- 幼稚園を嫌がる子供への対処法!
- 発達障害の子供への対応の注意点も
幼稚園を嫌がる子供をもつお母様は多いと思います。春の入園シーズンになり「やだーっ!」と泣く子。
お母様は、それをなだめすかしてなんとか、幼稚園のバスに送り込むというのは、決して少なくはないですね。
どうして子供は幼稚園を嫌がる野でしょうか、その原因はなんでしょう。そして対処方法はなにがあるのでしょうか。
また、発達生涯を持つ子供にはどう対応していくべきでしょうか。今回はその点を調べてみました。
とにかく母親と離れたくない!お母さん大好き!
朝になって幼稚園に登園するときに、泣き叫んで幼稚園に行きたがらない子供もいます。
その理由で一番考ええられるのは、母親が大好きで、べったりでお母さんが大好きという理由がかなり多いようです。
言葉も話せるようになりある程度自分の考えを言える子供の場合、とにかく、母親と離れたくない、一緒にいたいという理由を主張することが一番多いのです。
子供にとっての世界はお母さんに守られて、そばにいるのが当たり前です。
そんな大好きな母親が、少しの時間にせよいなくなってしまうというのは、子供にとっては一大事です。
母親と離れたくない子供への対処方法
母親と一緒にいたい子供に対して、お母様は「イライラ」すると思います。
忙しい朝の時間に、幼稚園に行きたがらずぐずり、泣き叫ぶ子供の相手をするのは大変です。
しかし、ここで怒りをあらわにして、感情的に強制してしまうのはかえって逆効果です。
子供が余計に不安を感じ、幼稚園に行くのを嫌がってしまいます。いくらイライラしても、とにかく子供には笑顔です。
ちょっと離れてしまうけど、お母さんはちゃんといるからね。また会えるから大丈夫だからねと子供に理解させることです。
幼稚園の子供はまだ人間としては未熟で発達段階です。子供にとっては、母親と別れてもまた会えるという未来の推測がまだできないこともあります。
その考えることのできない未来が子供を不安にさせてしまいます。子供に対しかえってくれば母親がいることを納得させましょう。
「帰ったら一緒に本を読みましょう」とか「かえってきたら大好きなおやつあるからね」と言ってみるもの言いでしょう。
まずは、子供が泣き叫ぼうが、笑顔で送り出すことです。
母親と離れていることが不安で、幼稚園に行きたくなかった子供であれば、戻ってくれば母親がいると理解できるようになればいいわけです。
それが理解できるようになれば、きちんと幼稚園に行くようになるのではないでしょうか。
このような不安から幼稚園に行きたがらないことは多くの子供にあることで、焦らず対応することが重要です。子供の成長が自然に問題を解決してくれます。
また、弟妹が生まれ一時的に赤ちゃん帰りをしていて、幼稚園に行きたがらないよう場合もあります。コレも基本的には子供の成長で自然に問題は解決します。
ただ、母親はなるべく、上の子供にもスキンシップをとって、子供の不安を取り除いてあげることも重要です。
幼稚園の生活になじめない・幼稚園が嫌い
中には家庭ではなく、幼稚園の環境はきにいらず、幼稚園に行きたがらない子供もいます。
子供にとって自分中心の居心地のいい家庭と幼稚園の環境は違います。
母親が好きで、自由にできる家とは異なり、子供は幼稚園で人生初といっていい集団生活を体験します。
幼稚園では自分がやりたいことをやりたいようにできるわけではありません。
スケジュールも決まっていますし、友達という「他人」とみんなで行動しなければいけなくなります。
先生がとてもたさしくても、自分だけで先生を独り占めするわけにはいきません。
そんな子供にとっては気に入らない理由になりかねないことがいっぱいあるのが幼稚園での生活です。
友達とトラブルを起こし、余計に幼稚園が嫌いになっていくということもあります。それが原因となって、幼稚園に行くのを嫌がり毎朝、必死の抵抗を続ける子もいます。
そんな子供にとっては、幼稚園は不自由を強制される嫌なとこになってしまっているのでしよう。
とくに、お母さんが優しく、兄弟も少なく自分で自由に家の中でふるまえていた子供にとってそうでしょう。
子供にとっては、優しいお母さんもいない。自由に遊ぶこともできない。気に入らない他人がいっぱいる。
幼稚園に行きたい要素などなにひとつないという状況になってしまっていることも考えられます。
幼稚園が嫌いな子供への対処方法
とにかく幼稚園の生活が気に入らなくて、幼稚園に行きたくないという子供はその原因をつきとめましょう。
そのためには、幼稚園の先生とよくコミュニケーションをとってみましょう。
幼稚園に行きたがらない子供にとって、幼稚園のなにが不満になっているのかを確認することです。
幼稚園の生活の中、集団生活を楽しく、遊んで学ばせることはが重要になってくるかもしれません。
プロである幼稚園の先生にとっては、このようなケースは多く経験していて、当然引き出しももっています。
ただ、子供が幼稚園について、どう感じているのか?この点については母親と幼稚園の先生と情報の共有が必要でしょう。
もし、幼稚園の中で楽しいことが見つかれば、それを家庭の中で話して、より幼稚園を好きにすることができることもできます。
子供にとって、自分が話した面白い体験を母親が面白がって聞いてくれることは非常に重要なことです。
母親は、家でも子供と幼稚園であったことをよく話しましょう。
幼稚園であったこと、経験したこと、子供のやったことに興味をもって聞きましょう。そして、いいことがあれば、褒めてあげましょう。
そして、連絡ノートに頼らず、不安があればきちんと直接幼稚園の先生に相談するのが一番です。
集団生活を嫌がる子供は、絶対に一定数いますし、その対処方法のノウハウももっているのが、幼稚園の先生なのですから。
遠慮せず、どんどん相談して、子供のために楽しい幼稚園環境を作ってもらうように工夫、協力をしてもらいましょう。
自分で抱え込んで深刻にならないこと
幼稚園に行く年代の子供はまだ小さく、人間としては発達の途上にあります。ある意味、お母さんと離れたくなくて、幼稚園に行きたくない。
家庭とは環境の違う集団生活を強いられる幼稚園が気に入らない。こんなことは、よくあることであって、深刻にならないほうがいいです。

まあ、当たり前のことだくらいに思っていたほうがいいでしょう。
その上で放置するのではなく、まず子供を不安にさせないように、笑顔で接すること。
そして、幼稚園の先生と蜜に連絡をとって、より子供の過ごしやすい工夫をしてもらえるようにすること。
そして、幼稚園から帰ってきた子供を、「幼稚園に行ってきたこと」だけでも褒めてあげることでしょう。
子供の性格にもよりますし、保育園に嫌がる子供の対処は長期戦になることもあるかもしれません。
それでも、半年もあれば、この年齢の子供は成長し、環境に適応してくるものです。
そしてお母様方はそんな、子供に関する悩みを自分だけで抱え込まないことです。
家庭の中、幼稚園の先生と連携をとって対処していくことが大切になります。
発達障害とは?

人間は生まれつき発達障害を持って生まれてくる子供がいます。
そのような子供の場合、どのような対応を行えばいいでしょうか。発達障害とは、大きく三つ見分かれます。
広範性発達障害といわれる「対人関係」、「社会性」、「コミュニケーション能力」、「異様なこだわり」など現れる、自閉症やアスペルガー症候群があります。
また、学習障害とよばれる「学習困難」な特徴をもった発達障害や、注意欠陥・多動性障害という発達障害もあります。
発達障害の子供の特徴
広範性発達障害の子供の場合、他人との共感能力や、他人の気持ちを考えることが非常に苦手になります。その結果、幼稚園でも友達とトラブルになることもありえます。
こんなことを言えば、相手が「どう思うか?」という想像ができないか、困難なのです。ですので、日常的な会話の中でトラブルを起こすこともあります。
そして、異常なまでに毎日決まった行為を繰り返すことにこだわりを見せる場合もあります。そのような場合、集団行動をさせるのが非常に難しくなります。
学習障害は、誤字脱字の多さや、算数などが異常に苦手になるなど、小学校に上がってから見つかることが多いです。
しかし、最近では幼稚園でも基本的な文字を教えたりしますので、その中で問題が見つかることもあるようです。
注意欠陥・多動性障害は、昔は「落ち着きのない子供」で片付けられていましたがいまでは、発達障害の一種として認定されています。
ただ、学習障害、注意欠陥・多動性障害はかなり軽度の場合もあり、その場合は特に問題なく、すごしてしまうということもあるようです。
発達障害の子供への対応方法
発達障害の子供は抽象的であいまいな言葉を理解するのが苦手です。
ですので「なぜそれがダメ」であるのか、具体的に詳しく筋道立て手説明することが必要です。
このときに、感情的になって怒って注意することはないようにしましょう。
学習障害の子供にとっては、その感情の変化に対し中々理解ができないのです。
とにかく集団の中でやってはいけないこと。なにをすればいいのかということ。これを何度も反復して教え、理解させていくことが重要となってきます。
発達障害の子供は、不測の事態、毎日とは違った行いでパニックになることもあります。
このパニックを避けるには、あらかじめ、今日はなにをやるのかということを、前から確認しておくことが重要です。
時計が読めるようになったら、時計を見て確認して、理解をさせいくこともできます。
発達障害の子供は、これから何が起きるのか分からず不安になりパニックになることが多いのです。
ですので、これから先になにがあって、自分がなにをするのかを理解させておけば、パニックを防ぐことができるようになります。
発達障害の子供への接し方の注意点
発達障害を持った子供と接する場合、どのようにすればいいのか、その点について注意点をあげていきます。
あいまいな言葉をつかっていはいけない
発達障害のある子供にはあいまいな言葉を使って説明をしても、中々理解してくれません。具体的な数や、絵を使って説明するなどが効果的です。
「ちゃんとしなさい」とか「きちんとしなさい」といっても、その「ちゃんと」や「きちんと」ガ何を意味するのか分からないケースがほとんどです。
具体的に分かりやすく、根気よく対応することが、発達障害を持つ子供には必要です。
短気にならず、より具体的に丁寧に説明してあげるように注意しましょう。
発達障害の子供は「空気を読む」ということを凄く苦手にしています。
なるべく叱らず褒めること
発達障害の子供は、できないこと、苦手なことが非常に多いです。
そのため母親はイライラし、強い口調で責めたり叱ったりしてしまうかもしれません。
母親にとってコントロールの難しい行動に出てしまうことが多くなります。
これは、不安なことでしょうし、叱るなといっても中々難しいかもしれません。
しかし、叱るときも大きな声で感情的に怒鳴るような叱り方はしないようにしましょう。
なぜ悪いのかを筋道をたて説明するやり方がベストです。そして、少しでも上手くできてきら本気で心の底から褒めてあげましょう。
それが発達障害を持つ子供のやる気を育て、子供をいい方向に成長させる可能性が高くなるのです。
発達障害の子供で注意すべきは、叱り方と、褒め方にあるといわれます。
得意なこと、楽しいことをやらせてあげる
発達障害の子供は、どうしても能力的に自分と他の子供を比べ、自分ができない人間であると考えてしまいがちです。
その結果、成長過程で大事な、人格の核となる自信が生まれず、余計にいい加減な行動をする形になってしまうこともあります。
それを防ぐには、母親が子供をよく観察し、また周囲と連携をとりながら、発達障害を持った子供でも何ができるかを考えることでしょう。
その子供ができること、興味をもてること、楽しいと思えることを探してあげるのもひとつの方法です。
なにから、興味を持ち、自分がそのことを「得意だ」と思えるようになれば、行動における問題点なども制御がしやすくなります。
幼稚園でも発達障害の子供はどうしても、違う環境になじめない傾向が強いでしょう。
そんなとき、その子供が得意なことを見つけ、その楽しさを体験することで、幼稚園の中で居場所を見つけることができる可能性があがります。
広汎性発達障害のある子どもは、他人と比べて自分ができていないと感じて自信を失ったり、自暴自棄になってしまうケースもあります。
子どもの得意分野を見つけて、できることをさらに増やし、成功体験を積むことが大切です。
例えば食べ物が好きな子であれば調理やお菓子作りを教えたり、家事を手伝ってもらったりすることも今後の生活に役立ちます。
子供を否定してはいけない。子供のことを分かってあげる
発達障害をもっていることで、その子供のことを母親が否定してしまってはいけません。
確かに、問題行動を起こす機会は多くなります。その度に母親も頭を抱えたくなるでしょう。
しかし、発達障害を持っていても、それを含めてそれはその子供の自身の存在であるわけです。
それを受け入れ、きちんと子供の心をこちらの方から分かってあげるようにするべきです。
それが、発達障害の子供に対する接し方の注意点になります。
きちんと、予定を確認してつたえること
発達障害の子供は、予定外のこと、不測の事態を受けいえれることが苦手です。
毎日毎日、同じ時間になにかをするというルーチンにこだわる傾向のある子供は自閉症の症状を持った子供に多くでます。
しかし、そのような場合でも、事前にその日になにがあるのか、子供にきちんと説明し、理解させることはできます。
そのような、コミュニケーションをとることも、発達障害の子供に対応するための注意点になるのです。
療育相談、専門的トレーニングをうけること
発達障害の子供の場合、やはり専門的な療育相談や専門トレーニングが受けられる公的な支援を活用すべきでしょう。
発達障害の子供も持った親に対する、ペアレントトレーニングという訓練もあります。
各自治体の発達障害者支援センターや教育センターなどの行政機関でペアレントトレーニングが受けることができるはずです。
現在では厚生労働省の発達障害者に対する支援施策となっていますので、公的機関によるサポートが受けられるようになっています。
発達障害を持った子供にとって、最も大事な治癒の元となるのは、両親の愛情とその対応の技術です。
家庭の中だけで閉じこもらず、発達障害の子供を育てていくのには、このような療育相談、トレーニングを大いに活用すべきです。
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