• メラニズムの人間・動物9選!
  • メラニズムの日本人も存在する?

「アルビノ」という言葉は聞いたことはあるけれど、その逆とも言われる「メラニンズム」という言葉は聞いたことはありますか?

また、真っ黒な動物のニワトリやペンギン、シカなどを見たことはありませんか?

ここでは、アルビノの逆とも言われる「メライズム」とは一体どんなものを指すか。

 

また、メラニズムの人間や動物は存在するのかなど、様々な情報をご紹介したいと思います。

メラニズムとは一体何?

https://www.youtube.com/watch?v=hIrH-ZZcRlk

アルビノは先天性の遺伝子疾患であると言われるのと同様に、メラニズムも同じく先天性の遺伝子疾患である病気と理解されています。

 

メラニズムという言葉は、そもそも「メラニン」からできた言葉です

 

これはギリシャ語にある「黒い色素」という意味に由来していると言われています。

 

私達のように健康体である人間にとっては、普通の生活を行う中で、身体の中にメラニンを生成させる力を持っています。

 

その為、日本人である私達は、髪の毛は黒で目の色は黒~茶系、肌の色はベージュといったように、これらはメラニン色素が身体の中で正常に生成されているからこそこのような配色をなしています

 

ひとつ外国人を捉えてみましょう。外国人でも欧米人は肌の色が白いですよね。

 

これは、それら人種により、メラニン色素を生成する量が異なる為、肌の色や髪の毛の色、目の色までもがそれぞれに異なるのです。

 

このような正常にメラニン色素が生成される私達とは異なり、メラニズムは、メラニンが身体の中で過剰に生産される状態にあることを指します。

 

このメラニン色素が必要以上に生産されることによって、肌の色も髪の毛の色も、真っ黒になるという結果になります

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これがメラニズムと呼ばれています。

メラニズムと呼ばれる動物の代表として挙げられるのが、クロヒョウです。また、クロネコについては、必ずしもメラニズムであるとは限らないのです。

 

アルビノとは?

アルビノは、「アメラニスティック」と呼ばれています。

実際に、人間や動物に実在しており、先天性遺伝子疾患として、黒色のメラニン色素が欠損している方を指します。

アルビノはメラニン色素が欠乏していることで、紫外線に弱く、また弱視であるといった方も目立ちますが、健康上においての問題はないとされています。

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肌も髪の毛もまつ毛も眉毛も身体のあらゆる体毛は全て真っ白です。

眼球については、黒目に当たる部分は、中の血管が赤く見え、それが目立ち、赤目に見えることもあります。

 

アルビノでありながらも、その症状や程度は人それぞれです

 

中でもアルビノの程度がまだ軽いという方は、年齢を重ねると普通肌の色に変化する方も見受けられます。しかし、これはごく稀であるとも言われています。

 

メラニズムはアルビノとは全く逆の症状で、メラニン色素を身体の中で過剰生産することで、皮膚の色や内臓までもが真っ黒になるのです。

 

メラニズムもアルビノと同様、先天性遺伝子疾患から起こるものであると言われています。肌の色など以外は、通常の健康な方と何も変わらず、特に異常も認められません

 

メラニズムとはアルビノの真逆なのか

https://www.youtube.com/watch?v=uxkV951o8LI

私達がよく耳にする「アルビノ」は、世界各地に存在しており、日本のメディアなどでも取り上げられていることから、ご存知であるという方も多いと思います。

 

アルビノは、髪の毛の色や肌の色、身体の体毛まで全てが真っ白であることを指します。これは人間だけではなく、動物にも存在しているのです

 

アルビノは身体の中でメラニン色素を作ることができない為、黒くなり得る要素は一切ありません。

 

一方で、メラニズムはアルビノとは異なり、身体の中にメラニン色素を過剰に生産してしまうのです。

 

一般的に、アルビノが劣性遺伝であると言われていることに対し、メラニズムは優性遺伝であると言われているのです。

 

メラニズムの動物について

アルビノやメラニズムである人間が存在すると同じくして、動物にもメラニズムが存在します。

 

例えば、ライオン、トラ、ヒョウ、シマウマ、コアラ、カンガルー、コアラ、トナカイ、ヘビ、ワニが挙げられます

 

これらの動物達は、メラニズムの優性遺伝であると考えられており、自然界に住むにあたり、それに順応し、適応していきてきたという証拠ではないかと言われているのです。

 

これらの動物は、野生の自然界に生きることで、身体が真っ黒であれば、夜の闇に身を隠しやすく、敵から自身の身を守ることができます

 

それに、自身の身を隠しやすいことで、獲物を容易に捕獲することができる為、自然界において生きやすいということが分かります。

 

また、考えられることのひとつに、アルビノは先天性による遺伝子疾患により、メラニンの生成ができない為、皮膚がんによるリスクも高く、年齢を重ねることで病的な疾患が増えると言われています。

 

それが、メラニズムの動物は、アルビノの動物とは異なり、免疫力が高い上、強靭な個体であるという可能性が高いと言われているのです。

 

これは、メラニズムである以上、皮膚にはメラニン色素がたくさんあり、紫外線にも強くなります。

 

たとえ身体の中に活性酸素が増えても、それを除去する力を持ち併せていることから、皮膚がんが生活習慣病のリスクは低く、アルビノと比較してもその結果が対照的であることが分かっているのです。

 

また、人間も動物も紫外線を浴びると身体の中でビタミンDを生産させることができます。

 

ビタミンDには、身体の骨を強くしてくれる作用がある上、私達が生活を送る上でも、免疫力を高める効果を発揮してくれます。

 

それが生活習慣病やがんの予防に効果的であると言われているのです。

 

その為、動物は、メラニズムである個体は、アルビノである個体と比べても、ウイルス感染などへの耐性があることも証明されています。

 

ここまで色々と調べる中でも、メラニズムであってもこんなにもメリットがあるのはすごいですよね。さすが、優性遺伝であると言われているだけあります

 

このように、動物が現在に至るまでの間にメラニズムとして誕生したことは、動物の進化とともに、現代において強く生きる象徴でもあるのかもしれません。

 

トラやヘビ、ライオンなどメラニズムの動物をご紹介

メラニズムの動物と言うだけでは、実物を見てみないとピンとこないという方も多いと思います。

実際にメラニズムの動物が存在するのか!?など半信半疑な方もいると思います。

そこで、ここからは、実際に実在するメラニズムである動物を、画像付きでいくつかご紹介したいと思います。

 

メラニズムのライオン

メラニズム ライオン

これは本当に実在するのか調べてみましたが、ネットに出ているライオンの写真は何やら手が施され、加工されているそうです。

 

実際のところ、黒いライオンやメラニズムのライオンは世界においても未だ確認されていないと言われています。

 

メラニズムのトラ

メラニズム トラ

 

メラニズムのヒョウ

メラニズム ヒョウ

顔の周りにだけヒョウ柄が浮き出ていますが、こんなデザインの表もかっこいいですよね!

 

メラニズムのペンギン

メラニズム ペンギン

普通のペンギンに見慣れていることから、少し違和感を感じますが実在するメラニズムのペンギンです。

 

メラニズムのヘビ

メラニズム ヘビ

アルビノの白蛇が存在するのと同じく、メラニズムの黒蛇も存在します。

 

メラニズムの馬

メラニズム 馬

圧巻の黒光りのこの姿は勇ましくもあり神々しく、とても素敵な馬です。

 

メラニズムのワニ

メラニズム ワニ

ワニの色はもともと濃いめですから、メラニズムになったとしても違和感を感じにくいと思います。

 

メラニズムの鶏

メラニズム ニワトリ

メラニズムの鶏が産む卵が真っ黒だったら面白いですね!

 

メラニズムのリス

メラニズム リス

メラニズムのリスも可愛いですが、点滴に見つかりやすそうですね。

 

アルビノやメラニズムの動物たち

https://youtu.be/Vo_C7NZInQc

メラニズムの人間は存在するの?

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アルビノは、人間も動物も存在します。

特にアルビノの方でも、世界でモデルとして活動されている有名人が存在し、その美しくもある白色の姿で、華やかな舞台で活躍されています。

 

一方で、アルビノの人間は実在するにしても、メラニズムの人間は存在するのでしょうか?

 

実際にメラニズムが気になって、ネット検索をしてみても、実在するのは馬やヒョウ、トラ、ヘビ、ペンギンなどといった全て動物です。

 

しかし、「メラニズム 人」と検索してみたところ、本当にメラニズムの人間が存在するようです

 

誰かに何かをインタビューされているかのような画像が見つかりました。

 

これを見る限り、普通に黒人!?といったレベルではないほどのメラニズムであると感じます。

 

通常、確かに黒人と呼ばれる方は、黄色人種に該当する私達のような日本人と比べてみても、皮膚の色は明らかに黒い為、メラニン色素を過剰生産させる力があることが分かります

 

しかし、それは黒人としての人種に留まる生産量であることから、メラニズムとはまた訳が違います。

 

黒人であっても、肌の色を区分けしてもやはり「濃い茶色」や「こげ茶色」といった表現が妥当です。

 

この画像については、このような概念からはかけ離れた肌の色をしていることから、メラニズムの人間であると感じますね。

 

かなり憶測ではありますが、アルビノ屋メラニズムとして生まれてくることについては、確率もそれほど異なるのかもしれません。

 

とは言え、アルビノのモデルといった形で多くの場に姿を見せ、その美しさを披露していることとは異なり、メラニズムの人間が存在していたとしても、まだそこまで注目を集めている訳ではないようですね。

 

メラニズムとアルビノは一体何が違うのか

現在、アルビノとメラニズムの両者が実在しています。どちらも先天性の遺伝子疾患により誕生すると言われています。

 

これら、アルビノとメラニズムについては、どのような点に違いがあるかご存知ですか?

 

ひとつ挙げられることとしては、誰もがまず最初に感じることである、見た目全ての容姿、色です。

 

当然、アルビノは真っ白、一方でメラニズムは真っ黒です。

 

しかし、アルビノはなぜここまでメラニズムよりも注目を集めているのかについては謎です。

 

やはり、それは見た目の美しさや透明感からなのでしょうか?

 

色々と考えてみましたが、メラニズムであるからといって、大きく人種差別を受けたり、もちろん、それが現在も続いているという現実もあると思います。

 

アルビノには、タンザニアにおいて、アルビノの身体の一部を持っていれば自分に幸運が訪れるなどといった迷信が現在も存在しています。

 

その為に、アルビノが殺害されたり、腕や足といった身体の一部を失ってしまうという出来事が起こっているのです。

 

「アルビノ狩り」と呼ばれるそのような行為が世界で目立っていることで、アルビノの方が注目されているのかもしれません。

 

実際には、タンザニアは黒人が非常に多い地域である為、そこに生まれた人間の肌の色が真っ白となれば、何とも大事です。

 

これらのアルビノ狩りについては、世界において大きな衝撃を与えた事件であることから、アルビノは現在ではとても有名な存在となっているのです。

 

メラニズムとアルビノの交配について

メラニズムとアルビノが交配した場合、一体どのような個体が生まれてくるのでしょうか?

 

これは、アルビノ同士であれば当然ながら生まれてくる個体もアルビノです。そして、メラニズム同士であれば生まれてくる個体もメラニズムですよね。

 

メラニズムとアルビノが交配した場合は、メラニズムが優性遺伝である為、生まれてくる個体はメラニズムである可能性が非常に高くなります

 

また、メラニズムと通常の個体が交配、アルビノと通常の個体が交配した場合、必ずしも生まれてくる個体がアルビノやメラニズムとは限らないのです。

 

しかし、これについては、まだ研究が進んでいない為、正確な原因や結果、治療法などが見つかっていないそうです。

 

現実にアルビノやメラニズムとして生まれてきた方にとっては、それを不服と感じている方もいるかもしれません

 

将来に渡って、アルビノやメラニズムの研究や治療法が確立されることを期待したいですね。

 

結局はメラニズムの人間は実在するか

メラニズムと聞くと、動物はたくさん存在しており、現実に実在していることが分かります。

 

先ほど、メラニズムの人間ではないか!?という方を画像付きでご紹介しました。

 

しかし、アルビノとして有名なモデルが存在するように、メラニズムである方が人間として存在しているのかというのはやはり疑問な部分です

 

自分がメラニズムであることを公言する方は未だ確認されていないようなのです。

 

おそらくそうであろう・・・。もしかするとメラニズムなのではないか・・・。などといったような憶測でしかない為、はっきりとしたことは言えないかもしれません。

 

アルビノは、それについて現在特に明確な治療法が見つかっている訳ではありませんが、「先天性白皮症」「眼皮膚白皮症」といったはっきりとした正式病名が記されています

 

しかし、メラニズムについては、正式な病名は一切疾患として扱われていないのです。これは、遺伝性色素異常症という病気とはまた異なるのです。

 

このように、日本人のメラニズムも、世界のメラニズムも、そもそも、人がメラニズムであるといったことは単なる迷信にしかすぎず、実在しないものなのではないでしょうか。

 

世界において、それぞれの国、人種によって肌の色が異なるのは、すべて生産されるメラニン色素の量が関わっています。

 

それが少ししかないのか、また多くあるのかの違いなだけです。それをメラニズムと表現するには至らないということが分かります。

 

これらを考慮すると、メラニズムと断定することはできませんが、黒人の人種の方がそれに近い存在なのかもしれません。

 

だからといって、それは、単に肌の色だけで判断するだけであり、決してメラニズムではありません。

 

日本人でメラニズムが存在するか検索してみると、なぜか松嶋しげるさんが登場します。しかし、松嶋しげるさんは単に肌の色が黒いというだけで、決してメラニズムではありません

 

確かに日本人なのになぜあれほど黒いのか??など疑問に思う方もいるでしょう。

 

それは、一般的な黄色人種である日本人と比較しての意見であるだけなので、メラニズムとしての検討材料にしなくても大丈夫です(笑)

 

まとめ

いかがでしたか?メラニズムの人間や動物をご紹介しました。

メラニズムと聞くと、あまりイメージできない方も多い中で、実在するメラニズムの動物がいることが分かりましたね。

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画像もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

見るだけですごく神秘的に感じることもあります。また、アルビノとは違ってメラニズムはそこまで注目されることはありません

 

これは、アルビノが差別や迫害に遭い、実際に殺害されるなどといったことが事件として起こっている為です。

 

メラニズムにはない、アルビノには様々な迷信がある為、命を脅かされているのは確かです。

 

そんな中でもアルビノモデルとして活躍される方を応援したいですね!

 

また、メラニズムの人間はそもそも存在しないのではと言われている中で、正式な病名もない為に、アルビノほどの大事ではないようです。

 

人間のメラニズムとして日本では松崎しげるさんが挙がってくるようですが、全くもって黄色人種の方であり、少し他の方よりも日焼けされていて、もとから色黒であるといっただけのようです

 

今後、メラニズムの動物たちの進化がとり立たされる日が来るかもしれませんね。

 

メラニズム・アルビノについて