• にんにくの意味は?語源と由来!
  • にんにくの漢字はどのように書く?
  • おもしろいにんにくの雑学!

スーパーに買い物に行くと、必ず販売されている「にんにく」はみなさんもよく知っている食べ物ですよね。

いつも見かけるにんにくは、その表記をひらがなで「にんにく」としていたりカタカナで「ニンニク」としていたりすると思います。

でもにんにくにも、もしかしたら漢字があるのでしょうか。

 

そこで、にんにくを漢字で書くとどんな漢字になるのか、また、にんにくの漢字表記の由来や意味について解説していきたいと思います。

にんにくの意味は?語源と由来!

https://youtu.be/qgGL3mLQus4

にんにくは、ユリ科の植物で、どくどくの強い臭いがします。

 

にんにくはその茎までもが食用とされていて、様々な料理に欠かせない香辛料として食されています。

 

特に、イタリア料理においては「ガーリック」として定番です。

 

にんにくの語源は?由来は?

にんにくの語源は、仏教用語である「忍辱」を語源としています。

 

忍辱(にんにく)

仏教においては、さまざまな苦難や他者からの迫害に耐え忍ぶことを忍辱(にんにく)という。

苦しいことに耐え、心を動かさないという意味。

 

また、仏教においては、「にんにく」や「ニラ」「ネギ」や「ラッキョウ」などといった、どれも臭いを放つ野菜を「ごぐん」と呼ばれていました。

 

さらに、これらを食べることで欲情する強情食品とされていたことから、僧侶は食べてはいけない食べ物とされていたのです。

 

つまり、にんにくの語源が「忍辱」である理由は、僧侶が厳しい修行に耐え、にんにくの強い臭いに耐えたからという説もあります。

 

にんにくは古代エジプトからあった

さらに、にんにくにはいくつかの説があると言われています。

 

にんにくは、最も古い記録として残っているもので古代エジプトで食べていたということです。

 

そして、にんにくはエジプトからギリシャに渡って、その後インド、中国を経て日本に到達したのは8世紀の頃だと言われています。

 

当時、中国においては、にんにくを「大蒜(ダーサゥン)」という呼び名で呼んでいたそうです。

 

言語の由来は様々ある

このように、にんにくには、いくつかの説があることがわかりましたね。

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まとめてみましょう。

にんにくの言語由来
  • にんにくの言語は、”臭いを憎む”という意味からにんにくになった
  • 漢字からにんにくの読み方を変えたという伝説
  • 仏教用語の忍辱からにんにくと呼ばれるようになった

 

このように、多くの説が残されているのです。

 

にんにくの漢字はどのように書く?

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では、にんにくに漢字が存在するのでしょうか。

そもそも、それ自体に違和感を感じる方も少なくありません。

 

私達は普通に日常生活を送る中でも、スーパーやレストランでも、にんにくをよく見かけますよね。

 

でも、表記はすべてひらがなorカタカナになっていると思います。

 

ところが、実はにんにくにもしっかりとした漢字が備わっているのです!

 

にんにくには4つの漢字がある

あまり馴染みがないことから、「え!?そうなの!?」などといったように見過ごされがちですが、実際にはにんにくには4つもの漢字が備わっているのです。

 

にんにくの漢字
  • 「大蒜」
  • 「葫」
  • 「葱蓐」
  • 「忍辱」

 

このように、にんにくには4つの漢字があるのです。

 

すべて漢字は異なりますが、これらすべてを「にんにく」と読みます。

 

それにしても、どれもこれも「にんにく」と自然に読めるものはありませんよね。

 

もし、この漢字の表記になっていたとしても、本来のにんにくのところに値札とともにプレートを付けておいてもらわない限り、きっと誰も読めなさそうですよね。

 

また、漢字辞典で調べてみると、「蒜」は音読みの場合は「サン」と読み、訓読みの場合は「にんにく」や「ひる」「のびる」と読むことが分かります。

 

にんにくは、日本においては食用として利用されており、臭気が強い植物として、ノビルと区別する意味でも、「大蒜」と呼んでいたそうです。

 

にんにくは「人肉」ってホント?

これは、明らかな漢字の変換ミスとも言える「人肉」です。まさか、にんにくがこのような漢字の表記をなすことはありません。

 

仮に、スーパーでにんにくの表記を漢字表記していた場合に「人肉」と見かけた場合は、それは従業員の方によるパソコン操作の変換ミスでしょう。

 

にんにくの正しい漢字は、「大蒜」「葫」「葱蓐」「忍辱」の4つしかありません。

 

おもしろいにんにくの雑学!

では、にんにくにまつわるおもしろい雑学をご紹介しましょう。

 

「にんにく注射」ってなに?

今、話題の「にんにく注射」って聞いたことありませんか。

 

にんにく注射と言うくらいだから、やっぱりその中には”にんにくが入っているの?”なんて疑問に思う方も少なくありません。

 

それに、にんにく注射は、スポーツ選手や芸能人が愛用していると聞きます。

 

注射の中身はビタミミンb

にんにく注射という名前だけを聞くと、誰もがにんにくエキスでも入っていると思うものです。

 

しかし、実は実際にはにんにくエキスなどは入っていないそうですよ。

 

にんにく注射に含まれる成分は、ビタミンB1である為これは私達が食べる肉や魚から摂取するものであり、体内に吸収される糖分を分解する役割を果たしています。

 

つまり、このビタミンB1が身体の中から不足してしまうと、活動する為のエネルギーを生成することができなくなるのです。

 

そして、結果的に疲れやすい身体となり、急激な疲労感を感じることが多くなってしまうのです。

 

美容クリニックでにんにく注射

今は、美容外科クリニックでもにんにく注射を受けることができます。

 

日常生活の中で、どうしても疲労感が身体から抜けないという方や、定期的に通われているという方も増えているそうですよ。

 

実際に、にんにく注射のおかげで身体の疲労感や倦怠感などを感じずに、生活を送ることができているという方が急増していると言われているのです。

 

注射の臭いがにんにくだから

にんにくエキスが、成分として含まれていないのにどうして「にんにく注射」と呼ばれるのかが不思議ですね。

 

これは、注射を打った瞬間、フワっと鼻に香る香りがにんにくの臭いであることから、「にんにく注射」という名前が付けられてそうで、ただそれだけということです。

 

同じ「にんにく」というフレーズでも、様々な「にんにく」があるものですね。

 

日本神話のヤマトタケルの好物はにんにく!!

強い臭気を発するとして、にんにくにはドラキュラからも自分の身を守ることができる魔除けとして利用されていたという話はとても有名です。

 

日本の「古事記」には、倭建命が山の悪霊を退治するために、好物のにんにくを投げつけたと言われています。

 

にんにくは魔除けにもなり、食べると身体の疲労回復に最適であることから、日本の古き時代から必須の食べ物だったようです。

 

さいごに

いかがでしたか。にんにくを漢字で書くと、どのような表記になるか、また、にんにくの漢字表記の由来や意味について解説していきました。

にんにくは臭気も強く、私達が食べると滋養強壮や疲労回復にも最適であると言われています。

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そのにんにくに、漢字が存在するとは意外でした。

しかも、ひとつだけではなく複数の漢字で「にんにく」と漢字表記されるのだからそれにも驚きました。

 

とは言っても、漢字表記されることで全く「にんにく」とは読めないのも面白いですよね。

 

また、にんにくは食べると料理のアクセントにもなって風味も増すことから、現代人である私達は、にんにくをこよなく愛していると言えますね。

 

野菜・果物の漢字表記について