- アインシュタインの睡眠時間は長かった?
- 偉人たちの睡眠についての名言も紹介!
あなたは、1日何時間寝ていますか?一般的に「8時間睡眠が良い」と言われていますが、睡眠時間は人それぞれです。
3,4時間と短くてよい人もいれば、10時間以上なんて長い人もいます。

また、睡眠の取り方も千差万別です。
まとめて睡眠を取る人もいれば、小まめに取る人もいたり、必ず昼寝をする人もいたりと、睡眠方法も色々あります。
現代人は、7時間から8時間の睡眠で夜寝て朝起きるというのが常識ですが、それは仕事などのリズムからそうなっているだけかもしれません。
そこで、「天才」と呼ばれたアインシュタインの睡眠について見てみましょう。
アインシュタインの睡眠時間
アインシュタインの睡眠時間は?その睡眠方法は?

「20世紀最大の物理学者」や「現代物理学の父」と呼ばれる、理論物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
ノーベル物理学賞も受賞し、「アインシュタイン=天才」というイメージがありますよね。実は、アインシュタインは睡眠時間が長かったことでも有名です。1日10時間は寝ていたそうです。
「特殊相対性理論」や「一般相対性理論」などを提唱し、それまでの物理学の認識を根本から覆し、現代物理学の基礎を築いた偉大な学者、アインシュタイン。
そのため、睡眠時間を惜しんで研究をしていたと思う人も多いかと思います。それが意外や意外、1日10時間も寝ていたというのですから、いつ研究をしていたのかと思いますよね。
しかも、寝る時は部屋に鍵をかけて、誰にも邪魔されないようにという徹底ぶりでした。短時間の睡眠を取る人は、熟睡型と言えますが、アインシュタインのように長時間の睡眠を取る人は、睡眠が浅いと言えます。
10時間の睡眠を取りながらも、自分の研究に思考を巡らしていたのかもしれません。
アインシュタインの睡眠についての名言

アインシュタインの名言からわかること。
そして、アインシュタインは数々の名言を残したことでも有名です。有名な名言として「私は天才ではない。ただ人よりも長く一つのことと付き合っていただけだ」があります。
生まれつき言語障害だったアインシュタインは、学生時代は周囲と馴染むことができずに問題児だったということです。ただ、自分の興味のあることは徹底して追求するという力が備わっていたのでしょう。

こんな名言も残しています。
- 「大事なことは疑問を持ち続けること。好奇心はそれ自体に存在意義がある」
- 「私は何ヶ月でも、何年でもひたすら考える。99回目までは答えは間違っている。
100回目でようやく正しい結論にたどり着く」自分の疑問に対して、一生をかけて答えを見つけた結果、独自の理論を作り上げることができたのでしょう。
こうした世界観を持っていたアインシュタインが、もし、3,4時間の短時間の睡眠を取っていたとしても、彼が成し遂げたことは変わらないということはわかります。
睡眠時間の長さで、偉大な人がやり遂げた偉業を語ることはできないのです。
睡眠時間と偉人たち
アインシュタイン以外にも、偉人たちの中には様々なタイプの睡眠を取る人たちがいます。
睡眠の取り方にこだわりを持っていた偉人もいます。ここでは、偉人たちの睡眠のタイプを紹介します。
カルビン・クーリッジ
アメリカ合衆国30代大統領であるクーリッジは、歴代大統領の中でも睡眠時間が長くて有名だったそうです。
1日平均して11時間の睡眠で、夜9時間の睡眠と昼寝が2時間という習慣だったそうです。
ちなみに、現在のアメリカ大統領トランプ氏は、平均3,4時間と睡眠時間はかなり短いですね。
「1日12時間以上寝ている人間が、3時間か4時間しか寝てない人間とどうやって張りあえると言うんだ」という発言があるほどです。
睡眠を削ってでもビジネス界でのし上がっていくという、彼の思考をはっきりと表している発言ですね。
小柴昌俊
アインシュタインと同様、ノーベル物理学賞を受賞した物理学者です。
小柴氏も睡眠時間が11時間と長いことで有名です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
「モナ・リザ」や発明家としても有名なイタリア・ルネサンス期の芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチは、1日たったの1時間半から2時間の睡眠時間程度だったそうです。
睡眠の取り方が特徴的で、4時間毎に15分の睡眠を分割して取るという方法でした。15分で睡眠が取れるのかとも思いますが、すぐに眠りに落ちることができたのでしょう。
こうした分割方法で睡眠を取ることを「多相性睡眠」といい、もともと哺乳類はこの方法で睡眠を取る生き物なのです。ですから、人間には適した睡眠方法と言えます。
現代のようにまとめて睡眠を取る方法は、後から生まれた文明の産物です。ダ・ヴィンチは、原始の睡眠方法を自然のリズムとして体の中に保有していたのでしょう。
トーマス・エジソン

発明家として有名なエジソンは、1日平均して4時間の睡眠時間でした。
「睡眠は時間の浪費だ」というのが彼の口癖で、実際に研究に夢中になると2,3日は睡眠を取らないこともあったそうです。
ウィンストン・チャーチル

イギリスの元首相、チャーチルは1日平均5時間の睡眠でした。
午前8時に起きて、午前3時に寝るという習慣だったそうです。ただ、昼寝をしていたようで、国会議事堂の中に彼専用のベッドを用意しており、1時間ほどの寝ていたということです。
その他に、1日平均7時間から8時間の普通の睡眠ですが、Appleの創立者であるスティーブ・ジョブスは1日8時間の睡眠を2回に分けて4時間ずつ取っていました。
彼は睡眠により、思考の働きが停止するのを避けていたということです。
睡眠には種類がある
ここまで、睡眠時間と偉人たちを見てきましたが、睡眠時間が長いから、短いからという理由で素晴らしい功績が生まれる訳ではありません。
人それぞれに適した睡眠の形を取ることが大切ということがわかります。そして、睡眠には色々なタイプがあります。ここでは、睡眠のタイプとその特徴を紹介します。
ロングスリーパー
1日の睡眠時間が9時間以上の人はロングスリーパーといいます。人口の5~10%の人がこのロングスリーパーだと言われます。
ロングスリーパーの人は、真面目で内向的な性格の人が多いと言われています。また、このタイプの人はストレスが多いという特徴があります。
どのようなストレスかというと、人に気を遣いすぎる、心配性、物事をじっくり考えないと気がすまない、現状に疑問を持っていて安心できない、というようなストレスです。
こういったストレスを抱えるため、脳がとても疲労するので長時間の睡眠で休息を取る必要が出てくるのです。こう見てくると、マイナスのイメージがあるのですが、利点もあります。
現状に満足せず、物事をじっくりと考えることができ、一般論や常識にとらわれず独自の世界観を大切にする人が多いため、研究者や作家などに向いていると言われます。
まさにアインシュタインはこのタイプですよね。実務的な仕事は苦手でも、じっくりと一つのことに向き合って研究を続けることができたために、世界をあっと驚かせた論理を作り出すことができました。
ロングスリーパーの有名人には、シューマッハ、タイガー・ウッズ、イチロー、水木しげる、白鵬などがいます。
バリュアルスリーパー
1日の平均睡眠が6~9時間の人を指して言います。多くの人がこのバリュアルスリーパーに当てはまります。人口の80%がこのバリュアルスリーパーになります。
ショートスリーパー
1日の睡眠時間が6時間未満の人をショートスリーパーと言います。人口の5~10%がこのショートスリーパーに当てはまると言われています。
ショートスリーパーの人は、外向的で活発なタイプが多いそうです。また、明るく楽天的で人と会うのが好きな社交性があります。
自分を肯定する気持ちが強いため、自信家で決断が早く行動的とも言えます。こうしたタイプから、ショートスリーパーは実業家に向いていて、人前で活躍する人が多いそうです。
ショートスリーパーの有名人には、ビル・ゲイツ、明石家さんま、伊集院光がいます。
まとめ
ここまでで、睡眠時間や睡眠の取り方には様々なタイプがあるということが、お分かりいただけたと思います。
現代日本人の平均睡眠時間は約7時間だそうです。
大切なことは、自分に合った睡眠時間、睡眠の取り方を見つけて、人生を有意義に過ごすことですね。
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