- パパイヤを漢字でどう書くの?
- パパイヤの漢字には意味や由来がある?
- みなさん、パパイヤって食べますか?
黄色の完熟パパイヤは、スーパーなどでも簡単に手に入るポピュラーな果物です。
南国のフルーツは甘くて好きな方も多いのではないでしょうか。

ところでこのパパイヤ、漢字で書けるでしょうか。
パパイヤからは想像できないような漢字です。
そんなパパイヤの漢字表記ついて、いろいろと楽しく解説させていただきます♪
パパイヤを漢字で書くと?

パパイヤの漢字表記はふたつあるようです。
さて、どんな漢字なのでしょう?こちらがパパイヤの漢字表記です。
- 万寿果(まんじゅか)
- 蕃瓜樹(ばんかじゅ)
どこをどうとってもパパイヤには見えないし読めません!
ただ気になるのが”瓜”の文字です。

ということは瓜科なの?
と早とちりしてしまいそうですが、瓜科ではありません。
もうパパイヤはパパイヤでしかないということですね。
原産地は中南米、熱帯アメリカで一年中常に葉っぱが緑の「常緑樹」になっている果実です。
今では世界中の熱帯や亜熱帯地域で栽培されていて、日本でも沖縄や鹿児島、宮崎などで栽培されています。
日本に入ってきたのは明治時代の頃で、流通が広まったのは輸入が解禁された1968年以降です。
輸入物は通年収穫されているので旬というものはありません。国内産は5月から9月までが旬ですが、ハウスものは通年流通しているようです。
パパイヤの食べ方

パパイヤの特徴は酸味がなく、まったりとした甘さにあります。
完熟されたものを選ぶときは、表面がすべすべしていて重みがあるものを選びましょう。表面に緑の部分がなく、軽く押すと弾力があるくらいの柔らかさが食べごろです。
皮をむいて中の種を取ってそのまま頂いてください。青いものはサラダや炒め物として食べることができます。
パインと同じようにパパイヤにも肉を柔らかくする効果があるので、肉と一緒に料理をするのがオススメです。
青パパイヤは切った後一度水にさらしてあく抜きをしましょう。

「パパイヤの切り方」を説明している動画がこちらです。
パパイヤはサラダとして生で食べても良いですし、炒め物にも向いています。
他にもスープや煮物にもつかえる万能なフルーツです!
パパイヤ鈴木とパパイヤの関係

パパイヤといえば、やっぱりわたしはこの方を思い浮かべます。
https://twitter.com/papayasuzuki/status/966922945137328128
そう!パパイヤ鈴木さんです。
特にパパイヤに似ているわけでもないのに(似ている人なんてそうそういませんが・・・)なぜパパイヤ鈴木?
と思ったら、単にゴロが良かったからなんだそうです(笑)
あまりにも簡単すぎる理由にひっくり返りましたが、確かに響きが良いですよね。
オレンジ鈴木・・・バナナ鈴木・・・パイナップル鈴木・・・どれもしっくりきません。やっぱり「パパイヤ鈴木」がインパクトがあり覚えやすいですね。
ちなみに本名は鈴木寛(すずきひろし)さんでした。
難読漢字のフルーツ
ところでパパイヤの他にもたくさんある果物の難読漢字、どんな漢字があるのでしょうか?
いくつかご紹介させていただきます!
- 【鰐梨】 アボカド
- 【彌猴桃・鬼木天蓼】キウイ
- 【葡萄柚】 グレープフルーツ
- 【桜桃】 さくらんぼ
- 【麝香猫果】 ドリアン
- 【鳳梨】 パイナップル
- 【果物時計草】 パッションフルーツ
- 【甘蕉・実芭蕉】 バナナ
- 【檬果・芒果】 マンゴー
- 【舐瓜】 メロン
- 【茘枝】 ライチ
単独でも読めない漢字が次々と出てきましたね。わたしが唯一読めたのが”さくらんぼ”。 お恥ずかしい・・・。
それぞれの名前は何らかの意味があって付けられています。さて、パパイヤの漢字表記にはどんな意味や由来があるのでしょうか?
パパイヤの漢字、由来や意味は?

パパイヤの漢字表記、どのような由来と意味があるのでしょうか。
- 万寿果(まんじゅか)
- 蕃瓜樹(ばんかじゅ)
なぜこのような漢字が使われたのでしょうか?
漢字表記の由来は?

「果物」という漢字は「木の物」という木の実をさしたものでした。
でも水菓子だと水分の多いお菓子と勘違いされるようになったため、「果物」や「フルーツ」と呼ばれるようになったそうです。
江戸時代に水分が多かったお菓子って何なんでしょうね?
羊羹? 寒天を使ったお菓子? ぜんざい?
当時の人々はどんなお菓子と勘違いされたのかは、残念ながらわかりませんでした。
さて、パパイヤですが、
ズバリ、この名前は中国語です!
中国語がそのまま日本で広まったので、この漢字表記が使われるようになりました。
どんな意味がある?

では万寿果と蕃瓜樹にはどのような意味があるのでしょうか?
まずは万寿果から。字体を見ると漢方薬にありがちな体に良さそうなイメージですね。
それもそのはず、古代マヤの人々はこのパパイヤの果肉をペーストにして薬として使っていたそうなんです。
正確な漢字の意味についてはよくわかっていませんが、薬として使われていたことからこんな風に呼ばれたのかもしれませんね。
次に蕃瓜樹は中国語からきています。中国語で蕃とは外国の意味で、瓜樹はパパイヤのことなので、外国から来たパパイヤという意味になりますね。
パパイヤの日本名
また日本名で「乳瓜」とも言います。
マンゴーが木からぶらさがっている姿がオッパイに見えるうえ、果実からは白い液体が出るからなんだそうです。
オッパイのようなものから白い液体が・・・これはもう母乳以外に考えられません。このパパイヤがオッパイに見えたのは日本人だけではありませんでした。
コロンブスが大海を航海していた時代なので大昔のことですが、隊員が胃痙攣を起こしたときにインディオがくれたのがパパイヤで、症状がすぐに和らいだことからコロンブスが「天使の果物」と呼び、持ち帰ったことから世界中に広まったといいます。
日本で「乳瓜」と呼ぶように、スペインやポルトガルでは乳房を意味する「ママオ」などと呼ばれているそうです。
パパイヤとパパイアの違い

あれ?パパイヤ?パパイア?どっちが正しいの???
答えはどちらも正解です。ちなみに英語表記は「papaya」です。
「ア」と「ヤ」が両方使われる単語は結構たくさんあります。
- ダイアモンドとダイヤモンド。
- カナリアとカナリヤ。
- ビアホールにビヤホール。
なのでどちらでも良いのですが、やはりパパイヤ鈴木さんの影響でしょうか。
「パパイヤ」と使われることが多いような気がします。
中原めいこさんの歌に「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」という歌ありますが、このフレーズが歌の中で何度か繰り返されます。
でも聞いてみると「パパイヤ」って歌っているように聞こえます。「パパイア」と言ってみてください。

「パパイヤ」になりませんか?
言葉にすると「パパイヤ」になりますが、文字にするときはどちらでも好きな方をお使いください。
まとめ
番外編としてパパイヤにはこんな説もあります。「パパ イヤ」パパが嫌がる果物という意味です(笑)
パパイヤには肝臓の解毒効果をアップさせる働きや、胃の働きを良くする効果もあります。
お酒の飲み過ぎや、ストレスなどで胃が荒れ気味のパパにこそ必要な果物ではないでしょうか。
野菜・果物の漢字表記について