- ギリシャ神話の女神7選!
- 女神の名前と面白いエピソードを紹介!
神話は神様が登場人物となるお話です。日本にも神様のお話があるように、ギリシャにもギリシャ神話とあるよう、様々な神様にまつわるお話があるのです。
神様って本当はいるの!?と思ったり、神様は実は1人じゃない!?など、ギリシャ神話には神々が繰り広げる面白いエピソードがあるのだとか♪
ここでは、ギリシャ神話の女神について面白いエピソードをご紹介したいと思います。
ギリシャ神話の女神
ヴィーナス
ギリシャ神話の中で、ヴィーナス(金星)、ギリシャ語名がアフロディテ。
ルーブル美術館の彫刻であるミロのヴィーナスや、ウフィッツィ美術館のボッティチェリ作の絵画であるビーナス誕生が有名です。
アフロディテは、「美の神様」として有名です。
ヘルメス
水星のヘルメスは、有名ブランドであるエルメスにそのまま使われています。
それに、水星の英語名が「マーキュリー」であることから、アメリカの宇宙飛行プロジェクトの名も「まーきゅりー計画」とされています。
ネプチューン
海王星のネプチューンは、そのままお笑いユニットの「ネプチューン」に。
プルートゥ
冥王星のプルートゥは、ディズニーの「プルート」になっています。
実際には、ディズニーのプルートが誕生したのが1930年で、この年に冥王星が発見されたとして、それに被せているんですよ!
ポセイドン
ポセイドンは海の神様です。
そして、派ですは冥界の神様として、惑星の名前をギリシャ神話の神様に当てているのです。
ギリシャ神話の面白いエピソード
ゼウスは神様なのに!
天界の支配をしているゼウスは、人間界のように奥さまがいたのだとか。それがヘラという女神様です。
実は、ヘラはゼウスのお姉さんにあたり、ゼウスとヘラは事実上姉弟婚となり、日本ではあってはならないことが、ギリシャ神話の世界では全く問題のないことなのだそうです。
しかし、ゼウスは奥さん一筋とはいかず、なかなかのプレイボーイだったのだそうです。奥さんであるヘラ意外にも、エウロペの王女様に一目惚れしてしまいました。
それでも自身が神様である立場や奥さんのいる立場であることだけはしっかりとわきまえていたのか、不審な行動にはうつらなかったのだそうです。それでもあきらめるようなゼウスではなかったのです。
何と、ゼウスは白い牛に変身したかと思いきや、エウロペを背中に乗せ、一気に海を渡り、別の島へ渡ったのだとか!?
自身の正体をエウロペに打ち明け、その後、ゼウスはエウロペとの間に3人の子供を授かったそうです。しかも、ゼウスが変身した牛の姿こそ、おうし座の由来なんです!!
昔のギリシャ神話がこんなにも奥深いとは誰も思わないですよね。
英雄ヘラクレスの生涯
プレイボーイであるゼウスは、エウロペだけに留まらず、アルクメネという女性との間にも子供がいるそうです。それが後に英雄としてその名を世界にとどろかせることとなったあの「ヘラクレス」です!
何とも、お父さんは神様。そしてお母さんは人間。といった間に生まれたヘラクレスは、神様なの?人間なの?といった中途半端な位置にいることになります。
とは言え、ゼウスの本来の奥さんはヘラです。そして、ヘラクレスはヘラにとってはゼウスの浮気相手が生んだ子供です。自分の子供ではないことから、可愛いとは思えないのは当然のことでしょう。
そこでヘラが起こした行動は、まだ赤ちゃんだったヘラクレスが寝ている揺りかごに、2匹も蛇を送り込んだというのです。なんて恐ろしいことを!!
でも、ヘラクレスは自身で蛇を掴んだかと思うと、簡単に撃退してしまい、全く心配いらなかったのだそうです。
家出したヘラと仲直りした話
ゼウスの豪快な遊び振りが目立っているせいか、本当にヘラと夫婦なのか疑問に感じます。しかもどうしてこんなに浮気を重ねるゼウスを見て見ぬふりをするのか・・・?という話ではなかったのです。
ヘラはそんなゼウスに愛想を尽かして家出してしまいました。エーゲ海の島に引きこもったヘラは、誰にも会おうとせず、ゼウスからの謝罪のお手紙さえ受け取ろうとしません。
ゼウスは妻がいなくなってしまい、初めて自身の行いを反省すると共に、ヘラへの愛情を確信したことから、ヘラと仲直りしようと考えました。
こうやって見ると、やっぱりゼウスにとって遊び相手だったのがエウロペであったりアルクメネであり、ヘラは本命の妻だったんですね~。何だかこれだけでホッとします。
ゼウスは女性の形をした木像に花嫁衣装を着せ、馬車に乗り、何と、その木像と結婚します!!と宣言し、盛大なパレードを開催したそうです。
それを聞きつけたヘラは、ゼウスの前に現れ、自身がゼウスの妻であることを主張!そして、木像の花嫁衣装を剥ぎ取り、気付くとあれ!?といった場面です。
まさかのドッキリ大作戦だったのだそうですよ。これでヘラのゼウスへの想いも本物であることを確信!二人は今まで以上に仲の良い夫婦で過ごしたそうですよ♪
アキレウスの弱点

英雄アキレウスをご存知ですか?アキレス腱の語源でもあるアキレウスですよ!
冥界にはステュクスという川があり、その水に身体を浸すと丈夫になる!という迷信があり、アキレウスのお母さんは、アキレウスをステュクスの川に浸していました。
それはまだアキレウスが赤ちゃんだったころです。とは言え、赤ちゃんですから支えが当然必要です。
足から浸しているのかと思いきや頭から!?なんて怖い場面を想像してしまいそうですが、お母さんはアキレウスの足首をつかんていたものですから、足を水に浸さなかったのです。
その後、アキレウスはステュクスの川に浸されたお陰で、身体はとてもがっちりと丈夫な肉体になり、戦争でも活躍をみせました。
しかし、赤ちゃんの頃に足を川に浸していなかったことから、不死身化されておらず、敵の矢がアキレウスの足(かかと)を直撃し、命を落としてしまったのだとか・・・。何とも不運な人生だったのでしょう。。。
彫刻家が自分の作品に恋をする?

キプロスの王様であるピグマリオンは、生身の女性と接することがとても苦手でした。
しかし、ピグマリオンは、彫刻が趣味で、自分の理想の女性像を大理石で作り上げ、自画自賛で満足な生活をしていたのです。
そのうち、自身が作る作品に対し、あまりに美しい仕上がりになることから、像が人間であれば・・・とまで思うようになったのだそう。
ここからピグマリオンの自身作の像への思い入れが強くなり、周囲はそんなピグマリオンを気持ち悪いとまで呆れられるほどになりまいた。
しかし、そんなピグマリオンの様子を見ていたアフロディーテ女神がピグマリオンの望みを叶えてしまったというのです。
ピグマリオンは自身の作った像に命を吹き込んでもらったその女性の像と結婚したそうです。あるようでないような話しが本当になったということですね!
シェイクスピアの三魔女は復讐女神なの?!
シェイクスピアの「マクベス」の場面で、マクベスとバンクォーの前に現れた三人の魔女は、シェイクスピアがそれら三人は魔女であると考えていたようです。
しかし、三人姉妹の魔女や女神は何種類と存在している為、それが復讐女神であるかが分かりませんでした。
三人の魔女は、自分達のことを「運命の女神」と言っていたそうです。運命の女神=運命を操る姉妹たちという意味でもあるのですね。
まとめ
いかがでしたか?ギリシャ神話の女神について面白いエピソードをご紹介しました。
さすがギリシャ神話なだけあり、日本人にはなかなか登場人物が覚え辛く、話しもとても壮大であることから、その展開の速さにもなかなかついていくのがやっとですね。
しかし、それぞれの女神の背景やつながりを知ることで、何だか急に親しみが沸くような気がしますね。
ギリシャ神話は難しいようなイメージもありますが、知ることで何か見方も変わってくるかもしれませんよ♪
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