• ジンギスカンは何の肉?
  • 羊肉は成長過程で呼び名が違う?
  • ジンギスカンに使う肉はどっちの肉?
  • 北海道ではお花見や海水浴でもジンギスカン?

ジンギスカンと聞くだけで中央が膨れ上がった専用鍋に独特のたれをつけて食べる羊肉を連想される方が多いのではないでしょうか。

ジンギスカンに使われる肉は羊肉で他の動物肉に比べヘルシーであり最近は旅番組やガイドブックなどにも取り上げられています。

今回はジンギスカンについてまとめてみました。

ジンギスカンは何の肉?

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ジンギスカンはどんな料理?

ジンギスカン(料理)は中央がドーム状に膨れ上がった専用鍋に薄切りの羊肉と野菜を焼きたれに絡めて食べる料理ですね。

 

北海道で焼肉といえばジンギスカンというほどお手頃で味わいの深い羊肉の人気は高く、札幌にあるジンギスカン有名店などは連日予約客で満席になるほど羊肉は道民にとっては欠かせないものになっております。

 

ジンギスカンがどのように日本に渡ってきた?日本での元祖は?

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ジンギスカンの元祖は?

ジンギスカンは本来の料理とはかなりかけ離れておりどのように日本に渡ってきたのかはっきりしませんが、中国を経由して日本に伝えられたといわれます。

 

日本では北海道の精養軒が1946年に開業されジンギスカンの元祖とされています。

 

また、同じ北海道内でもたれに漬けこんだジンギスカンや生ジンギスカンなど漬けこみかたと食べ方が異なったりします。

 

羊肉は成長過程で呼び名が違う?

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ハマチ⇒ブリといった出世魚みたいなもの?

ラム肉

永久門歯が無い生後1年未満の仔羊ので色は淡いピンクです。

 

マトンほどの羊独特のクセはありませんが牛肉や豚肉と比べても非常に柔らかいのが特徴です。

 

フランスでは高級食材の一つに挙げられるほど欧米ではポピュラーな食肉でもあります。

 

ラムはビタミンなどが豊富で消化にも良くレアで食べれることができる食材で、北海道だけではなく国内で人気が急上昇しています。

 

マトン肉

永久門歯が2本以上で生後1~年以上の羊肉で、淡いピンクのラムに比べやや赤みのかかった色をしています。

 

マトンはラムに比べ風味が豊かで程よい噛みごたえのある肉質で味わい深いお肉です。

 

一般的には「臭い」というイメージがありますが、どちらかといえばリピーターにはラムよりもマトンを好む傾向があると言われます。

 

マトンには体内脂肪を燃焼してくれるカルニチンが多く含まれています。

 

ラム⇒ホゲット⇒マトンの順番

結論としまして、ラム肉とマトン肉の違いは「年齢」です。

 

1歳以下がラム肉で1~2歳以上がマトン肉ですがこれが絶対というわけでもないので仔羊がラム、それ以上大きいのがマトンと覚えておけばいいのではないでしょうか。

 

地域によってはラムとマトンの間(生後1年~2年未満)の段階に「ホゲット」と呼ぶこともあります。 

 

ラムとマトン味の違いは?どちらが旨い?

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ラムとマトンどっちが美味しいのか知りたい!

ジンギスカン料理に使われている羊肉ですが、一般的にラムやマトンといった種類の羊肉をよく耳にしますよね。

 

では、このラム肉とマトン肉の違いとは何でしょうか?

 

それぞれ品種が違う羊の肉だと思われる方、または、肉の部位がちがうからそのような呼び方をすると思われる方がいますよね。

 

先に紹介したようにラムもマトンも同じ品種の羊肉です。

 

ラムとマトンの違いは年齢です。年齢の違いで食感や味にも多少の違いがあります。

 

好みによるので一概に優劣をつけにくいところですが、簡単にいうとクセがなく柔らかさを求めるのであればラムで、コクと味わいを求めるのであればマトンではないでしょうか。

 

ジンギスカンに使う肉はどっちの肉?

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ジンギスカンにはラム?それともマトン?

ジンギスカン(料理)の起源はモンゴル帝国を率いたチンギス・ハーン(ジンギスカン)が陣中で兵士の為に作らせた料理といわれています。

 

きっとジンギスカンの専用鍋なんかは古代の兵士が被っていた鉄のヘルメットではないかと想像してしまいますね。

 

ジンギスカンに使う肉は?

ジンギスカンという名の肉があると思われる方も中にはいらっしゃると思いますが、「ジンギスカン(料理)」はあくまでも料理名です。

 

ジンギスカンに使う肉はラムやマトンでどちらも栄養豊富でヘルシー食です。

 

ラム肉はどちらかというと柔らかくクセの無い肉質であるため初めて食べる人に向いています。

 

一方マトン肉はやや硬めですがコクがあり脂が乗っていてリピーターの方から人気のある種類の肉です。

 

栄養素が豊富なうえ高たんぱくで低カロリーであるラム・マトンはヘルシーそのもので、はつらつとした北海道民(どさんこ)のバイタリティーの源になっているのではないでしょうか。

 

栄養価が豊富、ダイエット効果も?

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ラムとマトンはどちらも栄養満点です。

ラム・マトンに含まれる代表的な栄養価
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • 鉄分
  • 亜鉛
  • リン
  • 不飽和脂肪酸 など

どの肉にもそうですがラム・マトンには特に良質なたんぱく質が豊富に含まれています。

 

良質タンパク質とはダイエットや体を鍛える方には欠かせない栄養素です。

 

ウエイトが気になる方にとって強い味方であるカルニチンという成分も多く含まれており脂肪燃焼の効果があるといわれているので女性にはうれしい食肉ですね。

 

また、亜鉛抜け毛予防にも効果があるといわれており男性にもありがたい食肉ですね。

 

北海道ではお花見や海水浴でもジンギスカン?

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「ジンパー」とはどういう意味?

北海道では春になれば桜の下でジンギスカン。夏になれば海辺でジンギスカン。

 

ジンギスカンをこよなく愛する北海道では花見や海水浴では欠かせないイベント食になっているようです。

 

北海道の若い人の間では「ジンパー(ジンギスカンパーティー)」という言葉があるくらいですから、道民にとってジンギスカンは必須アイテムですね。

 

花見の時期だけジンギスカンOK

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花見に弁当ではなくジンギスカン?

札幌のお花見スポットである円山公園では毎年花見の時期だけバーベキューが解禁となります。

 

普段、私たちがイメージする花見はお弁当やちょっとした手料理にお酒といった感じですが、北海道の人は花見にお弁当は持っていきません。

 

その代り、「ジンギスカンセット」を持っていくのです。北海道のお花見といえばやはりジンギスカンなのです。

 

最近では「ジンギスカンセット」のレンタルなんかも存在するようで、手ぶらで現地集合といった若い人の姿も良く見かけられます。

 

桜そっちのけでジンギスカンを焼く煙にまみれる姿を想像するだけでも面白いですね。

 

海水浴でもジンギスカン?

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ジンギスカン・オン・ザ・ビーチ?

人気番組「秘密のケンミンショー」で何度か取り上げられましたが、北海道では海水浴でもジンギスカンを楽しむというお話を取り上げられ話題になりましたが実は半分は本当です。

 

北海道民が海辺でジンギスカンをする理由としましては以下の通りです。

 

  • 海までの交通機関が不便であること
  • 北海道の夏は短いこと
  • 北海道の夏は天候が不安定なこと

短い夏をエンジョイしたいという北海道民の海水浴はビーチにテントを張りジンギスカンを楽しむ風景が良く見られます。

 

上記に取り上げたように、北海道では海までの交通機関が不便であるがために車が主流となり、どうしても長期滞在型になるみたいですね。

 

そこで、なくてはならないものがジンギスカンとなるようです。

 

北海道民にとってはバーベキューといえばジンギスカン。

 

短い夏のスタミナ源としてもジンギスカンは欠かせないイベント食ですね。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、ジンギスカンは何の肉?ジンギスカンとラム肉との違いとは?についてまとめてみました。

ジンギスカンで使う肉は羊肉で、ラムもマトンも同じ羊肉で成長過程により呼び方も味も変わることがわかりました。

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