- おくらは漢字でどう書くの?
- オクラの漢字の由来や意味はある?
私達の日常生活の中でも結構人気の高い「オクラ」は、独特なネバネバ感のある食感を好む日本人も多いと言われています。
納豆に混ぜて食べたり、お浸しにして食べたり、どんな調理法であれ、美味しくいただけるのが「オクラ」ですよね。

そんなオクラは、漢字で書くとどんな漢字になるのでしょう?
ここでは、オクラの漢字の由来や意味について、また、オクラについて様々な情報をご紹介したいと思います。
オクラの漢字は?由来や意味は?

オクラとは、アオイ科の一年草で、その意味は、実を食用とする野菜です。
オクラは原産国はアフリカであると言われています。そもそも温かい気候や環境の下で大きくよく育ちます。
オクラはハイビスカスに似た花を付ける植物で、黄色の大きな花弁が夏を彩るアオイの花に似ていると言われているのです。
そもそも英語で「okura」とする外来語で、西アフリカのガーナ地方の言葉である「nkuruma」に由来すると言われている。
英語には「okura」の他にも「gumbo」もあります。「gumbo」は中央アフリカのバンツー語に由来するそうです。
オクラの原産地はアフリカとなります。実際に日本にオクラが渡ってきたのは江戸時代末期の頃なのだそうです。
オクラを漢字で書くことはできる?

オクラを漢字で書くと「秋葵」と書くそうです。
全く知らない読み方だと言ってもおかしくありませんね。
他にも、「陸蓮根」といった書き方をする漢字も存在するようです。
しかし、実際には、オクラは「okura」といったような英語に由来している為、そもそも漢字表記がないとされているのです。
確かにそうですよね。スーパーへ買い物へ行き、オクラが旬を迎える頃にその表記を見ても、単に「オクラ」と書いてあるだけ。
日本で販売されているので、あえて「okura」とは表記されていませんし、もちろん漢字表記されてもいません。
このようなことから、オクラには漢字表記がないことが分かります。
野菜のオクラは一体何語なのか

野菜のオクラは一般的にはカタカナ表記されて販売されています。
先ほどもお伝えしたように、オクラはそもそも英語から来ており、外国産の野菜となるのです。その原産地もアフリカとなっているくらいです。
オクラは、江戸時代末期に日本に伝わったと言われているのですが、その当時は全く普及することはなかったそうです。
その後、明治時代初期になると、オクラが再びアメリカに伝わり、そして改めて日本にも伝わったのが始まりで、日本人がオクラの栽培を本格的に始めたと言われています。
しかし、オクラが食用として扱われるまでにはかなり長い期間が必要で、それまではずっとオクラを観賞用として扱う時代だったそうです。
また、オクラには別名があり、「アメリカネリ」と呼ばれています。
「アメリカ」はアメリカから渡ってきたということ、そして「ネリ」は、トロロアオイのように粘り気のある野菜であるという意味が込められています。
オクラはネバネバした野菜の中でも代表格

オクラの花を見たことはありますか?
オクラは実に、常夏のハワイや沖縄などで見かけるハイビスカスの花に似たとても美しい花を咲かせる植物です。
そして、オクラは葉の根元に実を付け、その実は数日の間にみるみる成長し、まだ未成熟のオクラが食用として親しまれているのです。
オクラはすぐに大きく成長してしまうことから、そこまで大きくなりすぎることで硬くなり、食用としては食べることができなくなってしまいます。
スーパーでオクラを購入する際、少し大きめな実になったオクラを購入したことはありませんか?
茹でて食べようと思っても、筋がとても硬く、食べることができずに廃棄したことがある・・・という方も少なくありません。
オクラが日本に伝わった当時は、オクラが持つ独特の粘り気については、好き嫌いがはっきりと分かれていたと言われています。
その為、私達日本人は、オクラが渡ってきても、それが本来食用として利用されるべきでありながらも、観賞用としていた期間が長かったという訳です。
オクラの持つ独特な粘り気は、水溶性食物繊維のペクチンとムチンというたんぱく質が含まれている。
- ペクチンには血糖値の上昇を抑えて血圧を下げる効果を期待することができます。
- ムチンには、たんぱく質を消化させる効果があり、その他にも、オクラにはカロテンやビタミンB1、B2、ビタミンCの他、カルシウムやマグネシウム、亜鉛が含まれています。
このように豊富な栄養素を含んでいる為、身体の免疫力をアップさせる野菜として有名です。
また、オクラは購入後に冷蔵庫で保管していてもあまり日持ちしない野菜としても知られています。

その為、購入後はすぐに食べる方が良いと言えます。
又は、購入後はまだ新鮮なうちに冷凍保存しておくと良いですよ。
- 冷凍する場合は、板ズリを行い、オクラの表面に付着している細かい毛を除いておきます。
- そして、オクラを熱湯で茹で、水を切ってからサランラップで包み、ジップロックに入れて冷凍保存してください。
料理にオクラを使用する時は、自然解凍の必要はありません。凍ったままオクラを必要な大きさに切ることもできます。
お味噌汁にも使えるので、冷凍保存が案外便利に利用できるかもしれませんね。
最近では納豆にオクラを入れたり、冷やしそばにオクラを入れるなど、ネバネバ食材はかなり食べられているのではないかと思われます。
美味しいオクラはどう選ぶ?
オクラは緑色がとても濃く、切り口やヘタが黒ずんでいないものを選びましょう。
また、表面に産毛が生えている、そして、さやの先がピンと真っすぐなものがとても新鮮だと言われています。

オクラ独特の形にも注目してください。
五角形の形や角がハッキリとしているものを選ぶと新鮮です。
また、大きすぎるものは硬くて食べることができないので、小ぶりなものを選ぶようにしてくださいね。
美味しいオクラの調理方法は

オクラは茹でる前に表面の産毛を取っておく方が口当たりが良くなります。
また、オクラの頭のヘタも、しっかりと茹でておけば食べることができます。
本来、オクラの頭を切り落として茹でてしまうと、オクラの中に水が入って、料理が全体的に水っぽい味に仕上がってしまうので、茹でる時も切らずに茹でるようにしてください。
- オクラが茹であがってから包丁でカットするようにしましょう。
- 茹で時間は1~2分で十分です。
- 茹であがったら、しっかりと冷水にくぐらせ、水気を取って調理を始めてください。
オクラはネバネバした食感であることから、そもそもネバネバしている納豆や長いもなどと一緒に使える料理にアレンジすると一層美味しくなりますよ!
オクラの下処理の仕方
まとめ
いかがでしたか?オクラは実は「okura」といったように英語から伝わったものであることが分かりました。
漢字もあるようですが、やはりオクラは「オクラ」であり、漢字に親しみはないようですね。それに、オクラが外国から入ってきた野菜であることにも驚きました。

日本で普通に栽培されていそうな漢字もしますが、実は原産国はアフリカだったんですね。
オクラの歴史はまだまだ浅いですが、今後はもっともっと知名度の高い野菜になっていくと良いですね。
オクラは個人的にはあのネバネバ感がすごく美味しく、食感も味も好みなので、我が家ではかなりの頻度で食卓に並ぶ野菜ですよ♪
オクラを使用したレシピも数多くあるので、色んな料理に使用してみると良いと思います♪
野菜・果物の漢字表記について