- メロン・食べ頃の見分け方と判断のポイント!
- メロンはお中元ギフトにもおすすめ?
フルーツの王様として君臨している甘くて美味しいメロン。美味しい食べ頃って知ってますか?
メロンが出荷されてから1週間から10日ぐらいが食べ頃なんですって!

でも、いつ出荷されたものかなんて、スーパーで見てもわかりませんよね?
メロンは普通に見ただけの見た目では食べ頃を見極めるのはほぼ不可能らしいんです。
これを読んで食べ頃の見分け方と判断のポイント覚えていってください。
メロンの食べ頃の見分け方・判断のポイント
メロンのツルを見よう

ツルが枯れ始めて、しおれている頃が食べ頃の目安となります。
ツルが青々としていてピンッとしているものは、まだ実が固いサインです。逆に枯れすぎていると熟れすぎているので気をつけて下さいね。
メロンを叩いてみよう

まだ熟してない固めのメロンなら叩くと「コンコン」という響くような固い音がします。
食べ頃のメロンは「ボンボン」というような鈍い音がします。
メロンの真ん中あたりを二本の指で叩くとわかりやすいですよ。(ただし、メロンの種類によって音は異なる場合があります。)
スーパーなど店頭に並んでいるものはもちろん売り物なので、叩きすぎたりすることなく許容範囲内でチェックをしてくださいね。
メロンのお尻を確認してみよう
食べ頃になると、軽く押したらへこみます。
収穫したては固いです。お尻のまわりを軽く押してみてくださいね。
匂いを嗅いでみよう
メロンの良い香りがしたら熟している証拠。みずみずしいものを嗅ぎ分けましょう。
網目を見極めよう
網目が均一に入っていて、網目の盛り上がり方が高いものを選んでください。
また、網目が細かい方が香りや甘味が強い傾向にあります。
手にとってみよう
色ムラがないキレイなものは、太陽を浴びてしっかり育っているものです。
手にとってずっしり重いものは、中身が詰まっている良いものですね。

メロンには食べ頃が書かれた「食べ頃シール」や「食べ頃カード」がついていることがあるので、ついている場合はそれを目安にしてくださいね。
ちなみに、メロンは熟してから2〜3日が食べ頃です!
メロンはお中元のギフトにおすすめ

メロンといえば贈り物というイメージありませんか?
お見舞いに持っていったりや、お中元・お歳暮、またお祝いの品として贈るなど。ギフトの中でも人気があるのがメロンなんです。
最近では通販で購入することも可能なんですよ。でも、いざ贈るとなると、色々な種類があり迷ってしまいますよね。
そこで、これからの季節でもあるお中元ギフトにオススメのメロンをご紹介したいと思います。
メロンの王様・クラウンメロン

マスクメロンの中でも最も良いものだけが「クラウンメロン」と言われています。
糖度も高く、肉質も厚く味・香り・形と3拍子揃った日本一の美味しさと言われるメロンです。そして「クラウンメロン」の名が付けられるのは、静岡県で栽培されたものだけです。
静岡産クラウンメロンは、1本のメロンの木から1個のメロンしか収穫されないんです。(これを『一木一果(いちぼくいっか)』といいます。)
1個の果実に1本の木の全栄養を注ぎ込んではじめてクラウンメロンが誕生するという訳ですね。
クラウンメロンには等級があり、上位ランクから富士、山、白、雪とあり、等級は下記の内容から総合的に判断されます。
- 大きさ(重さ)
※必ずしも大きいから価格が高いということはありません。 - 姿、形の品の良さ、網目の良さ
- 生産者のランク
※ 生産者も年間出荷の平均出荷価格でランク付けされます。
また、市場の需要と供給のバランスによっても、需要の多い冬は高くなるなどの変動があります。
クラウンメロンには、ひとつひとつに王冠のシールが貼られています。これは厳しい検査に合格したメロンだけに与えられる大切なシールです。

メロンの王様の証ですね。
アローマメロン=クラウンメロン?

クラウンメロンと同じく静岡県産のマスクメロンのこと。
- アローマメロン
=(浜松市、磐田市、御前崎市地域) - クラウンメロン
=(袋井市)
と地域によって別の呼ばれ方で呼ばれています。
この二つは品種も、「一木一果」という栽培方法も同じで、等級及び出荷の為の基準も統一されていて、品質に違いはまったくありません。
栽培地域の違いだけで、王冠印で有名なクラウンメロンのほうが高級品扱いされているようですね。
とろける食感・夕張メロン

夕張メロンとは北海道夕張市の特産として有名な赤肉メロンです。
厳格な検査に合格したものだけを「夕張メロン」のブランドで出荷するため、夕張市以外では夕張メロンの名前を使用することはできません。
夕張メロンは出荷時に「特秀・秀・優・良」の等級や、「共選」「個選」を示すシールが貼られています。自宅用や贈答用など用途に応じてランクも確認しておくとよいでしょう。
果肉がオレンジ色で、芳香があって果汁が多く、完熟するととろける食感になる甘味の強いメロンです。
5月の誕生石・エメラルドよりエメラルドメロン

エメラルドメロンが市場にデビューしたのは、1992年の5月です。
5月の誕生石はエメラルドということ、南国の太陽の光を浴びて、美しくキラめく太平洋もまたエメラルド色に輝くことから「エメラルドメロン」と名づけられました。
糖度15度以上で作られているので、強い甘みと、とろける舌触りが特徴です。メロン好きにはたまらない味わいですね。高知県香南市夜須でしか栽培されていません。
糖度が抜群に高い・富良野メロン
富良野メロンは同じ赤肉種の夕張メロンとよく似ていますが、糖度は夕張メロンよりも3~4度ほど高い16度。まるでスイーツのような甘さとコクがあるのが特徴です。
富良野メロンは主に、ルピアレッド、R113、ティアラ、キングメルティー、キングルビーという種類があり、赤肉系のメロンや青肉系のメロンとして生産されています。
中でもキングルビーという品種は種の生産が終了しており、今現在ある種が無くなり次第終了だそうなので、なくなる前に食べてみたいものですね。

まだまだ他にもたくさんメロンの種類あります。
産地やブランド・等級・食べごろの日数などは、ご自分の好みで選んでみてくださいね。
ではここで、どのメロンでも共通の美味しい食べ方をご紹介したいと思います。
メロンの美味しい食べ方
追熟は常温が鉄則
完熟してないメロンは果肉が固かったり、甘みが感じられないので完熟するまで待ちましょう。
常温で保存が鉄則です!冷蔵庫内では追熟できません。
冷やす時間は短くて大丈夫
食べる前の2、3時間前に冷蔵庫に入れてメロンを冷やしておきます。
また固めがお好みの方は少し早めに、柔らかめがお好みの方は少し遅めすれば、より一層美味しくお召し上がりいただけると思います。
縦より横切り?
メロンは下半分が甘い果物なので、縦に切るのではなく横に切って下半分をスプーンでそのまま食べるのが一番贅沢な食べ方です。
どうして下半分が甘いのかというと、メロンは吊られた状態で育つため、甘み成分が下に下りていくんだそうです。
また店頭などに並んでいる時もツルが上でお尻部分が下になっていますよね。本来は中央部分、種が詰まってるゼリー状の辺りが甘いそうです。
メロンは美味しいだけでなくカリウムが豊富
カリウムは体から排出されるとき、ナトリウムを道連れにする性質を持っているため体内の老廃物や余分な塩分を排出する利尿作用があるようです。
食後にメロンという組み合わせは、塩分の取りすぎを防いでいるとも言えますね。
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