• 今、引きこもりの40代女性が急増している
  • 引きこもりの独身女性や主婦、無職の理由とは?

独身女性だけでなく、主婦でも増えているという40代女性の引きこもり。

その原因とはいったい何なのでしょうか?

引きこもりの40代・女性が急増

引きこもりの定義とは、『6ヵ月以上自宅に引きこもり、社会参加しない状態が続いていること』となっています。

 

引きこもりが増えていると社会問題にもなっていますが、近年では中年層の引きこもりが増えているといいます。

 

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40歳以上の引きこもりは、100万人以上ともいわれているのです。

 

また、その中には、独身女性だけでなく、主婦の引きこもりもいるといいます。

 

独身女性に増えている、女性の引きこもり『SNEP』とは?

今回のテーマは、40代女性の引きこもりとなっていますが、まずは独身女性に増えているという『SNEP』についてお話していこうと思います。

 

みなさん、『ニート』という言葉はご存知ですよね?

 

15~34歳までの若年無業者のことで、家事や通学、仕事をせずに、職業訓練なども受けていない人のことを指します。

 

これに対して、『SNEP(スネップ)』という言葉があるのをご存知でしょうか?

 

SNEPとは

  • Solitary Non-Employed Personsの頭文字を取って、『孤立無業者』を指す
  • 20歳以上59歳以下の未婚の無業者のうち、普段ずっと一人でいる、もしくはいっしょにいるのが家族以外にいない人のこと

これは、東京大学社会科学研究所の玄田有史教授により発表された概念です。

 

簡単にいえば、無職で独身である家族以外の人と関わらずに生きている男女のことをそう呼んでいます。

 

最近では女性の引きこもりが増えていることから女性SNEPと呼ばれ、テレビの情報番組でも特集を組まれるほど、今注目されているといいます。

 

男性に比べると女性の方がコミュニケーション能力が高いといわれていますが、こういった背景には社会的な要因があるのだとか。

 

引きこもり(SNEP)になりやすい人の特徴とは

独身女性にも増えているという女性の引きこもり(SNEP)ですが、どのようなタイプの人がなりやすいといわれているのでしょうか。

 

女性だけでなく、男性にもいえる特徴にもなりますが、どのようなものがあるのかまとめてみました。

 

SNEPになりやすい人の特徴

  • ストレスを抱えやすい人
  • 逃げ癖のついている人
  • 大きな失敗を経験したことがある人

このようなタイプの人は、引きこもり(SNEP)になりやすい傾向にあるといいます。

 

ストレスを抱えやすい人

社会にでると、職場や取引先などさまざまなことで理不尽な出来事に出くわし、ストレスを感じることも多くなります。

 

上司に注意されることもあれば、だれかに陰口をたたかれることもあるかもしれません。

 

そういったことをいつまでも引きずり気にしたままで、ずっとストレスを抱えたままでいるような人は、要注意です。

 

友人や同僚とお酒でも飲んで話をしてスッキリしよう!と気分転換できればいいのですが、ずっとストレスを解消できないような場合は、やがて仕事や人間関係に苦痛を感じて、誰とも関わりたくないと思ってしまうようになります。

 

逃げ癖がついている人

仕事や人間関係でのちょっとしたトラブルも、面倒だといってその問題を放置ししまう、そんな逃げ癖のついている人も注意が必要です。

 

ひとりで過ごす方がいいと、社会から距離をおくようになり、やがて引きこもってしまうことにもなりかねません。

 

大きな失敗を経験したことがある人

仕事やプライベートで、大きな失敗をしてもそれを乗り越えて、前向きな気持ちになれるのであればいいのですが、大きな失敗がトラウマになってしまった場合、心に大きな傷を抱え疑心暗鬼になってしまうこともあります。

 

社会に出ることや人と接することなどが次第に怖くなってしまい、やがて引きこもりになってしまうというケースもあります。

 

女性の引きこもり(女性SNEP)になってしまう原因

引きこもりは、どちらかというと男性の割合の方が多く、また、コミュニケーション能力も女性の方が高いので、孤立しづらい傾向にあるといわれてきました。

 

ですが、これからお話する原因は、社会的な問題が大きく関わっているといえるのではないでしょうか。

 

女性SNEPが増えている原因となるもの

  • 離婚
  • 介護

この2つが挙げられます。

 

離婚すると経済的に自立しづらい

昔に比べると、バリバリ働く女性が増えてきていますが、それでも結婚や出産を機に退職をして専業主婦になったり、パートに仕事を変えるという方が多いですよね。

 

そんな女性が離婚となると、経済的に自立することが難しい傾向にあるといいます。

 

帰れる実家があれば実家に戻る方もいるかもしれません。

 

ですが、なかなか仕事が見つからない、離婚したことを周りに知られるのが恥ずかしいなどといった理由から、だんだん社会と距離を置くようになってしまい、孤立してしまうことがあります。

 

介護に時間を取られてしまう

自分の親や義両親など、介護をしなければならなくなった場合ですね。

 

ただでさえ、介護をするということは、体力的な面だけでなく身体的にも大きな負担がかかります。

 

それに加えて、自由な時間がなくなってしまったり、次第に社会とも断たれた生活を送ることになってしまうことも。

 

そのような生活を送っているうちに、自然と引きこもりになってしまったというケースもあります。

 

主婦の引きこもりが増えている理由は?

夫婦3組のうち1組が離婚する、そして、高齢化や家族に重くのしかかる介護の問題など、今の現代で問題視されている点も、女性の引きこもりが増えている要因になっているのですね。

 

ですが、女性の引きこもりは、なにも独身女性だけに限ったことではありません。

 

主婦の場合でも引きこもる女性が増えているといいます。

 

子供が有無や年齢によって、引きこもりの原因はさまざま

主婦の引きこもりの原因は、子供がいるいない、また、子供の年齢など、主婦の年代によってもさまざまな原因があるようです。

 

子供が乳幼児など小さい場合

子供が乳幼児などまだ小さい場合には、授乳や子供が寝ていることも多いので、ちょっとしたお出かけも大変な場合がありますよね。

 

なかなか寝てくれない子や夜泣きがひどくて、ゆっくり寝ることができないといったこともあるでしょう。

 

また、一人目のお子さんの場合だと、わからないことだらけで戸惑うことも多く、うまく息抜きすることができなくていっぱいいっぱいになってしまうこともあります。

 

子供が小さいと、お出かけするときには荷物も多くなりますし、子供がグズって手がつけられない、周囲の目が気になるなどもあり、外に出るのが面倒で引きこもってしまうというケースも。

 

子供が就学すると母親同士の付き合いも大変

子供が大きくなって外に出ることが多くなると、公園や幼稚園、小学校などでママ同士の付き合いが増えるようになります。

 

公園で遊ぶ程度の付き合いであれば、子供が楽しんだらすぐに帰るなどの対処法がありますが、幼稚園や小学校に入るようになると、そうもいかなくなることも。

 

PTAなどの役員をするようになったり、仲の良いお友達のママとの付き合いも何かとしなければなりません。

 

育児など相談ができたりいい面もある一方で、気を遣ったり面倒な部分も出てくることもありますよね。

 

子供が関わっているだけに、ないがしろにするということもできずに、うまく付き合おうと頑張ってしまうママもいることでしょう。

 

そうしているうちに、精神的に疲れてしまいなるべく関わりたくないと、家に引きこもってしまうという場合もあります。

 

子供がいない主婦の場合

子供がいない主婦の場合でも、引きこもってしまうこともあります。

 

ご主人が仕事で家にいない間は、家事や食事の支度をしておけば、それ以外は自由に使える時間という方も多いでしょう。

 

ご主人の帰宅が遅かったり出張が多いなどといった場合には、ゆっくりできる時間もさらに増えてダラダラしてしまうということもあるのではないでしょうか。

 

そうした習慣が身に付いてしまい、引きこもりへと発展してしまうことも少なくないようです。

 

40代になると更年期も引きこもりの原因に

女性の引きこもりにはさまざまな要因がありますが、40代半ばになると更年期という問題も引きこもりになる大きな原因になることも。

 

人によって更年期の症状が出る時期には違いはありますが、40代半ばで更年期の症状が出始めて、精神的に不安定になり、引きこもりになってしまうということもあります。

 

引きこもりの独身女性や主婦、無職の理由とは?

引きこもりとなってしまった原因にもさまざまなものがあるように、無職の理由もさまざまなものがあるでしょう。

 

病気や介護をしている場合は、働きたくても働けないということもありますよね。

 

人間関係のトラブルが原因となった場合には、人と関わるのが怖いという気持ちが邪魔をしていることもあるかもしれません。

 

引きこもりが続くと起こりうる問題

引きこもりの生活が続くと、精神的に影響が出たり、今後の生活にもさらなる問題が起きることもあります。

 

引きこもりがもたらす問題とは

  • うつになりやすい
  • 社会復帰が難しくなる
  • 生活が破たんしてしまう可能性もある

 

うつになりやすい

接する人が家族しかいないなど、交友関係の狭さによってうつ病になりやすいといわれています。

 

友人など家族以外の人に相談に乗ってもらったりいろいろな意見を聞くことができれば、気分転換になるだけでなく、気持ちの整理やアドバイスによって気持ちの変化に良い影響を与えてくれることもあります。

 

一方で、家族しか接点がないと、一定の価値観に縛られやすいため極端な思考に陥りやすくなり、うつ病などの精神疾患を引き起こしやすくなってしまいます。

 

社会復帰が難しくなる

引きこもりが長期化すると、その期間が長ければ長いほど、社会復帰が難しくなってしまいます。

 

空白の職歴期間が長くなるだけでなく、家族だけしか接点がないという場合には、コミュニケーション能力が落ちてしまい、精神的にも打たれ弱くなることも。

 

そのようなことから、無事に就職できたとしても、挫折しやすくなったり仕事を続けるのが難しくなってしまうということもあります。

 

生活が破たんしてしまう可能性がある

実家に頼っている引きこもりの方は、経済的に自立してない方が多いかもしれません。

 

親が養ってくれているというからと今は安心かもしれませんが、当たり前ですが、親だって年を取ります。

 

病気をしたり何が起きるかわかりません。

 

病気をすれば治療費がかかりますし、使い続ければいつかはなくなってしまいます。

 

引きこもりが長く続けば仕事に就くことも難しいので、経済的に自立できなければ、生活が破たんしてしまう可能性が高い確率で起こるといえます。

 

ネットを活用して脱・引きこもり

引きこもりには、人それぞれさまざまな原因があります。

 

経済的な心配があっても、社会復帰を考えていても、行動を起こすことは簡単なものではないでしょう。

 

でも、ちょっとだけ、今の生活からほんのちょっとでも、前に進むためにできることがあればチャレンジしてみませんか?

 

ネットを活用して引きこもりから抜け出そう

  • ネットで仕事を探してみる
  • ネットで友達作りをしてみよう

ネットが発達してる現代、外に出て人に合わなくてもいろいろなことができます。

 

ネットがあれば、家にいながら仕事探しも友達作りもできますよね。

 

仕事といっても外で働くのではなく、在宅での仕事も数多くあります。

 

友だち作りなら、ネットを使って同じ趣味などの人と交流することもできます。

 

同じような引きこもりの人と知り合い、励まし合うことだってできるかもしれません。

 

介護を誰かに頼るという選択肢も

もし介護をしているのなら、自分一人で頑張らずにヘルパーに頼るなど、ほかの誰かに頼ってみましょう。

 

ほんの数時間でも、1人の時間が持てると気分転換にもなります。

 

ケアマネジャーさんと話す機会を設けるのも大きな助けになるはずです。

 

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