- 手作りの七夕飾りは子どもと一緒に楽しめる?
- 七夕飾りで子どもも簡単に作れる折り紙はある?
- 簡単でおしゃれな七夕飾りは?
7月が近づいてくると、七夕の準備を考え始めるのではないでしょうか?
笹に短冊を吊るすだけではちょっと寂しいから、子どもと一緒に折り紙で七夕飾りを作るのも楽しいのではないでしょうか。

七夕の笹を彩る七夕飾りのおしゃれな折り紙を作ってみませんか?
簡単な折り紙から、ちょっと凝った折り紙で子どもと楽しめる折り紙はたくさんあります。
今回は、七夕飾りの由来などを含め、七夕飾りの折り紙を紹介していきます。
【七夕飾り】子どもでも簡単!おしゃれな折り紙を手作りしよう
笹が揺れると一緒に折り紙の七夕飾りも揺れて、とてもかわいいですよね。

短冊に書いた願い事も叶うといいなぁ~と思います。
お子さんが幼稚園や保育園に通っていると、園で作ってきた七夕飾りを持って帰ってくることもありますよね。
お家でもその飾りを飾ってあげると喜ぶのではないでしょうか。
覚えてきた折り紙を折ったり、新しい折り紙の折り方を覚えたりと楽しめること間違いナシです。
子どもと一緒に七夕飾りを作ることで、七夕の意味も子どもに教えてあげることもできますからね。
簡単にできる七夕飾りの折り紙

七夕と言えば短冊や七夕飾りを作りますよね。
七夕の願い事に合わせて、色を選んだり、飾りを作ってみてはいかがでしょうか。
一つ一つ意味があるものなので、意味をお子様と一緒に考えながら飾り付けるといいですね。
では、七夕飾りの折り紙をご紹介していきます。
天の川
天の川の折り紙は、2回折ってチョキチョキ切るだけの超簡単!

難易度はレベル1ですね。
折り紙を2回折ったら、あとはハサミで真っ直ぐに切っていくだけ。とても簡単に作ることができる天の川の折り紙です。
ハサミに慣れていないお子さまの場合には、あらかじめどこまで切るのか線を入れておくと楽しんで作ることができるでしょう。
ちょっと幅が不ぞろいでも愛嬌!
アレンジした「天の川」
2回折っただけでも天の川は作れますが、ちょっとアレンジすると違った雰囲気の天の川を作ることができます。
端っこまで切らないように注意するだめなので、お子様と一緒に色んな色の天の川を作ってみてはいかがでしょうか。
お星さま

七夕には、お星さまも飾りたくなりますよね。
折り紙で簡単にお星さまも作れちゃいます。お子様には「段折り」やキレイな星型にする工程が少し分かりにくいかもしれません。
大人と一緒に挑戦すれば簡単です。
また少し形が崩れていてもかわいいし、作るたびに上達していくのも見られますからね。
貝飾り
こちらはつなげて飾るのがおすすめの「貝飾り」の折り紙です。
天の川のようにハサミを使用する折り紙ですが、こちらも簡単!
切る場所には線を引いておくと、小さなお子様でも簡単にハサミを使って作ることができます。線の通りにハサミで切って、あとは角にのりをつけてクルッと裏返してつければできあがり。
何個か作って繋げると可愛らしい貝殻つづりの七夕飾りのできあがりです。
織姫と彦星

織姫と彦星の折り紙です。
織姫も彦星も基本的に作り方は同じです。
できあがったらお子さまに顔を描いてもらって、完成!顔を描くとグッと可愛くなりますね。
ちょうちん

ちょうちんも天の川や貝殻と同じくらい簡単です。
こちらもハサミを活用して、のりで貼ったら完成。半分に折った折り紙をはさみで真っ直ぐ1cm幅に切り込みを入れます。開いてのりで筒状にとめたら完成です。
ひもで吊るすと七夕飾りでも見栄えがとてもよく飾れますよ!
紐を持って上下にすると、切込みを入れた部分が「びよーん」と動くので、ちょうちんの動きでお子様も遊べるのではないでしょうか。
屑篭(くずかご)
屑篭には、生理整頓、物を粗末にしないように・・・という意味があります。
大人目線ではこの意味お願いしたいところですね(笑)
短冊
七夕には欠かせない短冊も折り紙で作ってしまいましょう。アレンジすればハートで可愛くも作れます。

飾りではないですが・・・^^とても簡単に作れますよね。
お子さまも楽しめるし、自分で作った短冊にお願い事を書くのもより気持ちが込められるのではないでしょうか。
スイカ
7月は夏だからスイカもいいけど、七夕に関係するの?と思いますよね。
赤と緑の折り紙で作れる簡単な折り紙。
スイカには豊作を願う意味があるようです。立てて飾れるので、棚の上などにも飾れますよ!
つるし飾り
ママにおすすめの折り紙です。
お子さまにはちょっと難しい七夕飾りなので、ママが作って子どもたちに見せてあげましょう。
両面に色がついた両面折り紙で作るつるし飾り。やはり片面折り紙とはちょっと違った、雰囲気に仕上がります。
わっか飾り
仙台や平塚などでは七夕祭りが有名ですよね。お祭りで飾られるような「わっか飾り」も作ってみませんか?
わっか飾りの下に吹流しをつけると、本格的な七夕祭りのような飾りを折り紙で作ることができます。
吹流しのハサミで切る部分は、少々気を使うので大人がやるといいかも・・・。
簡単に作れて、見栄えもある七夕飾りなのでおすすめです。
吹流しには「機織の上達」の意味がありますからね。何か上達したいという願いをこめて、お子さまと作ってみましょう。
キラキラ「お星さま」
さきほどのお星様は角が5つでしたが、こちらは6つ。
ちょっと難易度はアップしますが、折り紙を折り目に合わせられるようになったぐらいのお子さまとは一緒に作れるでしょう。
お子さまと一緒にトライしてみてくださいね。

キラキラお星さまの七夕飾りができちゃいますよ♪
くす玉
とっても複雑に感じますが、意外と超簡単なんです。
三角にカットした折り紙をクルッととめて、くす玉状にまとめるとできちゃいます。
存在感も抜群な七夕飾りになりますね。カラフルなくす玉を作ってみてはいかがでしょうか。
金魚の折り紙
金魚の折り紙は出来たら感激してしまいます。
お子さまが苦手な“ふくろを開いてつぶす”という工程が出てくるので、作業は結構難しいかもしれません。
大人が一緒に折ってあげて、最後に目を描いてみましょう。かわいい金魚ができたら、きっとお子さまも愛着がわくはずです。
一緒にがんばって作る価値のある七夕飾りの折り紙の1つと言えます。
笹つづり

笹の葉さーらさらー♪を表現できる笹つづりです。
1枚の折り紙を1/4にして、笹の葉をいくつか作って、のりでつなげて作る折り紙です。
折り方はけっこう簡単なので、お子さまと一緒に作って長い笹つづりを作ると楽しそうですね。緑、黄緑で作ると笹をイメージしやすいでしょう。
他の色も組み合わせてもお洒落で可愛く作れるので、それもまたおすすめです。
星飾り

1枚の折り紙でかわいい星飾りが作れる折り紙。
折った折り紙の真ん中から星を切り抜きます。
折った折り紙と切り抜いた星をつなぎ合わせるだけで、とても可愛らしい七夕飾りに変身。1枚で作ったとは思えない出来映え。
星を切り抜くところがちょっとお子さまには難しいかもしれません。星を切り抜くのは大人がやってもいいし、切り取る線を書いて一緒に切ってもいいですね。
これは喜ぶこと間違いなしの飾りになるでしょう。
星つづり
星の形をした折り紙を何個か作って何個かつなげたもの。星は折り紙でつくるのが難しくないので、あとは紐でつなげるだけ。
星つづりには、願い事が空の星まで届いて、願いが叶いますようにという意味があります。
織姫と彦星の飾りと一緒に飾ると、良い雰囲気に仕上がりそうですね。
立体星

立体の小さい星を作る折り紙です。
コロコロとした見た目がとってもかわいい立体の星。
カラフルな星をたくさん作って、ビンなどにつめたり、紐でつなげても飾りとしてとても素敵なものに仕上がります。
おりがみ小星
ちょっときちんと折らないときれいな星の形にならないので、少々難しいですが丁寧に作れば大丈夫。
少し折り紙の質や柄にこだわってみるとよりお洒落な仕上がりになります。
星の折り紙は、いろんなバリエーションを知っていると何かと便利です。
七夕飾りだけでなく、クリスマスや誕生日会、カードに貼ったりなど色んなものに使えるので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
七夕飾りは『マスキングテープ』もおすすめ

マステは色んなアイテムのデコレーションで使われているアイテムですよね。
七夕でもマステがお洒落に活用できちゃうんです。
子どもが工作が好きだし、絵を好きだから、自宅で七夕飾りを作ってあげたいけれど、「笹を用意するのは・・・」という方も多いのではないでしょうか。
そういった場合におすすめなのは、お部屋の壁にマスキングテープで笹を作ってしまう方法です。
笹を置くスペースもとらないし、後片付けもかなり楽チン。
- マスキングテープ
- 折り紙
- 凧糸
- ハサミ
これだけで、七夕飾りができてしまうんです。
材料費もあまりかかりませんね(笑)
マスキングテープで笹を作る
緑のマスキングテープで太い茎?の部分を作り、節をイメージできるように少し間隔を開けて貼るだけ。
あとはマステの幅を1/3くらいに切ったものを「枝」として貼っていきます。
そこに笹の葉をつけて完成です。
笹の葉もマスキングテープだからこそ、ざっくり切って貼るだけでもそれなりに見えるのがいいですね。
そこに短冊や七夕飾りをつけると・・・七夕の笹が完成します。
青いキラキラのマスキングテープを貼れば、天の川も作れます。対岸に織姫と彦星の折り紙を飾って。
貝殻の飾りを飾ったり、星を散りばめたりと色んな楽しみ方ができるのではないでしょうか。
七夕飾りもインテリアとしてお洒落にウォールデコ
インテリアにもなるお洒落な飾りを作る方も増えているんですよね。

お洒落な折り紙や紙の選び方が大切です。
パステルカラー
パステルカラーの折り紙は優しい色合いの七夕飾りに仕上げることができます。
フレンチ系、ナチュラル系など、白をベースとしたお部屋にぴったりです。
また、子どもの部屋とも相性がいいです。女の子のお子さまもとっても喜ぶでしょう。
モノトーン
シンプルでスタイリッシュなお部屋には、七夕飾りもモノトーンで作るとグッとお洒落で大人っぽく仕上がりますね。
クラフト紙
クラフト紙に柄がプリントされている折り紙もおすすめ。
クラフト紙で飾りを作るとレトロ感があって、雰囲気がとてもお洒落に。
ブラックでプリントされているものならビンテージ感のある部屋にもかっこいい七夕飾りになるでしょう。
ポップ柄
元気な雰囲気の七夕飾りにしたいという方には、ポップな柄や色がおすすめです。
原色や蛍光色、ビビットなカラーは元気が出ますよね。カラフルな明るいインテリア、子ども部屋にぴったり。
両面色がついたタイプのものを選ぶのも◎
色んなポップな柄のデザイン折り紙もたくさん出ているので、選ぶのも迷いそう。
和モダン
七夕という伝統的なイベントだから、「和」テイストはしっかり残したい。
でもしっかりお洒落に仕上げたい・・・という場合には、和モダンの折り紙がおすすめ。
和式のお部屋でなくても、洋式にも和モダンは意外と合います。
七夕飾りや折り紙の織り方を学ぶには?
七夕飾りや色んな折り紙を自分で作ってみたいけれど、どうやって作るのかわかりませんよね。
お子さまと一緒に作るときにも教えてあげたり、おこさまにもどんどん覚えてもらいたいですからね。
簡単おりがみ百貨|折りたい作品がすべてここに!
子どもと一緒に折り紙の折り方が学べる1冊。
折り紙でよく作られる定番のものを中心に掲載されているのですが、説明も丁寧で作りやすい評判です。
この本があれば、子どものときに簡単に折れていた折り紙の折り方をすっかり忘れてしまったときにも、自信を持って子どもに教えてあげることができますよ!
- また、DVDなど動画で折り方を説明しているものもおすすめ。
織り方を絵で見るより、動画の方が分かりやすい方もいらっしゃると思いますからね。
七夕飾りの折り紙におすすめアイテム紹介
七夕飾りの折り紙を作るなら、おりがみ購入は必須ですよね。
おすすめの折り紙を紹介します。
おしゃれな七夕飾りの参考にしてみてください。
光を通す折り紙
光を通す折紙「トランスパレントペーパー」です。
トランスパンレントペーパーは、ツヤとハリのある薄く半透明な紙。光を通すものなので、作った七夕飾りが窓辺で光に当たると、キレイな色が生まれます。
ヨーロッパでは、凧を作るときにこの紙が使われていたんだそうです。
折り紙の要領で、作ったパーツを貼り合わせて作る「星」や透かし絵など、さまざまな用途があります。
七夕飾りからクリスマスのデコレーションにもおすすめのアイテムです。
パステルカラーの折り紙
12色のパステルカラーが入った折り紙。
優しい色合いで子どもも気にいるバリエーションで入っています。
パステルカラーで七夕飾りを統一したら可愛さ溢れるものに仕上がりそうですね。
両面折り紙
表面に質感があるカラーペーパーの折り紙。
この折り紙は、白い紙に色をプリントしているわけではなく、紙そのものに色がついているので、切り口から白い色が出ることがありません。
コシがあってしっかりした紙質なので、本格的な折り紙つくりにもピッタリのアイテムです。

しっかりしていてとても折りやすいと評判です!
クラフト紙の折り紙
キレイな折り紙で雰囲気の違った飾りを作ってみたいと思いますよね。クラフト紙のデザイン柄折り紙は、楽しく使えるアイテムです。
折り紙だけでなく、ちょっとしたプレゼント、メッセージ、おもてなしなどにも幅広く使用することができそうです。
折ったり、包んだりと大人も便利に使える折り紙と言えるでしょう。
和モダン

折り鶴用の友禅和紙でキレイな箱に入った折り紙も素敵ですね。
色んな和柄がたくさん入っていて、 雅な友禅和紙が多彩でとても華やかです。
普通の折り紙で作ったものとは一味違った贅沢な印象の七夕飾りができるのではないでしょうか。
また、ほとんどの柄に金が入っているので、見た目がとても綺麗なんです。
使うのがもったいなくなりそうで、1枚取るたびに「かわいい~」と言ってしまいそう。
やや小さめのサイズですが、しっかりとした紙質をしているので、折りやすさも抜群です。
ポップ
マーパヤンセンという100年以上の歴史を誇るドイツの紙製品メーカーが日本の折り紙をもとに開発した折り紙です。
外国特有のセンスが生きていて、ユニークな柄がとても人気。色使いや紙質、ペッケージまで独創的なアイデアなので、世界中にファンがいるメーカーなんですよ!
また、表と裏がそれぞれ違う色の組み合わせになっていたりするので、使うのも楽しい!
しっかりとした紙質で、折り目がつけやすいので折りやすさは◎
かわいい紙なので、常にストックしている方もいるようです。
七夕飾り以外にもポチ袋を作ったり、使えそうですよね。
マスキングテープ
mt マスキングテープ decoシリーズ
15mm幅×10m巻の柄物が23個と無地が4個のマスキングテープセット。
バリエーション豊かなマスキングテープがセットになっているので、選んで使うのも楽しめるのではないでしょうか。
七夕飾り、クリスマス、誕生日、プレゼントなどなど幅広く活用してみてください。
ウォールペーパー
七夕仕様のウォールステッカーも手軽にデコレーションができるのでおすすめです。
笹をメインに短冊までステッカーになっているので、手軽で簡単に七夕モードへと変えてくれます。
使い方も簡単ですよ!
このウォールステッカーをベースに、七夕飾りの手作り折り紙を飾っていくのもおすすめです。
おりがみ工房
色んな折り紙がたくさん販売されていますが、お家に置きっぱなしになって捨てるだけのチラシがありますよね。そんなチラシで簡単に折り紙を作ることができます。
刃物を使わずに不要な紙やチラシを正方形に、子どもでもカットできる「おりがみ工房」。好きなだけ折り紙を作って遊べるので、無駄なくコスパも◎
大きいサイズ(約15×15cm)と、小さいサイズ(約7.5×7.5cm)のおりがみが作れるようになっています。
チラシを折り紙サイズにカットすると、正確な正方形に切れていないこともありますよね。
小さいお子様でも正確な正方形を作ることができるので、意外と便利なアイテムですよ!
七夕の由来や意味は?

七夕の由来についておさらいしておきましょう。
七夕行事の由来
- 日本の行事「棚機(たなばた)」
- 中国から伝わった牽牛(けんぎゅう)・織女(しゅくじょ)の伝説、乞巧奠 (きこうでん)
これらが合わさってできた行事と言われているのです。
古い日本には水の神様に秋の豊作をお祈りする棚機(たなばた)という行事があり、神様にお供えしていてのが、棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる女性が織った着物。
この着物を織るために使う機が「棚機」と呼ばれていた。
その後、日本に伝わった仏教でお盆を迎える準備として、7月7日の夜に棚機が行われるようになった。
「七夕」と書いて“たなばた”と読むのには、この話が由来しているとか。
そして、中国から伝わった牽牛(けんぎゅう)・織女(しゅくじょ)の伝説は、七夕で伝えられている、織姫と彦星の伝説のお話。
その昔、「天帝」という神様が星空を支配していた時代のこと。
天の川の西の岸に、天帝の娘である“織姫”が住んでいたのです。
織姫はとても機織りが上手く、彼女が織った布は色も柄も着心地も良く、素晴らしいものだったのです。
しかし、毎日毎日働いてばかりいる娘が心配になった天帝は、娘の結婚相手を探すことにしたのです。
天の川の東に住んでいた働き者の牛使いの青年を見つけ、2人を引き合わせたのです。
その青年が牽牛。
2人は意気投合し、めでたく夫婦となったのです。
ところが、一緒に住むようになってから、2人は朝から晩まで1日中天の川のほとりでおしゃべりばかりをしていました。
天帝が「おしゃべりばかりしていないで、そろそろ仕事をしたないのか?」と言っても、「明日から」と言って、一向に仕事をする気配がありません。
そんな2人を見かねた天帝は、2人を引き離し1年に1度、7月7日の夜だけ天の川を渡って会うことを許したのです。
これが織姫と彦星が7月7日の夜に会えるという由来だったのですね。
機織りが上手だった織姫にあやかり、女性たちが庭先に針、お酒などをお供えして裁縫の上達を祈願する行事。
その後、裁縫だけでなく、芸事や書道の上達も祈願するようになります。
日本へは中国の2つのエピソード、そして棚機が合わさり、平安時代に宮中行事として「七夕」が行われていました。
七夕はなぜ飾り物をしたり「願い事」をするの?

なぜ七夕に願い事をするようになったのでしょうか。
七夕には短冊に願い事を書きますよね。
この風習は、乞巧奠(きこうでん)が由来しているようです。
元々は裁縫の上達祈願をしていた行事なのですが、徐々に変化し、現在のように短冊に願い事を書くようになったのです。
現在は好きなお願い事をする感じですが、昔は“物事の上達”をお願いしていたものなんですよね。
現在では短冊に書いてますが、昔は梶の葉が使われていました。
サトイモの葉にたまった夜露を“天の川のしずく”と考えて、それを墨で溶かして願い事を書いていました。

ちなみに笹や竹に願い事を吊るすのは何故なのでしょうか。
笹や竹が冬でも緑で天に向かってぐんぐん伸びる生命力から、「願い事が天の神様に届きますように」という思いが込められているとのこと。
昔から神聖な力が宿っていると信じられ、あらゆる神事に使われていたのです。
竹には空洞もありますよね。そこには神が宿るということも言われています。
色んな意味がこめられているんですね。
5色の短冊の意味
短冊は赤・青・黄・白・黒(紫)の5色を使用するのが一般的なのはご存知ですか?
これは乞巧奠で飾られていた5色の糸が由来しています。
日本で和歌を飾るにために短冊に変わり、日本の風習として伝わっているのです。
- 青(=木行):樹木の成長を象徴
- 赤(=火行):光り輝く炎を象徴
- 黄(=土行):植物の発芽を象徴
- 白(=金行):鉱物・金属を象徴
- 黒(=水行):和泉から湧き出る水を象徴
子どもに七夕をどうやって説明する?

七夕はいろんな由来が合わさってできたものなんですね。
子どもに説明するとなると難しい気がします。こんな感じで説明してみてはいかがでしょうか。
織姫と彦星が1年に1度だけ会える日なんだよ。
短冊にお願い事を書くと、願い事が叶うんだって。
昔の中国では、「織姫みたいに機織りが上手になれますように」ってお願いをしていたからなの。
きっとお子さまは「なんで?」「どうして?」と色々気になるかもしれません。
そんなときの簡単に七夕のことを説明できるといいですね。
まとめ
七夕飾りの折り紙には、たくさんの折り方があってお子さまと一緒に楽しめそうですね。
簡単なものが多いので、作ることの楽しさを覚えたり、達成感を味わえるのではないでしょうか。
七夕の由来や意味なども簡単に伝えながら、家族で七夕を楽しんでみてください。

お洒落な七夕飾りも素敵でしたよね。
マスキングテープやお部屋の壁を使って、七夕飾りを作ってみるのもおすすめです。
お洒落に飾って子どもたちの成長とともに記念写真を毎年撮るのも楽しそう♪
インスタ映えも間違いないかも!!ご紹介した折り紙やアイテムもぜひ参考にしてみてくださいね。
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