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紫陽花は、比較的育てやすい花です。
プランターでも、庭でも育てることができますが、植物ですので当然、手入れが悪ければ枯れることもあります。

また、冬になるとまるで枯れたようになってしまこともあります。
今回は紫陽花が枯れてしまった場合どのように復活させるのか、その対策について調べてみました。
紫陽花は枯れてしまうの?
紫陽花が枯れてしまった場合、復活することができるのでしょうか。

また、枯れてしまう原因はいったいなんでしょうか。
また、冬になると紫陽花は葉を落として茶色になってしまい、まるで枯れたようになってしまいます。
これは本当に枯れてしまっているのでしょうか。
鉢植え、プランターの大きさに問題がある場合
特に花屋で売られている見栄えのいい紫陽花の場合によくあることですが、鉢植えのケースに比べ株が大きいということがあります。
このため、紫陽花は根を十分に伸ばすことができず、根枯れを起こし枯れてしまうこともあります。
これは、花屋さんが、見栄えのいい花を咲かせるために小さめの鉢を選んで、紫陽花を育てることが多いからです。
紫陽花に限らず多くの植物は、厳しい環境におかれた方が大きな花をつけることが多いのです。

「花」は植物にとっては繁殖の器官です。
繁殖に困難な状況になると花が大きくなるため、花屋さんではあえて小さな鉢植えを使うことがあります。
ですので、このよう紫陽花の場合は、大きめな鉢植えに移すことがいいでしょう。
この際には、湿度を調整してくる駄温鉢がお奨めです。
この際注意するのは花が咲いた後、剪定してから移し替えるのがいいでしょう。
水が不十分な場合
紫陽花は梅雨時期に花を開きますが、非常に多くの水分を必要とする植物です。
家庭菜園で、庭などに植えているのであれば、少しくらいの水不足で枯れてしまうことはありません。
しかし、鉢植えやプランターで育てている場合は水不足で枯れる可能性が高くなります。
庭上に比べ土の量が限定されるので、水やりには注意が必要になります。
水やりが不十分のまま、紫陽花を放置しておくと枯れてしまうことになります。かといって、水を過剰にあげすぎると根腐れが起きやすくなり、病気の原因となり、紫陽花が枯れてしまいます。
常に水受け屋、プランターの底から、水が溢れ出すような水のやり方をしていると、紫陽花が枯れてしまう可能性が高くなります。
水は土が80%くらいの感じで水分を含んでいるイメージで溢れないようにやるのがコツになります。
乾いてきたら適宜水をやるようにしましょう。
水のやりすぎに関しては特に気温の高い夏場が要注意です。
過剰な水分が根腐れを起こしやすくします。
植え替えの時期が間違っている場合
花屋さん、園芸店で販売されている紫陽花は花を大きく育てるために小さめの鉢植えを使用しています。
このため、購入した後の紫陽花は植え替えの必要があります。
しかしながら、注意しなければならないのは、植え替えの時期です。
紫陽花の花が咲いている間の植え替えは避けましょう。
この間は、株の栄養は花に回っていますので、株自体が弱くなっています。環境の変化に耐えられない可能性があります。
購入してきた紫陽花の鉢植えを植え替える際は、花が咲き終わった後、剪定を行ってから植え替えるのが枯れるリスクの少ない植え替えの方法です。
日差しが強すぎると枯れたようになります
紫陽花は日差しが強すぎ鶴場合に、葉やけを起こして、葉っぱが茶色と名って枯れているようにみえることがあります。
日差しが強くなる真夏は、紫陽花を直射日光にさらしすぎるのは枯れてしまう危険性を高めますので、避けるべきでしょう。
鉢植えの場合は、特に西日のあたるところにおくのは厳禁です。
夏場の紫陽花は半日くらい日が当たるような東側に置くのがベストであるといわれます。
しかし、庭に植えてしまうと紫陽花を移動できませんね。
この場合は、遮光ネットや簾などで、直射日光が紫陽花に降り注ぐのを避けるようにしていきましょう。
冬になって紫陽花が枯れてまったようになった場合

紫陽花は冬には落葉します。
茶色い枝ばかりの枯れたような姿となってしまいます。
しかし、これは決して枯れているわけではなく、紫陽花はきちんと生きています。中では開花にむけて芽が準備され、春になれば芽を出します。
枯れているように見えても枯れているわけではないのです。
冬に枯れた後でも来年には復活させるコツ

紫陽花は冬になると葉を落とします。
時期は場所によって異なりますが概ね11月頃です。
このとき、確かに枯れたように見えますが、よく見ると枝先では花芽の分化が進んでいるのです。
この分化は12月頃まで続きます。
この状態の紫陽花は生きているのです。
しかし、枯れているように見える紫陽花が本当に冬の寒さのために枯れてしまうこともあります。
紫陽花にとって、低気温状態で風にさらされるのは、枯れる危険性が増える環境になります。
冬場の冷たい風にさらされ続けると、枯れたように見える紫陽花が本当に枯れてしまう場合もあります。
紫陽花の種類によっては、特に寒さに弱い種類があります。
ヤマアジサイは、枝が細く寒さに弱いので冬場には冷たい風があたるような場所には置かないようにしましょう。
紫陽花は冬になると休眠期に入ります。休眠期は2月くらいまで続きます。
休眠のときの要注意はやはり風に当てないことです。よって、冬はかえって雪の降らないエリアの方が、紫陽花が枯れてしまうリスクが大きいのです。
冬場の紫陽花の手入れの方法
紫陽花は冬場でも鉢植えの移し替え、庭上への変更などができます。
ただし、エリア的には関東地方よりも西の方の気候エリアを前提とした場合です。
それ以外の地域では春になるまで、移し替え作業はやらないようにしましょう。
冬場の紫陽花は、庭上などでは水やりは必要ありません。
鉢植えでもさほど水をあげる必要はなくなります。ただ完全に土が乾いてしまうのは避けねばなりませんので、その点は注意してください。
また、肥料をしっかりあげることで、紫陽花に冬を安全にすごさせることができます。
12月から2月の休眠中でも有機肥料などを適宜与えることで、枯れてしまうリスクを避けることができます。
肥料上げは、庭上でも鉢植えでも同じように行っていく方が、冬場を乗り切り、紫陽花を枯れさせてしまう危険性を下げることになります。
また、鉢植えなどの場合は冷たい風の吹きさらす場所に紫陽花を置くことは避けましょう。
冬場の紫陽花の注意のまとめ
紫陽花は冬場になると、葉を落としまるで枯れてしまったように見えますが、決して枯れているわけではなくその内部では春の芽吹きに備え準備をしているのです。
しかし、冬場に紫陽花が枯れてしまうリスクがあるのは確かです。
紫陽花はとくに冬場の冷たい風が苦手です。この風の当たらない環境で育てるようにしましょう。鉢植えなどは置く場所に十分な配慮が必要です。
また、葉が落ちて枯れてしまったように見える冬場でも植え替えは可能ですが、それは関東より西のエリアでのことです。
それよりも気候的に寒いエリアの場合は、植え替えは貼るまで避けましょう。
またキチンと肥料を上げることは、紫陽花が冬場の休眠中に枯れるリスクを下げることになります。
このように枯れてしまうリスクを避けて、紫陽花の花を楽しむようにしていきましょう。
あじさい・紫陽花について