- フリーメイソンの指輪や時計の意味とは?
- シンボルマークや合言葉もある?
近年、日本の中でもその名前と存在を知られるようになったフリーメイソン(秘密結社)。
フリーメイソンが一体何なのか分からない・・・という方もいるかもしれませんが、言葉を知る方が最初に頭に思い浮かぶのはフリーメイソンのシンボルマークです。
定規とコンパスに囲まれているGのマーク、そして、ピラミッドの上で光る目のマークが印象的です。これらのシンボルマークには何か意味があるのでしょうか?
ここでは、フリーメイソンのシンボルマークについてご紹介したいと思います。
フリーメイソンとは?
フリーメイソンとは、16~17世紀初めに、中世ヨーロッパにおいて、特権階級を持った技術者であるフリー(自由)メイソン(石工)であるギルドを指していました。
そして、フリーメイソンは判然としない起源から起きたとされる友愛結社(団体)なのです。現在は、多様化し、全世界に存在しています。

会員数も実に600万人を超えているのだそうです。
その中でも15万人はスコットランド・グランドロッジやアイルランド・グランドロッジの管区下に、25万人がイギリス連邦グランドロッジに、そして200万人はアメリカのグランドロッジに所属しています。
秘密結社であることから、起源が全く不明なのだそうです。そして、そのフリーメイソンの活動は、慈善事業や学校支援の他、親睦交流会を実施しています。
また、活動目的として掲げられていることが、「会員相互の特性と人格の向上をはかることで、良き人々をそれ以上によくする団体」として活動を行っています。このニュアンスからすると、日本で言うNPO団体のような感じに思えますよね。
しかし、フリーメイソンは、その歴史や背景から考慮すると、実際には入会すら難易度の高いものであると言えるのです。入会後にはさらに階級に分けられ、女性は入会すらできないそうです。
それに、会員相互の秘密の挨拶があるそうですよ。これは都市伝説ではありますが、陰謀説が嘆かれているのです。歴代アメリカ大統領の全てがフリーメイソンに入会しているという事実もあるようです。
フリーメイソンのシンボルマーク・意味
定規とコンパスそして「G」の文字とは

フリーメイソンのシンボルマークのうち、定規とコンパスが記されたマークがあります。
フリーメイソンは石工職人の団体であったので、定規とコンパスのマークはその名残であると考えられています。また、飛び出しているコンパスは男性を指し、下にへこみのある定規は女性を指しています。
これは、道徳と真理や、陰陽といった二次性を表しているのです。これらの形はユダヤのマークとして知られている「ダビデの星」にも見え、これはフリーメイソンの子孫はユダヤ人であるということを証明しているのです。
そして、ちょうど真ん中に位置している「G」のマークについては、以下の言葉の頭文字を挿しています。
- GOD:神
- Geometry:幾何学
- Glory:栄光
- Grandeur:寛容
- Gnosis:グノーシス
グノーシスは、古代ギリシア語で、知識、認識といった意味を持っています。
プロビデンスの目とは

そして、シンボルマークの中でも、ピラミッドの上でひときわ輝く目のマークがあります。
これは、「プロビデンスの目」と呼ばれているシンボルマークです。プロビデンスとは、キリスト教の摂理を指し、このシンボルマークじたいは、古代から記されていたマークだと言い伝えられているのです。
この目については、「万物を見渡す目」としての意味を持ちます。ピラミッドの上から神の目を通して、広く大きな世界を見渡すという意味が込められているのだと言います。
三角形はキリスト教においては、「三位一体」という意味を表しているのです。この「三位一体」とは、聖霊が一体となり、神となるという教えや考え方を指します。そしてこの目は「ホルス神の左目」であるとも言われています。
フリーメイソンは世界中でみることができるシンボルマーク

フリーメイソンのシンボルマークについては、実は色んなところに記されているのです。
それは、フランスやウクライナ、エストニア、アメリカの紙幣です。これらの紙幣を見ると、フリーメイソンが様々な国の歴史などに関与していることになるのです。
イルミナティのシンボルはフクロウとされています。このピラミッドは、定規やコンパスがフリーメイソンであると言えます。街を歩いているうちに、このシンボルマークはよく見かけるようになると思いますよ。
フリーメイソンとの関わり

フリーメイソンは石工食人の集まりが起源であると言われています。
しかし、本当のフリーメイソンの起源は、テンプル騎士団という、聖地エルサレムへ巡礼者を保護する目的で結成され、金融システムを構築し、金融業において膨大な富を築いたと言われているのです。
しかし、この権力があまりに強いことを受け、フィリップ王は彼らを異端の罪を着せ、テンプル騎士団を弾圧したのです。その後、弾圧から逃れることができた騎士団は、海を渡って海賊として生活を送っていたそうです。
その当時の船長であるジャック・ドモレ-は、ワンピースのD一族のモデルともなったと言われているのです。そして海賊を辞めて石工職人として働きできたサロンが現代のフリーメイソンであることが分かります。

また、フリーメイソンは昔から存在していたということを主張しているのです。
およそ3000年前に、ソロモン神殿設計を行う際、ヒラム・アビフが建築家たちのことを、「親方」「職人」「徒弟」に分けて、それぞれ秘密の合言葉を使用させていたのがそもそもの起源であったそうです。
1ドル札とフリーメイソンの関係

アメリカの1ドル札の裏面には、ピラミッドに目のシンボルが刻印されています。
これはフリーメイソンのシンボルとも言えます。ピラミッドに目があるということは、「万物を見通す目」が密かに描かれているのです。
なぜ秘密結社と言われるのか

フリーメイソンは、友愛団体であるとされています。
しかし、フリーメイソンのメンバーは、ユダヤ系財閥であるロスチャイルドやロックフェラーがおり、数多くの権力者が会員となっているのです。
フリーメイソンは巨大であるだけではなく、強力な組織であると言えます。
フリーメイソンの合言葉は?

フリーメイソンの合言葉は「マーハーボーン」です。
この「マーハーボーン」とは、一体どのような意味を持つのでしょうか。
一般的に多くの方に知られているのは、
- マーは殺人者
- ハーはハンティング
- ボーンは生まれる
これを直訳すると、「殺人者には死を」という意味で、裏切り者には必ず復習をしようという言い伝えがあるのです。
ちなみに、マーハーボーンは、その儀式を行う際、秘密の合言葉を教えなかったヒラムが撲殺されてしまうといった演技を行います。その時に使用する合言葉が「マーハーボーン」です。
シンボルマークの真の意味とは
シンボルマークに隠された真の意味は、「G」が大いなる神、コンパスと定規は表向きとして解釈し、あるものの象徴であると考えられています。
上向きになっている山型は「剣」を、言い換えれば男性の「男性器」です。定規の下向きの山型は「聖杯」、言い換えれば女性の「子宮」となり「女性器」を表しています。
大いなる神の下、その間に生まれてきた子供がイエス・キリストです。このシンボルマークは、キリストの子孫を匿っている組織であることが分かります。
フリーメイソンは、テンプル騎士団が発見に至った「キリストの血脈」を匿っています。
まとめ
いかがでしたか?フリーメイソンのシンボルマークには深い意味も込められているのですね。
フリーメイソンは、普通に慈善活動のようなことを行っている団体であり、そもそも不可解なイメージを持つべきではなさそうです。

それでもまだ奥深いこともありそうな謎の多いフリーメイソンに注目したいですね。
あなたはフリーメイソンにどんなイメージを持っているでしょうか?
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