- 海の巨大な生物は怖いと話題に!
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実に海には地球上の90%以上もの海洋生物が棲んでいると言われています。
しかし、現段階においては、未だ10分の1の生物の調査もなされていないそうです。
それほど海洋生物は多種多様に存在しており、中には知られざる巨大生物も多く存在しているのです。
今後、さらに技術や研究が進み、新種の海洋生物が発見されるかもしれません。
ここでは、海の巨大な生物に焦点を当て、日本国内や海外の巨大生物と言われる海洋生物をご紹介したいと思います。
シロナガスクジラ
https://youtu.be/GmK1XjaUB_4
シロナガスクジラは体長約34m、体重200トンもの巨体であり、地上最大の海洋生物であると言われています。
実際に、夏季になると、1日に4000万匹のオキアミを餌として食べます。
シロナガスクジラの生態は?
シロナガスクジラは、鯨偶蹄目ナガスクジラ科ナガスクジラ属に属しています。
現存している海洋生物の中において最大の動物種であることに加え、地球上にかつて存在を確認されている恐竜を含めたとしても、世界最大の生き物であると言われているのです。
そんなシロナガスクジラは世界の全海域に生息しており、回遊魚として知られています。
夏は餌となるオキアミが豊富にある北極海や南極海に回遊し、冬になると熱帯や亜熱帯にまで回遊し、繁殖活動を行っているのです。
シロナガスクジラの主食はほぼオキアミです。1日に食べる量も測り知れないほど多くなんと4トンものオキアミを食べるのです。
繁殖活動はメスは2~3年に一度のペースで出産し、体長7mほどにもなる子を産みます。
シロナガスクジラの寿命は、体が大きい為、その分とてつもなく強いことから、実に寿命は100~120年とも長寿な人生を送っています。
シロナガスクジラは海洋生物の中で一番強い?
シロナガスクジラは人間と同様に哺乳類に属します。しかし、マッコウクジラの方が強い生物であると言われているのです。
その理由は、マッコウクジラには歯があり、主食とするものがダイオウイカだと言われているのです。
シロナガスクジラの主食はオキアミという小さなエビである為、食べているものからして、マッコウクジラの方が強いという説が流れているのです。
これについては明確な事実はないとされています。
その他、海洋生物の中でもキラーホエールとして恐れられているのは海のギャングであるシャチです。
シャチは動物界で言うライオンのような存在で、常に群れをなして生活を送っています。その為、マッコウクジラと戦うこともあるそうです。
大人のシャチは体長6mほどで、大人のマッコウクジラの体調は17mほどあります。
いくら群れで泳いでいるシャチでも、さすがにその大きさには圧倒され、襲いかかることも難しい為、子供のマッコウクジラを狙うことの方が多いそうです。
このようなことから、さらに巨体であるシロナガスクジラには、どんな海洋生物も挑んでいくことは難しいということなのかもしれません。
やはり、体の大きいシロナガスクジラが海洋生物の中でも最も最強な生物であると言えます。
ダイオウイカ
ダイオウイカは、浜辺に打ち上げられたり、漁船に絡みつき捕獲されるなどといったことが時々ニュースにも流れることのある巨大なイカです。
一度はテレビを通じて見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
ダイオウイカは、海洋生物の中でも最大の無脊椎動物として、体長18m、体重900kgという巨大生物です。
ダイオウイカの生態
ダイオウイカは、ダイオウイカ科に属し、日本で発見されている個体は体長3~4m、触腕までの長さを含めると約6.5mもの巨体となります。
ダイオウイカは南方海域の深海に生息していると言われており、海外において発見されるダイオウイカは体長18mにも及ぶそうです。
ダイオウイカは肉食性である為、自分よりも小さな魚などを餌としています。
ダイオウイカの天敵はマッコウクジラとされており、実際にマッコウクジラの胃の中には、ダイオウイカの軟骨が発見されているといいます。
ダイオウイカが生息するのは太平洋、大西洋、小笠原諸島です。
深海に住む生物である為、詳しい生態までは明確にされていません。アンモニア臭が強い為、食用には適していません。
ダイオウグソクムシ
ダイオウグソクムシは、深海に住む巨大なダンゴムシです。
昆虫にいるあの小さなダンゴムシを驚くほど巨体とし、体長が最大50cm近くとなるものがダイオウグソクムシです。
ダイオウグソクムシは、深海を掃除する生物として知られています。
深海に棲む生物である為、そもそも食べるものがないことから、飢えにも強くなっています。
かつて鳥羽水族館にて飼育されていた個体が、5年と言う長い年月を絶食で過ごし、その結果死亡したと言われたニュースはまだ皆さんの記憶には残っているのではないでしょうか。
ダイオウグソクムシは節足動物
ダイオウグソクムシは虫という名がつきながらも海洋生物であり、しかし、節足動物として扱われる生き物である為、その中でも最大の生き物とされています。
足は7対14本で体重1kgとも言われています。尾びれとひれ状の腹肢が発達している為、背泳ぎを得意としています。
刺激を与えることで尻尾を振り上げ、臭い胃の内容物を出し、敵に対抗する姿勢を見せます。
生息場所は大西洋とインド洋の海底170~2500mもの深海に生息しています。
ダイオウグソクムシの生態の詳しいことは分かっておらず、寿命も不明です。
ナガスクジラ
https://youtu.be/P0rN8EQg0dg
ナガスクジラは、シロナガスクジラに次いで大きな体を持つ巨大海洋生物です。
流すクジラの大きさは体長20~26mにもなり、細長い体型でありながらも体重が30~80トンもの重さがあります。
クジラの中でも大きな部類になります。
ナガスクジラの特徴
ナガスクジラの体色は濃いグレーをしています。そしてお腹は白く、模様も入っています。突然変異により、丸い個体も存在します。
ナガスクジラは、海の中も高速スピードで泳ぎ、小魚やプランクトンを食べます。
餌に含まれる水分が多い為、排尿や排泄の回数が多いです。
クジラの中でも大きな個体となりますが、捕鯨技術が発達し、乱獲の対象となっている現在、絶滅危惧種となりました。
現在、全世界においてナガスクジラの捕獲は全面禁止とされています。
ジンベイザメ
ジンベイザメは、世界最大の魚として、体長は最大13.7mという大きさのものが発見されています。
口幅はなんと1.5mもあり、この大きな口でプランクトンや小魚を丸のみして餌を食べています。
こんなに巨大な魚でありながらも、性格は通常のサメとは異なり、とてもおとなしいと言われています。
実際には飼育環境下においては飼育が難しく、現在、日本では、大阪の海遊館、沖縄の美ら海水族館にてジンベイザメの姿を見ることができます。
ジンベイザメは世界で一番大きな魚と言われる
ジンベイザメは、世界で最も大きな魚として知られています。
これまでに体長12mを超えるジンベイザメが実際に見つかっているのです。
ジンベイザメは、サメという言葉から連想すると、やはりとても怖い海洋生物に思えます。
しかし、ジンベイザメの主食は小さなプランクトンだけである為、他の魚や人に対し、何らかの危害を及ぼすことは聞いたことがありません。
基本はとても穏やかな性格を持つ生物であることは知られています。
ジンベイザメの生態
ジンベイザメは、深海ではなく、海の浅い場所を好んで生息しています。
これは、海水温の関係と、深海はとても冷たく、ジンベイザメにとってとても厳しい海洋環境となるのです。
ジンベイザメは餌を獲る為に深海へ行かなくてはなりません。
その冷たい深海を耐えぬくために、ジンベイザメは、60%もの時間を暖かい海で過ごしているのです。
これは、自身の体温保持の為だと言われています。
オニイトマキエイ
オニイトマキエイは、ダイバーにとても人気の魚です。
体長は最大8m、体重は3トンもあり、性格はとてもおとなしく人懐っこくもあり、ダイバーの被写体として、ぜひ遭遇したい海洋生物のひとつです。
ブラックマンタはダイバーの間でも人気!
特にお腹が黒色をしている通称「ブラックマンタ」はダイバーの中でも最も人気の高いオニイトマキエイとして知られています。
オニイトマキエイは、海の表層や中層を単独又は小さな群れをなし、遊泳しながらもプランクトンを食べながら泳いでいます。
特にプランクトンが多いところでは、泳ぎ回り、餌となるプランクトンを大量に食べています。
水面をジャンプする姿は、何かに驚いたり、自身の身体に付着した寄生虫を落とすために行っていると言われています。
ミナミゾウアザラシ
ミナミゾウアザラシは、哺乳綱鰭脚目アザラシ科の動物です。
体長は、オスは約6m、体重は4トンにもなり、メスは2.5m、体重は3トンにもなります。
ミナミゾウアザラシの生態
ミナミゾウアザラシは、南極海に分布し、サウス・ジョージア島などで繁殖活動を行っています。
基本的には大回遊をしない生物です。
マッコウクジラ
https://youtu.be/_PG6mbuukrU
マッコウクジラは、クジラ目、ハクジラ亜目、マッコウクジラ科に属しています。
海洋哺乳類の中でも最も大きく、歯がある動物で世界最大の生物と言われています。
マッコウクジラは、体長約18mもの巨体を持つ生物です。
オスは体長18mほどの大きさであり、メスは11~12mの巨体となっています。
とても角ばった頭部となっており、外洋に生息しています。
実際には、深海に適したクジラとして、一生涯においてその3分の2は深海を好んで過ごすそうです。
呼吸で酸素を補給し、その後、3000mもの深海において1時間近く潜っていられるそうです。
マッコウクジラの特徴
マッコウクジラのオスの頭部は、体長の3分の1ほど大きくなります。
脳の大きさは約7kgであると言われています。
マッコウクジラの生態は?
マッコウクジラは北極から南極まで、世界の海に生息しています。
日本においては、小笠原諸島近海に定住していると言われています。
また北海道の知床半島近海において、オスのマッコウクジラが確認されています。
世界の海においては、カイコウラ沖の他、イオニア海など、地中海にも生息していることから、マッコウクジラは回遊魚であることが分かります。
マッコウクジラの潜水能力
マッコウクジラは、一生涯の3分の2を深海で過ごします。その為、3000mもの深海に簡単に潜ることができるのです。
また、潜水を行う為には、肺の中を空にしておかなければなりません。
肺の中に空気が入っていると、水圧の変化により、空気が気泡化し、中毒になる恐れがあるのです。
しかし、そんな中でも、マッコウクジラは1時間以上も長時間に及ぶ潜水が可能となるのです。
これは、マッコウクジラの全身の筋肉には、ミオグロビンという細胞を持っているからです。
ミオグロビンは、酸素を蓄えることができ、この為、一時間、無呼吸の状態でも潜水をすることができるのです。
マッコウクジラの餌は?
マッコウクジラは、イカを餌としています。
また、マッコウクジラが捕食するイカは、中深層に生息しているクラゲや巨大なイカであるダイオウイカを餌としています。
ホオジロザメ
https://www.facebook.com/amaukua/videos/10153621649200955/
ホオジロザメは、誰もが恐れる人食いザメとして知られています。
体長は6.4m、体重は3トンという巨体です。
ホオジロザメの生態
ホオジロザメは、ネズミザメ科ホホジロザメ属に属しているサメです。
ホオジロザメは、他のサメと比較しても、体全体は白い為、その名前が付けられたと言われています。
体型は流線紡錘型で、鼻先が尖っていて、尾びれは三日月型をしています。
ホオジロザメは、推定体長7m以上もの個体が捕獲されていることから、実際にはさらに大きな個体が存在することが想像できます。
サメの中では、ジンベイザメやウバザメに次いで大きいサメです。
メスの方がオスよりも身体が大きい上に、身体能力が優れており、時速60km近くで泳ぐことができるそうです。
ホオジロザメの特徴とは
ホオジロザメはその大きな口に生える三角形の鋭い歯が印象的です。
その歯の長さは約7cmにも及び、この大きな歯が上あごに20個並び、下あごの歯は上あごの歯よりも小さめで同じく20個並んでいます。
この歯列が3列にも渡り、古くなって抜けおちることもあります。その際は、さらに下から歯が生えてくるのです。
三角形の歯は、鋭いギザギザが付いている為、獲物の肉を切り裂いて食べることができるのです。
食性については肉食となり、浜辺近くで休んでいるアザラシ、そしてオットセイを襲い、餌とします。
ホオジロザメの生態は?
ホオジロザメは亜熱帯や亜寒帯の海において、世界中に生息しています。
日本では、北海道から沖縄にかけ、太平洋側でも日本海側でもホオジロザメが確認されています。
ホオジロザメは、格好の餌場となっている沿岸の浅い水深を泳ぎ、アザラシやオットセイを狙っているのです。
また、3~5月はホオジロザメの出産時期である為、沿岸部に近付くことが多くなります。
実際に海水浴の際に人間が襲われるという事故は起こっています。
ホオジロザメは単独生活を行い、獲物を捕らえる際は、奇襲攻撃を行い、獲物を捕獲します。
リュウグウノツカイ
https://youtu.be/VIuVlMlPh04
リュウグウノツカイは、アメリカ西海岸に漂着した個体として知られています。
これは、古くから知られている深海魚となり、その大きさや形態は、多くの方に強い印象を与えています。
リュウグウノツカイの生態は?
リュウグウノツカイは、太平洋やインド洋、大西洋といった世界の海の概要に広く生息しています。海底から離れた中層を泳ぎ、単独生活を行う深海魚です。
本当の生息地は、外洋の深海で、まず人間に対し姿を見せることはありません。しかし、そのもの本来の姿はとても特徴的です。
実際に生きて泳いでいる姿を撮影した記録が乏しい為、リュウグウノツカイについての生態は解明されていないことがほとんどなのです。
リュウグウノツカイの食性は?
リュウグウノツカイの食性は、胃内容物の調査で、プランクトンを食べていることが推測され、オキアミや甲殻類を捕食しています。
リュウグウノツカイの特徴
リュウグウノツカイは、全身が銀白色であり、薄灰~薄青色で、背鰭・胸鰭・腹鰭の鰭条はとても鮮やかであることから、「リュウグウノツカイ」と名付けられたようです。
体長最大11m、体重湯272kgと、硬骨魚類の中で世界最長の記録を持っています。
まとめ
いかがでしたか?海の巨大海洋生物についてご紹介しました。
このように見てみると、日本国内や海外と比較しても、どこの世界の海にも巨大生物が生息していることが分かりますね。
中にはホオジロザメといった危険生物も含まれています。
しかし、実際に海の巨大な生物に遭遇するようなことがあれば、何事が起こってもおかしくありません。
まずは自身の身の安全を確保し、巨大生物を観察するようにしてくださいね。
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