- ベタの水槽をレイアウトするなら?
- 100均でも水槽をおしゃれに!
ベタはその美しさから、優雅に泳ぐ姿にぴったりのおしゃれな水槽を準備したくなるものです。
それに付随して、水槽の中に入れる植物や置物もおしゃれな演出のなるようなものを設置したくなります。
しかし、その前にベタも生き物です。正しいベタの知識を知って、おしゃれな水槽にレイアウトしてみませんか?
ここでは、ベタの正しい知識と、100均一でもおしゃれなベタの水槽になるアイテムについてご紹介したいと思います。
ベタはどんな魚?
ベタは、「ベタ・スプレンデンス」と言い、アナバス科の魚であり、原産地はタイのメコン川流域に生息する熱帯魚です。
ベタの体長は4〜12cmもあり、その中でも一般的に6〜7cmであるものが多く、それはベタの種類によっても異なります。
もとはオスが縄張りを持ち、自身の縄張りに侵入してくる他の個体に対し、威嚇したり攻撃をするといった性質を持ち併せています。
飼育する場合も、オス同士が混泳することによって、激しいケンカとなり、死ぬまで戦うといった習性を持つことから、別名「闘魚」とも呼ばれているのです。
ベタは、熱帯魚を取り扱うペットショップや近郊のホームセンターなどでも販売されています。
その価格も安価である為、多くの家庭でベタを飼育していると言えます。
また、ベタは他の熱帯魚などと比較しても、その容姿が華麗で美しいことから、「ベタコンテスト」も行われています。
ベタの魅力
ベタは、見た目にも美しく、熱帯魚の代表とも言えるほどの容姿を持ちます。
色合いはもちろん、鰭の形も水中でなびくその姿はとても神秘的な美しさを感じます。
ベタの色や種類もたくさんいる上、単色のベタではなく、複色の個体も存在します。
また、ベタの鰭の形についても、「トラディショナル」「クラウンテール」「スーパーデルタテール」「ハーフムーンテール」「ブラカット」などなど。
それぞれの名称が付けられており、外観も容姿もすべてにおいて個性を持つ熱帯魚として知られています。
ベタは他の観賞魚とは異なり、個体が千差万別であるため、その個体を選ぶといった楽しみを持って飼育することができることがとても魅力的だと言えます。
ベタの性格
ベタは、オス同士は縄張り争いを行い、闘魚としても知られており、タイにおいては、ベタのオスは賭け事の対象となっているそうです。
ベタは、威嚇する時に鰭を大きく広げ、また、鰓を突き出します。ベタが普通に泳いでいる時は、鰭が開いていません。
しかし、オスがひとたび現れることで、自分の鰭を大きく広げ、瞬時に戦闘モードに切り替えられると言われています。
また、水槽の水底に座ったり、少し動いて水草の上に座るなど、魚であるにも関わらず、とても不思議な行動をします。
通常、魚が水底でじっと動かずにいる場合は、すでに魚が弱ってしまっているということの方が多いのです。
実際にベタが水底でじっとしているのを見かけると、一瞬「大丈夫かな?」などといった思いもよぎることでしょう。
ベタは、このように休憩するような姿勢を見せることがあるため、そのように解釈しておいてください。
ベタの飼育方法
ベタは、実際には、何もそれ専用に水槽での飼育を余技なくされるといったことはありません。
何も水槽ではなく簡単なグラス、ガラス瓶などでも飼育することができます。
ベタが販売されている姿を見たことがあるという方はご存知かもしれませんが、ベタが販売されている時は、小さめの容器に入れられて展示されているのを見かけたことはありませんか?
ベタは止水を好む為、ヒーターやフィルターなどがない状態で飼育するという方もたくさんいます。
とは言え、やはり相手はペットとして飼育していきたい生物でもあります。
だからこそ、長生きしてもらうためにも、フィルターやヒーターはしっかりと完備しておかれることをおすすめします。
ベタの飼育に必要なもの
- 水槽
- フィルター
- ヒーター
- ライト
- 水温計
- 餌
- カルキ抜き剤
最初から色々なものを購入しなければならないとなった場合、やはりそれなりに高額な費用が必要となるものです。
このようなことから、初めてベタを飼育するという方に向けて、2〜3千円前後で販売されていることも多いです。
実際には、5千円ほどでとても立派なベタの水槽や器具を揃えることができるようです。
100円ショップのコップでの飼育は?
ベタを飼育する際、必ずしも水槽でなければいけないなどといった決まりはありません。
少しおしゃれな雰囲気を楽しむ為にも、綺麗な透明のコップやグラスを利用したくなるものです。
しかし、はっきり言って、それは本当に良いのでしょうか?
確かに、ベタが棲むための水があれば、きっとどんな環境でもよいということになるのかもしれません。
しかし、ベタが生活する為には、きちんとした環境を整備してあげることが大切なのではないでしょうか。
例えば、そのような環境下でベタを飼育した場合、どうしても問題となるのが水質悪化によるベタの病気、老衰などといったことが問題視されると思います。
少しでも容姿の美しいと言われるベタを長く観賞用として飼育する楽しみがあった方が、ベタにとっても良い環境で生活することができるのではないでしょうか。
また、ベタに最適な水槽の大きさを確保し、飼育することで、ベタの表情豊かな様子やその魅力を楽しむことができます。
ベタを飼育するコツ
ベタは、水中の酸素に加え、空気中の酸素を自ら取り込む習性のある熱帯魚である為、エアフィルターは不要です。
また、ベタは古い水を好むと言われていることから、何日かくみおきした水を使用するのが良いとされています。
実際のところ、バケツに水道水を入れたら、アクアセイフを入れ、2日ほど放置してください。
そして、その水をベタの水槽に使用するようにしてください。
この時点でカルキ抜きが行われている為、そのまま使用しても問題ありません。
水換えを行う際は、水槽の3分の1の水を変えるようにしましょう。
その際、水底に残った糞や餌の食べ残しも必ず綺麗に処理するようにしてください。
水を新しく替える場合は、1週間に1回、又は2週間に1回のペースで水替えを行ってください。
そして、激しい戦闘が起こってしまうことから、ベタのオスは水槽の中に1匹に留めてください。
オスを数匹まとめて同じ水槽で飼育することにより、殺し合いが始まってしまうのです。
魚は小動物と同様に、ストレスを抱えると死んでしまいます。
また、水温が急激に変化するような場合も、ベタにとって最悪な状態となってしまうのです。
ベタの水槽はおしゃれに決めたい!
これほど美しい容姿をした熱帯魚ですから、実際のところ、おしゃれな水槽を利用して飼育したいと思う方が多いと思います。
しかし、おしゃれな水槽ほど、ベタが跳ねて水槽の淵を超えて飛び出してしまっては、それに気づかなかった場合、ベタは死んでしまいます。
このようなことが起こらないようにするためにも、おしゃれすぎるような見た目重視の水槽は飛び出してしまう恐れがあるため、注意して水槽を選ぶようにしましょう。
ベタを飼育する際の理想的な水槽については、高さが30cmほどあり、複数個体での飼育よりも単独個体での飼育をおすすめします。
ベタを一つの水槽の中に単独で飼育することで、鰭が傷ついたりするといったトラブルを未然に防ぐことができます。
ベタは、エアフィルターがなくとも、水面に顔を出して空気を吸う動作を行います。
その為、水面に顔を出すタイミングが悪い場合、水槽の淵から外に飛び出してしまうことも考えられます。
このようなことから、水槽の淵まで10cm以上あるような水量としておく必要もあります。
日本には四季があります。その季節に応じて暑さや寒さの調整を行っています。
また、ベタは広い水質に適応しやすいと言われていますが、急激な環境の変化などには非常に弱い魚である為、注意が必要です。
温度調整の管理
ベタを飼育する際、水温は24〜28℃に設定することを覚えておいてください。
ペタは熱帯魚となるため、多少高温・低温となってもさほど気にならないことの方が多いと思います。
ベタは真夏であっても直射日光が当たらず風通しもよい、一番近い範囲に設置してもらえると、基本的に死んでしまうということはありません。
しかし、近年では温暖化の影響もあり、気温が上昇しすぎることで、水槽の温度も急上昇してしまう恐れもあることから、冷却ファンなどを活用すると良いでしょう。
逆に冬の寒さ対策としては、断熱材を水槽の周りに設置するだけでも随分と水温を一定に保つことができます。
それでもなお、水温が安定しない場合は、水槽用のヒーターなどを上手に活用するようにしてください。
ヒーターを使用すれば、真冬の寒い時でも、ベタを快適な水槽環境で飼育することができます。
100均一でおしゃれな水槽に大変身!
アクアリウムを始める際には、いろんなグッズを揃えてみたいものです。
そんなアクアリウムのグッズは実は100均一ショップで手軽に購入することができます。
ここからは、ベタの飼育を始める前に、100均一でおしゃな水槽にするためのアイテムをご紹介したいと思います。
プラスチックケース
ベタの飼育を始める前には、魚を一時的に入れておくためのプラスチックケースがあるととても便利です。
プラスチックケースは、魚を隔離したり、もしも病気になってしまった場合でも、他の魚に病気をうつしてしまう前に隔離して飼育することができます。
プラスチックケースは、アクアリウム用品店においても、100円ほどで販売されている為、何かと便利であることから、ひとつは購入しておくようにしましょう。
この時、飛び出してしまわないよう、蓋も準備しておくようにしてください。
トレー
トレーには色んな大きさのものや素材のものが販売されています。トレーは手元の作用で使用しやすいサイズのものを購入しておきましょう。
水槽の中に水草や流木などを配置する際、掃除のために水槽から出した際に受け皿としても使用することができとても便利です。
バケツ
バケツは、水槽管理の作業で代表的な水換えを行う際に使用します。
水質を綺麗な状態に保つためにも定期的な水換えの必要があり、その時に小さめのバケツだと効率よく扱える為、ひとつは持っておくと良いでしょう。
金魚鉢
中の容量がある程度大きく、ベタを飼育する際にちょうどよい大きさの金魚鉢が販売されています。
ほどよい広さがあると、レイアウトも楽しむことができます。
貝殻や人工芝
ベタの水槽をおしゃれに飾るには、水底に貝殻や人工芝などを敷くのも綺麗です。
これらが100均一ショップでも手に入るのでとてもお手頃ですね。
底砂
白玉石や麦飯石、カラーサンドといった多くの種類が100均一で販売されています。
複数使用しても低価格でアクアリウムの水槽を作ることができます。
季節に応じてクリスマス仕様も楽しめるような白い砂も販売されています。
水草
ベタの飼育をする際、最近では水草も100均一で購入することができます。
自分流にアレンジしながらおしゃれな水槽に変身させることができます。
まとめ
いかがでしたか?ベタの水槽をレイアウトするならどうすれば良いか、100均一でも水槽をおしゃれに飾るアイテムが販売されていることが分かりました。
ベタは見るからに美しい容姿が素敵である為、水槽もその個体に合わせて美しくおしゃれにしたいものです。
ベタは温度差にも比較的強い魚となりますが、やはり生き物であるため、それなりに快適な環境での飼育が求められます。
もちろん、水槽をおしゃれにきめるのもありですが、そればかりに固執することなく、ベタが長生きできるような水槽環境を作ってあげるようにしましょう。
そこに100均一ショップで購入した底砂や貝殻などを上手にレイアウトするだけで見栄えの良い素敵な水槽が出来上がりますよ♪
ぜひ、100均一ショップを覗いてみてくださいね。
水槽のレイアウトについて