• アフリカツメガエルってどんなカエル?
  • アフリカツメガエルの養殖は可能?儲かるの?
  • アフリカツメガエルは食用?美味しく食べれる?

アフリカツメガエルという外来種のカエルをご存知ですか?

現在、和歌山県田辺市の川辺で大繁殖しているという話を耳にしたことがあります。

カエルはそもそも食用とされるカエルもありますが、アフリカツメガエルは食用として養殖されているのでしょうか。

ここでは、アフリカツメガエルが食用として養殖されているか、また養殖バイトは儲かるものなのかについて情報をお知らせしたいと思います。

アフリカツメガエルってどんなカエル?

カエルと聞けば、多くの方が頭に思い浮かぶのは緑色をした「アマガエル」ではないでしょうか。

 

アフリカツメガエルは身体全体が平たく、泳ぎ方もスイスイスムーズに泳ぎ、動きが速いのが特徴的です。

 

また、歯はない為、餌は手を使用して食べ、外見はマスコットのような身体をしています

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体長は5~13cmで少し大型のカエルです。

アフリカツメガエルの生息地は

アフリカツメガエルのそもそもの、生息地は以下の通りです。

 

アフリカツメガエルの生息地
  • ナイジェリア
  • カメルーン
  • スーダン
  • サンビア

このように、中央アフリカ共和国を渡り、アフリカ中部から南部にかけ、幅広い地域に分布しているカエルです。

 

アフリカツメガエルは、温かい湖沼に生息し、穏やかな水辺環境に多数生息しています。

 

しかも面白いことに、アフリカツメガエルは水生カエルである為、一生のうちの時間を水中ですごす為、呼吸を行う時だけ水面に上がり、肺呼吸を行っています。

 

見た目の特徴

アフリカツメガエルは頭や前が小さく、また、指も細い上、水かきを持たず、後ろ足だけに水かきを持つカエルです。

 

後ろ足に人間と同じ5本の指を持ち、そのうち3本の指にはツメがあることから、「ツメガエル」と名のつく由来となっているそうです。

 

アフリカツメカエルの身体は、暗灰色や緑褐色の色をしていて、皮膚はとても滑らかです。

 

メスの方が身体が大きいカエルとして知られています。

 

アフリカツメガエルの寿命は

アフリカツメガエルは、特に繁殖期に定めはなく、年に4回もの繁殖期を迎えると言います。

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卵は一度に2000個ほど産みます。

アフリカツメガエルの幼生は、プランクトンをろ過して食べています。

 

その為、オタマジャクシは中層で生活をしていて、1年ほどで成熟します。

 

野生においての寿命は15~16年で、飼育環境下においての寿命は20年ほど生きると言われています。

 

日本にもいる

また、暖かい水域ではなく、低温に対しての耐性も持ち併せていることから、日本国内においては和歌山県や静岡県でその姿が確認されています。

 

現段階においては、未だアフリカツメガエルに対する法的措置はありません。

 

しかし、日本国内の本来生息する両生類との同一環境下での生活や、他の淡水生物に対し、何らかの悪影響が及ぼされるのではないかという点について懸念されています。

 

人間とアフリカツメガエルは深い関わりを持っている

アフリカツメガエルは、生餌とは限らず餌を食べてくれる、水だけで飼育することができる、繁殖力が高い、などといったような特徴を持ちます。

 

また、アフリカツメガエルは、他のカエルに苦いを与えてしまう病原菌を持っているのです。

 

その為、素手で触った後は綺麗に手を洗わなければ、自身も感染してしまう為、注意が必要です。

 

この病原菌は「ツボカビ菌」と呼ばれ、両生類の皮膚に寄生すると言われている菌です。

 

この病原菌が大増殖した際は、多くの両生類が大量死したことから、生息数が大きく激減したと言われています。

 

アフリカツメガエルの養殖は可能?儲かるの?

https://youtu.be/J6-s4xfF-Pg

日本国においても、実際にカエルを養殖するというビジネスは行われています。

 

しかし、詐欺のようなことも多いという噂から、カエルの養殖を行えず躊躇しているという方も存在するのです。

 

養殖は簡単

アフリカツメガエルの養殖を行う為には、多額の初期投資が必要となることはありません。

 

とは言え、最低限揃えなければならない、飼育する為の水槽やポンプ、ホルモン剤や餌代などといった細々としたものを買い揃えると、それなりの費用となる可能性もあります。

 

それでも、アフリカツメガエルの養殖が成功すれば、それこそ初期投資の額を上回るほど稼ぐことができると言われているのです。

 

その為、やはりカエルの養殖というビジネスは存在していても何らおかしいものではないことが分かります。

 

リスクも考えておくこと

気を付けなければならない点は、生き物を販売するのですから、相当のリスクも考慮しておかなければなりません。

 

生体をいかに良い状態で販売できるかは、日常の管理体制の質に比例します。

 

その為、一切のリスクなしでアフリカツメガエルの養殖を行うのは難しいと言えます。

 

繁殖方法をきちんと確認

しかし、上手く繁殖し販売ペースが確保できれば、初期投資だけで、あとはせっせと繁殖を繰り返すだけで儲かるビジネスに転じる可能性は十分にあります。

 

他に必要となる費用としては、水槽を良い状態に維持し続ける為の電気代くらいではないでしょうか。

 

今はこのようにネットでも様々な情報を得ることができる為、アフリカツメガエルの養殖ビジネスもおおいにアリであると言えますね。

 

また、アフリカツメガエルを養殖し、カエルに変体すれば、ほとんど死ぬことはありません。

 

その後は飼育環境をよりよく保ち続け、正しい水質管理を行えば、アフリカツメガエルは長生きするのです。

 

アフリカツメガエルの養殖に参入した方は、まずこの生きさせるまでの行程で挫折を味わう方も多く、続かないというのも現状です。

 

一方で、しっかりと地に根を張った方は、上手にアフリカツメガエルを養殖、繁殖させ、販売という形式でビジネスが成り立っているのです。

 

アフリカツメガエルは食用?美味しく食べれる?

さて、アフリカツメガエルが食用であるかについて色々と調べたところ、実際にアフリカツメガエルを調理するといった方法は見当たりませんでした。

 

とは言え、実際にはカエルの料理は存在することから、アフリカツメガエルも、カエルの身の部分を利用することで、簡単調理が可能となるのではないかと思います。

 

そこで、カエルにはどんな調理方法やメニューがあるものか調べてみました。

 

カエルのサクサク唐揚げ

カエルの肉を使用し、唐揚げにして食べます。

 

カエルの足を使用し、鶏のから揚げの下味と同じように調味料を配合させます。

 

そして、カエルのお肉に小麦粉をまぶし、少量の油の中でサクサク感があるまでしっかりと揚げてください。

 

これなら違和感もなく、簡単に作ることができそうですね。

 

カエルのバター風味ソテー

カエルのソテーは、バターを使用することでニオイがなくなり、食べやすくなります。

 

カエル料理は、アメリカやアジアなどにおいては、ごく一般的に食されているメニューです。

 

日本国内においては、ベトナム料理を営んでいるお店で、カエル料理を楽しむことができるようです。

 

さいごに

いかがでしたか。アフリカツメガエルが食用として養殖されているか、また養殖バイトは儲かるものなのかについてご紹介しました。

結果を見てみると、アフリカツメガエルが本当に食べることができる食用のカエルであるかといった情報はなく、一般的なカエルの大きさよりもかなり大きいということが分かりました。

 

このようなことから、食べるには大きすぎるというだけで食用としての情報が少なかったのかもしれません。

 

また、アフリカツメガエルの養殖は、自己責任において行い、成功に終わるか失敗に終わるかのある程度のリスクはあると思って始めてください。

 

ほんの数年の間に、日本でも色んな外来生物が発見されていることから、今後の生態がどのように変化するかが心配になりますね。