• パキラを大きく育てる方法やコツはある?
  • パキラの挿し木の仕方は?

パキラは、お祝い事などの贈答品として人気の高い観葉植物です。

もらったのはいいけど大きくしたい、幹をもっと太くしたいとお考えの方も多いと思います。

そんなパキラを育てている方にとって、必見の情報をお届けさせていただきます!

 

ぜひ参考にしていただいて、見事なパキラを育ててください。

パキラを大きくするには?

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パキラを大きくするためには、まずはパキラの基本情報を把握しておきましょう。

パキラとはどんな木なんでしょうか?

 

パキラってどんな木?

別名「カイエンナッツ」といいます。

 

https://www.instagram.com/p/Bf7AOo-lT4N/

売られているパキラは、100円ショップにある手のひらサイズのものから2メートルくらいの大きなものがあります。

 

手のひらサイズで2号、店舗やオフィス向きの大きなもので12号です。

 

自然木では10メートルを超える高さにもなる高木で原産地は中南米、台湾では果樹やパルプ材として利用するために輸入されましたが、日本へは観葉植物として輸入されました。

アオイ科属の一種でパキラ属、葉の枚数は5〜9枚くらいです。

日陰でも育ち乾燥や害虫にも強いので、部屋の隅に置いておいても元気に育ち、シンプルでオシャレな見た目も場所を選びません。

 

観葉植物の中でも人気が高いというのも納得ですね!

 

お祝い事に向いてる理由

 
パキラには「money tree」や「発財樹」という別名があり、運気が上昇すると言われている植物です。

その理由は1980年代に台湾から多くのアジア諸国に広まり、活発な取引がされたことで”お金を生み出す木”と呼ばれるようになったからなんだそうです。

 

商売繁盛の意味もあるので、開店祝いなどにはうってつけですね!

 

風水学からも仕事運などの運気が上がるとされ、特に集中力を高める効果があるようなので、仕事場に置いてみてはいかがでしょうか。

 

自宅に置く場合、最も最適なのがリビングと玄関、それに寝室です。

 

いろいろな人が出入りするリビングは”気”が出入りする場所で、隅に気が滞りやすくなり、隅にパキラを置くことで悪い気を追い出してくれます。

 

悪い気の侵入を防ぐなら玄関に、リラックス効果を活かしたいなら寝室がオススメです。

 

育て方の基本

パキラは日陰でも育ちますが、日陰に長時間置いておくと枝葉が折れやすくなったり、葉の色が薄くなったりします。

 

春と秋は陽に当たる場所に置くのがオススメです。

夏の熱い日差しは葉が焼けてしまうので、あまり良くありません。

 

半日陰の場所に置くようにしてください。

 

また冬の寒さにはとても弱く気温が5度以下になると枯れてしまうので、寒い期間は室内に置くようにしましょう。

 

手がかからないとはいっても、美しく育てるにはそれなりに手もかけなければならないようですね。

 

こちらの動画に簡単な説明があります。

 

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パキラは乾燥に強いので、土の表面が乾いてからの水やりで十分です。

あまり水をあげすぎると根腐れを起こしてしまいます。

 

そのかわり水をあげるときは、鉢受けに水が出るくらいたっぷりとあげてください。

 

基本的に害虫には強いのですが、ハダニやカイガラムシには注意が必要です。

 

見つけたら早めに駆除するようにしてください。

 

パキラを大きくする

 
パキラには種から育てた「実生株」と、パキラの一部から増やした「挿し木苗」の2種類があり、大きく育てるには実生株を選んでください。

挿し木苗でも大きくなりますが、成長の速さが違います。

 

この2つの見分け方は、実生株の場合は株元が太くなっていて先端が細くなっていることや、小さいものだと双葉がついているという点です。

 

できれば実生株を選んでください。

 

https://twitter.com/gomamugi7547/status/863645037652922369

パキラを大きくするには肥料が大切なので、成長期である春から秋の間の2ヶ月に1回くらい化成肥料を与えましょう。

 

室温が15度以下になったら成長が止まってしまうので、肥料をあげる必要はありません。

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パキラを大きくするには、成長に合わせて鉢を替えていく必要があります。

葉や茎、根っこなどが鉢植えから大きくはみ出てきたら鉢替えをしてください。

 

替える時期は成長期に入る春先から夏、5〜9月くらいが適していてあまり寒い時に鉢替えをするとパキラが弱ってしまうこともあります。

 

土は初心者なら「観葉植物の土」を、鉢は一回り大きな鉢を選びましょう。

 

「大きくなぁれ!」と願いすぎてあまりにも大きな鉢を選んでしまうと、今度は土がなかなか乾かず根腐れを起こすこともあります。

 

バランスの合った鉢に入れ替えてあげてください。

 

挿し木で幹を太くする

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パキラの育て方の次は挿し木についてです。

挿し木でも幹を太くすることができるのでしょうか?

 

挿し木とは

挿し木とは親の木から繁殖させるためのものです。

根や茎、葉っぱなどから一部を切り取り、土や水などに入れて発根させて繁殖させます。

 

一般的には種からでは増やしにくい観葉植物などを増やすために使われています。また、衰弱してしまった植物を再生できるというメリットもあるんです。

 

一見難しそうですが、わりと簡単にできるのでぜひ挑戦してみてください。

 

挿し木のやり方

挿し木をする時期も、成長期であり温度と湿度が高く成長しやすい5〜7月くらいが最適で、しっかりした緑色で健康そうな枝を選び、10〜20センチくらいを切ります。

この際、剪定ハサミを使い斜めに切ることで繊維を潰すことなく切り落とすことができます。

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斜めに切ることで水分の吸い上げも良くなりますよ。

  • 葉っぱが多すぎると陽が当たりにくいうえに重たくなってしまうので、余分な葉は根元から切り落としてしまいます。
  • 1時間くらい水につけて水揚げをして、切り口に発根促進剤を付け、鉢植えの土に差してください。
  • このとき使う土には挿し木専用の土がありますが、栄養分の少ないバーミキュライトや鹿沼土などもオススメです。

病気などにならないためにも新しい土を使うようにしてください。

 

 

挿し木で幹を太くする

実生のようにずんぐりとした幹にするのはかなり難しいですが、挿し木でも幹を太くすることはできます。

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でも時間がかかります!それを承知の上で取り組んでください。

幹を太くするには剪定作業が大事です。

 

脇芽が出てきたら枝を切っていき、幹だけの状態にしておきます。

 

ちょっと寂しい姿になってしまいますが、これで栄養は全て幹のもの!

 

そのため幹が太くなっていくんです。

 

ただしいつ暫定しても言い訳ではなく、最適なのは梅雨の時期、このときに枝を切ってしまいましょう。

 

かわいそうに見えますが、秋までにはちゃんと新芽が生えてくるので安心してください。そして冬を越して次の梅雨の時期にもまた剪定・・・これを毎年繰り返すことでしっかりとした幹になっていきます。

 

太くするためには肥料や日光も大切ですが、植え替えも必要になります。

 

2〜3年に1回は鉢替えをするようにしてください。

 

まとめ

パキラは100円ショップにも売っている身近な植物で、寒さにさえ気をつければとても育てやすいのが特徴です。

小さなパキラがどんどん大きくなっていくのは、見ていても楽しいですよ。

家に緑が欲しいと思ったら、パキラを育ててみてはいかがでしょうか。

 

パキラ・観葉植物について