。

 

しかし、この検査を行うことで100%確実な検査結果が得られるということではありません。

 

また、この検査を行う際にはある程度のリスクを知っておかなければなりません。

 

妊娠中に行うダウン症の検査とは?

ダウン症 高齢出産 有名人 公表

 

妊娠中に実際に多くの産婦人科において実施しているダウン症の検査をご紹介します。

 

検査には、安全な検査と、やはり検査することにより、流産のリスクも考慮しなければならないものもあります。

 

また、妊娠中に、指定条件をクリアしていなければダウン症の検査を受けることができない検査内容もある為、事前に医師に確認しておくことが大切です。

 

母体血清マーカーテスト

血中の成分を測定し、開放性神経管欠損症であるかどうかの「確率」について調べます。

 

これは、通常の血液検査を行うように実施することができる為、とても簡単な検査であると言えます。

 

しかし、確率を調べるというものであることから、胎児の異常の有無を検査するものではありません。

 

超音波検査

妊婦検診の際に行う超音波検査は、妊婦さんのお腹にエコーをあて、お腹の中の胎児の様子を見ることができる検査です。

 

この時、胎児の後頭部、特に首部分の浮腫みを調べる為の検査です。エコー検査については、危険を伴うこともなく、とても簡単に検査することができます。

 

羊水検査

妊婦さんのお腹に針を刺し、羊水を採取します。その容姿の中に含まれる細胞の染色体を調べる確定診断検査となります。

これは、通常、妊娠16〜17週頃に行う検査となります。

 

かなり高い精度で結果が出る為、確実なダウン症の検査が可能です。

 

しかし、お腹に針を刺すことで、胎児あ胎盤を傷つけるようなことになる可能性もゼロではありません。

 

また、検査を行ったことにより、流産する可能性もあると言われています。

 

繊毛検査

妊娠初期の段階で、胎盤の一部である繊毛を採取し、染色体異常を調べる確定診断検査となります。

 

羊水検査と同様に、高い精度の結果が出る反面、検査後に流産の可能性もある為、旦那さまともしっかりと話し合うことが大切です。

 

新出生前検査

妊婦さんの血液を採取し、お腹の胎児の染色体や遺伝子を調べる為に行われる検査です。

これは以前にダウン症の子供を妊娠した、また、ダウン症の子供を出産した経験のある方が受ける検査です。

 

とても安全性の高い検査であるとともに、検査の精度が高度であることから、そのものの結果を知ることができます。

 

しかし、検査費用が高額となる為、医師から検査を勧められた場合に検討されると良いでしょう。

 

ダウン症をどう捉えるか

キャラ

ダウン症は病気という概念では捉えるべきではありません。

 

なぜなら、私たち人間は一人ひとりが全く違った個性を持って生まれています。

 

そして、ダウン症は染色体異常が原因で起こるものであることから、生まれつき持った特性であると考えるべきです。

 

 

確かに、実際にはダウン症である子供の成長については、他の子供と比較するととても発達が緩やかです。

しかし、基本的な考えとしては、とても個性があり、普通の子供として、他の子供と何ら変わりがありません。

その為、子育てもゆっくりと教えていくことで、特に大きな問題が生じるということもないのです。あまり難しく考える必要はないと言われています。

 

 

愛情持って育てていくことで、他の子供と同じように成長していきます。

 

また、ダウン症の子供は他の子供よりも病気になりがちだと考えられていますが、実際にはそれほど大差はありません。

 

ダウン症の併発症についても、少し頻度が上がるという程度で、特に問題視されていません。

 

しかし、病気に対しては、万一の場合に備え、かかりつけのお医者さんがある方が安心です。

 

また、ダウン症の子供を持つ方も、地域の小中学校へ通うことができます。個々の状況によっては特別支援学校を選択される方もいらっしゃいます。高校は特別支援学校へ進むことになります。

 

ダウン症の子供は、とても明るく人に対してとても優しい為、学校でもたくさんのお友達を作ることができます。

 

大人になってからも、施設や作業所などで軽作業を行う、また、小売業などといったように、様々な分野において仕事をすることができます。

 

内閣府からの発表

日本人における結婚適齢期と呼ばれる年齢が、年々高くなっていることは大きな社会現象のひとつとしても捉えられています。

そして、実際には、日本人の平均初婚年齢は2011年では男性が30歳、女性が29歳、出生年齢は第一子が30歳といったように、年々、晩婚化が進み、出産年齢を上がっていく高齢出産が大きく取りだたされることになりました。

芸能界においても、多くの方が高齢出産をされています。

 

その高齢出産のリスクのひとつとして考えられていることがダウン症です。

 

ダウン症の出産確率としては、20歳で1667分の1、25歳で1250分の1、30歳で952分の1、35歳で385分の1となり、実に40歳では100分の1とにまで確率が高くなります。

 

これには卵子の老化が原因とされていますが、すべてがそのひとつが原因という訳ではありません。

 

少子高齢化時代を覆すことも大切ながら、日本人の晩婚化は加速する一方です。

 

なかなか現実ではありませんが、できるだけリスクを最小限に抑えて結婚、妊娠、出産という流れが理想であると言えます。

 

まとめ

 

いかがでしたか?ダウン症の子供を持つことを公表した芸能人をご紹介しました。

ダウン症は病気という考え方をせず、一種の個性として捉え、人として自立した生活ができる人であり、偏見を持つべきではありません。

しかし、未だ日本においては、ダウン症への偏見が一切ないとも言い切れません。

 

少なからず、ダウン症の子供を持ったことに落胆される方が大半でもありません。

 

それでも、ダウン症の子供と触れ合うことで、人として確かなコミュニケーションもはかれ、幸せな感覚となる瞬間はたくさんあるのです。

 

日本のみならず、世界においても、ダウン症への理解を深めるとともに、差別や偏見のない社会を築いていけることが一番の願いですね。

 

ダウン症や障害についての記事