- ドレスコードがスマートカジュアルなら男性は?
- 夏・冬のおすすめな着こなし6選を紹介!
ホテルやレストランの食事に行く時、服装の規定が決められているところがありますよね。服装の規定を「ドレスコード」と言います。
ドレスコードには「正装」や「準正装」などの種類がありますが、その中で「スマートカジュアル」という種類があります。
今回は男性のスマートカジュアルについて、どんな着こなしがあるのか、夏冬編を紹介します。
スマートカジュアルな服装とは?
スマートカジュアルは、ドレスコードの位置付けで言うと、正装、準正装、略礼装の次に来ます。その次にビジネスカジュアル、カジュアルと続きます。
正装や準正装のようなカチッとした服装とは違って、カジュアルでいいのですが、あまりカジュアル過ぎてもよくないというのが、「スマートカジュアル」の位置付けです。
結婚式の二次会や少し高級なレストランに行く時の服装と考えておくと良いでしょう。
男性のスマートカジュアルで必要なアイテム

スマートカジュアルの着こなしでは、ジャケットとパンツを別に組合せるのが基本です。
ビジネススーツは上下が同じ生地でできてますが、それとは違い、ジャケットとパンツは別の生地にすることで、カジュアル感を出していきます。
ただ、品性を失わないようにするには、質や仕立てにこだわっていきましょう。
ジャケット
スマートカジュアルで欠かせないのは、ジャケットです。ウールや麻などでテーラードの仕立ての良いものを選びましょう。
ブラック、グレー、ネイビーの無地で落ち着いた色が無難です。着回しも良いので、一着あると便利ですね。
シャツ
シャツはドレスシャツを使用しましょう。スマートカジュアルの場合、ノータイスタイルのこともあります。
ビジネス用シャツでは、華やかさに欠けますので、ホテルやレストランの場に合わないことがあります。
白シャツが基本となりますが、ジャケットの色に合わせて紺やネイビー、またチェックやストライプでオシャレ感を出すのも良いでしょう。
ネクタイ
ジャケットやシャツでビジネスとは違いが出るので、ネクタイはビジネス用でもOKですが、色や柄など明るいものにすると雰囲気が変わります。細身のナロータイもビジネスタイとは違って、オシャレな雰囲気を出せます。
他にニットタイもおすすめです。ニットタイではボーダーやドット、パステルカラーなどもあり、遊び心を出せますね。
パンツ
スマートカジュアルで基本のパンツは、スラックスかコットンのパンツです。スマートなシルエットのノータックスラックスがおすすめです。
またはチノパンのようにカジュアルなものでも、清潔感があれば大丈夫です。色は、ブラック、グレー、ネイビー、ベージュなど落ち着いた色が良いでしょう。
チェックや千鳥格子などの柄物に挑戦してもよいでしょうが、かならずジャケットとの相性で選びましょう。
靴
最近は、スニーカーを合わせるスマートカジュアルもありますが、やはり革靴が無難でしょう。
正装に合わせるようなストレートチップ・プレーントゥも合いますが、よりカジュアルにしたい場合はモンクストラップやウィングチップを選ぶと、オシャレな雰囲気を出せます。
色はブラック、ネイビーが基本で、ライトブラウンで遊ぶという感じです。
小物
ポケットチーフを使ったり、ノータイスタイルでチーフを首に巻いたりというテクニックもあります。
ポケットチーフを使うなら、ネクタイと同じ色柄でまとめると、カジュアルな中にもフォーマルな印象を出せます。
チーフを首に巻くなら、全体を落ち着いた色でチーフは明るい色でアクセントをつけると華やかです。
男性のスマートカジュアル 夏のおすすめ3選
1.ベージュとネイビーで涼しげに
ベージュの麻ジャケットに淡いネイビーのシャツと濃いネイビーのスラックスを合わせると、夏らしい涼しげな印象になります。
シャツはホリゾンタル襟にすると、ノーネクタイで第一ボタンを外しても襟がしっかりしているのでだらしなく見えず、品の良い印象を与えます。
靴を黒にすると、引き締まって見えます。またはダークブラウンにして、ビジネスっぽい感じから、少しカジュアル感を出してもいいでしょう。
2.柄もののシャツやネクタイに挑戦
グレーのテーラードジャケットにウィンドウペンチェックのシャツを合わせます。ウィンドウペンチェックは窓枠のような格子柄のチェックです。
イギリスの伝統的な柄の一つで、柄物ではクラシックでトラディショナルな印象を与えるので、存在感がありつつ上品ですっきり感も出ます。
そこにドット柄のニットタイを合わせてみると、オシャレ感がアップします。パンツもニットタイと同じネイビーで統一してみましょう。
3.スニーカーで軽やかさを
黒のテーラードジャケットにネイビーの麻シャツと綿のホワイトパンツ合わせると、爽やかさとキッチリ感を出すことができます。
黒のジャケットとネイビーのシャツで上が重い感じになりますが、ノーネクタイで軽やかさを出しましょう。また、靴も革靴では重たい印象になりますので、スニーカーを合わせてみると良いでしょう。
スニーカーはバルカナイズ製法のクラシカルなタイプで、色は黒にしてジャケットと統一すると、すっきり感が増します。
男性のスマートカジュアル 冬のおすすめ3選
1.Vネックのセーターをうまく活用
ウールのネイビーテーラードジャケットとグレーのスラックスを合わせると、ジェケパンの基本スタイルです。
シャツは淡い色にし、ネクタイをニットタイにして、少し軽めの印象にします。そこにVネックのセーターを着ても良いでしょう。その時は、チェック柄のシャツにすると華やかさと遊び心を演出できます。
Vネックのセーターを着ると、シャツが見える面積が少ないので、派手な色や柄で遊ぶことができます。また、ノーネクタイでもカチッとした印象になります。
2.スーツにはタートルネックでカジュアルに
ヘリボーン柄のスーツにオフホワイトのタートルネックの組み合わせは、カジュアルで落ち着いた雰囲気を出します。
ヘリボーン柄はトレンドに左右されない定番の柄です。インナーの色合わせがしやすいネイビーや大人の風格が出るグレーがおすすめです。
スーツでも、インナーをタートルネックにすれば、カジュアルさが増してスタイリッシュな冬のスタイルを手軽に演出することができます。
3.ニットベストで柔らかな雰囲気を
ネイビーのウール無地ジャケットとグレーのスラックスを合わせます。ホワイトシャツでネイビーとレッドのペンシルストライプのネロータイを締めれば、かなりクラッシクな印象がつくれます。
プラスでホワイト地に黒のチェック柄のニットベストを合わせれば、キッチリ感がありつつ柔らかな雰囲気も出てきます。ネイビー、グレー、ホワイトの組み合わせが秋冬スタイルでも、爽やかさを引き立ててくれます。
まとめ
いかがでしたか。スマートカジュアルの定義は幅が広くて悩むところもあります。
まずはホテルやレストランなどの食事をする場所を最初にチェックして、場所の雰囲気を理解しておくのも服装を決める上では必要かもしれません。
そして、基本のアイテムを押さえれば、色や柄の組み合わせを自分なりに考えるのも楽しいと思います。
肩肘張らず楽しんで着こなしを考えてみてくださいね。
ドレスコートごとの女性・男性の服装