• 今年のクールビズの期間
  • 地域ごとに違いは?
  • クールビズってどんな服装?

もうすぐクールビズが始まりますね。

「クールビズ」という言葉は一般的に浸透していますが、夏場ネクタイしなくていいという感覚程度で具体的にはどういうことかはっきり知らない方も多いかもしれません。

 

実はクールビズって実はその年によって期間が決まっていたりするらしいのです。

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今回はクールビズについてご紹介です。

クールビズの期間

https://youtu.be/gpYf5IP1j8g

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期間は決まっているものなの?

クールビズの期間としてなんとなくみなさんが認識しているのは、衣替えの時期と同じで、6月初めから9月の終わりというものではないでしょうか。

 

男性サラリーマンがネクタイをせずに出勤しだしたら「あ、クールビズなんだな」と思ってますよね。

 

実はクールビズの期間はその年によって微妙に違っているのです。

 

では、今年2018年のクールビズの期間は何時から何時までなのでしょう。

 

それをお知らせする前に、まずはクールビズの歴史について学びましょう。

 

クールビズの成り立ち

「クールビズ」という言葉が誕生したのは、さかのぼること13年前の2005年です。

 

その時の総理大臣、小泉純一郎によってクールビズは誕生しました。

 

その「クールビズ」を提言したのは、現東京都知事の小池百合子といわれています。

 

小泉内閣の第二次改造内閣の際に環境大臣に就任した小池百合子が、総理の小泉純一郎に「夏場、冷房による電気代等を節約するために、服装を軽装にしてはどうか」とアドバイスしたことから始まったといわれます。

 

クールビズの定義

「クールビズ」は小池百合子率いる環境省が主導で改革をはじめ、世の中に広がっていきました。

 

その中で決められたクールビズの定義の内容は次の通りです。

 

夏の暑い季節に、環境省が推奨している室内温度の目安28℃以上になる室内に対応できる軽装を行うこと

 

軽装とは「ノーネクタイ」「ノージャケット」を指します。

 

クールビズで、職場ではネクタイやジャケット着用が当たり前だったビジネスマンの社会に革命を起こすことになりました。

 

クールビズの名前の由来

夏場に軽装することを「クールビズ」と呼ぶようになったのはなぜでしょう。

 

クールビズを英語表記すると「COOL BIZ」となります。

 

「クールビズ」は2005年4月、環境省が一般公募してその中から選ばれました。

 

COOL:「涼しい」+「かっこいい」という意味

BIZ:仕事や職場を意味する「BUSINESS(ビジネス)」の短縮形

その二つを組み合わせたものです。

「クールビズ」というネーミングは多くの支持を集め、同年の新語・流行語大賞のトップ10にランキングもしました

 

時代のニーズに合った言葉の響きと意味になり、長年使われる言葉となっていきました。

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おまけ裏話

似たような言葉に「省エネルック」があります。もう死語ですかね。

1979年第二次オイルショックに大平正芳内閣が提唱した夏の軽装のことです。

スーツの袖を半袖にしたりと、全くおしゃれではないスタイルで、普及しないまま終わってしまいました。

 

クールビズ期間はどこが発表?

夏前になると各会社でいつからクールビズ開始ですとアナウンスされていると思いますが、クールビズの期間は会社が独自に設定しているわけではないようです。

 

では、どこが決めて発表しているのでしょうか。

 

その年のクールビズの期間は、環境省が決めて、その年の4月下旬に発表しています。

 

環境省が決めて発表しているからといって絶対的なものではなく、あくまでも「この期間の実施が望ましい」というものです。

 

企業によってはクールビズの期間は違ってきますし、全ての企業がクールビズを実施しているわけではありません。

 

南北に長い日本ですから、地域によってもその期間は違ってきます。

 

2018年のクールビズ

毎年4月下旬に発表になるので、今年2018年のクールビズの期間はまだ発表されていません。

 

しかし、例年のクールビズの期間から推測すると「5月1日から9月30日」ではないかと思われます。

 

環境省が推奨する期間夏場ということではなく、春半ばから秋半ばまでとなっています。

 

毎年今年の夏は猛暑といわれる近年、今年も猛暑日が続くようであれば、延長する可能性も出てきます。

 

歴代のクールビズ期間

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今までのクールビズの期間はどうだったの

スタートから10年間のクールビズ期間
  • 2005年~2010年
    :6月1日~9月30日 4か月間
  • 2011年~2015年
    5月1日~10月31日 6か月間

2016年 5月1日~9月30日でした。

 

開始時期は同じ前年と同じ5月1日でしたが、終了時期は早まり9月30日となりました。

 

気温の変化の推移や、衣料品売場の実態を調査した結果、終了期間が前倒しとなりました。

 

2017年も5月1日~9月30日と決めました。

 

しかし近年は異常気象で気温の変化が激しく、10月に入っても気温が高い日が続くようであれば、各企業独自の判断での取り組みをと呼びかけていく発表となりました。

 

スーパークールビズ

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スーパークールビズ」というものもあります。

2011年東日本大震災が発生し、この夏、冷房による電力不足が懸念されました。

 

その節電を呼びかけるために、官公庁ではクールビズ期間を前後とも1ヶ月前倒し・延長して実施しました。

 

それを引き受け2012年からは、毎年6月1日~9月30日をスーパークールビズ期間とし「特定の期間」としました。

 

その期間は、冷房節約のさらなる節約を目的に、冷房なしで過ごすことを目的に「クールビズよりもさらにカジュアルな服装」が奨励されることとなったのです。

 

ノーネクタイ、ノージャケットはもちろん、ポロシャツや短パンもOKな企業も出てきましたね。

 

職種によってはそこまでのカジュアな服装が許されない職場も多く、一般的には浸透しているとはいいがたい状況です。

 

クールビズ地域ごとの違いは

クールビズ 期間 服装

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全国どこでも同じ期間?

 

基本的なクールビズの期間は環境省が定めていますが、南北に長い日本、各地の気温の違いもあります。

 

全ての地域が同じ期間にクールビズを行うと、「もう涼しいのにとか」「まだ暑いのに」といった問題が出てくるでしょう。

 

地域によってクールビズがどうなっているのかみてみましょう。

 

北海道

北海道は、九州や本州に比べて気温が低いです。

 

最近は北海道もかなり夏は高温になりますが、それでも環境省が奨励するクールビズ開始時期の5月は、桜が咲いている時期で、まだまだ春が始まったばかり、気温も低く上着が必要な日もあります。

 

それで北海道では6月1日~9月30日までと開始の時期を一ヶ月後ろにずらす傾向にあります。

 

東京や大阪の都会

人口が密集している首都圏や、政令指定都市などのクールビズの期間はどうでしょうか。

 

東京都と大阪府の二つの都市は、環境省が制定している5月1日~9月30日と定められています。

 

しかし、実態は6月から開始する会社が圧倒的に多いようです。

 

実際の気温に合わせて開始時期を柔軟に決めるようです。

 

今年はもう3月からすでに夏のような気温になった東京ですから、今年は5月からスターとする会社が多いかもしれませんね。

 

また、都会は実際の気温の高さよりも、ビル熱などによって体感温度はさらに高く感じます。

 

先ほど紹介したスーパークールビズスタイルは、冷房を節約してのさらなる軽装ですが、都会ではビル熱による暑さに耐えかねて、冷房をつけながらもスーパークールビズスタイルをするところも出てくるかもしれませんね。

 

九州

気温が高い九州地方のクールビズのスタートは5月1日からとなります。

 

早い時期から高温になる九州地方は、5月にはもう冷房を入れるところも多く、それに伴って5月1日からクールビズをスタートする会社が圧倒的に多くなっています。

 

クールビズの終了時期も夏が長い九州地方は、10月31日までと長く設定されています。

 

沖縄

年中温かい沖縄は、また違ったクールビズの期間となります。

 

4月には20℃を超える沖縄は、4月1日からクールビズが開始されます。

 

終了は10月31日と日本国内でも最も長い期間行われます。

 

沖縄には「かりゆしウエア」というシャツがあり、そのシャツはクールビズの期間は官公庁でも積極的に着用されます。

 

この期間に沖縄を訪れることのある首相がかりゆしシャツを着ているのがニュースになったりしていますよね。

 

このように地域によってクールビズの期間に違いはありますが、最近は九州も北海道も気温に差がないときも多いです。

 

環境省が決める期間に関係なく、気温によって各地が自由にクールビズにすることも多くなっていくのではないでしょうか。

 

クールビズの服装とは

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クールビズ≠カジュアル

4月の終わりごろからクールビズに向けて、アパレル関連のお店では「今年のクールビズコーデ」といって、クールビズ用のシャツなどを売り出し始めます。

 

クールビズはノーネクタイ、ノージャケットということですが、だからといってカジュアルな服装でいいかというとそうでもなさそうです。

 

クールビズの相応しい服装とはどのようなスタイルなのでしょうか。

 

環境省の規定

環境省ではクールビズ・スーパークールビズの服装に関するガイドラインを決めています。

 

以下が環境省が制定したガイドラインの一覧表です。

 

環境省におけるクールビズの服装の可否
  • ◎:着用可
  • ○:着用してもいいが、徹底されていない
  • △:TPOに応じた節度ある着用に限り可
  • △の例 
    ・Tシャツ → 無地のものは可、執務室のみ着用可
    ・ジーパン → 破れてだらしないもの不可
    ・サンダル → 執務室のみ使用可
    ・ビーチサンダル → 不可
  • ×:原則不可

 

クールビズの場合

◎:ノーネクタイ、半袖シャツ

○:ノージャケット、かりゆしシャツ、チノパン

×:ポロシャツ、アロハシャツ、Tシャツ、ランニングシャツ、ジーパン、ハーフパンツ、スニーカー、サンダル

 

スーパークールビズの場合

◎:ノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツ、かりゆしシャツ、ポロシャツ、アロハシャツ、チノパン、スニーカー

△:Tシャツ、ジーパン、サンダル

×:ランニングシャツ、ハーフパンツ

 

環境省が決めているからといってすべての企業がそれに従わなければいけないわけではありません。

 

企業の職種によってはクールビズ自体NGのところもありますし、もともとクールビズなど関係なく服装自由という会社も多いでしょう。

 

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ここがポイント

いずれにしろ勘違いしないで欲しいのは、クールビズ=ラフな格好ということではありません。

 

男女で違うの?

「ノーネクタイ」「ノージャケット」というと男性をイメージしてしまいますね。

 

しかし、クールビズは男性だけのものではありません。

 

働く女性も増えており、女性も普段の職場はスーツ着用の人も多いです。

 

クールビズになると男女の服装の違いはどうなっているのでしょうか。

 

男性のクールビズの服装

男性のクールビズの基本の服装は「ノーネクタイ、ノージャケット」です。

 

ジャケットを羽織らない分、スーツよりもシンプルな服装になるため、シャツとスラックスの着こなしがポイントとなってきます。

 

クールビズという呼び名の通り、清涼感を感じられる着こなしが必要となってきます。

 

ただ単に楽な格好ということではないので、実はより注意が必要かもしれません。

 

クールビズ用にいくつかの組み合わせの効くアイテムを揃えておく必要が出てきますね。

 

クールビズでの生地

暑い時期で汗をかきますから、シャツの生地はそれにふさわしいものを選びたいですね。

クールビズにおススメ生地
  • コットン
  • クールマックス

 

コットン

コットン(綿)は、適度な光沢もあり、シャツの生地では最も一般的な素材です。

 

肌触りも良く、丈夫な期次なので長く着用できます。

 

ただシワが目立つのでアイロンがけは必須ですね。

 

麻は肌触りがざらざらしている天然素材です。

 

通気性は高く涼しく過ごせるため、夏場の衣類には多く使われます。

 

麻はビジネスのシーンでは少しラフな感じを与えるかもしれませんね。

 

クールマックス

クールマックスは吸湿性が高い素材なので、湿度の高い日本の夏向け素材です。

 

すぐに汗が乾くのでいつでもサラサラの肌触りが楽しめます。

 

色は白が基本になりますが、暑い夏を涼しく見せる薄いブルーや、薄いグリーンで爽やかさをアピールするのもいいと思います。

 

クールビズのデザイン

シンプルな分デザインは他と差をつけるために重要となってきます。

クールビズでおススメデザイン
  • ボタンダウン
  • スナップダウン
  • クレリック
  • ホリゾンタルカラー
  • ノータック

 

 ボタンダウン

ボタンダウンは襟先がボタンで留まっているシャツのことです。

 

襟先が留まっているのでノーネクタイでも、襟がスッキリ見え形も崩れません。

 

襟元のボタンは留めておくのがマナーですので外さないようにしましょう。

 

スナップダウン

スナップダウンのシャツは、一般的な襟にボタンダウンの機能性を取り入れた形のシャツです。

 

見た目は普通のシャツですが、襟の裏にスナップボタンが隠れていて、襟を固定できるのが特徴です。

 

襟を立たせて美しく保つことができ、ボタンダウンよりはオシャレな印象が強くなります。

 

クレリック

クレリックのシャツとは、身頃の部分は色無地や縦ストライプで、襟と袖を白色にしてアクセントをつけたものです。

 

ノーネクタイでも襟元が崩れにくく、少しフォーマルな印象も与えます。

 

ネクタイがあってもなくても襟元が映え、場所や季節を選ばないシャツになります。

 

ホリゾンタルカラー

ホリゾンタルカラーとは、襟を水平に開いたシャツをいいます。イタリアでも人気の高いシャツだそうです

 

襟のサイズが小さく、すっきりとしていて上品な着こなしになります。

 

ネクタイを締めればきれいに立ち上がった襟元が強調されシルエットが美しくなります。

 

ノーネクタイでも、トップボタンを外すとゆるやかできれいなカーブになり、堂々とした印象になります。

 

ノータック

ノータックはスラックスの前の生地の折り込みをなくした形で、通常のスラックスよりスマートな印象になります。

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シャツだけでなくスラックスのデザインも見落としてはいけませんね。

 

気に留めておくポイント

生地やザインを決めたから大丈夫と安心してはいけません。

 

ノーネクタイ、ノージャケットというシンプルな服装であるからこそ気に留めておきたいポイントがあります。

 

クールビズで注意しておく点
  • 周りに合わせる
  • 自分に合ったサイズを着る
  • ビジネスシーンということを忘れない

 

 周りの雰囲気に合わせる

環境省によってクールビズのガイドラインは決められていますが、会社によってそのルールは違ってきます。

 

業種や会社の理念によっては、クールビズ自体行わなかったり、半袖シャツはOKでもジャケット着用だったりします

 

サイズに気を付ける

身体にピッタリのシャツは暑苦しいし、汗をかいたときに肌が透けて見えるのが嫌だからと、ちょっと大きめのシャツを着たくなる気持ちはわかります。

 

しかし、大きすぎるシャツはだらしない印象を与えますので、ちゃんと体に合ったサイズのシャツやパンツを選びましょう。

 

ビジネスの場を忘れずに

クールビズ期間となるとついラフな格好になってしまいがちですが、休日やオフの時間のカジュアルな服装とは違うことを忘れてはいけません。

 

クールビズはあくまでもビジネスシーンでの服装の決まりなので、会社の中や商談相手、お客様に不快感を与えない着こなしを心がけましょう。

 

クールビズでNGな男性服装

クールビズの基本のノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツ、黒のパンツを守っていても、女性から見ると「ちょっと…」と思われるNGなクールビズスタイルがあります。

 

NGな男性のクールビズの服装
  • インナーが襟から見えている
  • 襟が黄ばんでいる
  • 長袖シャツを肘までまくる
  • シャツにアイロンがかかっていない

 

 インナーが見えてしまう

折角のノーネクタイ、ボタンも外して暑苦しい首元をゆるめてスッキリしたい気持ちはわかりますが、シャツの下のインナーが見えるのは、だらしなく見えてNGです

 

Uネックや首周りに余裕のあるクルーネックのアンダーシャツも出ているので、そういったインナー着用がおススメです。

 

インナーが柄物のランニングやTシャツで、それが透けて見えるのはもってのほかです。

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肌着を着ないでシャツを着用するのはビジネスマンとしては失格ですね。

 

襟が黄ばんでいる

襟汚れは意外に男性は気づかないものかもしれません。

 

古いシャツの黄ばみはもちろん、汗で黒ずんでいるのも不潔に見えて女性からは嫌われます。

 

クールビズの前にセールなどでシャツをまとめて購入して、毎日着替えれれる分を揃えておきましょう。

 

長袖のシャツをまくる

長袖シャツを肘までまくり上げる姿は、おじさんに見られがちです。

 

腕まくりして「やる気」をアピールしたつもりでも、暑い夏には野暮ったく余計暑苦しく感じます。

 

袖もシワがついて戻した時に、見た目も良くないですね。

 

会社によっては半袖シャツはダメというところもあるかもしれませんので、確認しておきましょう。

 

アイロンがかかってない

独身で一人暮らしの男性は、いちいちシャツにアイロンをかけるなんて面倒で、そんな時間もないという人もいるでしょう。

 

毎回クリーニングに出すのも高くつくし、洗って干しておいたシャツを朝そのまま着てきてしまう男性もいるでしょう。

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でも、シワだらけのシャツで仕事ができる人はいませんね。

最近はビジネス用のシャツも形状記憶のものが多いですから、独身でアイロンがけができない男性は、そのようなシャツを用意しておくのがいいでしょう。

 

クールビズは涼しげであると同時に清潔さも重要です。

 

女性のクールビズの服装

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女性にもクールビズはあり?

ノーネクタイ、ノージャケットのクールビズのスタイルは男性をイメージして決められた感もありますね。

 

実際女性の対してのクールビズが呼びかけられたのは、クールビズが始まった2005年から8年後の2013年からです。

 

近年は女性も男性同様営業の第一線で働く機会も増え、管理職へ起用される可能性も出てきており、ビジネスの場でスーツを着る女性は増えていますね。

 

そんな働く女性のクールビズの服装はどういったものが良いのでしょうか。

 

押さえるべきポイント

スーツさえ来ていれば仕事モードになる男性に比べて、女性はいろんなスタイルがあります。

 

組み合わせやバリエーションによっていくつもの着こなしができる分、どの部分をクールビズにするか難しいですね。

 

どんなスタイルにせよ、次の3点は必ず押さえておく必要があります。

 

女性がクールビズで押さえるポイント
  • 誰がみてもきちんとしている
  • 周りにきれいな雰囲気を与える
  • 女性らしい清潔感を保つ

 

きちんと見える着こなし

女性の場合、クールビズ期間中の夏場はどうしてもラフな感じに見られてしまいがちです。

 

涼しげかつきちんと見えるには、やはり上に羽織るものを一枚用意しておくのがベストといえます。

 

インナーのブラウスがラフな物であっても、一枚きちんとしたものを羽織っていれば全体の印象が違って見えます。

 

クールビズはノージャケットですが、女性の場合は、軽い感じの麻のジャケットや、ショート丈あるいは袖が七分丈のジャケット、ノーカラーのジャケットを用意しておくといいでしょう。

 

ジャケットが重く感じるようならカーディガンもいいでしょう。

 

黒や紺の定番カラーも重宝しますが、夏らしくパステルカラーのカーディガンでアクセントをつけてもいいかもしれません。

 

室温28℃といいながら、冷房が効きすぎている場所も多いですから、寒さしのぎにもなりますね。

 

きれいな雰囲気の着こなし

クールビズでは女性もシャツやブラウスだけということになります。

 

クールビズでのトップスは、シフォン素材やレースを使ったデザインのものを選びたいですね。

 

ほどよい透け感が見た目も涼しげですし、ふんわりとした女性らしさをもアピールできます。

 

ぴったりした素材よりも風通しのよさそうなフレアタイプのスカートも良いでしょう。

 

女性ならではのワンピースもきれいな雰囲気を出せる一番のアイテムかもしれません。

 

ジャケットを羽織らないのであればトップスの袖は半袖より、長袖や七分袖の方がフォーマル感を保てるでしょう。

 

清潔感のある着こなし

せっかくのクールビズだから簡単にトップス1枚ですごしたいという人もいるでしょう。

 

そんな女性には、大人っぽくかつ形が崩れにくい素材のカットソーがおススメです。

 

ドレープタイプのカットソーですと、胸元が波のような形になりバスト周りを気にする必要がなくなり、かつ薄着の印象も薄れるので一石二鳥です。

 

夏はどうしても肌の露出が多くなってしまい着こなし方によってはだらしなく思われることもありがちです。

 

なるべく汗を抑える素材のブラウスを選びましょう。

 

安いからといってポリエステル素材だと汗を吸わないばかりか肌にへばりついて、不潔な印象を与えてしまうかもしれません。

 

色はやはり白が定番ですが、淡いピンクやパープルで女性らしさを演出するのも必要ですね。

 

クールビズでNGな女性の服装

男性に比べてクールビズの範囲も自由が多い女性の場合でも、これはダメでしょというNGポイントがあります。

 

NGな女性のクールビズの服装
  • 肩を出す
  • 胸元が大きく開いている
  • 下着が透けて見える
  • ヒザ上の露出
  • 素足

何事にも限度はありますね。

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いくら暑くても露出が多い服装は最大のNGとなります。

 

肩だしアイテム

夏、ノースリーブを着こなすのは女性も楽しみにしているでしょう。

 

わきの汗染みを気にしなくていいし開放感があり何より涼しいですよね。

 

しかし、タンクトップやキャミソールなど過剰な露出となるものは基本避けましょう。

 

ノースリーブのような服装は、同僚や上司が目のやり場に困り、お客様も男性は喜んでも、年配の女性などは顔をしかめてしまうかもしれませんね。

 

ジャケットを羽織って絶対脱がないという条件であれば、インナーにノースリーブやキャミソールを合わせるのは構いませんが、何が起こるかわからないので不用意な選択はやめておきましょう。

 

胸元が開きすぎのアイテム

腕が出てしまうノースリーブもNGですが、胸元が開きすぎて中の下着や、胸の谷間が見えてしまうものも良くありませんね。

 

デコルテ部分は美しく見せたいですが、前屈みになっても見えないものや、開きすぎる場合は軽めのストールを巻くなどの工夫も必要です。

 

下着が見えるアイテム

夏は薄手の生地のものが多いので、気を付けないと下着が透けて見える場合があります。

 

ジャケット等を忘れてブラウス一枚で会社に来たけど、更衣室の鏡を見てびっくり「ブラの模様が丸見え」なんてこともあり得ます。

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必ず家の鏡でチェックしてから出かけるようにしましょう。

 

脚を露出するアイテム

スカートも短くなる夏ですが、スカート丈はヒザからプラスマイナス10センチが無難です。

 

いくら美脚が自慢でもオフィスではノーマルな丈にとどめておきましょう。

 

パンツも短い丈のものも多く出ていますが、会社によってはNGなところも多いでしょうから、確認が必要です。

 

意外な落とし穴の足元

ストッキングは蒸れるから夏場は履きたくないと思う女性は多いですよね。

 

しかしほとんどの職場では素足はNG、社会人としては素足はマナー違反となります。

 

最近は夏用のひんやりとした素材のストッキングも多く出ていますからそれを活用しましょう。

 

ストッキングと同じく夏場のパンプスも蒸れて嫌ですよね。

 

できればサンダルを履きたいでしょうが、やはりサンダルもビジネスの場ではNGとなります。

 

ただし、かかとにストラップがついていたり、つま先が隠れるタイプのサンダルであればOKという会社もあるようです。

 

まとめ

クールビズに関してお伝えしてきましたが、最大の注意点は「クールビズ」≠「ラフな格好」ではないということですね。

夏だから涼しければいいという服装は周りからひんしゅくを買うので気を付けましょう。

最近の傾向として男性のパンツもくるぶし丈があったりと、環境省が定める規定よりは各企業の中では柔軟な対応がされているかと思います。

 

しかしクールビズは、暑い夏場を効率よく仕事を行うことを目的にしたものですから、男女とも露出度が高い服や、だらしない服は避けましょう

 

必ず家を出る前に鏡で全身をチェックして、「客観的に観てどうか?」を確認しましょうね。

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清潔であることが一番です

 

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