- 茄子の栽培で病害虫を予防する方法はある?
- ナスのコンパニオンプランツをするなら何がおすすめ?
ナスが美味しい季節になる時こそ!
しっかりと丸々としたナスに育て挙げる為に、ナスの栽培方法の特徴、また、苗の植え付け時期や植え方などについてしっておくと、とてもキレイでみずみずしいナスを食べることができますよ!

茄子はどんな植物と植えるのが良いのでしょうか。
ここでは、ナスのコンパニオンプランツやどんな植物と一緒に栽培すれば良いかについてご紹介したいと思います。
茄子のコンパニオンプランツとは?
落花生と栽培するのがおすすめ?
ナスを元気に育てるには、ナスに付きやすい病害虫にも気をつけなければなりませんよね。
育てるコツを知れば、病害虫を予防したり、元気な成長’を促すこともできるのです。
そこで、ナスを育てるときにおすすめなのが、コンパニオンプランツになります。
コンパニオンプランツとは何?
コンパニオンプランツを行うことにより、害虫を防ぎ、ナスの成長が促進されます。
また、ナスが元気に育ち、収獲量が増えます。
このように、育てたい植物との相性の良い植え合わせを行うことをコンパニオンプランツと呼んでいます。
ナスと相性が良いコンパニオンプランツは、ネギ類やエダマメ、ホウレンソウ、マリーゴールド、ナスタチウム、バジル、そしてシソだと言われています。
コンパニオンプランツの効果について

コンパニオンプランツには様々な効果があります。
害虫を寄せ付けない
害虫は臭いに敏感です。
虫にとって嫌な臭いを発するものを一緒に植えておくことで、本来育てたい野菜が元気に育ちます。
病気を予防できる
ネギ科の野菜は、ウリ科やナス科など、病原菌を減らす効果が期待できます。
成長促進させることができる
異種の野菜を同じ土で育てることにより、生長を促す効果が発揮され、生育が良くなります。
栄養分を供給することができる
マメ科の野菜は、空気中の窒素を固定させることができ、土壌がとても豊かになります。
そのおかげで、メインの野菜がしっかりと元気に育つことに繋がります。
同じ空間を活用できる
空間をお互いの野菜が活用することで相乗効果を発揮し、収獲量が増加する傾向にあります。
コンパニオンプランツについて学ぶなら
相性の良いコンパニオンプランツは栽培する野菜・果物によって変わってきます。
コンパニオンプランツの知識・ノウハウについて体系的に学びたい場合には、専門書を一冊買っておいて損はないですよ。
ナスの栽培方法と特徴・時期は?

ナスはインドで生まれました。
しかも、その原産地の気温を考慮すると、比較的高温でも強い植物であることが分かります。
実際には3月頃から植え付けを始めると、収穫時期にちょうど間に合うといった時期になります。
しかし、日本の暦では3月はもう春ですが、まだ肌寒く、高温を好むナスにとってもちょっとまだ厳しい環境であるとも言えます。
その為、この時期からナスを栽培する際は、ビニールハウスなどの温室で一定の温度管理が可能な設備のあるところで栽培することをオススメします。
ナスは通常、種からではなく、苗から栽培するようにしましょう。
植え付けする時期は?
- 東北は5月の中旬頃~、関東は4月中旬頃~がベストな時期。
- 霜が下りず、日中の気温が16℃以上となる気候から苗植えを行うと良く育つ
苗を植え付けする際は、良いお天気の日に行うのがベストです。
植え付けた苗は、水分不足が大敵です。
その為、苗を植えた後は、土に十分な水分を補給してあげるようにしましょう。
この時、ナスをコンパニオンプランツする際は、アブラムシなどの害虫被害を防ぐ為に、バジルを植えておくと良いと言われています。
バジルはその香りが害虫を引きよせないとして効果を発揮します。
成長期間はどれくらい?
ナスの苗を植え付けした後、2ヵ月ほどで大きく丸々としたナスに成長し、収獲時期を迎えます。
ナスは高温多湿、日当たり良好な場所で良く育ちます。
実際の適温は28~30℃であると言われています。
ナスの肥料は?
ナスを栽培する際の肥料は、結構たっぷりと使用する方が良いでしょう。

ナスは肥料が命です!
肥料不足となるとひとたび育たなくなってしまう為、惜しみなくたっぷりと土に混ぜておくようにしてください。
期間にして、約2週間に1度はナスの土に肥料をあげてくださいね。
ナスのコンパニオンプランツは何?

ナスのコンパニオンプランツとして挙げられる植物をご紹介します。
- エダマメ
- 落花生
- ネギ
- ニラ
- シソ
- バジル
このように、マメ科の野菜は、チッソの栄養分を与えて、ナスの実がとても甘くなると言われています。
ネギやニラには病気を防いでくれる効果があります。
シソやバジルは、その独特に放つ臭いが害虫をおびき寄せないとして、ナスのコンパニオンプランツに最適です。
しかし、全てがナスのコンパニオンプランツに効果的であるとは言えません。
ゴボウやオクラは、ナスの根と競いあう傾向にあり、ナスが元気に生育するにはこれらをコンパニオンプランツとすることは避けた方が良いとされています。

反対に相性の悪い植物もあります。
相性の良い野菜の組み合わせが必ずある為、それらを利用して、美味しい野菜作りを行いましょう。
ナスの植え方について

ナスの植え方について紹介します。
植え付け前に肥料を入れる

まずは、ナスの苗を植える前にしっかりと肥料を入れてください。
植え付け前の肥料は多めに入れておくとよりナスが元気に育ちます。
また、ナスの栽培については、5月頃に苗を植え付けると、夏にたくさん収獲できるのはもちろん、秋頃まで栽培を楽しむことができると言われています。
苗を植えることを決めたら、その2週間前には肥料を混ぜた土を作っておいて、肥料が十分に土に浸透するのを待ってから苗を植え付けしましょう。
マルチングを行う
これは、ナスが生育する為に、土が乾燥しないようにしておくことです。
支柱立て
花が咲いたら株を守る為にも、主枝と側枝2本で3本し立てとし、それ以外のわき芽は切り取ってください。
支柱はV字型に交差させ立ててください。
株の数が多い場合は、畝を囲うよう、四隅に支柱をさして、ビニール紐を支柱に巻き付け、貼り巡らせてください。
追肥と水やりを忘れずに
ナスの栽培において最も大切なことは、追肥と水やりを欠かさず行うことです。
まず、ナスの苗を植え付けた後、3週間後に追肥を行ってください。

ナスは肥料がないと大きく生育しません。
その為、2週間に1回のペースで追肥を行うことを忘れないでください。
また、どのようなタイミングで追肥を行えばよいかについては、ナスの花を見てください。
ナスはひとつの花におしべとめしべがあります。
めしべがおしべよりも長い場合、肥料が足りていることを指しています。
一方、めしべがおしべに埋もれてしまっているという場合は肥料不足が考えられます。
このようになったらすぐに肥料を追加するようにしてください。
水やりについては、とにかくナスは生長するために多くの水分を使用します。また、株が成長し、果実が付いたら、想像以上に水が必要となります。
その為、水やりの量が多いかも・・・と思っても、それが十分な量であると言えるのです。
土が乾燥したり元気がなくなってしまう前に、必ず追肥を行い、たくさん水分を与えてあげるようにしてください。
行燈で倒れないように対策も
そして、ナスの苗の植え付けが終わっても、苗はまだ根が土に定着していません。
その為、強い風が吹くとすぐ倒れてしまいます。
このようなことにならない為にも、苗を守る意味で肥料袋を利用した行燈を使用しましょう。
これは、強い風、強すぎる日差し、寒さからナスを守ることができるのです。
苗が成長し、根をはったら行燈は取り外してOKです。
まとめ
いかがでしたか?ナスのコンパニオンプランツについて、また、ナスの栽培方法についてご紹介しました。
ナスのコンパニオンプランツは、ネギ類やエダマメ、ホウレンソウ、マリーゴールド、ナスタチウム、バジル、そしてシソであることが分かりました。
ナスは多くの肥料と水がなければ育ちません。肥料は2週間に1回は追肥を行うようにしてくださいね。
ナスと相性の良い植物をコンパニオンプランツとして植えるだけで、成長’を促したり病害虫を予防することができます。
これからナスの植え付け、栽培をするならコンパニオンプランツも試してみてはいかがでしょうか。
コンパニオンプランツについて学ぶなら
相性の良いコンパニオンプランツは栽培する野菜・果物によって変わってきます。
コンパニオンプランツの知識・ノウハウについて体系的に学びたい場合には、専門書を一冊買っておいて損はないですよ。
野菜・コンパニオンプランツについて