- じゃがいもを保存する基本!どれくらい持つの?
- じゃがいもの常温保存について
- じゃがいもの冷蔵庫での保存について
- じゃがいもの冷凍保存はどう?
じゃがいもは一般に日持ちのする食材ですね。
しかし、どのように保存するのがいいのでしょうか。
今回はじゃがいもに一番適した保存方法について調べてみました。
常温保存が良いのか、それとも冷蔵庫にいれるべきか、もしかしたら他の保存方法があるでしょうか。

ぜひ参考にしてください。
じゃがいもを保存する基本!どれくらい持つの?
まず、じゃがいもは絶対に光の当るところに放っておいてはいけません。
日光だけではなく、蛍光灯の光もダメです。じゃがいもは光を当てると、皮が変色して緑色になってきます。

また、芽が出てきたりします。
これは、じゃやがいもの中にポテトグリコアルカノイド系の有毒物質ソラニンを増やしていくのです。
ですので、じゃがいもの保存には絶対に光のある場所は避けなければいけません。
湿気も大敵
そして、保存の大敵は湿気です。
泥がついている状態で保存する方法を奨めている情報もありますが、泥はなるべくとった方がいいでしょう。
なぜならば、泥が湿気を呼び込んでしまうので泥や土はよく払っておきましょう。
じゃがいもは長期保存できる優れもの
じゃがいもは常温で保存すると一番日持ちしますが、その期間は1か月から3か月といったところですね。これは、じゃがいもの種類によって異なります。

ただ、新鮮な方が当然おいしいです。
味の落ちない一週間以内に使い切ってしまうのがいいでしょう。
また、保存できる期間は季節によっても変わります。
湿気の多い夏場は、なるべく早く使い切ってしまう方がいいです。
じゃがいもの常温保存について
じゃがいもは、常温で光の当らない風通しのよく、湿気のないところに保存するのが一番長持ちします。
季節によりますが、あえて冷蔵庫に入れる必要はなく、長持ちさせることが出来るのです。
泥を落とす

段ボールを用意しましょう。
そして、買ってきたじゃがいもに湿気を集めてしまう泥や土をある程度落とします。
スーパー等で売っているじゃがいもにはそれほど土、泥はついていませんので、その場合じゃそれほど意識することはありません。
水洗いするなど、わざわざ濡らすようなことが避けましょう。手で軽くふく程度で十分です。
新聞紙で包み保存
そして、売っていたときに入っていたビニールからじゃがいもを取りだしたら、ひとつひとつを新聞紙でつつんでしまうといいです。

日光と湿気の防止になります。
そして、ダンボールに入れて保存しますが、最初に書いたように光の当らない風通しのいい場所です。
また、最適な保存温度は7度から15度くらいです。
季節や、場所によっては常温保存では難しいケースもありますので、その場合は冷蔵庫を使うのも方法法のひとつの方法ではあります。
りんごと一緒に保存すると良い
また、保存期間を延ばすには「りんご」といっしょに保存するとほう方法もあります。
りんごの出すエチレンガスがじゃがいもの休眠期間をのばし、萌芽などを防ぐ効果があります。
じゃがいもの冷蔵庫での保存について
じゃがいもに最適なのは、気温が7度から15度で湿気の少ない、暗室ということになります。
この条件で行くと冷蔵庫の中はどうかということになりますね。
普通の冷蔵庫の冷蔵室は3度から5度くらいに調整されています。
また逆に乾燥しすぎているため、水分が早くに抜けてシワシワになってしまうことがあります。
冷蔵保存は調理法を選ぶ
そして、なによりも冷蔵庫での保存が常温保存に比べてまずいのは、調理方法で「炒める」「揚げる」「焼く」が使えなくなるからです。
それ以外の「茹でる」、「煮る」、「蒸す」といった調理方法であれば問題はないのですが、「炒める」、「揚げる」、「焼く」で調理しますと高温での化学変化が発生し、リルアミドが発生してしまうのです。
これは、人体に有害な成分で発がん性があるといわれています。
冷蔵保存はでんぷんアップになる
そもそも、冷蔵庫で保存するとじゃがいも内のでんぷんが糖分に変化していきます。
これは、じゃがいもの甘さが強くなるという、調理方法によってはプラスの効果を引き出すことになります。
しかし、この糖分とじゃがいもに含まれていたアミノ酸が、「炒める」「揚げる」「焼く」という120度以上の温度を発生させる調理方法が組み合わされると、化学反応でアクリルアミドが発生しまうのです。
冷蔵庫に保存していたじゃがいもを、うっかりフライドポテトにしてしまうと、その中には「発がん性物質」がたっぷりという結果になってしまいます。
ですので、冷蔵庫の保存は避け、なるべく常温保存が望ましいとされています。
保存方法と調理法を上手く考える
ただ、常温といっても気温が高く湿気の多い夏場はどうしても、日持ちしにくくなりますので、冷蔵庫を使ってしまうかもしれません。
そのときは「炒める」「揚げる」「焼く」という調理方法をじゃがいもに使わないこと。これは絶対に覚えておくべきことです。
野菜室を活用しよう
また、冷蔵庫の野菜室は、冷蔵室よりも温度が高めに設定されてはいますだいたい8度前後の設定が可能ではないでしょうか。

野菜室の中はかなり乾燥しています。
ですので、新聞紙で包んで保存する方法であれば、日持ちはします。
ただ、ぎゅうぎゅう詰にするのは、あまりよくはありませんので、余裕を持って並べていれておくのがいいでしょう。
じゃがいもの冷凍保存はどう?
じゃがいもは、常温でも長期の保存が可能ですし、やり方次第では野菜室のある冷蔵庫で長期保存もできます。
しかし、一度茹でてしまうなど調理したじゃがいもは腐りやすくなります。

では、冷凍したらどうなのでしょうか。
野菜を冷凍保存することは、よくあることですよね。
すでに切ってしまったり茹でたりして調理してしまったじゃがいもを料理ごと冷凍保存するとどうなるのでしょうか。
カレーを冷凍で保存することはよくあることではないかと思います。そして、カレーの中にじゃ鴨が入っていることもふつうにありますよね。
さて、じゃがいも入りのカレーを冷凍します。

どうなるでしょうか?
味は落ちる
まず、食べることはできます。保存できるかできないかという点ではできます。
しかし、それを美味しく食べることは多分不可能です。
これは、経験してみると分かるのですがまるで固いスポンジのような異様な食感となって、もうじゃがいもとは別種の「不味いなにか」になっています。
これは切ってしまって茹でる前のじゃがいもも、そのままの状態のじゃがいもも同じです。
異様な食感のじゃがいもを体験したい方はチャレンジしてみてください。

決してお奨めできませんけどね。
ですので、カレーなどじゃがいもの入った煮込み料理を冷凍保存したいときは、まずじゃがいもを取り除くことが鉄則となります。
細かくして冷凍しよう
もし、冷凍保存するのであれば、茹でたじゃがいもをマッシュポテトにして細かくすり潰すことでしょう。

これであれば、食感は変化しません。
茹でたじゃがいもの皮をむいて、そのまま冷凍保存用のビニールバックにいれて、上から潰せば大丈夫です。
この状態であれば3週間は風味が落ちず保存できるでしょう。
それ以外の方法では、非常に不味い何かができあがるだけです。
さいごに
いかがでしたか。とにかく。じゃがいもは光を当てないことと、風通しのいい場所で湿気の少ない場所で保存すれば長持ちすることがわかりましたね。
そうすれば、常温での長期保存が可能です。
ただ、気温が大きく上がる季節などは、早めに使い切ってしまうことが一番いいですし、野菜室のある冷蔵庫であればそれを利用する方法もあります。
上手く、保存方法や調理法を見直してみましょう。
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